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2018年9月21日 (金)

漫画の中断

一月前、国会図書館関西館で「チコちゃん」を閲覧したところ
アナウンスで呼ばれ父が倒れたことを知り、実家に急ぐ
その夕方、父はなくなり、それから慌ただしく一月が過ぎた
古い漫画の方は手に取る気が起きず
見るなら、新しめのものとかアニメとか
漫画話題はもうしばらく落ち着いてから

2018年9月11日 (火)

リストランテナカモト再訪:木津の凄味イタリアン

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ここがあれば、ほかにイタリアレストランはいらないというくらい素晴らしいお店
ちょっと場所が不便ですが
うちからは車で20分足らずと便利がいい

ランチは5000円、サービス11%、消費税8%で5950円ほど
テーブルには丸くよじった帯状のメニューが置かれている

始まり
季節のお野菜の一皿
気仙沼の鰹、バターミルク
バヴェッテ
アンニョロッティ
五條から届く、バーク豚
山城の巨峰、エルダーフラワー
最後のお飲み物
LaPiccolaPaseicceria

「始まり」は薄い小麦菓子にはさんだいわし
 生臭さはごく少し残るが菓子風に食べると問題なし
「季節のお野菜の一皿」

 圧倒的な強力メニュー
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 焼いたり蒸したり、焦がしたり 30種の新鮮野菜が踊る
 上にかぶさる酢ジュレのシートもいい
 さまざまな食感が楽しめ、野菜だけと思えないボリュームを出す
「気仙沼の鰹」
 全く臭みのない美しい魚
 上に乗る香草の若葉が優しく、出汁のバターとディルの香りもいい相性
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ここから二種のパスタを見せてくれ、調理に入る
「バヴェッテ」
 フランス輸入のムール貝とさんまの組み合わせ
 さんまはきついにおいを放つが食べると問題なし
 上に乗るケールの素揚げがアクセント
「アンニョロッティ」
 自家製子牛のソーセージでボロネーゼ風
 アンニョロッティの中から出るクリームは今回あまりきいていなかった

「バーク豚」これも驚いたメニュー
 一度白ワインで柔らかくしたものをていねいに焼いている
 脂が多いのでこのあたりでお腹がふくれてきて・・
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デザートに入ってもけっこうあります
 エルダー(にわとこ)のシロップにつけたスポンジにクリームが乗り
 一番上には凍らせた巨峰とジェラート これを透明シートで包む
 お皿が美しく、レモンのソースもいい
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前は紅茶を頼んだのでカップに入ったのが出てきたが今回はコーヒー
 ガテマラ豆を煎った粉を金属のこし器でドリップする

 香りがあってあっさりおいしいコーヒーを実演してもらえる
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つく小菓子がアイスが二種、カヌレにマカロンにフィナンシエ

現代風の外観にシックな室内、少し見せる中庭もきれい
横側にはシェフの仕事場がしきりなしで見える構えになっている

2018年9月10日 (月)

博多とよみつひめ:イチジク

イチジクといえば、どれを取っても同じ味で
要は熟す時期を待って、熟させすぎないことと食していた
初めてブランド品があることを知りました
しっかりした実になっていて、小ぶりながら普通のものより二割ほど高い
求めて試すと、果肉がかっちりしているのに甘い
普通のイチジクは果肉がかっちりしていると薄味
甘いのは果肉がはじけてしまいがち
いい狙いだと楽しくいただきました
覚えていて損はない新種

2018年9月 9日 (日)

ケイタリング 東鮓

法事の後、お昼になにか取ろうということになってお寿司を選ぶ
仕出しはおいしいところがない
かつて東生駒には「文助」という味よい仕出し屋があったが閉店
お寿司はどこを取っても大差がなく、そこそこの味で我慢
それなら、にぎりも普通でいいかと1000円のものですます
上にぎりだと1800円にもなるが、ねたが高級になるだけで味は同じ
(デパートにゆく時間があれば、1250円のにぎりが間違いないのだけど)
ためしに、おかず付きのお寿司もとってみがおかずも冷えてはだめみたい

