« 2016年8月 | トップページ | 2016年11月 »

2016年10月

2016年10月31日 (月)

「千夜一夜絵物語」68年

Kimura_senya_2
東京漫画出版、260円、B6判230P
アラビアンナイト選集の第三弾
大場正史監修の4編を3人が漫画にした

木村仁「恋に狂った男の話」64P
小坂靖「父の妻たちをなぐさんだ若者の話」46P
渡辺剛「バカ亭主の話」34P
小坂靖「魔神に結ばれた男女」69P

「恋に狂った男の話」
幼い頃から引き取られて一緒に暮らしてきた従妹のアジザーと結婚する気にならないと家を飛び出したアジズ
窓辺に妖しい女を見て恋い焦がれ、通い続けてやっと通してもらえる
アジザーは本当はアジズが好きで、彼が自分のもとを去ってゆくと命を絶つ
窓辺の女は男の愛情をもてあそぶような性格だったが、アジザーの死を聞いて心改める
しかし、家へ戻る途中で、老婆が飛び出し、涙ながらに家出した倅の手紙を読んでほしいと家へ誘い入れ、娘と無理に結婚させようとする
誘惑におぼれてしまったアジズは女のところへ戻ったが、元の性悪女に戻ったとアジズの性器を切り取ってしまう

木村さんの大人向け絵はアクが強くて、小坂さんの方がつやっぽく合っている
「父の妻たちをなぐさんだ若者の話」は

淫乱な息子ハサンは父の妻を寝取ってしまう
そのたび離縁して新しい妻をもらうのだが、今度の貞淑な妻もハサンの奸計にはまって・・
ついには二人の妻をめとって一緒に置けば、ハサンもつけいるすきはなかろうと思ったが
父は三人が戯れ合うのを目撃し、さすがに訴え、三人の首をはねさせた

Kosaka_senya02

「魔神に結ばれた男女」は
女嫌いのザマン王子と男嫌いのブドウル姫は魔神たちのおせっかいで恋に落ちる
王子は姫を捜し求め結ばれるが、国へ戻る途中、姫の大事な玉を鳥に持ち去られ探しにでる
帰りの遅い王子を探して男姿にみをやつした姫は黒い都でつかまる
その姿に魅せられたヌフス姫と結婚させられることになったが
姫を拒み続けたある夜、ブドウル姫は真実をうちあける
折しも、ザマン王子が都に到着し、ブドウルの提案で王子はヌフス姫と結婚し、ブドウルが腰元となる
そして子供達が生まれ成長した頃、王となったザマンは父に会いに旅立った
その間に、ブドウルはヌフスの息子王子、ヌフスはブドウルの息子王子との欲情に狂うようになる
やがて戻った王に沙漠に追放となった二人の王子は昔のザマンのように女嫌いとなった
Kimura_senyawatanabe_2
渡辺さんは初めて読む作家、ちょっと堅い絵だが
恋人に、夫の目のまで情事を遂げたいと求められ
まず自分が木の上に登って夫の不倫を見たと怒って下りてきて
不審に思う夫が登ると堂々と恋人と情事にふけり、下りてくる間に隠してしまうという手管を使う

4話とも入り組む内容を絵にするのがやっと
漫画のコマ形式になっているものの動きを追って楽しむ漫画的要素が少なく、タイトルにあるように絵物語的な作品となっている

「疾風」60年

Takeuti_hayate
兎月書房、130円、B6判128P
「刃(うめがい)」の続編、山禍に関連したアクション作品を収録する
ここでは次の二編
竹内寛行「美女と野盗」98P
沼希一「鎌男」52P

竹内作が目を引く
永禄8年、九州門司の山禍の集落
大親分が病に伏せっていて、その薬として博多、大友家の姫君を連れてくようにとの占いを大婆が出す
くじで源九郎が栄誉ある役を引き当てるが、副親分の蛇六が占い師を刺して、源九郎と斬り合いに
二人は谷に落ち、源九郎が気付いた時は蛇六は消えている、先駆けて博多へ向かったらしい
蛇六は、大友家と対立する赤松能登守を敵から救い、城へ送る
城攻めに加わることにして、敵の姫君をもらうという約束を取り付ける
そのころ占い婆から予言の玉を預かったお里は、博多へ向かい、蛇六に見つけられる
玉の威力で婆の幻が現れ、蛇六を動けなくしてお里を助ける
一方、源九郎は大友姫の大切にしている雷鳥をつかまえて、城へ届ける
そこへ蛇六が現れ、源九郎と果たし合う
お里の持つ玉から煙りが出て、大親分がなくなったことを告げる
また、源九郎の命もあとわずかと出て玉が消え失せる
蛇六は山禍には禁じ手の銃を出して源九郎を撃ち、姫をさらって逃げようとする
源九郎は最後の力を出して立ち上がり、蛇六と相打ちして果てる
源九郎を慕うお里は悲しみながら山へ戻って行くのだった

クリームシチュー

P161029sityuu
このところ、週末、土曜夜は実家で食事を作ることが多い
リクエストでスパゲッティ、ミートソースとする
前菜にホタテとえびのコンソメジュレかけ、下地ににんじんのムースを作る
P161029jure
もう一品ほしいが、スープというのもなんだしと考えていて野菜のクリームシチューを思いつく
レシピを探すが破棄しているらしい
土井さんのメニューはコンソメを使わないので味薄と判断したのだろう
今回は、野菜コンソメを一袋の3/4入れてみる
つなぎの小麦粉は少し、じゃがいものとろみで代用する
クリームシチューは三年ぶり
コープの野菜コンソメはとても口に合って、今回もいい味
コープからは普通のコンソメも出ているからそちらも試してみたくなる

2016年10月30日 (日)

新作料理:ブレゼ

P161030blezer
土曜日の朝日新聞Bにのるレシピ「肴ごはん」で聞き慣れない調理法が紹介されている
チキンとサツマイモとリンゴのブレゼ
ブレゼとは蒸し煮料理らしい
鶏肉が薄だしで煮込まれているのは少し気が進まないが「蒸し煮」にひかれてやってみる

