56年「漫画王」

1月号、130円、242P
付録が ぼくのそんごくう/宮本武蔵/一二の三太/つばめ流之助/空飛びすってん童子
本誌、短いまんがが並んでいる
手塚治虫「ぼくのそんごくう」5P
古沢日出夫「くろべえ」4P
山口あきら「宮本武蔵」4P
夢野梵天「ぎんごまぶんぺい」4P、真田幸村の密書をことづかったぶんぺい、ユーモア時代劇
馬場のぼる「アリババの冒険」4P
太田じろう「ヤジ坊キタ坊」4P
うしおそうじ「朱房の小天狗」4P
小林一夫「ふたりの兄弟」5P、名作の漫画化
土屋一平「空手くん」8P
益子かつみ「青空くん」4P新連載
斎藤くにお「コングの大あばれ」4P、プロレスもの。コングが最後は力道山に敗れる
竹山のぼる「よこづなくん」9P読み切り
白路徹「日本のあゆみ」4P
咲花洋一「宝石館のひみつ」4P読み切り
木下としお「はやぶさ太郎」4P
山内竜臣「うぐいす剣法」4P読み切り
ナナ通信「ブラックホーク」7P
杉浦茂「アンパン放射能」4P

「朱房」は、徳川転覆をたくらむ一味は耳なし神社の信者としてカモフラージュして大挙待ちかまえている
小天狗はつかまってカゴで運ばれている、彼の馬が後を賢くつけているのが足音でわかり逃げ出す機会をうかがっている
一味がカゴをあけると小天狗は縄抜けして抜け出している
馬が怪しいと見るが誰も乗っていずむこうに去ってしまう
小天狗が馬の横腹にしがみついていると気がついた時には距離も離れ一目散に逃げることが出来た
一味の陰謀も明らかになり5月号では阻止してこの巻終了、6月より「幽霊がま」

「青空くん」
仲良しにしている鳩のぽっころを連れ、故郷に戻るため列車に乗り込んだ青空雲太郎
やくざ風の男達が少女ユリにからんでいる
駅にもなお追ってくるので、青空くんが止めにはいる、相手がナイフを抜いても一喝しただけで身動きできなくなるほどの達人
故郷生田村の豊かな土地を手に入れようと悪田村の黒雲村長が企みを
やってくる青空くんを止めようと暴れ牛をけしかける
悪田村唯一いい人間の尊重娘晴子が危ないと言いに駆けつけると、青空くんは暴れ牛を押さえてしまう怪力
少年団を使い生田村から村民を追い出し、青空一家だけが残るが少年団員は青空くんの敵ではない
青空くんは悪田村のため用水を引くトンネルを作る
巨漢の山犬が悪田村長の助っ人になり、酔わされた山犬は自分も吹き飛ぶとも知らないでダイナマイトで用水を爆破する役目に当たる
爆破はそれ岩の下敷きになった山犬は自分を見捨てる村長を恨み、敵ながら助けてくれる青空くんの意気に感じる
生田村にはウラニュウム鉱山があるというのでさらに陰謀は加速してゆく
赤雷団という一味が夕暮博士の図面を狙って村に乗り込んでくる
博士も逃げて来て青空家に泊めてもらう、赤雷団も同じく泊まることになって不穏な雰囲気
Suzuki55speed

10月号より鈴木明光「スピード探偵」
山茶花沼に出る怪物の正体をスピード探偵が霧の中に映写機が映し出す影と見破る
沼に人気を奪われさびれてゆく西賀村村長が犯人
ただその以前には人気だった西賀村の滝を爆破した罪は山茶花村の九兵衛にあると公平に裁く名探偵ぶり
12月より雪おんな騒動

11月号「朱房」は不思議な土蔵
なにか花火の音がすると思ったら次には土蔵に納めた金がそっくりなくなっている
あたりを調べて小太郎の謎解きがふるう、土蔵は地下があり、花火の音でごまかしている合間に金の入った倉を地下に移動させてしまうというからくりを見破る
「一二の三太」終了

「空手くん」12月は、一風さんの助けで怪人を倒し、神王党首領神王(大和時代の髪格好をしている教祖)と手裏剣の名人を追いつめる
ダイナマイトを持ち出して吹き飛ばそうと神王がてはずを・・
杵淵やすお「小手切り三四郎」
小手切りの威力を信じて暗夜軒を倒すことが出来た三四郎は家に戻ると古川道場となっている
古川を破るが母は追い出されてさまよっているらしい
追い出された母を捜して見つけ出し無事戻る
暗夜軒は左手で修行し、再び三四郎に挑むが峰打ちにして完結
棚下照男「竜巻一刀流」
幻雲斎先生から皆伝書をもらった陣之助
先生をだましうちにした小熊、実は幻雲斎が父だとわかって自分は魂を悪魔に売ったと開き直り陣之助に挑み破れる
小熊は浪人陣内や忍者たちと組んで天下をひっくり返す企みに加わる
まずは陣之助をみんなで襲おうとするとめくらの座頭市風の使い手が陣之助の助けに入ったり
黒服編み笠の浪人が味方になったりして一騒動持ち上がりそうな始まり