2018年9月 8日 (土)

山梨桃「上白桃」と鳥取梨「なつひめ」

そろそろ季節も終わりの桃
山梨の加納岩の桃がまだ出ているので先週買ったところ堅い
味は甘いのに果肉が堅くておいてもやわらかく熟さない
どういうわけかと果物屋で聞くと
9月に入っての桃は産地が同じでも種類が違って堅い桃だと教えられる
果肉はこちらが柔らかいと黄金桃と上白桃を勧められる
黄金桃は昨年食べたので、上白桃を試す
柔らかくて味も甘い
最盛期の加納岩ほど水分豊かではないが、9月の桃としては上出来
ネットでみると「上白桃」というブランドはないようで、白桃の上等というくらいか

秋から梨の出番だが、二十世紀梨はわりと早く終わってしまう
勧められたのが鳥取のなつひめ
こちらは二十世紀梨のようにきめが細かく、それ以上に水気に富む
梨のヒットは「なつひめ」です
でもこれも名前が示すように秋にはそろそろ終わりになるのでは

2018年9月 7日 (金)

大阪寺田町の鰻:舟屋

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「食べログ」で大阪の鰻屋さんを探していた時、見つけてチェックしていた所
寺田町へ行く用事があってお昼に寄ってみる
外見は町の飯屋さんみたい
中へ入っても狭くて飾りっ気なしの古ーいお店
トイレなんて昔ながらの和風
1時半というのに、5つくらいあるテーブルは自分で満席
すぐに二組来て待っている状態
鰻だから、値段は一番安いセットでも2400円ほどでこれだけの繁盛ですね

頼むとわりとすぐに出てきます
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ごはんがすくなめに鰻は箱いっぱい
お漬け物と肝吸いがついている
お漬け物はまあまあで、肝はたいていまずいと思うのが問題なし
肝心の鰻はぱりっと焼けて、骨も全くさわらない
これだけ歯ごたえしっかりと焼いているお店は珍しい
関西風の腹開きと関東風の蒸しを合わせてあるという
お店の雰囲気が落ち着いていれば申し分なかったのだけど

2018年8月31日 (金)

間近のレストラン:アルキオーネ

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ここが家から一番近いレストランでしょうか
歩いて間近のコナミスポーツクラブの前にあるので気になっていたが
お昼にうかがった時は予約がいるようでお隣のビステールで食事
ビステールは2000円で前菜・パスタ・デザート
気軽に食べられるようにパスタで1300円ほどでほしかった所
お隣のアルキオーネはランチが3500円、パスタコースで2500円のもあるのかな
コナミの帰りにお昼を食べるには値が張るようでしばらくおいていましたが・・
このところ行く名店がどこも期待度を下回るので気分を変えて
他のお店と比較しやすいように5000円ランチを申し込みました

さて、その金曜日 結論からいうと文句なしのお店でした
くわしくみていきます
テーブルにはこのような品書きが置かれています

「最初の一品」
「鰹のタルタル ビーツのジュレ」
「ハモカツ」
「ビーゴリ 紀州梅鶏と金糸瓜」
「長良川天然鮎のコンフィ」
「和牛ネック48時間ロースト」
「無花果のタルト」
「食後のお飲み物と小菓子」