鶏モモとサツマイモは常備でないので買ってきて
二人分だと白ワイン(ワインビネガーを加えても)が100ccにも満たず、水も使わない
野菜の水分をじっくりだしてやる料理で割といい感じ
鶏肉ははじめオリーブ油で焦がしめに焼いておいたので香ばしさがでる
思ったよりいい料理でレシピを残すことに
P161030anpan
この食事は、スープ類はなしで、青物とパンとデザート
パンは、あんこが350gといい具合残っていたので、久しぶりにあんぱん
粉300gで12個できる 二次発酵は20分のところ1時間かかる

木下としお「ドンちゃんの冒険」54年

Kinosita03b
「木下としおのみち草漫画集3」
漫画集1、2は紹介済み
3は96Pのタイトル作に続いて
「いなずまくん」55年、82P「少年」連載
「おせんちゃん」58年、31P「小学三年生」読み切り
「ほろ馬車トップ」53年、17P「漫画王」読み切り

「ドンちゃんの冒険」は曙出版からの単行本
ぐり子ちゃんのところへ小包
開けると粉が飛びだし、夢を見る
続きは訪ねておいでと弟ドンちゃんがおじさん博士から手紙を預かってきた
さっそく訪ねると、二人ベッドへ寝かされて、ちょんまげの時代へ
お城の姫がグリちゃんと服を替えて町の見学
殿にばれて、連れもどされるところで夢から覚める
続いて、おとぎの国/おかしの国/不思議な国(こびとの国)/踊る笛(吹くと動物でも踊り出す)/原子の国と巡る
原子の国では飛行タンクを背負うと飛べる
Kinosita03c
空陸両用車で宇宙へ飛んで火星の大統領と出会ったところで夢から覚めて終わり

それぞれが15P程度の短い話なので迫力に欠けるが、53、54年あたりが木下さんの絵が冴えた時期
「いなずまくん」は福井英一似で、「おせんちゃん」は粗くなっている
Kinosita03d

大失敗のモンブラン

P161026kabomonb
病院待ち時間に「オレンジページ」を読んでいておもしろかったのがかぼちゃモンブラン
レシピを控えて、さっそくかぼちゃをゆでてみる
余る生クリームを泡立て堅くして上に細く絞り出す
レシピはかぼちゃの種を乗せているが、ないのでくるみを割って代用
失敗は早く作りすぎて夕食前菜に溶けそうで、一度冷凍した
冷凍が長くて、夕食時には固くてアイスみたいになって、冷える夜には大失敗

竹本敏太郎「復讐南京街」58年

Takemoto_nankin
ます美書房4/20発行、150円、A5判96P

江戸の千葉周作道場で励む林雄之助と月太郎
いずれ劣らぬ力の持ち主だが、手合わせで雄之助が月太郎を破った
もともと父のあとをついで商人になろうと考えている月太郎は横浜の店を訪ねる
その途中、ドクロ党が娘をさらうのを目撃する
雄之助は止めるが、月太郎が向かって異国人(オス・キング)の繰り出す不思議な剣にかなわなかった
店に戻ると、真砂屋との取引から父が帰らないと聞かされる
港屋としてオス・キングとの取引を断った父は捕らえられていた
真砂屋に聞きに言った帰り、月太郎は真砂屋の娘が8時に倉庫で待つという伝言を受けているのを耳にして張り込むことに
やってきたドクロ党員一人を倒すと暮れ六つに烏島で取引があるという
月之助が乗り込むと、真砂屋がさらった娘一人を千両で売るという商売を見る
月太郎に加勢する紫頭巾と飛び出したが、ピストルで制され穴へ落とされるそうになるのを防いで大暴れ
真砂屋たちが逃げ出した先、南京街の麻薬取引に紫頭巾とともに乗り込む
役人村野は麻薬組織ゴールデンキット団の手下になっていて紫頭巾がしとめ、顔を見せるとひれ伏す
紫頭巾は奉行所与力の雄之助がやつした姿だった
雄之助は役人に号令し、キット団を押さえ、沖に停泊するサタン号へ向かいオス・キングとの最後の決戦が始まる
偽金をオス・キングにつかまされた真砂屋は、月太郎にすべて白状する
ドクロ党とは真砂屋が娘ゆうかいに雇った浪人者たちだという
商館の主、カネブがオス・キングの正体とわかる
月之助もサタン号へ向かい、怪力の巨人クロースは雄之助が斬り、海へ落ちる
オス・キングはこれまでと船に火をつけ運命をともにする

58年にしては細かい絵柄で迫力不足
筋もありそうな想定で終わる

2016年10月29日 (土)

手塚治虫「エンゼルの丘」60年

Teduka_engel01
「少女クラブ」連載400Pに及ぶ長編、全集MT75、76で読む

南の孤島エンゼル島のタブーは丘の上に登ること
王女でも犯せば処刑となるそれをルーナ姫が破ってしゃこ貝に閉じこめられ流される
偶然通りかかった汽船が拾い上げてくれるがルーナは記憶を失っていた
船長が寄港した町で撃たれ、ルーナは奴隷に売られる
たまたま妹に似ていたので親切にしてくれた日本人船長英二に頼って日本までやってきたルーナ
Teduka_engel01b
英二の父は政治家、母は画家でこどもたちにはほとんどかまわないため妹あけみはわがまま放題に育ち、英二は親から遠ざかるため外国航路の船長になった
ルーナが生きていることを知ったエンゼル島の神官ピョーマは暗殺者を送る
殺しに失敗して生け贄にすることになり、間違ってあけみがさらわれエンゼル島へ送られる
輸送船の船長がたまたま英二で、事態を知った英二も島に監禁される
英二は薬で目が見えなくなるが、泉で洗って治る
あけみ(ルーナ)はピョーマに山頂の穴へ落とされる
穴へ落ちた島人は元の人魚に戻るが、あけみは人間だからそのままの姿、人魚たちに助けられ、兄と再会して日本へ戻ることに

