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2014年12月18日 (木)

二葉書房の学年誌

1947年から52年あたりに出版されていた学年誌
この存在は長く知らずにいたが、たまたま野呂新平作を国会図書館で検索してデジタルデータに見つけた
ただ、現在この雑誌は検索しても出てこないのが不思議
文学館にも幾冊か所蔵があるようで、あるだけを閲覧した、49冊

「小学一年」が11冊
「小学二年」が3冊
「小学三年」が10冊
「小学四年」が19冊
「小学五年」が3冊
「小学六年」が3冊

ここまで午前中に確認して、コピー出し
昼食休憩後は、1957年の「ぼくら」を閲覧、もう一冊が「ちばてつや初期名作集」で「リナの瞳」を
ちばてつやさんはデビュー作がまだだけど

レバノン:マジダ・エル・ルーミー 88年

Majida88
1956年生まれというから、30を過ぎた頃の録音
リラクスインからの発売でA面5曲、B面4曲
後、発売されるベスト盤のCDでも数曲拾われている

声もよく、バックもポップで聞きよい
伴奏するオーケストラが見事な旋律を奏でるのが聞き物
A1「アナー・アム・ハラム」はオケの美しさが際だつ、歌いブリも素晴らしい、名曲
A3の「ザーキン・アフカーリー」も名曲、この二曲がベスト盤にも取られていた
A4は一転してゆるい叙情歌、歌がうまい

B1は10分を越す長さ「ミーン・イリ-・ガーイラック」
途中、調子が幾度か変わって乗り切れない
B3の「サラウナー」もオケが名調子、これもベスト盤に入っていたかな

2014年12月17日 (水)

岡本三平「イカスじゃないかデークさん1集」59年 青虫三訪57

Okamotos_deku
東京漫画出版12/4発行、130円、B6判128P
滝田ゆうの「カックン親父」をまねてよりドタバタ風にした漫画
線は丁寧で他に作品がないのが不思議だと思っていたら
「護美之砦」解説で遠藤まさおさんの別名義だとされていた

58年頃は幾分リアルな絵柄でリアルな話を描いてきたが
遠藤さんは59年は島村出版に移って二冊単行本を出していて、雑誌には進出しなかった
1955年ころの絵柄とユーモア雰囲気で滝田疑似本を作ったということか
Okamotos_deku2
とぼけた大工を主人公にユーモア短編を集めたもの
その一話目は
給料袋をもらってきて機嫌いいデークさん
今日は家族にも大いばり
そこへ弟子入り志願の男が来る
家系図を調べると、左甚五郎の36代目にあたるとわかったと大いにほめあげる
仏壇を拝ませて下さいと男がご先祖に敬意を払ったと思ったが
行ってみると仏壇に捧げた給料袋を盗まれていたというお笑い
一話が8~10頁程度で続いて行く

伊藤朋久「恐怖五秒前」58年
曙出版8月発行
58年にしては古い絵柄
56年8月の島村書店をかわきりに59年兎月書房まで9作見える
少女ものも描いていて、この絵柄では貸本短編誌には進出しなかったのか

野呂新平「風雲かげろう谷」55年 (北海道訪問f07)

太平洋文庫4月発行、130円、B6判128P

ドクロ将軍がオウムの笛を奪う
捜索に松平虎之助が任命される
ドクロ将軍は坂崎ビワの守の紋所をつけていたという
ビワの守は千姫を救おうとして顔がやけどで醜くなった

笛のうまい者をかげろう谷へ集める立て札を見た虎之助が向かう
途中、笛のうまい少年チビを止め、過って二人が川に転落して流される
水車小屋のてるちゃんに拾いあげられる
てるちゃんの父は面は猟師だが、実はドクロ将軍
こっそり出てゆくのを虚無僧に化けた柳生先生が見る
虎之助は先生とかげろう城へ乗り込む
てるちゃんはかげろう城には恐竜がいると教え心配そう
釣り橋を虎之助たちが渡ると恐竜がかむ
てるちゃんが「放せ」というと放してくれる
徳川軍が城を囲み、一味は船で逃げる
軍の砲撃で船は沈む
虎之助が船に乗り込み、ドクロ将軍の面を切ると出てきたのがやはりてるちゃんの父親
謀反をあきらめるという言葉で一猟師としててるちゃんの元へ帰らせる
Noro_kagerou4
ここ62Pまでが前半の一話、後半は土佐の化け猫騒動
黄門様が土佐犬山藩の化け猫退治に向かうが助さん格さんが病気で虹姫と虎之助がかわりに付いてゆく
途中、お供の鉄平を連れた相国寺の尼さんと出会うが妖術使いの様子
正体は、家老の密告で取りつぶしになった猫川家の奥方
四国について、頼んだ馬子の少年とも吉、乳母のお咲から相国寺へ行くよういわれて向かっていた

虹姫が盆栽に忍んで犬山城主(元家老)を探ると、相国寺の黄金猫を狙っているとわかる
尼は水戸へ行って黄門様に訴えたと城主は案じていた
虹姫が戻ると虎之助が白猫にしびれさされていた
虹姫が相国寺へ向かう頃、城主は黄門に化けて乗り込んできた

猫川家が取りつぶしになった理由は大砲を作ったためだが、作ったのは犬山家で設計図もそちらにある
動かぬ証拠を聞いたが、尼は城主に斬られ、本堂の連座にある黄金猫も奪われようとしていた
化け猫が現れるが、斬られた尼が化けているのでよろよろ力がでない
かわりに虎之助が出て仇討ちを助ける
その頃、本物の黄門様は城の牢に閉じこめられていたが、江戸から老中を呼び、猫川とも丸に跡を継がせよと命じる
そのとも丸は自分の身分も知らず相国寺をめざしていた

