2015年4月26日 (日)

武田京子「こちら東京ジャリジャリ横丁」76年

Takeda_jarijari
79年の集英社文庫版で読む241P
「セブンティーン」連載を確認していないので77年かもしれない
絵柄は70年代初頭の「サボテンとマシュマロ」と同じようなもの

東京の下町ジャリジャリ横丁に越してきた須賀一家
兄のはじめは浪人生、うるさい横丁のため2年目も落ちることになる
妹典子(ノン子)は高校生だが、クラスに天野一二三(ひふみ)という男みたいに背の高い問題児がいた
一二三は近くのお好み焼き屋道草の娘で、不思議とノン子と親しくなる
はじめは一二三を男と勘違いして出逢いは最悪だが
横丁がうるさいとぼやくはじめを地主奈良大三が空き地からこどもたちを閉め出しているからだと教える
そこに現れた用心棒といさかいになり、けっこうやりあったはじめは横丁を守る男と横丁の人々から歓迎される
ひけなくなったはじめは横丁に残って受験に備えるが、しだいに一二三に引かれてゆく
一二三には孝夫という恋人がいて、横丁に帰ってくるというのを知ったはじめは落ち込んでしまう
ノン子がお隣の渡辺くんが好きになるエピソードも横糸として巧み
横丁は大三の買い取りが進んで取り壊されることになる
母と二人暮らしの渡辺くんは母親と親戚を頼って九州に行くが、二年後、東京の大学に合格してきっと戻ってくると典子に伝える
須賀家も別の家を見つけて引っ越すことに
はじめは孝夫からという花束を一二三のため置いておくが、一二三は孝夫が戻ってくるなんて自分の作り話だと叫んでしまう
ショックのはじめは一二三に声もかけることなく別れてしまう
引っ越しの車に、一二三は縫ったゆかたを届けようとしたがはじめが手をのばさない

忘れた父の釣り竿を取りに戻るよう頼まれたはじめは、まだ開けている道草の前を複雑な気持ちで過ぎる
元の家の戸を開け、部屋に入って見たのは思いに沈む一二三の姿
逃げ去ろうとする一二三を彼はもう逃すことはなかった
つっぱった娘一二三がよく描かれている

パンの新作:ゴルゴンゾーラとマカデミアパン

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先々週はアッシュでたくさん買ったので作らず
あまおういちごのソフトパンが目を引いたがメロンの方があっている
先週はひさしぶりにパン作り
クロワッサンはいまだにバターが品切れの日が多くてあきらめて別のもの

エアダール特製のパンにならってゴルゴンゾーラチーズとマカデミアナッツを仕組んだパンを作る
エアダールのような油まじりのパンは難しそうなので、ネットで見つけた全粒粉のものを試し
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四個分で
全粒粉 210gに塩1g、水204g、酵母3g(あらかじめふやかせた)を混ぜる
全粒粉全部のパンは初めてで、とてもやわらかく、かなり薄力粉を足した
マカデミアナッツを加えビニール袋に入れて野菜室で20時間発酵
取り出して1時間おいて、4分割し、まるめでガス抜き20分
チーズを中に入れて。25度で60分発酵
それぞれ真ん中に十字に切り込み、220度余熱で200度に下げて18分焼いた
ほんとは余熱後、蒸気を出さないといけないが、余熱の間、水をはって蒸気を出して替えた
パンは天板に網を引いて、クッキングシートを敷いたが、パンにくっつくのでシートはなしでもよいかも
焼き上がり終わり二分前に、十字切り込みからはちみちをたらす

はちみつをたくさんいれるとおいしいので切り込みはかなり大きくてよかった

へたなできあがりだが味はよくて好評だった
発酵は一日かけなくてもよさそう
水蒸気を加えるのはフランスパンの手法のようで、こちらはいろいろ試してみる必要がありそう
まあなんとか食べられて50点のできでした

さかき敬「魔城探検」48年(プランゲ文庫)