日本ではあけみの父親が政治的争いで暗殺され、小さな家に移った母と娘はかえって幸せに暮らしていた
しかし、ルーナがニセ者だと知ったピョーマは双子の殺し屋をさしむける
殺しに失敗した双子はかえって忠誠を誓い、島に連れられたあけみを取り戻しに戻る
島からは殺し屋が失敗したことを知ったピョーマが自ら出向いていた
その船の船員一人が英二が化けていると見破っていかだで流してしまう(あけみも一緒)
そのいかだに双子がうまい具合に出くわして日本へ連れ帰る
Takeuti_kuroobi02b
ルーナは本物のあけみが戻って来ると母にわからないよう家を飛び出して南へ向かう船に潜り込む
したしくなった船員ふぐ平とエンゼル島へカヌーで向かう
途中、ピョーマの飼うフカに襲われたのを助けたのが人魚族の王子ピレーネ
王子はルーナにひかれ恋し始める
島ではソレイユ姫(ルーナの姉、目が見えない)をなきものにしてピョーマが実権を握ろうとしていた
救おうと姿を変えて宮殿に近づいたルーナは見破られ、危ういところに大地震が起こりピョーマは下敷きに
ルーナはそれを救って、逃げようと海へ向かう
意識を取り戻したピョーマが追ってきてワニに襲わせようとするのを、ピレーネ王子が海から射て落とす
落ちたピョーマを見て驚いたのは王子、なんと自分の母親だった
海の王妃は島で二役をして権力を握っていたと知った王子は、ルーナに危険は去った、いつかまた会おうと消えて行く
Takeuti_kuroobi02c_2
英二は島の宝を知ったギャングに脅され島を案内に来ていた
宝を見つけた時、ポセイドンが宣告したように島の最後がやってきた
火山爆発とともに島が沈みゆくなか英二はルーナに救われ、ふぐ平のカヌーへ移される
ルーナとソレイユは沈む島とともに消え、それを意識を取り戻した英二が見つめながら物語が終わる

エンゼル島の秘密がこの後次第に明らかになるが、様々な苦難を設定しておきながら最後は少し走りすぎあっけない幕切れとなるのが惜しい
人間性に主体をおく60年代まんがから同時期の少年まんが「キャプテンKen」「白いパイロット」のようにアクションを交えながら筋を楽しませる娯楽作要素が主になってくるからだろう

いなば哲「素浪人呪文」

Inaba_surounin01
金園社、130円、B6判128P

谷垣雪之助は大名と間違われ、紫新九郎の手裏剣に狙われる
十五万石長岡藩家老典膳のさしがねだった
これをかわして、茶店で休んでいるとお葉という女が短刀をつきつけ侍のところへ
五人組に囲まれた雪之助、さらに先ほどの新九郎が現れる
手裏剣が飛んで、追い詰められたところへ、若殿を守れとと城の手勢がやってくる
宿屋で話しを聞くと、長岡藩の若殿博忠様にそっくりという
若殿は峠で酔いつぶれているのが見つかり、連れ帰るた途中、襲われ連れ去られる
田原殿が斬られたのが見つかる
そこで明日の大殿法要に身代わりで雪之助に出てほしいと侍たちが頼む
天井からは敵側お葉の含み針が飛んできて、異様な様子
興味持った雪之助は身代わりを頼まれ、城へ入る
隣国松平家の要姫も別人とはわからない
庭で渡された文には「心命寺へ来い、博忠の命はない」と呼び出しが書いてある
一人向かうとお葉がいて弟が殿様の行列を横切り、止めようとした母が斬られて恨むあまり復讐をしようと忍者になったという
雪之助にひかれたのか、逃げてという
新九郎が出てきて、雪之助は勝つが、黒幕典膳が出てくると、勝負に勝てば殿は返すという約束をほごにしてお葉を捕らえる
典膳は若殿をおとりに、土蔵の周囲に地雷をしかける
新九郎は約束を破る典膳に腹を立て、お葉には雪の助は助けてやるとそっと伝える
しかし典膳がこれを聞いていて、新九郎が撃たれる
土蔵に近づいた雪之助を救うため、瀕死の新九郎が飛び込んで爆死する
典膳はお葉と若殿を小舟に乗せ、川で斬り捨てるつもり
雪之助は土左衛門に化けて、舟に乗る手下を斬り、水から家老を呼んで川に突き落とす
一人気絶していた手下が爆弾を破裂させ、舟はこっぱみじんに
Inaba_surounin02
さて要姫が輿入れに城へやってくる
撃とうとした典膳の一味をお葉が止める
本物の若殿は雪之助が助け出していて、輿入れに間に合い、長岡藩は安泰
雪之助はお葉を伴い江戸へ向かう

絵柄もよく、内容もきびきび進んで、出色のできばえ

おはぎ作り

P161028ohagi

土井レシピにより、もち米1:米2で2合、17個できた
外あんを8個、内あんを9個(きなこ・黒ゴマ・青のり3個ずつ)
米は普通に炊飯器で炊き問題なし
ぬれぶきんにもちを広げてあんを入れるのがむつかしい

2016年10月28日 (金)

大島弓子「ハイネよんで」76年

Oosima_haine
選集未収録作、11月号別冊少女コミック40頁
サンコミックストロベリーシリーズ「草冠の姫」所収

動物生態研究のため山暮らしの若い学者とその妻添子
タイトルは恋人時代、ベンチでハイネ詩を朗読してほしいと言われるまま読むと
寄り添って寝てしまった添子、あまりくっつかないでとつっぱねたエピソードによる

二人は鹿に育てられた野生児を見つけ人間に戻そうと一緒に暮らす
ジローと名付けた子供は学者を思慕し寄り添うようになる
言葉を発声し始めた頃、ジローが一緒のベッドで寝たいというので妻も了解したが
やはり眠れない
そんな気持を知ってかジローは山へ入って行き見つけて戻った時は、添子が東京へ去っていた
一人山を下りた彼女はこんな手紙を残していた
「あの子を知人たちにどう紹介するかで、あなたの元に戻るか決めます」
ジローは村人たちに見つかり、再び山へ逃げて死んでしまう
事件を追う報道者に聞かれて、夫は「あの子を好きでした、恋人のように」と答える
さあ妻はどうする?
その答えが彼女が望んでいたものだという結末だが、妻の振るまいに独特なものがある
ジローと夫との同性愛的接近が問題となっているが、ジローが女性なら添子は同じように振る舞ったのだろうか
どうも不可解な部分が残る作品
Oosima_kusakanmuri