この後、車に乗る用ができたのため、ノンアルコールのスパークリングワインを注文

最初の一品はパルミジャーノチーズをはさんだ小麦粉菓子とトマトのメレンゲ
 トマトは抽出したら透明の液となり、浪漫ではこれを飲ませてくれます 
 この前のカセントではこれをムースにして出してくれました
 メレンゲですか、参りました 期待が高まるアミューズグールです
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前菜鰹のタルタルは、ここでハイライトが来たという感じです
器の透明感とビーツの鮮やかな朱色が目を打つ
 いぶして四角に切った鰹は新鮮で、あいだのコリンキーもいい
 なんといってもビーツにフランボワーズを加え甘みを引き出しているのが秀逸
 味もなごやかで優しい前菜
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ハモカツははじめ鴨カツと思っていました
 なんと二つ折にした鱧がカツになっています、鱧のカツなんて考えたことがない
 これがあっさり滋味があっておいしい
 カツの衣に付随するアーモンドの香りが合口
 つけるトマトのソースがまた味わい深い 

ビーゴリは少し太いパスタだそうです、はじめて
 鶏ミンチのラグーソースがよくて、細い瓜が食感を楽しませる
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鮎のコンフィ、今年食べのがしたのでうれしい一品
 三つ葉のソースが優しく、山椒のディップと対称をなす
 おかひじきの揚げ物がおもしろく、瓜の細切りが食感あり

品書きにはないが、ここでミントのムースが口直しに来ます
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48時間ロースト 低温調理ビフテキははじめて
 なんとやわらかく、脂身が気になりません
 だいぶビフテキになれてきたが、やはり脂身、血汁が気になるのも全然OK
 ソースは赤ワインのソース

ビーツジュレ、ハモカツ、48時間ローストとはじめて食べる品がすばらしい
次に出たデザートがまたすばらしく圧倒されました
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いちじくを輪切りに外をキャラメリゼした焼き菓子
 下にキャラメルクリームがあり、周りはチョコレートソース
 横にジェラート
 これらをあわせて食べると理想的な味わいが生まれる
デザートまで見事なお店はとても信頼できます

コーヒーもおいしい
どうしてこれだけのお店が食べログで点数が出ていないのでしょうか
食べログに投稿したことはないのだけれど、これは投稿する他ないでしょ

2018年8月26日 (日)

野呂新平「チコちゃん」58年

「少女ブック」連載
付録が多くなり、1月、5月、7月、9月は内容がわからない
デジタルデータで補完できたのは4月、10月号だけ

2月号
転校生飯野さんがチコのクラスへ入ってくる
授業で「秋の日のヴィオロンの・・」という詩を聞いて涙ぐむチコ
チコのなくなった父はヴァイオリニストだった
飯野さんも父がいなくて親しくなる
放課後、福寿草が咲いたのを見ないかとチコが誘うので飯野さんもスガちゃんも行く
飯野さんの家は母がたいこ焼きを始めた
チコの母が友達が来たので買ってゆくと、飯野さんの母も娘の友達の家にあいさつとたいこ焼きをもっていったから・・

3月号では
スガちゃんとバスで郊外に散歩のチコちゃん
三田先生と弟のあきら君も来ている、いろいろユーモラスな出来事があり
帰りのバスで乗り合わせたのがクラスのいいのさん、メリケン粉を買い出しにきた
お母さんが病気でたいこ焼きが作れない
あきらの好きなかばやきを夕食に買ってきてやると出かけた三田先生はいいのさんが困っているのを知り
たいこ焼きを作ってあげると、お客さんから大好評
そうこうしているうちにあきらの食事の方を忘れてしまって大謝り

4月号本誌8P
上級生になり入学係に選ばれたチコとスガ
隣のカンナちゃんが新入学なのに、父が失業で鞄を買うのも難しい
校長先生に頼んで、お父さんを用務員にしてもらう

6月号では(この月、付録は「母よぶこえ」「しあわせの鐘」とTVまんが「おさげ社長」(作者は森安なおやらしい)
学校からの旅行に行けない田山さん、お母さんが病気で田植えをしなければいけないという
そこでクラスのみんなが田植えを手伝いに
お母さんの病気は破傷風とわかり、急いで血清がいる
三田先生が弟あきら君に持ってくるよう電話すると、学校の駅伝競走を利用してリレーで見事届ける
こうして田山さんも旅行に来れるようになる

