2016年7月28日 (木)

篠崎成重「紅顔疾風剣」58年

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ひばり書房9月発行、130円、B6判128P
成重さんの単行本はリターンズにも見えず、青虫のこれだけ
絵をみても、スムーズな運び、ていねいね描き込み
とても初めてで終わった作家とは思えないが
類似の絵柄を思い浮かばない

流れ者の侍、竜堂天心が道場破りで吉岡源斉を破る
父源斉は息子の十三郎に道場を譲ろうとするが、十三郎は天心を追いかけて着られてしまう
弟の新太郎が仇を果たそうと剣を磨く
江戸へ出て、天心とまみえた時、まだ新太郎の腕は及ばず討たれそうになるが、甲賀忍者の嵐丸が救う
嵐丸も天心を仇とする者だったから
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天心の仲間に三鬼という侍がいて、これも道場破りをしている
千葉道場を襲い、歩が悪くなると逃げ出して、やってきた新太郎と剣をまじえる
この時はこれで終わるが、新太郎は千葉道場の世話になっていて彼等の状況をつかむ
天心は三鬼と小野三郎を斬るよう依頼を受け、引き受けるが、小野は剣豪
三鬼が斬られ、天心も危うくなるが、嵐丸が手助けして逃がす
逃げた天心を新太郎が見つけるが、かえって斬られて千葉先生に救われる
天心が江戸をはなれると聞いて、新太郎はけがをおして追いかける
江戸を離れるところですでに嵐丸と天心の果たし合いがはじまっていた
小野から助けたのは、自分が天心を討たねばならないという使命を持っていたから
嵐丸とは仮の名、かつて天心に斬られた関虎之助の弟文之進だった
文之進は相打ちとなり、新太郎かかけつけた時、天心は倒れていた
新太郎は天心にとどめを刺す気持にはならず、その死を見届けるのだった

サンディー「ドリーム・キャッチャー」94年 CD

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「パシフィカ」で日本ポップの到達点を示したサンディーの次のアルバム
軽快なリズムと哀愁を含むメロディで美しい仕上がりになっている
歌詞がいくぶん理屈っぽい難があるが、音は楽しめる
「ヒーリング」から「オ・ラ・テール」が好きな部分

2016年7月27日 (水)

細川千栄子「くれないのばら」58年


「少女クラブ」夏増刊号28P読み切り
王子のため身を犠牲にしたローザの物語
デビュー作でしょうか、それにしては30Pと長い
絵がなんとも美しく、28Pを許されるわけもわかる

長編なので最初の5Pにしておく

小山秀彦「限りなき追跡」58年

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童心社8/5発行、130円、B6判128P
絵柄が印象的で、昨年にやはり青虫にあった日本漫画社「悲しみよさようなら」を読んで続いてもう1作読む
リターンズには日本漫画社の「地底の秘密」があり、少年少女ものいずれも手がけている
「限りなき追跡」は話が単純で今一つ

社長が自殺して遺書を拾った木村光夫が屋敷に届けに行く
重役の大川が借金のため社長宅も売らなければならないというので、娘マリ子と母は困り果てる
会社の金を持ち逃げした山田は口封じのために殺されてしまった
光夫はマリ子たちのため、大川のところへ訴えにいって捕まってしまう
閉じ込められているのを助けてくれたのが一見不良風の片目の豹
実は大川の内実をさぐっていた警視庁の吉田警部
大川が手下を使って社長を自殺に見せかけて殺したなどの一連の悪事が明らかになって逮捕に踏み切る
大川はマリ子をさらって飛行機で逃げ、光夫はヘリコプターに乗って追う
飛行機の着いた島で大川を追い詰め、マリ子を救出する
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若木書房で1959年に小山秀雄名義の四作があるが、本は確認していない

サンディー「パシフィカ」91年 CD

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冒頭タイトル曲はディック・リーの曲
ゴージャスな雰囲気あふれる曲
次の「アロハ・マイ」というハワイ曲とあわせて、南国のショータイムといった妖しいムードを醸す
続いてインドネシアの「黒い瞳」、日本の「ドドンパ娘」
またディックの曲、「真っ赤な太陽」、インドネシア民謡、「ライト・マイ・ファイアー」
最後もディック・リーが二曲からむ
ディックと久保田真琴の飾り立てでサンディーの個性がうまく生かされたアルバム

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