矢野ひろし「バッテンボー」57年

曙出版168番8月号、130円、B6判128P
矢野さんは絵物語を書いている南村喬の漫画作家名
57年の作品は雑誌では知らず、単行本にあると知り読んでみると、予想していた緻密な絵でない、意外なほど簡素なまんが的絵柄で拍子抜け

舞台は1830年アメリカ、田舎町の一人息子ジムは両親を説得して西部をめざし、バッテンボーの町に着く
酒場でゴロツキーにさからい殴りあいとなって負け、割って入った牧場主ドナンチョが銃の撃ち合いで勝ちジムを引き取る
支払金を納められないためゴロツキー一味から暴行を受けたノッポさんが逃げてきてジムがかくまい、ドナンチョに頼る
ジムはノッポさんに戦うよう説得しする
ゴロツキーはジムを暗殺するよう悪徳保安官ナッチョランを差し向ける
傷つくが逃げ延びたジムは、ドナンチョより銃とボクシングを習う
ノッポさんの裁判が始まり、検事はいつものように酒を飲むことなく裁判にのぞみ、正統に弁じる
ノッポは税金を払ったと町の人々も証言して、保安官ナッチョランが罰金を科せられる
報復にゴロツキーにより、判事が殺され、ノッポ夫妻も殺される
復讐の鬼となったジムを見て、リンチをやめさせようとドナンチョはジムの父を呼び寄せる
父が判事を引き受けたので納得したジムだが、父も殺されゴロツキー一味を倒しに向かう
ナッチョランやゴロツキーを撃ち、父の敵を縛り首にしようとするがリンチはやめて、故郷の山奥に戻ってゆく

この作品は57年発行となっているが「護美之砦」によると54年の表記があるらしい
この絵柄から見ると54年というのもあるかもしれないが、原本でその確認を忘れていてよくわからない
54年だとすると、55年~57年の漫画作品はないのかというのも気になる (130626)

小豆とっかん

P161026tokkann
妻が仙台みやげで買ってきたのが「小豆のとっかん」
とっかんとは?
米や豆を加工する機械あるいは料理法らしい
ネットにあがる長野県の移動とっかん屋さんは古くなった米、豆を熱し、砂糖・醤油を加えて仕上げてくれるそう
できあがりのとき、はじける音が大きく、この音から名前がきたのかも

「昔懐かしの味 小豆のとっかん」はしょうゆなしで砂糖のみ
お湯にもどせばあんこになるという粒あんのフリーズドライ
製品は山形県の販売業者になっているが、ネットでは同じ装丁で各地で売っている
中国から仕入れたのをおみやげ商品として各地で売り出しているらしい

試しに牛乳に浸してみると、おいしいおやつがすぐできました

2016年10月27日 (木)

武内つなよし「黒帯三平」56年

Takeuti_kuroobi01_2
「少年」6月号付録から始まる
6月号付録68P
地主の息子が畑で遊ぶのに文句を言ったため三平は土地を取り上げられ、作男たちに乱暴されそうになる
通りかかった柔道少年小四郎に助けられ、柔術を習いたいと道場に通い始める
母と山裾に住むようになって二年、町であばれ牛を押さえ込み胴締めで殺してしまう源玄鬼を見る
道場へ着くと、その恐ろしい男が部留毒九とともに、起倒流道場へ荒らしに来て小四郎と対戦
寝技に持ち込まれ、小四郎が危ない
それを分け三平が戦おうとするが、母急病の知らせを受けいったん延期に
7月号
小四郎は母の面倒を見なければならない三平のかわりに源玄鬼と戦う
風雲ガ原へ急ぐ三平
鬼殺しの胴じめで倒された小四郎は腕を折られてしまう
8月
三平が玄鬼と戦い投げ勝つが、部留に背後から押さえられ二人がかりで攻められる
知り合いの猟師たちが鉄砲を向け二人をどけたので救われる
9月号
腕を折られ入院している小四郎、その下男権蔵は三平のせいだと刀を持って襲いかかる
三平は、小四郎にわびるため自分の腕を折ろうとするが、それでどうになるものでないと小四郎に諭される
10月号
光文神社の奉納試合で三平は玄鬼と戦うことになる
やはり試合にやってきた活殺流荒巻大造と野試合し、破った時に荒吹雪という技をあみだす
三平に感服して大造は試合には出ないという
その三平が玄鬼たちに襲われ、助けに入った大造が覆面男をはぐとなんと弟の部留
玄鬼は剣で三平を切って、三平は川へ落ちる
押さえつけられる部留を見て玄鬼は大造と切るが、部留は兄を切ったと憤り、病院へかついでいく
11月号
奉納試合は勝ち残った玄鬼に挑むのが覆面の月光仮面、正体は三平
鬼ごろしの胴締め技でピンチとなるが、母の声援もあり、抜けだし荒吹雪で投げ勝つ
Takeuti_kuroobi02_2
12月号
三平が優勝かと思っていると、もう一人対戦相手が現れる
それが鬼源流の師匠
三平は相手が背にする太陽がまぶしく投げられるが、土俵に片手で立つ
荒吹雪投げで倒して優勝する
それを見た玄鬼がピストルを出して三平をねらっている