7月号は「チコちゃん」は付録、ほかに「ふたりのねがい」と「おさげ社長」(これは7月で終わったようで付録ばかりで作者も不明)

8月号は
7月号付録からの続きで、チコちゃんは母のふるさと、灯台島へ遊びに来ている
とはいえ、かつては結婚を反対したおじいさん、夫に腹たてて記念のオルゴールを海に投げ捨てたこともあった
それを聞いたチコちゃんは、たまたま動物採取に来ていた三田先生やあきらくんに頼んで磯を探ってもらう
三田先生が拾い上げたのが見事にそのオルゴール

9月号は「山びこ少女」と「チコちゃん」は付録

11月号は小栗さんの困難を救う
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クラスの小栗さんが悲しそうにしている
裏の畠の柿の木を思い出して泣いている
退学の手紙を母より預かって三田先生に出しているところを見ると大変な事態
家は破産して人手に渡るので裏のいもを掘るのも最後だと同級のチコちゃんたちがかけつける
あきらも友達の深大寺に仏像を見に来てチコたちと会う
仏像の背文字を頼りに、「日暮れに夕日指さす所、小栗家の宝眠りし」を確かめる
芋掘りのスガちゃんが大きな芋を掘り出して、なんと金のつぼ
中には小判がつまっていて先祖が困ったときに役立つよう埋めてくれたもの

12月号、7P
チコの家を貯水槽に乗ってのぞきみしたスガちゃん
足に氷りがくっついて坂をチコちゃんと滑って下ると止まらず牛乳配達に自転車にぶつかった大騒動
授業はクリスマス飾り作りとなる頃
シジミ売りのかもめちゃんと警官をしているチコの兄さんが出会う
かもめは密輸船の連絡係りをやっていた、まじめになっても暮らしは大変
チコがくれたお守りを大事にがんばっている
かもめのシジミはなかなか売れなかったが、美容のためと校長先生がぜんぶ買い取ってくれる
家に戻ったかもめの所にチコたちがつめかけてクリスマスのお祝いを
校長からは学校の雑務をするかわりに授業に出て勉強しろというプレゼントが告げられる

2018年8月25日 (土)

野呂新平「チコちゃん」57年

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「少女ブック」連載
この年は、1月、10月と不明だったのをデジタルデータで補う
三田先生の弟ははじめはジローだったのが登場しなくなり、この年5月にあきら名で上京してくる
6月号ではチコちゃんの家には祖母と母がいて、いつから母親は上京したのか?
56年ころのチコちゃんはまるい子供漫画風の顔立ちだが、57年中頃ではまるみが取れて
58年になると面長、成長したのか、お姉さん風になってゆく

1月号本誌5P
田舎から三田さんを訪ねてきた花嫁さん
先生が結婚?と心配の生徒たちだが、学校の屋根を塗っている大工さんが同じ三田でその人だった
仕事を待つ間、花嫁さんは生徒たちとはねつき
負けた生徒は墨をするのを間違えた、屋根仕事のコールタールを塗ってしまったから
教室でみんなが顔を覆うのを三田先生が取らせると、取れない黒い×が顔中に

2月号
風邪引きのためスキー旅行へ行くなと三田先生から言われたユリちゃん
三田先生はスガちチコばかりひいきにするとすねて、不良に誘われてスキーについてゆく
行き先は水上と聞いた三田先生は責任を感じて追いかける
チコやスガも一緒に出るが駅について給料前、財布がからなのがわかるが気を利かせた校長がかけつけて電車代を払ってくれる

3月号
山にだましたユリちゃんを連れてきたギャング団
三田先生が救い出す

4月号付録 ようやく「チコちゃん」付録を一冊入手(翠光堂さんより)
57年と言えば、チコちゃんの兄さんがやくざから足を洗うため、撃たれ指をつめるとかなりの現実路線が見える時
この付録は上級生を慕うという学園もの
そこにほのかな百合気分が漂う
作者が身につけた戦前のムードが合間からにじみ出しているという感じ