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武嶌波「素っ頓狂な花」09年

Takeshima09suton

IKKI掲載作を中心とした武嶌さんの初単行本
タイトル作は中学生頓花(とんか)恵の文芸部顧問とぼけた泰造先生へのあこがれを描く
次作「冷え性」ではその泰造先生との結婚を考え始めた青木主任の物語
女の子の恋愛への微妙な思いを力張らず新鮮に綴っている

それでいて二人が結婚した後の「In The Bathroom」では倦怠感まで生まれる愛の不可思議さが切り取られていておかしい
巻頭「チギる」では、住吉(女の子)が望むまでまつという花隈の高校生カップル、花隈が東京の大学に行くため遠距離恋愛になる
これを機にセックスに及ぼうという初々しい二人を描いたかと思ったら、最後「食い合わせ」では結婚したが絵を描くため分かれて暮らし、別の女もできながら妻の元に通うちょっとやくざっぽいだいちゃんを登場させたり
恋愛を巡ってこれからすばらしい作品が出るか、平凡になっちゃうか不安は残るがともかく期待大の新鋭

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55年の「漫画王」

2471012号とあり
2月号
付録が 山田長政/白面剣士(古沢日出夫) 100円、218P
本誌が
手塚治虫「ぼくのそんごくう」5Pカラー
ふくしまてつじ「いなづま童子」8Pカラー絵物語
茨木啓一「一二の三太」4P柔道もの
馬場のぼる「ポコタン」4P、猫のタマのかわりを見つけて終了
ナナ通信「ブラックホーク」7Pカラー、アメリカコミック風絵柄
杉浦茂「アンパン放射能」5Pユーモア
うしおそうじ「朱房の小天狗」4P、化け猫騒動
太田じろう「ヤジ坊キタ坊」4P
小野寺秋風「探偵ターちゃん」8P
益子かつみ「チョン子チョビ助」4P
山口あきら「宮本武蔵」4P
藤子不二雄「どんぐりくん」3P
白路徹「たるがきたるちゃん」4P
古田久三郎「とんち小僧」4P
木村一郎「豆タンク」4P、象の物語
Masuko55tyonsuke

12月号
空手くん/堀部安兵衛/チョップの冒険//
「くろべえ物語」おじいさんを捜すケンボウ

「朱房の小天狗」
2月は「化け猫事件」落語家円兆が化け猫怪談話の最中倒れてしまう
原因は有馬是間に案内された鍋島屋敷の一件が関連している様子
鍋島殿はお面をかぶっているが数日前から顔が変になり、たまたま取れ猫顔とわかる
是間の依頼では、殿をなぐさめるため4日間屋敷に通い落語を聞かせよということだった
これを小天狗に話している最中、怪しい猫姿が見え、追っていくとトイレから女が出てくる
他に人もいないので女を追うとすばやくてもうどこかへ行ってしまう
女をたどって三味線の師匠二三吉と判明するのが七月号で10月は付録、そのへんで解決したらしく
次に本誌で読める12月には「耳なし屋敷」に話が変わっている

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53年「漫画王」

2巻8月号、90円、200P
手塚治虫「ぼくのそんごくう」5P
ふくしまてつじ「ドラゴンキッド」8P絵物語西部劇
畠山一夫「テレビくん」4Pユーモア
馬場のぼる「ポコタン」4P
ポコタンが勉強を始めて急にいい子になる
そのごほうびなのか、いなくなったタマがはらっぱに現れる
もとのタマは白なんだが、真っ黒な猫で、タマの影なんだろうか
ポコタンはそれをタマが戻ってきたとかわいがるからなんか不思議な感じで終了
谷川一彦「チビ」4P
山口あきら「宮本むさし」4P
田中正雄「槍の三太」4P
太田じろう「おせんとこん平」4P、この頃の太田さんは実に絵が美しい
木村一郎「タンク大王」8P
大友朗「ながちゃん先生」5P
益子かつみ「かのこ姫」8P

谷川さん「チビ」がおもしろい
話は現在、チビの少年、小川も飛び越せないしなにやかや仲間にばかにされ背の低いのを恨んでいると
近所のおじいさんが昔話をしてくれる
チビ達の国と、ウド国という大きい人たちの国が戦争を始めた
チビ達はすばしこく動き回り、城のすきまから逃げ出して最後は城が爆破されウド国の人間が大破して勝利を得る
この話を聞いてチビでよかったと納得するという小品

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「おもしろブック」59年

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4月号
時代物に注目作多い
国としひろ「変幻三日月丸」
59年始めに始まっている様子
三日月丸は南の島育ちで自在の術を使い、父の敵三悪人を追っている
父の右近は生きていて地下牢へ閉じこめられている
横の穴には松庵という老人がいて右近と同じ主君に仕えていた
松庵は軍資金8千万両の在処を知っているという
三日月丸は敵将監(しょうげん)を倒すため美々津城に迫る
城主将監は鷲王がだまして利用している
将監の娘、比奈姫は鷲王の正体を知り三日月丸たちの味方につくが、鷲王のはなつ一眼魔王に襲われる
志乃の機転で魔王を倒し美々津城にとらわれた仲間を解放する
12月号では三日月丸は小隼人・ぬいとぬいの母と志乃を連れ去った鷲王をさらに追って翌年「少年ブック」と改題された号に続く