57年
1月号
永井道場へ道場荒らしがやってくる
三平の強さを語る村人の評判を聞いて現れた丹治徳丸
弟子たちが次々投げられ、三平がでるが、あの荒吹雪をかける間もなく肩車で投げられてしまう
Takeuti_kuroobi03_2
2月号
丹治が東京の明道館の師弟だと聞いた三平は東京をめざす
旅の途中、外国人の馬車が侍姿の賊に襲われているのを見る
銃を出して応戦するが、鎖がまに銃を取られて危うい
三平が加勢したが、腕を鎖に取られて窮する
外国人マニア氏が銃を拾ってつきつけ賊は逃げ出す
3月号は付録
馬車で送ってもらい、東京のマニア商事に泊めてもらう三平
朝、起きるとクルーエル氏が来ていて、仲間が侍に殺されていると復讐をほのめかす
続いてやってきた客、油小路氏が明道館の館主と知り合いだと連れてくれる
仇討ち気分で入り込んだ三平は弟子たちを投げ飛ばし、丹治は破門したという館長を信じずいやみを言って引き上げる
帰り道、昨夜の賊に出合い、鎖がまと勝負となって困っていると
4月号(最終回)
押される三平を救ったのがタイツ姿の外国人
ピストルを出して賊をを追い払ってくれた(覆面をしていたが、マニアさん)
賊は逃げる途中、プロレス覆面のクルーエル氏に絞め殺されてしまった
そうとは知らず屋敷に戻った三平は、そのマニア邸を訪問していたクルーエルと会う
レスラーのような体格で、先ほど三人を殺したと自慢げに言う
その話を聞いたマニアさんがいさめると怒り出し、三平が相手するが
やられそうになった所、また覆面紳士が救ってくれる
マニアさんは覆面を取って正体を明かし、明道館の館長井田さんを信じろと諭し、三平も従って戻ることにするというあっけない幕切れ

打ち切り終了だったのでしょうか、丹治は道場破りで現れただけでついにでずじまい
ラストのト書きに三平は丹治を荒吹雪で倒したと字だけですましてある

10月ラスト陶芸

P161027tougei
マグカップ引きに費やす
平たい底からあげてくるのが難しい
一度あげてから高さが足りなかったら、下からしぼればよいと教えてもらうが・・
6つくらい作って2つ削りに残す
帰って確認すると作りたいカップの採寸を間違っていて、作っていても変に感じたわけがわかった
このところ、2時間半もこんをつめると頭痛か腹痛か、足痛かで参っている

金光 しげる「国際陰謀団」57年

Kanemitu_kokusai
ひばり書房、130円、B6判128P
西谷刑事と花村三平少年の活躍を描く
英仏学院の正体は国際陰謀団
服部博士の娘玉子を誘拐しようとしたのを花村くんが救う
玉子は英仏学院に入学しているがフランス語が読めるので、ホテル爆破などの書類を見てしまったからだった
日本中の科学者が集う会合の爆破を防ぐが、服部博士は誘拐され車は水中へ消える
さらに設計図を持ってこいの脅迫状が届く
裏をかいて博士を救い出すが、途中でつかまる
その博士は西山刑事の変装とわかり、穴へ落される
本物の博士は取り返した後、車で三平が運んでいた
それを英仏学院副院長が襲い、ふくみばりをあびせて三平ものびる
ヘリで博士が連れ去られる
玉子もさらわれるが、三平が救い、無人島まで追いかけて博士を救い出す
さらにヘリで船に乗り込んで副院長ロザリーを逮捕する
院長は羽田から飛行機で逃げる寸前に逮捕される

金光さんは女性像を描くとつやがあるのだが、初期でしょうか、事件ものには物足りない絵柄となっている

2016年10月26日 (水)

馬場のぼる「ブータン」54年

Baba_buutan
「幼年ブック」連載、「馬場のぼるこどもまんが集」で読む60P
4話と15~18話を収録したとある

ブタの村へ来た一人もののブウタン
おっとり屋で、村のこどもたちからからかわれ、狼の村へ
おいしいブタだと歓迎されるが、ボス的存在のゴン太が独り占め
ふとらせて食べようと思うのが、人のいいブウタンに心がゆるみブタの村へ捨ててくる
小屋を作って住み着いたブウタンは学校ができると入学する
ゴン太が様子を見に来て、ブタたちが大騒ぎするので、怒ってブタを襲い出す
ブウタンの失望した様子で襲うのもやめて引き下がるゴン太
ブウタンはゴン太に手紙を書いてカラスに託す
それを知ったハナボウは狼は悪いやつだと怒り出す
先生に聞いてもやはり狼とはつきあわない方がよいという返事で納得しかねるブウタン
空では太陽がブウタンはなんていいこなんだろうとほほえんでいる

CDの処分

週末、すっかり涼しくなってストーブ類を出しておく
服も、セーターに分厚めのズボンと冬支度
ズボンがすりきれているのがわかったし、カーデガンが少ない

電気釜の買い換えに車を出したので、ついでに一回りして買い物を
近くにジョーシン電機がなくなったため、登美ヶ丘のイオンまで行かないといけない
イオンに行くついでに服を買う
炊事で、粉類をズボンにつけてしまうので、全身覆うエプロンを一つ

押熊まで進めてロイヤルホームセンターで、七輪を買おうと思ったが平たいのがない
帰りはブックオフに寄ってCDを売ってくる
音楽類を整理した折、不要CDが大量にでたので、大阪に出たついでにキングコングで40枚売ってきた
キングコングはLPなどまずまずの値段になっていたが、CDは1枚100円ほど
本を売った時、ブックオフの売値が安かったのでそちらは考えていなかったが車で近いことだし
持ち込んでみると、ほぼ同じ値段
これなら簡単に処分できるのでよいかもしれない

LPはキングコングくらいまで行かないと売れない、重いので最近は大型ゴミで捨てている
カセットは紙類をのぞいて燃えないゴミ
漫画本はブックオフに持っていけば売れるだろうが、これも運ぶのが重いので廃品回収
今年はずいぶん大量に始末したが、それでも棚のどこにも空きができない・・

大塚あきら「魔剣像」58年

Ootukaa_maken
ます美書房4/20発行、150円、A5判96P
父の仇と妹雪をさがしに出かけた姫月半四郎は手がかりをすられて弱っていた
そこに、箱根山で助けた泥棒の伝八が声をかけ、以後同行する
春の剣が入る袋をすった長次が袋を開けると剣が見え、三日月頭巾がそれを奪う
春夏秋冬四つの剣が揃うと若葉城百万両の隠し場所がわかるという
藩取り潰しの時に、半四郎の父が剣を預かって半四郎の手には春の剣が渡ったのだった