卒業式のシーズン、3年になるチコちゃんは卒業する青山先輩と泣いている
青山先輩はスチュワーデスに合格して飛行機へ
一年生には先輩の妹が入ってくる
スガが気に入ってラブレターを出し、チューリップと呼ぶ
さて
チコちゃんのクラスは修学旅行に伊豆へ
弟の(中学生だが)あきらくんが持つ牧場へ泊まりに
チコちゃんはお姉様の写真を持ってきていて海を見せてあげようと出すと風で飛ばされしょんぼり
あきらが海際で拾って届けてくれ、俄然元気になり旗持ってみんなを牧場まで案内する
東京へはギャングの兄貴が弟分にスチュワーデスのかばんに入れておけと包みを差し出して飛行機に送り出す
それは爆弾で弟分スカンポには保険金がかけてある
飛行場でスカンポが青山さんのカバンに爆弾を入れる
変な男の後をつけてきたチューリップはそれを目撃するが兄貴分にさらわれ、
またそれを見た校長が追跡する
逃げる時、弟分を見殺しにする計画を聞いた運転手の鉄は親分に反抗して撃たれる
車の外へ捨てられた鉄はすぐ警官に保護され、飛行機に爆弾の連絡が届き、青山さんが投げ捨ててことなきをえる
一方、親分は逃げおおせようと山へ入り屋敷へ
たまたま来ていたチコ、スガちゃんも人質になってしまう
迎えに来た三田先生に犯人をばらしたので撃たれる
スガは最愛の青山チューリップを体でかばい肩に球が当たる
三田先生が親分をやっつけて逮捕

5月号
三田先生の授業は格調が高い
「あおじろく 十字はきれど うちわびて さみしきものを とりもせぬ まひるのひかり」と白秋の詩を朗読している
その頃、先生の弟三田あきらくんがアマボクシングに出るため東京へ向かう
壮行の友達が汽車で見送りするみやげにもちを持ってきてひっついて自分も列車にくっついてしまう
ズボンが脱げて恥ずかしい彼は前の座席のおばさんが赤ん坊を連れている
そのうわかけをかぶっていると東京で赤ん坊と間違われ連れてゆかれる
一方、残された赤ん坊をおばさんに届けようとあきらはひとまず兄の所へ
スガちゃんはおばさんが上京するがそのおばさんがあきらくんの前に座っていた人
あきらが赤ちゃんを連れてくるとうまい具合に探し先のおばさんに引き渡すことができる
話は替ってあきらの強敵がハワイ帰りのウルフの太郎
姓は神田と聞いて驚きのチコちゃん、いなくなった義理のお兄さんではないかと

6月号
10年ぶりの兄
やくざのゲジゲジ親分の子分になっていて、ボクシングの試合で八百長するように命じられているが
足を洗うつもりになっている
親分は裏切り者のウルフをピストルで撃つ
幸い大事にならずウルフは足を洗って警官になり生まれ変わる
実際は、組を抜けるために指をつめたというエピソードが7月号で明かされるのだが

7月号
学校にどろぼうが入る事件が相次ぎ、チコちゃんの学校でも生徒たちがパトロールすることに
警官になった太郎がどろぼう逮捕に手助けを

8月号
三田先生は信州へボクシングのコーチに行く
見送りのチコちゃんは自分のかばんと先生のかばんを間違えてしまう、中にはグローブなんかが入っていた
スガちゃんのお寺が上林(かんばやし)、先生の行き先の近くなので遊びがてらかばんを届けることに
お寺にとまった時、どろぼうが入って、昼間とろろでかぶれた頭の珍念を見てどろぼうはお化けだと逃げ出してしまうがかばんを盗まれる
せっかく持ってきたかばんを盗られてしまったチコちゃん、三田先生に謝りに宿舎に行くと
その旅館に昨晩のどろぼうが泊まりに来て、あのかばんとチコちゃんが感づいて三田先生が退治する

