2014年7月
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2014年7月25日 (金)

吉本三平「てるてる天助」36年

吉本さんの連載というと34年「少女倶楽部」の「パリパリ先生」、35年同誌の「パックリ島の冒険」
ここまでがモダンな絵柄だが、36年から38年の「てるてる天助」は時代ものということもあって少し古い感じの絵柄
34年「少年倶楽部」の「ハヤブサ小探偵」は小野寺秋風風の絵柄
34年「幼年倶楽部」の「コグマノコロスケ」は幼児向けの絵柄
モダンなすっきりした絵は女性向けに考案したようで、様々な絵柄を描き分けていた
吉本さんの才能がよくうかがえるのは「少女倶楽部」連載の初期作品ということになろうか

さて「てるてる天助」は「コグマ・・」に次ぐ長期連載
内容がおきまりのもので、絵柄も斬新さがなく残念
同じ年では倉金さんの「どりちゃんバンザイ」が内容・絵柄とも光っている

1月号
雨宿りの辻堂で知り合った猿のモン平が股旅男の天助について行く
土地の顔役が立ちふさがり、辻堂であろうと宿賃を払えといんねんをつける
2月号
モン平が親分の後ろから着物の裾を頭にかぶせ、ひるむすきに逃げ出して渡し船に乗り込む
満員の船に怖そうな侍が乗り込んでものだから、お客が次々降り船頭も降りて船だけ出る
豪傑は金棒持って天助にいいがかり、モン平が金棒取り合うと川にはまってかつらがとれる
金棒もなんとはりぼてとわかって豪傑を川に残しゆく
3月号
笠で風を送って向こう岸へ船はたどり着く
はらへった二人だが、旅人からおにぎりを巻き上げた悪人からモン平が取り返し半分わけてもらう
腹も満ちて旅を続けると日が暮れて山にかかると「あれー」という悲鳴
4月号
小屋に捕まっている娘を助けた天助はつづらに代わりに入って残りの賊を待ち受ける
戻ってきた親分は鉄砲を持っているがつづらから飛び出し追い返す
5月号
追いかけてきた山賊につづらごと運ばれる天助だが戦ってやっつけ戻って来る
Yosimoto3611teruteru
6月号
山から猪の群れが襲ってきて崖でよけると猪たちは下の穴へ落ち込む
猪一匹10両で売り出すと、全部買おうと村主が来て、16匹を150両でモン平がまとめる
帰り道、娘さんに笠をさしてあげると、モダンだと侍がいいがかり、モン平に切りつける
7月号
若侍も現れ天助に加勢して、悪い侍たちをこらす
若侍に娘を届けてもらい、天助達は宿屋に泊まると、夜に金を狙う強盗が忍んでくる
8月号
金を奪われるが、モン平がドル袋にひもをつけていて取り返す
強盗はこしゃくな猿と宿屋に火を付ける
ドル袋を重しにして綱を二階から向こうの木にかけて火を逃れようと渡っていると
強盗がドル袋を取って綱を切ろうとする
9月号
なんとか逃れ、金を持つと大変だと、地蔵の首にかけ「困った人お使いください」と書いて去る
赤ん坊拾って旅を続けると大雨で堤が切れたらしい
10月号
肩まで水が浸り、丸太に乗って進むと、船から女が泳いでくる
我が子だと奪われた赤ん坊を取り返しに来たが、野良仕事で置いていたのを捨て子と早合点したのだとわかってもらう
11月号
鷲にモン平がさらわれ、取り返しに
怖い鷲なので、強そうな顔をして行けと子供に忠告される
天助はそこで天狗の面をつけていくとモン平は鷲の巣に入れられている
巣からモン平を救い卵を落として巣を裏返しにして、戻ってきた鷲に巣から顔を出して天狗の命令で追放すると脅す
12月号
鷲たちは逃げて行くが、下では卵をあさる狼が群れている
巣を落として狼をかぶせて谷へ落とす
雪が降ってきて、来しなに天狗面をくれた少年にスキーのように長い雪下駄をもらって滑って行くと崖になり落ちて家の屋根へつっこむ