覆面の侍たちが山形屋を襲い、冬の剣を手に入れる
一味の一人に三日月頭巾、侍を次々倒すが、一味の先生と呼ばれる学堂氏に三日月が敗れる
三日月が投げた冬の剣を通りかかった半四郎が拾う
出てきた三日月頭巾と今度は半四郎がやりあうが、半四郎が敗れて川へ落ちる
幸い冬の剣を手にして逃げ延びた半四郎は小夜の世話になる
前に、町で難儀にあっていた時に救った恩返しというわけ
兄の島田市之助は判四郎の妹雪が佐賀屋敷の左門のところに預けられていると教える
左門というのは半四郎の父を切って秋の剣を奪って雪を連れて逃げた仇だった

さて、学堂の仲間、近江屋は夏の剣を持っている
三日月頭巾が取りに入って落とし穴にはめられる
穴には抜け穴があって三日月頭巾は近くへ逃げ出す
近江屋は小夜と雪をさらったので市之助が救いに来て、やはり落とし穴に落とされる
学堂は強い剣士兵馬と組んで、近江屋から夏の剣を奪うが、兵馬が三日月頭巾だった
学堂を倒した三日月は若葉城復興の思いは同じと二つの剣を半四郎に渡す
そこへ市之助がやってきて、自分が左門だと打ち明ける
妹小夜のことを思って死にきれなかったがと、秋の剣を返して切腹して果てる
城復興をめざして、半四郎、小夜、兵馬たちは故郷へ戻る

話がごちゃごちゃして読み進みにくかったです

2016年10月25日 (火)

馬場のぼる「ポストくん」50年

Baba_post02
「おもしろブック」連載、「馬場のぼるこどもまんが集」で読む60P50Pは57年11月号にまとめられた付録分

材木置き場になっている空き地をシャアウッドの森に見立てて陣取る少年たち
ロビンフッド格は五人いて、中でもガマ公と背の高いポストくんが中心
とんがりくんがシャアウッドの旗を作ってくれるが、それが黒パン党に取られてしまう
二人が取り戻しに行くが失敗
黒パン党からの布告で、翌日3時に決戦と決まる
ところが空き地に行ってみると材木が運ばれてしまって、みな困惑気味
黒パンがいるというのでポストくんが見に行くと、弟が病気で往診の先生が忘れた聴診器を取りに行って落としたと困っている
さきほど道でポストくんが拾ったのがそれだと、返して明日の闘いを誓って別れる
翌日3時になると、黒パン党からポストくんの立派な態度の前では戦う気がなくなったと負けを認める使いが届く

勇敢だが戦いを避けることを最善とする作品には馬場さんの人生観があふれている

電気炊飯器の買い換え

P161026suihan
何年前だったか、ずっと使ってきた電気釜が壊れてパナソニックのものを買った
銅釜でおいしくたけると喜んでいた
釜は丈夫だから、米を入れて洗っても大丈夫と実家にならってやっていたが
さすがに内側は穴も開き、外側ははげてくる
おいしく炊ける度合いが減ったくらいではまだしも、最近はセンサーが変にな ったのか
最後11分でずっと炊き続けている
できあがったご飯はべっちゃり、こんなことはなかったよ
「こしひかり」の良いお米を3kgもらっている時なのでよけいにがっくり
ちゃんと炊ける時もあるが、二度三度となって買い換えることに

今回は、テレビで見ていた40時間保温という機能が気に入って東芝製を選ぶ
テレビでやっていたのは9万円ほどするものだが、3万足らずのも
あれこれ機能は余計なだけだし、鍋で炊いたほうがおいしいと思うと炊飯器にあまりかけたくない
最近の機械は短命に終わるように設計されているのか、この釜も5年くらいの持ちだと思うもの

玄関の電灯も消えたりするので思い切って買い換え
こちらは直接電線とつながっているので、新品を取り付ける工事も依頼しなければならなかった、

「陸海空」3 59年

兎月書房、150円、A5判196P
撃墜王特集号
水木しげる「絶望の大空」48P
 ラバウルへ奇跡の生還を描く、目をやられた坂本三郎が40分間の燃料しか残っていないのを切り抜ける
 非常にリアルな絵柄
萩原孝治「アメリカ陸軍機集」16P、上半分サイズの用紙
南竜二「空戦王黒江大尉」20P、スマートな絵
瓦町三郎「あの星を撃て」20P、「月光」に乗るB29撃墜王遠藤大尉の最後を描く
Kawaramati_rikukai
吉田ほずみ「火をふく翼」23P
萩原孝治「加藤隼戦闘機」39P
伊藤正樹「特攻隼天剣隊」7P、戦闘を描くにしては子ども向けの絵柄

はあ、これが水木さんが編集した戦記短編誌ですか
戦記物で短編はものたりなさが残るばかり
それでも水木作は娯楽にとどまることがなく、死と向かい合わせの戦闘を描いてすさまじい

2016年10月24日 (月)

佐藤史生「金星樹」79年

Satous_kinseijyu01_2
奇想天外社、480円、B6判203P
「別冊少女コミック」に発表された初期作5編を収録する
「花咲く星ぼしの群れ」78年8月、46P
「金星樹」78年4月、40P
「一角獣の森で」78年5月、40P
「レギオン」78年10月、40P
「星の丘より」77年5月、51P

