2016年4月29日 (金)

グレイトフルデッド「ライブ・デッド」69年

Gratefuldead04
四枚目のアルバムが二枚組ライブ
それもスタジオ盤からは1曲だけ
この形式で、彼らはヒット曲によらないメジャーグループとなる
ロックではこういうのは当時、ピンクフロイドとかキングクリムゾンくらいか
このイギリスの2グループはアルバムが先にヒットして認められたわけだが
デッドはライブアルバムで認められるという不思議な形
最後に「フィードバック」なんて前衛的な曲があるのに

2016年4月28日 (木)

益子かつみ「一番星之助」58年


「少年」8月号最終回7P
益子さんではあまり知られていない作品

宮谷一彦「ジャンピンジャック・フラッシュ」

Miyaya_jumpin

67年の「COM」デビュー作「眠りにつく時」をはじめ12作を収録
シリーズ「現代まんがの挑戦」で先に出た「俺たちの季節」に比べ70~71年作が大半を占める
青年のはやる思いが抑えきれないとしった初期作から、大人となった男のもてあまし気味なエネルギーが暴力へ結ぶ70年代作
大人を描くと人物像にもまともに醜い面が現れ、絵がくずれてしまう
圧倒的な背景の迫力と対照的になり戯画的にまで

タイトル作は元反共活動家が警察の調べを受けている間に妻を巻き込まれる話
ラストは元の仲間に復讐に行く これが71年作
やはり60年代がよい
「夏の終わり」8Pでは殺人を犯し車で死のうとする青年
途中拾った娘がきっかけで断崖でブレーキを踏んでとことん逃げる気持ちになる

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69年の「ラストステージ」20P
ジャズメン裕二、かつての仲間立川は売れる音楽にきりかえスターとなっている
芽が出ない自分はあきらめこれをラストステージとしようと国に帰ることを妻に告げる
そのラストの店に偶然、立川が現れ客は一時、そちらへ気を移すが
裕二が吹くサックスが再び客を引き付けた
裕二は駅で待つ妻に家へ帰って明日から同じ生活を続けようという

グレイトフルデッド「アオクソモクソア」69年

Gratefuldead03
デッドといえばまずこのアルバムを思い浮かべる懐かしい作

冒頭「セントセテファン」がまず名曲
ガルシアの少しふるえるような歌い方がよく、テンポが落ちた時の幻想味がたまらない
しかし寓話的な物語なのか意味がよく通らない

続く「デュプリー・ダイモンド・ブルーズ」を聞いているとガルシアの声ってレノンに似ていると思う
この曲でもバンジョー伴奏部分が素晴らしくなる

「ローズマリー」もエコーをかけたボーカルがいい調子
「ドゥイングラグ」もそんな調子で始まるがラグのあおりが実にかっこよい
続く曲も酔ったようなボーカル、ここまでやるかといった具合
続いて名曲「チャイナ・キャット・サンフラワー」
回転木馬に乗ったようなめまいがしそうな曲
旋律は美しく、ガルシアのボーカルが異次元に誘う

7曲目はテープ速度を落としたのかお経のように聞こえる
これが8分も続いていやになるのがこのアルバムのただ一つの悪所

最後に「コズミック・チャーリー」
カントリーブルーズ的な曲調でここもガルシア
前篇ガルシアで押し通した
カントリー色もなく、バンド名に恥じない雰囲気を保つ名盤

2016年4月27日 (水)

吉田竜夫「にっこり剣四郎」58年 2