9月号
三田先生はあきらと暮らしているが、食事も満足に作れないので早くよめをもらうよう周りからせかされる
校長先生があきらと一緒に信州へ様子を見に
チコ・スガが出迎え、散髪をしてあげると始めるが、校長先生が三田先生のお嫁さん候補写真を持ってきたと聞いてショックで剃っている手がすべって
あきらくんは真ん中がすっかり剃れてしまって大弱り
結婚する気のない三田先生はあまりきれいでない写真を選ぶと、何と校長の若い頃の写真で・・

10月号本誌7P
運動会の練習をしていると、お尋ね者が荒らしていると注意して回る太郎巡査
三田先生は夜に泥棒に入られ服を盗まれる
あきらも服がなくなり、二人とも南京袋をかぶって外出する
聖白バラ女学院(「聖」がつくのははじめてでは)は運動会真っ最中
そこへ太郎に追われてあきすが逃げ込む
競争にまじって走り回るが最後はつかまって、来年は普通に参加したいと連れられて行く

11月号
ラジオ放送で宝石強盗が入って、現場には神田警官の手帳が落ちていた
ショックの母とチコ、三田先生が心配して家庭訪問すると、ガス臭い
二人は自殺しようとしていたのを助け出し、なんとか回復するが、チコは学校へ行きたがらない
スガが音頭を取ってクラスのみんなでチコの応援に
綱引きしてスガが勝ったら学校へ来てと、指だけで引くからと言い出すので相手になったチコ
綱の後ろにはクラスのみんなが引っ張っていてチコもなんとか学校へ
臨時ニュースで強盗は逮捕、神田警官をつかまえて警官になりすまして犯行に及んだとわかる

12月号
北海道から音楽を教えに学校へ赴任してきたすずらん先生
乗ってきた列車の前座席の女のひとはわが子を捨てようとしていた
すずらん先生が子連れで現れたので三田先生はじめみんな驚くが事情がわかる
赤ん坊抱いて授業するわけにゆかず、校長が面倒を見てくれる
捨てた母親は自殺を考えていたが、警察に保護され警官太郎が車で送ってくる

こんな調子でクラス仲間の友情中心で進むが、チコの家では不良になった兄の改心
女子生徒たちのあこがれの三田先生が結婚するのではないかというやきもきが大きな話題になっている

2018年8月24日 (金)

野呂新平「チコちゃん」56年

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「少女ブック」55年8月号から連載が始まった作品
56年は地方都市の様子
56年になると、父がなくなったらしく東京のおばあさんのところへチコちゃんだけ預けられる
相棒だった弟ター坊の存在はその後まったく見られない

2月号

すずらん女学校へ入ったチコちゃん、担任はハンサムな三田先生
チコちゃんもおしとやかになり、笑いを誘うのは友達のスガモ(スガちゃん)になる
同年代の男役としては、三田先生の弟ジローがいるがこの年はあまり活躍なく
4月号から白ばら先生の弟じょーじが登場してたびたび出てくる

4月号本誌4P
白ばら先生の弟じょーじは不良でちんぴらたちが、スガモ質店を襲うと相談する
さすがにためらう弟は抜けようと逃げ出したところを撃たれる
学校帰りに倒れているのを見つけたチコちゃんとスガちゃんが助ける