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住之江書房4/5発行、55円、120P
千ちゃんが寝ていると、うさぎが月へ連れて行くと誘いに来る
たぬきのたぬ公も連れて飛行機で月へ出発する
途中、雲の中にいる博士から月では異変が起こっていると知らされる
ここで雲から落ちたたぬ公は雷に拾われる
月への到着が遅れると困っていると、風神が来て、飛行機を風で飛ばしてくれる
月へつくと、ほうき星の鬼が月の姫をさらいに来るという
たぬ公が姫に化けて、ほうき星に乗り込む退治する

月から戻って翌日、たぬ公が誘いに来て千ちゃんは海底へ行く
竜宮城へ行くと、おと姫がさらわれている
骸骨塔へ行って姫を救い出して戻る
続いて、たぬ公の森で魔法使いを退治することに
一つ目の巨象が現れるが、大猿が出て互いに戦っている
このすきに逃げようと先へ進むと、勝った大猿が二人をとらえようとする
大鷲が猿をとらえて空へ連れて落としてくれて助かる
こうして魔城へ着いて入って行くと
縄がひとりでに動きだし二人を縛ってしまう
たぬ公が縄ぬけして、城壁から下りるのを魔法使いが切る
下に落ちて、川をいかだで逃げ出す
魔法使いがたぬ公をさらって釜ゆでにする
千ちゃんが竜宮でもらった玉を釜に投げ入れると
お湯は水になり、あふれ出して城は水中に沈んでしまう
魔法使いも逃げ出して、物語が終了する

ブルーズ:オーティス・ラッシュ「ライブ」75年

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来日公演を収めたアルバム
「ミーン・オールド・ワールド」から始まり「オール・ユア・ラブ」へ
A面は「ルッキン・バック」でしめるまとまった構成
いくぶんマイルドになった声質は、なんだかブレイクダウンを聞いているかのよう
ショッキングな緊張感はないがオーティスライブが楽しめるという貴重な一枚

2015年4月25日 (土)

小坂井ひでお「宇宙の招待」56年 (東京15年春)

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曙出版4月発行、130円、B6判128P
50年代前半に単行本をたくさん出している小坂井さん
子ども向けの絵柄、この作品では特に手塚似で、主人公の少年など鉄腕アトムそっくり

原子力研究所からワシントンの会議へ派遣された正男少年、最先端の発明をする科学者
エンジンがきかず着陸困難だと思っていると緑の光線が当たって飛行機が動いて到着する
日本に戻ると、月田博士宛てに設計図が送られていた
組み立てると光線装置で赤色光線はものを破壊する力が強大にある
そこにエフという男の胸像が送られてきて、六時に飛行場へ来いと呼び出しがある
月田博士と正男が行くと、ジェット機に正男が吸い込まれ、自動操縦でアメリカへ向かう
出迎えたのがメリーという少女
ここには世界中から科学者が集められ、メタルーナ星から来たエフたちに協力させられていた
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赤色の破壊光線と緑色の操る光線に脅されて研究の手伝いをしている
エフがメタルーナ星の総裁と連絡を取っているのを聞くと、遊星ゼーゴンと戦っているらしい
総裁からは敵の攻撃が迫っているので未完成のままでも星へ帰れと命令が出ている
正男は科学者たちと車で逃げる
正男はジェット機でメリーと飛び立ったのがめだって宇宙船に吸い込まれ、そのままメタルーナまで連れられる
途中、ゼーゴンのロケットが攻撃してくるが赤い光線で破壊して到着する
メタルーナ星人はうさぎのような顔立ち
総裁は被害が大きく、地球へ移住するしかないという
しかし大型弾が落ちて、総裁が死に、エフの双子の弟も死んでしまう
狂った昆虫人間を倒してロケットで脱出した正男、メリー、エフ
地球に近づくとエフはロケットから飛び出して自害する

«くらもちふさこ「東京のカサノバ」83年