香山よしはる「千葉の小天狗」、周作は東照宮に隠された武田家財宝を示す図面を狙うまぼろし党と戦う
兄は会津の小太郎とよばれる正義漢、兄の助けを借りまぼろしの神という巨神が暴れ回るのを阻止して
月の影法師の助けもえて党を退治
音無のかまえの剣豪高柳をやぶって見事自分の道場を開いて7月終了

山田常夫「黒帯探偵」脱獄した王が狙うのが明星銀行だとあぶり出しで知らされた黒帯達は見張ることに
森田警部は王になぐられ眠らされてしまうが、破った金庫から黒帯探偵が飛び出して格闘に
建設現場で木材など資材がくずれ下敷きになって王が死んで完結

桜井はじめ「高丸菊丸」
58年から連載も2年目
城主二見が殺され、弟岩波巻之丞は幽閉され、志摩の剣のありかを責められる
イタチばばは鶴姫をさらい、正義漢「白い鷲」が助けにかけつける
高丸たちの行列が爆破される、しかし高丸、鶴姫たちは岩のすきまに隠れ無事だった
偽岩波と戦い、鶴姫も父の仇大蛇(おろち)丸を討つ
12月、仇を討ち物語の収束に思えたが、故郷琉球で海賊九竜が暴れ国を乗っ取ろうとしている
助けを求めに逃げてきた虎王、哲世は追っ手に襲われながら辛くも高丸たちに知らせることが出来
みんなで海賊船に乗り込み大暴れ、白い鷲も加勢にかけつけ鎮圧して長い物語も大団円を迎える

5月号
「レッドマスク」透明人間の操る黒戦車が五味島博士をねらう
「ふんわか雲丸」ペン以外の墨などゆったりした輪郭を描く手法が新しく
「ヒマラヤ天兵」
キングコングみたいなドンガが退治されそうなのを救出するが、ドンガは敵の爆弾を呑み込み破裂してしまう
主膳がつかまり八重姫身代わりになり天兵を助ける
続いて吸血鬼の巻に続く
「町の太陽」絵物語風の絵柄でまんが風コマ、甲子園を狙う熱血野球物語だが「変幻三日月丸」の国さん絵、おそらくこちらが本職でまんがも描きだしたのでしょう
「五九郎さん」六年生とけんかが始まる
五九郎はすもうのつもりだがダルキンは上級生と勝負と思っている
けんかをしないことにした五九郎はあくまですもうと言うがみんな入り乱れてのとっくみあいになる
クラス委員が選出、1組は川津乙女と〆切五九郎に決定
6月号では上級生不良グループ白エリ組が前の出来事の決着をつけようとまずダルキンを狙う
白エリ組用心棒の細野がボクシンググローブをつけてダルキンとけんか、ダルキンは簡単にのされてしまう
次の日待ち伏せて、五九郎を襲うが、すばしこく逃げて頭突きで倒して去ってしまう
結局は、勝負しなければならなくなり試合をすることに
オトメちゃんが行きがかり上、明日にでも試合をすると言ってしまい
即席にボクシングの本を見て、五九郎は動き回って相手を撹乱する戦法に出る
見事決まって疲れた細野を倒す
卑怯な手をつかわず、倒れても相手が回復するまで待つ五九郎のスポーツマンシップに打たれ
細野も用心棒を止める気持ちになり、五九郎たちとも仲直りする

6月号「ジャングルタロ」一部終了、トップは酋長達の矢から守るため打たれて死んでしまう
岸本修「黒猫必殺剣」完結、黒猫峰太郎は水沼族の本拠地に乗り込んで敵の首領鬼三郎を倒す
財宝を示す三本の笛もその時吹き飛んでしまうが、その方が騒動もなくなり世の中は平和だと
田中久「天馬剣士」新連載、羽のある天馬になり銃を撃ちまくって敵を退治するという「天馬天平」のようなまんが
奉行がまぼろし党の頭と見破って8月号では終了

7月号
堀江卓「ブルージェット」新連載、サハラ砂漠が舞台
ロンメル将軍の赤い腕時計が財宝の鍵でそれを狙うタイガーラッグの戦車隊とか、正義・悪入り乱れての派手なアクションもの
伊東一夫「火星少年」終わり、初期手塚風絵柄、インカの遺跡に捨てられていた赤ん坊は他の星の人間で少年ジョーとなって宙も歩ける超人的な能力を持ち活躍
父の博士の難を救う