タイトル作が秀逸
2020年、金星探査から戻ったマッキーは宇宙船から出る瞬間トラブルに巻き込まれる
金星生物が原因で地球の1分が100年にもなる空間に取り込まれる
シールドの中に封印されたマッキーは管制塔の方に駆けているのだが静止しているように見える
彼を複雑な思いで愛するネネは幼なじみのアーシーとの結婚を決断するが
シールドの中のマッキーがそこにいる事実を心から消し去れない
すべてをわかっているアーシーはネネをシールドの中へ送り出す
そして年月が経ち、寿命もつきようとするアーシー
彼の前にはシールドの中でようやく二人が抱き合ったところだった
Satous_kinseijyu02
「花咲く・・」は
ゴビ砂漠の宇宙開発局では、火星緑化をまかせるコンピュータ、エリが起動している
それはあまりに手際よい電脳で、開発局の管理も引き受けている
エリは、18年前のフィン博士研究所大爆発時、3年間もフィン夫妻の幼い娘アデライルを守っていたコンピュータだった
アデライルは今は大人の学者となってエリの担当
しかし、エリには彼女は6歳のままで、成長しないことを望んでいる
アデライルをエリから切り離すことができないと悟った開発局はエリを火星に送るロケットに乗せ爆破することに
アデライルもその計画に承知し、あとからの船で行くと送り出す
エリが爆発すると、アデライルも6歳の彼女に後退してしまうが・・
みんなが6歳の彼女の意識に、エリと約束した火星を花畑にする計画は自分で火星に行ってやればよいと説得し、後退から引き戻す
Satous_kinseijyu04
「一角獣の森で」
ミュータントハンターのブラッディ・メリー
シーヴァを追って、森の館にたどり着くが、失敗して、殺されても仕方ない状況
しかし、シーヴァは逃げることに疲れたと、この館で見つかるまでの数日を暮らしたいという
その後は、自分を差し出して報奨金を得るのも自由、それまで一緒に静かに暮らしてほしいとも
森の一角獣の像を見たメリーはシーヴァがモンスターではなく一角獣のように思える
いつしか、シーヴァを慕う気持ができ、一週後シーヴァは局へ連行されたが
メリーの体内には彼の子孫が残ることに
Satous_kinseijyu05
「レギオン」
神よりも古いといわれる青銀河の龍の生き残りレギオン
ルシファたちを誘って天使に反逆するが、敗れ地獄へ落とされる
レギオンは天と地の裂け目が完全にふさがれる前に
神々が地上に作った生物、人間に自意識を吹き込んで一矢報いる
Satous_kinseijyu06
「星の丘より」
王宮に王子が誕生したが、最近よくあるようにやはりテレパシーを使えないこどもだった
王子が成長し、宰相リリエンスールはミュータントの村に王子をつれて行く
そこでは星の船が埋まっていてミュータントたちは独自の科学で動かせるようにした
宰相は王子を村の長アッシェンにゆだねて去る
ある日、血液検査から王子がノーマルな人間だとわかる
テレパシーを持つこどもが生まれなくなり、人口も減るノーマルたち
星は枯れ始めている
王は将来をミュータントにかけようと、宰相とはかって王子のテレパシーを封じたのだった
ミュータントたちは空に見える青い星(地球)に向けて星の船を動かすことに

揚げない肉団子

肉団子でネギなどを丸めこむと、揚げたとき黒焦げになってまずい
今回は、ネットで調べて炒める仕上げ方を試してみる

タマネギとしいたけを具に団子を丸めて、片栗粉をまぶして一なでしてなじませる
表裏とよく焼いてからふたをして弱火で10分、途中かえしながら油も一度吸っておく

肉団子をひきあげて、残った油で、黄色パプリカとゆがいたレンコン(どちらも余り物)を炒め
肉団子を戻して、作って置いた甘酢を加え、片栗粉でとろめる
揚げない団子は固くなくまずまずのでき

河本長鳩「野バラの行方」57年

Kawamoto_nobara

曙書房1/30発行、130円、B6判128P

時雨こずえは冬休みになって東京のおじさんのところへ遊びに行く
座席に座るのに300円取ろうとする不良二人に文句をいってくれた学生だが、なぐられている
口の割に力がないのにちょっと残念
東京でおじさんのところに落ち着いたこずえ
姪のスミ子が車に轢かれたとの知らせが入るが、スミ子を連れて戻ってきたのがあの学生
帰って行った後、3000円入った封筒を忘れていったのをこずえが気付く
坂田文吉名が入った三文社封筒なので会社に届けに行くと
文吉はお金を落として責任を取ってくびになっていて大阪へ行ったと聞かされる
文吉は五歳の時、生き別れた母に会いたいと思って、名前が知られるように新聞小説に応募していたらしい

さて、田舎に戻ったこずえだが、東京へ出張した父が強い薬を飲んで旅先でショック死する
こずえと母は父が軍隊で親しくしていた上官のところで世話になるため東京へ向かう
その列車の座席の前に泣いている婦人を見て、わけを聞くと、15年前に別れた息子を忍んで涙が出たという
電車から落とした本を拾いに出た息子は、列車が出発したため行方知れずになった
(これがあの文吉のことだとはまさかその時はわからない)
やっかい先の木枯隊長のお宅に新聞社の人が来たとき、坂田文吉が手を痛めて小説を書けないと知る
こずえは大阪の入院先まで押しかけていき、しゃべるのを代筆して郵送しようとする
このやりとりの最中、母という人の写真を見て列車の婦人だとわかるのだが
小説の締め切りがすぐで郵送で間に合わないとわかったこずえは列車に乗って直接東京の出版社までもって行く
東京で車に当たって原稿が飛ぶ
幸い木枯大将が居合わせて昔の部下にぶつかっているところ
原稿散乱を見て、部下に拾わせる
原稿は間に合い、優秀と認められ、新聞連載となる
こずえが事故で入院している病院へ、今度は文吉が母と巡り会えたと一緒に来て、連載が始まったと礼を言うところで終了

河本さんには傑作を期待してしまう
本作は文吉が主人公でスミ子の活躍が少なく、もりあがりにかけた

2016年10月23日 (日)

手塚治虫「地球の悪魔」54年

「冒険王」1月号付録136P、手塚治虫全集MT8で読む

人間の頭に住み、殺人兵器を発明させるデモノバース
十三里村に地下要塞を建設し始めた高野博士
村の田畑に被害があると反対派の謙吉がトラックに轢かれて死ぬ

村の英三はパチンコ屋のハム・エッグたちと要塞になだれこんで破壊しようとする
高野博士と妹スミ子は監禁される
ハム・エッグはスパイ、ミス・ゾルゲの手下となっていた
スパイの正体を知った英三の双子の兄英二はヒゲオヤジと救出に
そこへ現れたのは、仮面をかぶったデモノバース(地球の悪魔)と名乗る怪人
燃えさかる要塞の中へ飛び込んで消える
残るのは高野博士の死体、その遺書には宇宙から来た生物に乗っ取られた彼がデモノバースだとある
しかし博士は残る理性で殺人兵器たる要塞が完成した暁には、発動機が壊れて起動しないよう細工していた
すべてが灰となっては、博士の言葉が真実か、二重人格だったかわらからないが

