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2016年10月28日 (金)

大島弓子「ハイネよんで」76年

Oosima_haine
選集未収録作、11月号別冊少女コミック40頁
サンコミックストロベリーシリーズ「草冠の姫」所収

動物生態研究のため山暮らしの若い学者とその妻添子
タイトルは恋人時代、ベンチでハイネ詩を朗読してほしいと言われるまま読むと
寄り添って寝てしまった添子、あまりくっつかないでとつっぱねたエピソードによる

二人は鹿に育てられた野生児を見つけ人間に戻そうと一緒に暮らす
ジローと名付けた子供は学者を思慕し寄り添うようになる
言葉を発声し始めた頃、ジローが一緒のベッドで寝たいというので妻も了解したが
やはり眠れない
そんな気持を知ってかジローは山へ入って行き見つけて戻った時は、添子が東京へ去っていた
一人山を下りた彼女はこんな手紙を残していた
「あの子を知人たちにどう紹介するかで、あなたの元に戻るか決めます」
ジローは村人たちに見つかり、再び山へ逃げて死んでしまう
事件を追う報道者に聞かれて、夫は「あの子を好きでした、恋人のように」と答える
さあ妻はどうする?
その答えが彼女が望んでいたものだという結末だが、妻の振るまいに独特なものがある
ジローと夫との同性愛的接近が問題となっているが、ジローが女性なら添子は同じように振る舞ったのだろうか
どうも不可解な部分が残る作品
Oosima_kusakanmuri

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コメント

昔オオカミに育てられたオオカミ少女の記事を思いだしたけど、こちらは鹿ですものね。

「ヨハネがすき」もかなり内容に無理がありました。

うーん、深く考えずにさらっと読み流しちゃう方が好いのですかね?

セシリアさん、おはようございます
漫画再読の大動因は大島さんです
当時は選集から、手に入る単行本を買い読みふけりました(まだ掲載もと雑誌は当たってしない時期でした)
好きな作品は50にもなるくらい熱心でしたが・・
この頃読み返すと、台詞が多いのに疲れます
意味をぼかしている部分はおもしろく読めませんでした
そういうわけで「誕生」くらいまでかな、それ以前の作品にひかれます

うしおそうじさんの復刊がようやく進んでいますね、今年のうれしい話題です

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