8月号
「アポロの騎士」連載開始
初回は荘司としおさんの絵で迫力不足
健児と兄正一は深夜悲鳴を聞き、外へ出てみると警官が死んでいる
怪人ゴレーラがそばにいて見たことをしゃべると命はないと脅して去っていく
翌日町では白骨化した警官の死体が見つかる
健児は学校で迷っているとゴレーラが現れ万事休した所へ突然現れたのが正義の騎士アポロ
賊を退け、困ったことがあればポストに投書してほしいと去ってゆく
翌9月号からはいよいよ益子かつみさん
いつもの絵柄に時折リアルな絵を交え緊迫感を高める
町では白骨化する事件が続き、健児たちはゴレーラ一味に囲まれる
アポロの騎士が現れ正一を救ってくれるが、健児は連れ去られ灯台の一室に監禁される
そこには山中博士も閉じこめられていた
数千年前の吸血花の種を発芽させた学者で、ゴレーラがかぎつけこれに改良を加え、歩いて移動できる怪物に仕立て上げた
10月はゴレーラ一味は追う警官隊のボートを魚雷で攻撃する
11月、12月は付録で不明

9月号
付録が ブルージェット/くりくり投手/レッドマスク/アポロの騎士/変幻三日月丸/スィッチくん/少年ホーク
高丸菊丸/日真名氏
横山光輝「レッドマスク」8P、五味鳥博士の毒殺
大友朗「宇宙珍平」8P、時代劇ユーモアもの
国よしひろ「変幻三日月丸」7P、火炎組の巻
益子かつみ「アポロの騎士」12P
三島みちひこ「ゆけ水の王者」8P、実録スイマーもの
榎本有也「名犬タイガー」13P、ときわ牧場の鬼島は若草牧場を乗っ取ろうと牛を盗み千春を連れ出す
五郎は虎のタイガーとともに立ち向かう
寺田ヒロオ「五九郎さん」13P、細野高雄とボクシング試合
江藤ふみお「ほがらかくん」8Pユーモア
棚下照男「ヒマラヤ天兵」10P
古沢日出夫「青空源平」10P、遠足に行き熊が出る
阿蘭脱人「少年ホーク」18P航空もの、桑田風絵
桜井はじめ「高丸菊丸」16P
松浦博人「日真名氏とび出す」16P、10月終了

10月号
「ヒマラヤ天兵」
インドのドティ・ガマ登場、妖術使いで宙にひも縄をのばしそれに乗って浮いたり、黒い巨人を操ったり

木山シゲル「飛燕の小四郎」
小四郎は父より剣術を習い、兄長一郎と試合した結果、免許皆伝ともいえるいわくの名刀虹一文字を譲り受ける
長一郎は根性が悪く、真剣でなければわからないと果たし合いを挑むが・・
長一郎は赤ん坊だった小四郎を連れ両親がこの地へ向かう途中拾った子供
刀に我が子の血を捧げようとしていた剣客犬神典膳を破りいさめて預かった子供
刀もその時預かった妖刀であった
典膳はその後修業して、この地に戻ってきて道場荒らしを続け虹一文字を手にするが
息子を切ろうとして小四郎に敗れ非を悟って去ってゆく、実の父の秘密を知った長一郎も改心して父について行く
二回で終了し、12月よりいよいよ「弾丸探偵」連載
P国水爆実験が行われたキング島、その付近のプリンス島から逃れて来た少年がいた
水爆の影響か超人的な力を持ち、日本で探偵として活躍する

11月では「五九郎さん」のユーモア編
五九郎が少し遅く家に帰ると弟妹、三平、七子はおかんむり
おかあさんが留守しているのにこんなに遅いと
母は夕食にと300円置いてくれたので三人は一人100円としてほしいものをあれこれ考える
三平と七子は買い物に出て肉屋でコロッケを見ると競ってしまって結局二人であり金全部50個も買ってしまう
家へ戻ると五九郎くんは出前でラーメンを頼んでおいしそうに食べている
さすがにコロッケばかりに飽きてしまった二人
五九郎しかたなく自分のをわけて、コロッケは翌日の給食時に1つ4円でクラスに売ってまわることに

貝塚しげき「小つぶ天狗」、天狗の息子が父が取られた巻物を取り返しに人間界へ行くが、鼻も高くないので人間と思われて・・
貝塚さんは「くりくり投手」を連載しながらの新連載

12月号
「青空源平」
野中町が放火され友達の静御前がゆうかいされる事件や、遠足で山に行き熊に遭遇してにらめっこをして熊を退散させるなど中学周辺の日常を描き続ける源平もそろそろ終わり間近
熊谷先生が辞めさせられるのが青空のせいだと言いふらす権太の計略で熊谷先生に世話になった柳生たちが青空に制裁を加えようとする
熊谷先生がかけつけてくれ、権太も本当のことを言い謝って終了

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巴里夫カラーシリーズ

「おてんば選手」69年9/1りぼんカラーシリーズ77、126P
花丘月子は体弱く田舎で療養生活を送り最近東京に戻ってきた
スカートをめくった男の子のズボンを脱がすというなんともおてんばさんになっていたのでママもはらはら
5年生のクラスでは根本グループが学級委員選出の運動を始めている
対抗馬に青森さんを出そうと女の子が言い出して月子が応援すると投票では月子が選ばれる
男子に甘い月子に批判が出るが、そうじをさぼる男子をしっかり叱ってみんなに認められクラスにもなじめそう