こういう調子で後、二年間連載が続いた模様

ケニヤ:オーケストラスーパーマゼンベ「マゼンベ」80年

Mazembe
ケニヤにもコンゴと同じようなロック音楽がはやっていた
コンゴが早くに管楽器を捨てるのに対して、80年段階でもブラスを残している

冒頭美しいギターのトレモロから始まり、ブラスが重なりコーラスへ
途中からは演奏パートへ入る
リードボーカルはちょっと高めの声でもう少し深みがほしいところ
しっかりした演奏で、ブラスが入るところが気に入っている

2014年7月24日 (木)

「COM」69年9月号

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この号で残すのは「火の鳥」鳳凰編のみ
あかね丸は寺の住職に拾われ、やがて片腕で仏を彫る練習を始める
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文学館所蔵分を読むと新進作家作品がいくつか後半にのる
みなもと太郎さんの「白い狩人」8Pが興味深い
シカを撃つ青年、白いうさぎは撃てない
それから時折、そのうさぎを見るが撃たないでいたが
ある時、別のハンターが撃って持ち去る
そこへシカの群れが現れると、ハンターはうさぎを捨てて撃ちに向かう
それを見て許せない気持ちになり、青年は男の背中へ銃口を向ける

安達みつる「青い夏」8P、よくある筋立てだがうまい絵で読ませる
ケンと石井は夏のアルバイトで3000円ためる
そこへ床屋の息子高岡が通りかかるがあいさつもせずむすっとしている
高岡は新しいグローブが買えず野球に加われない
先生から新しい店が出来て経営が苦しいと聞く
それを知ってケンはグローブを買って頭を刈ってもらいに
床屋でグローブを置いて帰る
追いかけた高岡が忘れ物だというと自分のじゃないとケンがいい、グローブには高岡の名前が書いてある

益子かつみ「さいころコロ助」58年(北海道訪問)

ここで「少年画報」をいったん離れ、「さいころコロ助」を確認するため「幼年ブック」と後継誌の「日の丸」を見る
6月号の付録があり、太閤側が勝利してコロ助が武者修行に出る経緯がわかる、64P

どくろ隊の城を攻める藤吉郎の軍勢が橋にかかるが、爆弾がしかけられている
土に埋められたコロ助は抜け出して刀を光らせてどくろ隊が爆弾のボタンを押すのをめくらまし防ぐ
部下が影を作って光をせぎり、軍隊をはさむ板が両側から押し出してくる
救いに来たコロ助の橋が裏返って、コロ助はワニのいる堀へ落ちてしまう
どくろ隊長は面を取って素顔を見せる
それは花丸城主、赤単之守だった
戦いに敗れ、顔は焼けただれ、子供も行方知れずで復讐のためどくろ面をかぶり藤吉郎に向かっていた
どくろ隊長が石油を箱から流して火をつけようとした時、堀から橋によじ登ったコロ助がどくろ隊に銃を向けた
囲みを解かせて藤吉郎を救うが、コロ助は鎧戸に閉じ込められる
このすきにどくろ隊長達は逃げ出す
藤吉郎たちが追おうとするが、橋がひっくり返るので容易にわたれない
山の暴れ者てんぐ小僧が藤吉郎側につき、大力で橋に大木をくくりつけひっくり返らないようにする
それで軍勢がわたると、橋の仕掛けは逆になるだけでなくせり上がる仕掛けもあって軍勢は落下
殿はつかまり木にくくりつけられ、下にはサソリが押し寄せる
仕方なく藤吉郎軍は武器を捨てる
コロ助は、捕らわれていたトダ博士を呼び出して殿のためお線香をあげようという
念仏を唱えると城が爆発、トダ博士が地下の石油に細工して火が付いた
大木から殿を下ろすてんぐ小僧が持つ守り袋を見て、赤単之守は我が子と知る
守に岩が落ちるのをてんぐ小僧がかばい、コロ助はなわを引いて二人を救う
勝利のほうびを問われてコロ助は赤単之守の命乞いをして入れられる
藤吉郎からすのまた城の城主にならないかという誘いを断り武者修行の旅に出る

松本かつぢ「なんでもナイ子ちゃん」35年

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「少女倶楽部」連載
松本さんの連載漫画はこんな頃から始まっていた
絵柄はすっきりしていて、戦後のやけに頭が大きいヒロインとは違う
それでも動き方ぎこちなく、やはり挿絵系の画家という感じ