3月号
スガちゃんの家へひな祭りに呼ばれてゆくのでチコちゃんの祖母はごちそうを持たせる
それを包む風呂敷をぶつかったジローの持つ風呂敷と取り違え、スガちゃんの家で開けると運動靴が出てくる
押し売りがやってきて、たてかけたほうきを見てはやりのチャチャチャを踊る
教えてと上にあげて、スガちゃんとチコちゃん、マンボ踊りをチャチャチャと始める
家の人が帰ってきて、押し売りも退散するが荷物を忘れて出るのでチコちゃんたちが追いかける
外では花嫁さんが通るが、二人がチャチャチャとやっているので、踊り好きな花嫁さんが高島田で踊り出し
鬘がはずれて坂をころげ落ち、お婿さんの家に入ってしまうという落ち

5月号
音楽の白バラ先生の弟じょーじは不良たちに盗みを誘われ断ってなぐられる
チコちゃんがそれを見て病院に連れて行ってあげる
家が質屋のスガちゃん、そこへ役者が仕事道具を質に持ち込む
不良がじょーじが来ていると乗り込んでくるが、狐面かぶったチコちゃんたちを見て逃げ帰る
次に来た不良は刀で遊んでいる二人の前に作り物の首が落ちていて、本当に切ったと勘違いして驚き退散

6月号縦3/5サイズ
銀行ギャングがすずらん女学校に逃げ込んできた
校長を脅して、教室でピストルふりかざし生徒たちを黙らせる
そこへ三田先生は「テストだ」と入ってくる
チコちゃんが機転を利かせて、スガちゃんに答えを見せてと口走る
すかさず見つけた三田先生は用紙を取り上げるが
そこには「ドアの後ろにギャングが」と書かれてあり、三田先生が飛びかかって退治してしまう

7月号縦3/5サイズ(7、8月号は道立資料)
「チコちゃん」縦3/5サイズ8P
この頃は、まだおばあちゃんが登場して、チコちゃんのお相手はジョージくん
チコちゃんはおばあちゃんと海水浴に来ている
ジョージくんが海のレストランでアルバイト
飛び込み台にあがったものの怖くて、待っている人たちをかきわかけてはしごを降りてくるチコ
日光浴していたおばあちゃんが水をかけたとゲジゲジあにきがいちゃもんをつけている
ジョージくんたち店の人が奮戦してゲジゲジ一家をのしてしまう
8月号は
チコはバレエに、ジョージくんはマラソンに精を出している
チコが発表会なのにバレエ衣装を忘れて間にあわない
田舎からチコの衣装を持ってきた母にかわってジョージが走って届けに行く

9月号
新学期が始まり、チコちゃんは映画出演の依頼を受ける
スガちゃんが助演するというので引き受けるチコ

10月号
縦2/5サイズの9P
中村千代之助主演の映画にチコちゃんが出演
映画は「安寿と厨子王」、チコは安寿役、スガは母親役
千代之助はなんとなく三田先生に似ている
さらわれるところまで撮影
Noro5610chiko
11月号
出来上がった映画を学校で上映しようと話が持ち上がり
午後にやるのを校長も許可してみんなで観劇する
漫画では、映画の後編を描いている

12月号
雨月物語を朗読する三田先生、白峰の段(崇徳院の妖魔)
幽霊話にこわがる生徒たちはみんな三田先生にしがみつく
おくれたスガちゃんがすがる所なくネクタイにぶらさがると首がしまって
これを見ていた校長はおかんむり
そこにストーブの上にあった弁当箱が持ち上がって妖怪のように鎌首をもたげた感じに
なんのことない、弁当に入っていた餅がふくれて箱自体が持ち上がってらしい
弁当箱の持ち主スガちゃんは学校に残されることに
遅くなってかわいそうと三田先生はスガの好物焼き芋を買って差し入れに
校長も口では厳罰を言うものの、心やさしく焼き芋を買って学校に戻る
二人が暗い所ではちあわせたものだから、泥棒と間違え相打ちしてしまうという落ち

三田先生は空手の選手、受け持ちは2月号では英語とあるが
授業では名作・名詩の朗読・引用が多く国語の先生?
いずれにせよ野呂さんの文芸趣味がかいま見える

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