「ヨーイドン」69年1/1カラーシリーズ69、127P
節子は運動会のはちまきまで亡くなった姉のをあてがわれて文句を
母が5年生で死んだ姉の話をそっと始める
少し頭が弱い感じの美佐は運動会でころんだ友達友子を助け起こして一等を逃す
なにかとへまばかりしているが人はいい美佐
それが友子と納屋で遊んでいるときマッチでつけた火がわらに燃え移って危うく焼け死ぬ事件を起こす
友子の母からはひどく言われ、美佐は周囲におびえるようになる
母はなんとか励まし少し明るい兆しが見えた時に、美佐は交通事故でなくなる
あの子の優しい気持ちを思うとこのはちまきを使ってほしかったのだと言う言葉に納得した節子

「チビとノッポの物語」66年7月りぼんカラーシリーズ39
アコは姉と弟3人兄弟の真ん中5年生
パパとは大の仲良しだが、いつも自分のことをチビと言うがイヤ
弟チョロとは日曜は11時まで寝ているだらしないパパ
弟には甘いのに自分には勉強せよとうるさくて「65点くん」と皮肉ってくるので
ついにパパと絶好
パパは何かと様子をうかがって仲直りを求めているし
友達が父親と仲良くやっているのもうらやましいアコ
姉の色鉛筆を無断で持ち出したチョロをしっかり叱ったパパを見て絶好取り消し
会社に届け物に行き、家と違ってきびきび働くパパを見直し
晩酌の酒は一本多くてもいいのじゃあとママに後押し
夜、子供たちの寝顔を見て語り合う両親の言葉を聞いて愛されていることを今更実感して
姉としんみり
翌日からの呼びかけは「おとうちゃん」から「おとうさん」と変わって父も感慨深げで涙ぐむ

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70年の「週刊マーガレット」

Wma7007


1号より新連載の藤原栄子「青春に誓う」が意欲作
香山ミチは中学生のスキー選手
試合に出るため山道をスキーで飛ばしてゆく途中誤ってストックを離してしまう
ストックが飛び落ち、下にいる誰かに当たったらしく人が倒れている
助け起こそうと思ったが怖くなって置いて逃げ、試合に参加した
優勝候補の三浦礼子を振り切って勝つが、礼子が最後速度を落としたのは献血したためと知らされる
会場には選手の姫宮千秋が姉にけがをさせた犯人を捜していると触れ回っている
負い目を持ったミチはいつもびくびくして
間違った犯人三浦さんが連行され、嘆き悲しむ妹の姿を見て真実を言おうと思い始める
自分が犯人だという手紙を書いたところをスキー役員の夫人に見つけられ、試合が終わるまで待ってはどうかと諭される
10号ではついに警察にミチが連行され、真犯人だとみんなにしれてしまう
姫宮さんはもう済んでしまったことだと顔の傷が残るにもかかわらず許してくれる
みんなに許しを乞い、ミチは保釈になる
はじめからこんなに悪い設定のヒロインを描いた漫画というのもそうないようで救いのないヒロインの行く末をはらはら見守るばかり

4号より
丘けい子「赤いバラの伝説」
西谷祥子「ジュンの青春」

大島さんの単行本未収録作を含む7・8合併号の詳細は
80円、270P
忠津陽子「お金ためます」15P
浦野千賀子「アタックNo1」15P
わたなべまさこ「ガラスの城」15P、イサドラの結婚の当たり
丘けい子「赤いバラの伝説」15P
金井しげこ「ユキ先生 泣かないで!」
本村三四子「おくさまは18歳」15P
中森清子「プレイボーイ専科」23P読み切り
藤原栄子「青春にちかう」15P
よこたとくお「マーガレットちゃん」2P
吉森みきお「医者のいない村」15P実録もの
志賀公江「スマッシュをきめろ」16P、吉岡姉妹の挑戦を受けるところ
西谷祥子「ジュンの結婚」15P
大島弓子「人形の家」読み切り

10号の読み切り作
ななおかあつこ「白い色は恋人の色」も力作
ななおかさんは素直で美しい絵柄なので連載作がないのが不思議なくらい
前から気になっていたが今回読んでファンになりました
久しぶりに実家に戻ってきて父のこけし工房へ訪れるケイ子
弟子のみつるは幼い頃からのなじみ
今は少し知恵遅れの姪いずみちゃんが慕っている
いずみはわざと熱が出たふりをしたり、みつるの気を引こうとするのがありあり
ケイ子は自分といずみとどちらが大事なのかと問いただすと少し戸が開いていていずみが聞いていることを感じた は「いずみが好きだ」と言う
それを聞いて逃げ出すケイ子、事情を説明されても、誰にも嫌われたくないみつるなんて距離を置くと言い切るケイ子
みつるが作るこけしはどれもいずみに似ていることに気づいてさらにショックを受ける
ただいずみが頼るものがみつるしかいないし、彼もケイ子を嫁にしたいとずっと思っていたと打ち明けるので心がゆらぐ
その話をいずみが聞いてしまって悲しみで湖へ出る
みつるのためにこけしの白色、白鳥の色を取ろうと湖に入っておぼれてしまう
悲しい結末のため、みつるとのことを冷静に考えるためケイ子が故郷を去るところで終わっている