1月号は、正月らしく雪だるまの話題
大きいのが作れず地面に平に作るという話
2月号
ナイ子は豆鉄砲を持って猟に行く
獲物に当たっても落ちないので猟師の笑い物になるが
そこで豆にひもをつけて撃つと、当たった豆を鳥がくわえてひっぱられ捕まえられる
3月号
ここから連続物になる
男が落とした紙に「今夜、例の家をやっつける」と待ち合わせの内容が記してある
魚屋のアンちゃんと追いかけるが見失う
4月号
魚を届けに行ったすし屋でアンちゃんがあの男を見て、しこたますしにわさびをきかせて、お嬢さん(ナイ子)を呼びにゆく
5月号
悪漢をつけるが、自動車に乗ってしまう
6月号
遊んでいる少年に一輪車を借りてナイ子が追いかけ、入ってゆく家を見つける
見張っていると、いろんな人が出入りして、そのうちじいさんが出てくる
物陰に潜むナイ子に何をしているのか聞くので事情を説明すると行ってしまう
後で、通りかかった男の子がナイ子の背中に何か書いてあると教えてくれる
7月号
「これ以上かかわると命がない」という脅しがあるので、無理に靴磨き少年と服を交換して変装
アンちゃんが探偵犬を連れてくる
8月号
じいさんを見つけるが、じいさんが口笛を吹くと道の両側から男たちが近づき、二人ははさまれる
9月号
ナイ子は見張っていた女の子とばれ、じいさんに体当たり
探偵犬は子分のまわりを駆け回り、ヒモでくくってしまう
服を替えられた靴磨き少年が警官連れてきたのでうまい具合に一味は逮捕され、連載も終了する

ロック:ロリー・ギャラハー「アイリッシュツアー74」74年

Gallagherlive
二枚組のライブアルバム
一枚目は6曲中3曲をしめるアルバム「いれずみの女」からの曲が出色
途中、「AsTheCrowFlies」ではボトルネックの生ギターで熱演しアクセントをつけていた
バンドはベース、ドラムスのリズム隊に、ハープシコード風の高音をならすシンセサイザーがスタジオ盤通りいい感じにギターと絡んでいく

二枚目では「ブループリント」の名曲「ウォークオンホットコールズ」を見事に演奏する
ただ二枚組だと似た曲風になるので印象が薄れてしまった

2014年7月23日 (水)

「ガロ」69年9月号

滝田ゆう「寺島町奇譚」えんがみみとんがったの巻

入選作が 淀川さんぽ「少年」
水門あたりに鯉がいると少年が二人かける
水門が開いてガンモ少年とふざけていたミヨちゃんが川に落ちてしまう
親分格の少年が飛び込んで救う
その後は、ミヨちゃんは親分のそばにいていちゃいちゃするものだから
ガンモがしっとして、捕獲してあった毒蜘蛛の瓶を開けてけしかけようとするという話

「少年画報」54年(北海道訪問)

Zgaho5409
9月号の目次は
古沢日出夫「こがたタンクロー」4P
手塚治虫「サボテン君」4P
小松崎茂「草原の覇者」8P
宇田野武「月影四郎」16P
益子かつみ「ピカドンくん」4P
岡友彦「天狗小僧」8P
萩原孝治「原子魔人」8P
前谷惟光「戦国竜虎伝」4P
福田三郎「うっかり右門」4P
石井治「風雲鉄仮面」8P
Zgaho5409irie
入江しげる「とん馬天狗」4P
ツヅキ敏三「ペンギンノペンちゃん」4P
笹沼きよし「大力」2P
中村英夫「流星大将」8P、漫画形式
河島光広「白面の剣士」7P、最終回
面谷俊二「くれない童子」8P
Zgaho5409masuko
「ピカドンくん」
父が病気の夕立くんのためにアイスキャンデーを売る東西校のピカドンくんたち
南北校の寺田がパチンコ代の貸しに取り立てていき、黒雲くんが怒って投げ飛ばす
寺田は子分を連れてきて黒雲くんのピンチ
ピカドンくんが投げ飛ばして、物語は終了する
「天狗小僧」
天狗小僧は白頭巾と三日月姫とともに洞穴へ入って行く
竜王、どくろババア、鏡左近も穴へ入る
天狗小僧たちが宝箱を見つけるが、石像の中から手が伸び三日月姫が引っ張り込まれる
そこへ宝をめざして悪漢どもが現れ奪い合いとなり、小僧たちは敵をしりぞける
姫の悲鳴が聞こえ、口から火を噴く怪人が現れる
この事件は10月号で解決したようで、11月号ではキリシタン関連の事件に替わっている