西上晴雄「赤鞘安兵衛」56年

Nisigami56fakazaya
「痛快ブック」正月増刊号読み切り4P
町内でも人気の酒飲み安兵衛
けんかをふっかけられている娘を助ける
そんな安兵衛も家賃をためていて大家から逃げ回っている
のんびり者の安兵衛だが、青山のおじからの手紙を見て飛び出す
高田の馬場でおじが村上強大と決闘するという
駆けつけたときにはおじはすでに斬られていた
老人一人に20名の侍とは卑怯と、安兵衛が剣を抜く
剣の腕はたしかで二刀流を使っておじの仇を討つ
これを見ていた浅野家の家来堀部がほれこみ、安兵衛を浅野家の家来に推薦する
堀部の娘は先日、難儀を救った娘

安兵衛はのち討ち入り赤穂四十七浪士の一人となる

ロック:ディープ・パープル「Ⅲ」69年

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イアン・ギランが参加してハードロックグループになる以前のパープル
ボッシュの絵画を表紙に使った三枚目はノータイトル
日本盤は「華麗なるアートロックの世界」という副題がつけられているが
ジョン・ロードのオルガンを中心に幻想的なプログレッシブロックを聞かせる
これはこれでなかなか味わいがあり、三枚目は全体によくできている
どの曲も5分程度の長さの中で、最後の曲「エイプリル」が13分と凝った構成でおもしろい

2014年12月16日 (火)

市川十士「小太郎雲にのる」 青虫三訪56

Itikawa_uearu2
太平洋文庫、130円、B6判128P
変な作家名で、この前編のタイトルが「ウエアル小太郎」と妙だった
昨年、国際こども図書館で閲覧してみるとなかなかおもしろい
続きを一年後にようやく青虫で読むことに

池の魔物カメネラ(亀のバケモノ)と戦う小太郎
倒して、宝刀地王丸を引き上げるとさゆり姫が迎えに来る
宝刀と知ると姫は奪い飛んで逃げ去る
さゆり姫は狐仙婆が操っていて朧月城へ連れ去ってゆく
さゆり姫を捜しに来た腰元はるなは城の兵に捕まるが
大男が現れて助け、自分の主人の所へ連れてゆくとはるなを抱えあげていう
大男の主人とは城を追われた城主秋冬公であった
 
黒山へ飛ぶ雲を見たボケ吉は青井波高に報告し、二人で山へ向かう
狐仙婆に見つかり、ボケ吉が笛を吹くと、婆がなごみもう一曲吹けと所望する
こみちがつかまっていると知って、青井は連れて逃げる
追いかける婆に石をぶつけると倒れ、寺へ婆を運んで僧正に祈祷してもらうと
婆から狐が抜け出てゆく
小太郎は城へ攻め入り、流星兄を抑え、弟銀十郎が鍵を持つと聞く
青井は天守閣で妹みどりと会い、さゆり姫を救う
秋冬公のけらいたちも討ち入り、流星勢を倒す
逃げた銀十郎は小太郎が追いついて、切り倒し、物語も終了する
Itikawa_uearu2c

日高うしお「折鶴七変化」55年 (北海道訪問f06)

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ひばり書房6月発行、130円、B6判128P
豊臣方の長曾か部盛親は、夏の陣で敗れ、鶴姫を逃がす
部下左近の家に着く前に盗賊が現れるが、左近は腕を見込まれ一味に加わっていた
左近は姫を連れ逃げ出し、十郎も盗賊の宝を隠して二人を追う
家康が鶴姫を探させているので、女歌舞伎に化けて、左近、竹葉たちと落ち延びる
ねらう武士たちに見つかるが、十郎が救いに来て竹葉がくいとめ、左近が姫を連れて逃げる
歌舞伎一座の太夫がしのぶを抱いて身代わりにつかまる
大久保彦左衛門は、女を切るのは忍びず、かわりにまぐろを斬って家康に奉じる
罪人は死んだということで太夫・しのぶ・竹葉も許されるという変な物語

佐々幸二郎「わかさま捕物帖」56年

Sasa5610wakasama
「痛快ブック」連載
10月号
伊豆守城下での辻斬り事件で若さまと伝八が犯人探しに向かう
腰元おつゆの身元さぐりに念善寺へ行った伝八がつかまってしまう
若さまにも黒頭巾が迫る
城では東屋へ伊豆守が賓客を招き入れていた
賓客とは実はお忍びで来た徳川将軍で、二人そろって落とし穴にはまってしまう
それを猿回しに化けた若さまが救い、黒頭巾を斬る
豊臣残党が伊豆守の配下となっていて、徳川への復讐のため大工に細工をさせていた
東屋の仕掛けを知った若さまは旅役者一座に頼んで伊豆守と将軍に化けてもらっていた

佐々さんの絵は実に華麗で、若さまのりりしい顔立ちは他の絵物語作家をしのいでいる
わかさまが活躍する捕り物は長くて二ヶ月単位で、一月ごとに事件が変わることが多いので物語としては物足りない
11月号は「南蛮幽霊」、2月号は「謎の白頭巾」

インドネシア:エルフィ・スカエシ「ゴヤン・ダンドット」86年

Elfi_goyangdandut
86年というと日本盤が出たあとくらいか
A面・B面6曲ずつ入っていて、このLPではA2の「ジャンガン・チェンブル」が名曲
A4の「サヤンジラー」が歌いぶり濃厚の叙情的歌謡で思わぬよい出来のスロー曲

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