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69年の「週刊マーガレット」

Wma6901


1、4、5、7、8、9、12、17、19、20、24
26、28、37、40、46、52、53、55、54、56号
増刊とか、7・8合併号とかあるので必ずしも号数が表紙の号数に合わないので56号まである
この年20冊あるのを借りてみる
「フレンド」と同様ラブコメ全盛の年
1号概要
60円、218P
本村三四子「青い星かげに」15P
丘けい子「幸せのバラ咲く日は?」15P、深雪は父なく母が失語症、自身が心臓に病を持つ、最後は手術も成功し、母の作る幸せのバラが特賞を取って8号完結
金井しげ子「兄いもうと」15P、千沙の父は警察官で機動隊部長に任命されるが、兄はデモ隊に入って父の部隊とぶつかってしまう
浦野千賀子「アタックNo.1」15P
池田さちよ「ゴーゴーレディ」15P、新米記者リンダ・ダグラスはパドとの恋みのり4号終了
鈴原研一郎「レモンの年頃(エイジ)」15P最終回
藤原栄子「ただいまの記録2分20秒5」15P
よこたとくお「マーガレットちゃん」2P
忠津陽子「明日にこんにちは」15P
吉森きみお「なぜGSがいけないの」11P
武田京子「母の祈り」15P最終回、家政婦をしているきくは、旅館が火事の中我が身をかえりみず、娘りえを救い出してなくなる
実の母という事実を告げられたりえは母のため気持ちをこめ芝居を演じるところで終了する

本村作「青い星かげに」
娘ベラがサムと交際することにママのルシールは反対している
というのもサムの父ハリマンはパパの同僚で会社を乗っ取った、あるいはパパの死に関わっているのではと疑っている
そこにランディというハンサムが現れるが
結局はパパを死なせたのが元経理課長だったウィルソン(ベラの友人アンジェラの父)とわかり
ルシールとハリマンはにくからず思い合う仲となってきて結婚するまでに
ランディはイギリス留学へ出て、ベラの去就はという所で13号くらいで完結した模様

「明日にこんにちは」は2号で終了した様子
漫画家志望のけい子は同じ上京組のしのぶが一足先にデビューしたので焦っている
しのぶの関節炎になってピンチなのを手伝った原稿が会社で没にされて不信感を募らせている
そんな時、芳映社に3位入賞した知らせを受ける
2位までが掲載されるのだが友達が2位をとってなかなか芽が出ない苦労が続く
最終回はデビューになって終わるのでしょうが

「レモンの年頃」
さすがの気丈なボッコもサンディが帰国することになって悲しんで別れるのが最終回
鈴原さんは2号より「虹をよぶポリー」ギャグまじりの青春もの

3号よりわたなべまさこ「ガラスの城」連載開始
ペットがかわうそという珍しい設定の奥村真理子「わたしのピンク」新連載
木内千鶴子「友情はワルツにのって」31P読切、父母の海難死という哀しみを乗り越えてアイススケートにかける少女の物語
他に
池田理代子「愛のさざなみ」が注目読み切り作
ジョージ・チェスター先生は父を見舞いにカナダへ戻ることになった
ロザリィは出発する先生に恋心をうちあける
社交界デビューしたロザリィは一年先生の帰りを待つが、居候キャサリンの調べでは現地で結婚したらしい
傷心のロザリィは車に轢かれそうになってロバートに救われる
自分を思い続けてくれるロバートと結婚することにするが
ロザリィの心が先生にあることを知って一度は断る
先生に愛情を抱くキャサリンがカナダからの手紙を隠し嘘の情報を流していた
カナダから戻った先生は結婚式にかけつけるのだが
ロバートとロザリィが心を許しあっているのを見てカナダに戻ってゆく
普通の少女まんが設定なら、当然ロバートが身を引くわけですが、池田さんの話は非常に現実的

4号では、川上則子「おはよう出席をとりまーす」、大和風学園コメディ新連載
6・7合併号では木内千鶴子「その朝ルミ子は泣いた!」新連載
武田京子「愛すればこそ」読み切り23P
奥田未世子は脳性麻痺の少女、姉一枝は同僚瀬山との結婚を考えていたがあきらめ身を引いて一家は越してゆく
母が目が見えなくなって未世子と無理心中を図り、母だけ生き残って未世子はなくなってしまう
一枝を探した瀬山が一家を見つけ、結婚することになり3人で暮らすことになる
母は事情を酌量されるが、罪をつぐなう気持ちで街頭で募金活動に励むようになる というストレートな悲劇