「くれない童子」
夕霧笛を持つ新吾は、妹さゆりと朝霧笛を探している
次郎吉が占い師幻斉宅からとらわれていたさゆりを救い出す
Zgaho5409kawasima
「白面の剣士」は扉頁が切り取られていて6コマ欠ける
最終回の内容は
兵隊が町に攻めてきて、ペット君に知らせを受けたピエールはみんなに頼んで袋を準備する
中にはコショウがつまった袋、大パチンコで兵隊達の真ん中に飛ばして弓矢で射る
コショウが飛び散り兵隊達は大混乱、町の人が攻めて兵隊を退ける
大勝利のさなか、兵隊が立てた看板に捕虜死刑の予告を見たピエール
白面の剣士になって城へかけるが、これが敵の罠
入り口に剣士の帽子をかけて兵隊に射らせている間に裏から回って捕虜を出す
みんなで城に攻め込み、ピエールは悪漢マンボを倒して父王の仇を取る

なかなかテンポのよい活劇、絵柄は手塚治虫調で、「ビリーパック」初期の深みある描き方ではない

田河水泡「黒丸先生」35年

「少女倶楽部」連載
1月号
牛のキャラクター、とぼけたおじさんだが先生と呼ばれるからには何か学問があるのだろう
はねつきをしようと言われた黒丸先生、羽子板を探して代わりにテニスラケットを持ってくる
これだと網の目に羽根が止まるので負けないと得意だが、お嬢さんにずるいと言われて中止
後に残った黒丸先生、屋根の上に羽根がひっかかっていたり、お正月だから地面にも羽根がたくさん落ちている
拾い集めると袋一杯になるので、これを綴じて羽根座布団にする
2月号
先生の家で悲鳴が聞こえると警官が来ると声楽の練習を黒丸先生がやっている
しばらく聞くとうまい歌声、ラジオからの藤原義江の曲だった
最後は、「シラソファ」の声を聞いて支那そばを流しのソバ屋が運んでくる
3月号、この月は8P
自分の顔は変だと治そうと考えた先生
医者のところへ行って目を塗ってもらって点くらいの大きさに
それまではしろに黒点のぎょろ目だったのが、これ以降、黒い肌に白い点の小さな目に変わる
はじめのデザインの方がよかったような気がするが、地味なキャラクターで人気が今一つだったのかも
お嬢さんにブルドッグを写生してほしいと頼まれ、出向くが食いつかれる
どうしてブルドッグかと訳聞くと、学校でのらくろより強い動物を描いて来いという課題だったらしい
そこでのらくろより強いものを描いたと出した紙は真っ白
変に思うお嬢さんに、コレラのばい菌はのらくろより強いと説明する
4月号
四つ葉のクローバーをもらった先生、いいことがあるだろうと期待する
10銭落とした子のために探すと指輪が落ちていて、子供には10銭ぐらいあげるよと気が大きくなる
警察に届けると、もっておけと言われて、お嬢さんに見せると5銭で売っている偽物だと聞いてがっくり
5月号
釣りに出て寝てしまった先生
竿についたミミズに蛇が食いつく
目が覚めた先生は竿に食いついた蛇をウナギと間違えてびっくり
蛇がカエルをのみこむと丸くなったこれなら怖くないと持っていると
珍しい生き物だと10円で買う人がいる
カエルが消化して蛇に戻ってその人はがっかり
Tagawa3506kuromaru
6月号
黒丸先生はゴム風船でロケットを作って月へ行ってしまう
困った作者は書生を主人公に7月より「窓野雪夫さん」を新連載

「サザンソウル・ストックVol1」86年

Southurnsoulstock
PVineSpecialレーベルから86年に発売されたチェス原盤のサザンソウル集
第一集には、キップ・アンダーセン9曲とウィリー・ウォーカー5曲が収められている

キップ・アンダーセンの深い歌声がすばらしい
A1「ウイズアウト・ウーマン」がよくA3のゴスペル風の語りもよい
B4の「ヒア・アイ・アム」はよく知られた曲らしい、オーティス・レディングを思わせる
この人はミディアムからスローの曲が断然にあう

ウィリー・ウォーカーはもう少し高めの声
B1バラードで聞かせるOVライト風が圧巻のでき

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