池田理代子「フランチェスカの肖像」が9号まで3回連載
領主の娘フランチェスカと召使いの子レオの物語
二人は小さい時から仲良しだが、成長するに及んで身分が運命を分けることになる
レオの父は宝石泥棒の嫌疑を受け処刑される
レオは土地を離れ医者となるが、復讐心で10年ぶりの領地に戻ってきて領主館を探ることに
しかし領主は重い病気にかかっており医術を尽くすことにする
一度は助けることができたが結局なくなってしまう
娘が地下室に閉じこめられていると知り尋ねると
あの時レオの助けにしようと持ち出した宝石が盗んだという大事になり、その責を感じて一生地下で暮らすことにしたという彼女
事情を知ったあとも、フランチェスカへの愛情は消えず彼女を受け止めようとするところで終了する
これも辛口の歴史物

8号より古賀新一「のろいの火がまねく」新連載スリラー
9号より忠津陽子「集まれ青春」新連載(16号まで)
12号では丘けい子「アッサムの虎 パンザをしとめろ!」
ブラウン財閥は虎に息子を殺された仇を討とうと狩猟隊を雇いインド奥地へ、現地の娘マヤが道案内になるが
自然、動物を愛するマヤは虎に同情

湯村たい子「踊れユリアナ」新連載、プリマの座をメイに奪われたユリアナは・・目がかなり大きいのが特徴的

16号では鈴原研一郎「進め!レモンティーン」、レモンシリーズの3回目、魚屋魚清の元気娘くるみちゃんがヒロイン
本村三四子「Hiコニーよ」が2回目
両親がなくなりダグラス家にやってきたコニー
とんでもないおてんばで親がなくなったと思えない快活さ
犬のダンディも連れてきて、当家のパパが犬嫌いなのに無理やり飼わせてもらう
息子のハリーは犬のえさ皿に父が収集している陶器を渡して大目玉
隣のトランペットがうるさいので文句を言いに出たかえり、柵越えして入ろうとして警官に不審者と間違われたり
学校にはアニー先生という美人がいて彼女の世話をやいてくれるという風に学園ドタバタに終始しそうなんだが
黒人のジム先生が赴任してきた時は、みんなに差別意識が残っているため率先してかばうところなど身寄りないコニーの気持ちが左右していて味がある

18号では志賀公江「雄鹿のくる峰」新連載、志賀さんは普通の少女ものと違った設定を持っていておもしろい
また池田理代子「祖国に愛を」
領主の息子、兄は愛していないが戦略的にエリザべートを選ぶような利害に長けた男
弟ユリウスは真摯な青年、森で美しい妖精に出会う
折しも都では革命が起こり失敗したブロウニング家は取りつぶし、妖精はその娘だった
さらに驚くことは領主も革命には好意的で王を廃するため自分たちも立ち上がろうと画策している
ユリウス達は革命に命をかけようと決意するところで物語は24号終了
白石卓也「勇者クリスティーナ」、少女誌には珍しい戦闘もの、ナチスに立ち向かう人々を描いた3回もの

23号、忠津陽子「パパの青春」
ジェーンは大学教授のパパとシリアおばさんの結婚を進めようとしている
ボーイフレンドのウィルの弟テディがいたずら好きでくもをジェーンの服に入れて大騒動
その母親ドノバン夫人はちょっと堅そうな人物だが、ジェーンの家の壁紙をきれいなものに変えてくれる
パパは勝手なことをして怒るが実はドノバン夫人にはひかれるところがある

24号で岸裕子が登場
「愛はつみを」読み切り
同じ孤児施設出の章を助けようとしたら章に成績で君が一番になったらしたがうと言われカンニングペーパーまで用意して一番の秋山を抜く
そんな時、席次に張り出された自分の名前が×で消され、カンニングペーパーの半分が送りつけられる
結局カンニングをうちあけると秋山から自分から名乗って欲しかったのでこんな仕業をしたのだと教えられる
わだかまりもなくなりみんな平静な姿に戻って終了
25号より丘けい子「カリブの女海賊」新連載

35号(夏増刊)忠津陽子「夏の月にかんぱい」47P読み切り
男ばかりのテリーの家に向かう庭園デザイナー、マリアと妹オリビア
長男がマリアを気に入って最後は結婚する
活発なオリビアはテリーとけんかばかりするがしだいにひかれあい
テリーのライバル、ジャン・ラビエ(彼はオリビアを一目見た時から好きで誘ってくる)と島恒例のヨットを競うことに
両方とも優勝候補の腕前ながら、転覆したジャンを助けて二人は仲直りする
それでも恋の行方は友を優先したことでオリビアが見直したからにはテリーに軍配が上がりそう

本村三四子「奥さまは18歳」がいよいよ連載開始
また西谷祥子「チェエリー」新連載
バズは活発な女の子
女優で忙しくしているママに会いにマイアミへ出かけてゆくとグレッグさんという資産家の家で暮らしていて
二人はよい仲らしく、グレッグさんの娘はどういうわけかバズを憎んでいるようで双子の弟をけしかけてくる
絵柄は「学生達の道」と同じような美しく多彩なものだが随分ギャグ色強くなっている
ギャグ色強くなると西谷さんの絵柄がそこなわれて少し残念になる

志賀公江「スマッシュをきめろ」連載3回目くらい、文句なしの内容

43号より鈴原研一郎「ビバ天使さん」、はりきり看護婦マチ子の奮闘記
丘けい子「挑戦」が始まっている
48号では鈴原さんは「月給美はあした」
忠津陽子「バイバイBFどの」
50号で「ただいまの記録・・」完結

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68年の「週刊マーガレット」

目当ての「ただいまの記録・・・」を追ってこの年の中頃から借りだし
月刊誌のようにその年の全部と、借りていたら4~5倍はあるのでちょっと大事
さて28号は
本村三四子「Ohジニー」15P、15歳ジニーの学園ラブコメディー新連載
鈴原研一郎「レモンの年頃(エイジ)」
あべたかこ「花の季節」
花村えい子「友情詩集」
武田京子「そよ風の中の二人」
池田ちよ子「素てきなメミー」
藤原栄子「すばらしい奇跡」読み切り、10歳の天才少女ベッシイ・ウィルソン、実験フラスコが破裂して浴びた液体のため急に天才となったという話

フレンドが里中、大和、神奈、青池とかわいい少女をきっちり描く作家さんが揃っていたのに対して
マーガレットは忠津さんはいるものの、他は本村さんか
28号では「Ohジニー」
高校一年のジニーはビンズとデート帰り、車で送ってもらってきた
映画に夢中で頼まれた買い物も忘れるあわてもの
おばさんといっても姉くらいの年で魅力的なレスリーは物書き
ジニーの学校オークランド校へ転入してきたラリー・フラメットと行きしなに一緒になるが
クラスも同じで自己紹介の弁が「女の子と勉強が大に苦手」
後でジニーが問いただすと、ズボンをはいていたジニーは男だと思っていたと言われプライド傷つくことはなはだしく・・
水泳でおぼれかけた時助けてくれた男の人(デューク)がかっこよいとときめいたが、なんとラリーの兄
それにデュークは絵を専攻していて、描いているキャンバスの女性はレスリーそっくり
そういえば、以前レスリーもデュークが通っていた大学にいたことがあって・・
ちょっとどきどきの恋愛もの、しゃれた感覚で描かれていて、次の大ヒット作「奥様は18歳」に劣らないかも

30号より藤原さん「ただいまの記録2分50秒5」
この頃にしては真に迫るタイトルだが、内容は金メダルへのターンと同様スポーツ邁進もの
8/20夏の増刊号では大島弓子「真夜中の奇跡」、春の増刊でデビューした大島さんの二作目
なんのことはない単行本「ポールとペール」で読める「ペール」の初出タイトルでした

さて「ただいまの記録2分50秒5」ですが
中学一年生関根夏美は父がいなく水泳一筋
父も水泳選手だったのでその思い出が辛いのか母は水泳が嫌いで水泳部に入っていることは内緒で練習している
同じ中学(川崎中)3年の奥永さんは才能あり大会でも優勝した
練習で出かけた海には奥永さんも駆けつけ泳ぎは盛り上がる
がけから飛び込む人がいて身投げと間違える騒動があったが、その少女は奈良たまきといって気の強い水泳選手
奥永さんと競争してまかしてしまう
夏の選手権では高校生には負けたものの中学ながら2位にくいこんで大躍進の夏美
氷の張る湖で泳ぐ練習をさせるような厳しいロバートコーチの元で奈良さんと練習に励んでさらに記録をのばしアジア大会をめざす
母の店が倒産して家を売り狭いアパート暮らしで飼っていた犬もおけない(犬はロバートがスイミングスクールで面倒みてくれる)
アパートの隣室の女の子は足が悪くひどくいじわるに見えたが、元水泳選手で夏美に親身にアドバイスしてくれるようになる
コーチ戸部先生の妹みづほがライバルとして現れ、日本代表を競って泳ぐことになる
香港では天才スイマー、リンレイがダントツの成績を出し
夏美としては2分50秒5を切らなければ勝負にならない
最後は、アジア大会でリンレイをやぶり優勝して終わる
少し恋愛のアヤか泳ぎの独特な技みがきがほしかったなぁ

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今週の長編:岩明均「七夕の国」全4巻、96年~

ビッグコミックスピリッツ連載、「寄生獣」に続く長編ということで随分の期待を負ったことでしょう
今回の岩明さん得意のすっぱり切れる業は、自由に移動できるこぶし大球体を滅してその形に物体を削ってしまうというもの
実は異空間に移動したとうことが後、明らかになるが、その異動先の空間がどんなものか「あちら」としか表現されない
大学生南丸はその業が出来るが何の意味があるかわからず超能力サークルのようなものに入った
折しも、丸神教授が失踪して、彼を慕う講師江美についてサークル仲間と丸川町へ
町から見える丸神山には不思議な伝承もあり、丸川町には南丸と同じ能力者がいて・・
この力は利用の仕方によれば要人暗殺や、巨大な球を生み出せれば戦争兵器にもなると「寄生獣」並の盛り上がりが予想されたが
事件は丸川町内で収束するのがちょっと残念

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