工事による事故を苦にしていたスミ子は狸の穴を伝って謙吉の幽霊になって残された母親を慰めていた
スミ子はその娘として生活することになった

レストランイリゼ

今年は母の手術などもあり、温泉行きは無理そうで、近くへフランス料理を食べにでる
肉か魚かどちらかのランチは3500円でサービス料、税を含めると4000円ほどに

P161023irize02

シェフの一品というのが、カニにかぼちゃムース、右は合鴨のハム

前菜が、貝柱三種
 からすみとチョリソー入りのタルタル・カダイユまぶしの揚げ物,柚風味のマリネ
P161023irize03
スープがきのこのスープでネギ入り、トリフオイルが加わって、ねぎのこがし粉が縦に
P161023irize04
メインが鯛にサフラン色づけの桜エビソース リゾットを焼いたものが下に
器はナルミの白楕円に赤いガラスを下敷き
P161023irize05
デザートもブリュレしたケーキ、アイス、洋梨の煮物といい味
紅茶には小さなチョコケーキとプリンがつく

この日はブドウジュースを飲んだ

伊藤朋久「白衣の乙女」59年

曙書房3/8出版、130円、B6判128P
中国での闘いが続き、女子挺身隊が101部隊へ派遣される
そのトラックへ草むらから銃撃がおこる
森田さんが撃たれ落ちたのを見捨ててゆかねばならなかった
101部隊へつくと足立軍医はアル中の気があり、手が震えている
緑川先生がかわりに手当する始末
部隊は敵に囲まれ、弾薬も不足しはじめた
足立軍医は挺身隊を返すのに賛成する
軍医と見田二等兵たちがトラックに乗せて、脱出するが、トラックが途中でエンストしてしまう
囲まれ軍医が撃たれたところで、味方の飛行機が来て敵を銃撃する
いったん待避しているすきに軍医を置いて逃げ出す
しかし、敵機に銃撃を受けてトラックは壊れ、敵の捕虜となる
見田二等兵たちはつれて行かれた先で足立軍医と再会する
足立軍医は敵兵でもけがはけがだと看護して、敵の将兵にも挺身隊の味方をしてくれる者もできる
日本軍が敵部隊を囲んだとき、その将兵は挺身隊が逃げるのを見逃してくれた

りりしさにかけるがストーリーはまずまず

2016年10月22日 (土)

藤子不二雄「シスコン王子」63年

Fujiko_sisco01
雑誌「少年」連載、「シルバークロス」の後継作品で読んだ記憶がある
藤子不二雄Aランドで読む147P
エース島へA国の原子力潜水艦マリンキングが停泊する
黒星党が潜水艦を爆破するのをシスコン王子と巨体の力持ちゴンガで阻止する出だし
おもしろいのは続いてののイーグル族との闘い
島の奥は野蛮なイーグル族の領地
神聖な鷲の谷を犯したとイーグル族の挑戦を受けるエース王宮
全面戦争を避けるため、代表を出して竜の神殿に先に到着して勝ち負けを争うことに
エースからは王子とゴンガ、ホワイト先生と戦士スパー、原子力潜水艦から知り合ったシークレットさん
イーグル族は闇の三戦士を加勢に頼む
この一人、眠り目は巨大な体で不気味な風貌
髪の毛をつかまれると力が抜けるという弱点をついて王子たちはしのぐ
神殿を守る翼手竜や大グモをかわして、竜の神像にはめこまれた黒曜石を取って戻る
Fujiko_sisco03
併録は15P「ロケット・ボーイ」 A国のロケット打ち上げを妨害するダムダム団から首相を守るロケット・ボーイの活躍
17P「白魔来る」、人間を食う雪の化け物を熱で退治する冒険譚

中村まさみ「まぼろし必殺剣」58年

Nakamura_maborosi
1/10発行、、130円、B6判128P
乱暴者の何井天駄と竜野虎之助先生が御前試合をした
竜野が討たれ、長兄の一虎が五年前修行に出た
1弟虎吉も修行に出て、京都の無心一刀流へ入る
黒星組が悪行を重ねるので、虎吉が切ったのを師匠は怒り、虎吉は道場を飛び出した
闇討ちにあっているのを助けたのが、暗黒党の主人
強いやつと戦えると虎吉は暗黒党に入り暗殺に手を貸す
ある日、幕府スパイと斬り合い、密書を奪うと、剣の達人と名のある強井太郎が敵とわかる
虎吉は一度は対戦したいと暗殺を買って出て、切られる
暗黒党は虎吉がつかまると、党の内情がばれると虎吉を切ろうとする
虎吉の前に剣の神様が現れ、まぼろし剣法を授けられる
この経緯が唐突なのだが、ともかく虎吉は暗黒党を倒し京都を後にする
故郷へ帰ると仇何井は兄に敗れていた
そこで家に入ると母は息子たちを心配するあまりなくなったいた
虎吉は剣のむなしさを知るのだった

中村さんの絵は時代劇にしては少しゆるいところがある

2016年10月21日 (金)

10月三回目の陶芸

P161020tougei
前回残ったお椀三つに黒天目釉薬をかけるのに始まり
平皿に下半分黒天目をかける
横半分に志野をかける予定が、志野が少なく半分かからないので次回送り

削りは一つだが、底が厚くて手間がかかる
ついでに模様をつけたので時間がかかり、ついでに裏にも模様をつけ、早めながら轆轤は引かず
P161020ayu
この時、もらった天然鮎を焼いて食べたが、小さいながら身がしっかりしておいしかった

三島みちひこ「あこがれの星」56年

Misimam_akogare
きんらん社4/30発行、150円、A5判96P
近藤圭子の歌と副題がある

山の手の石井はるみへ小包が届く
12月に応募した「あこがれの星」が特選になり、続きを書くように出版社から依頼がきた
はるみのそばにはうれしそうな妹洋子といとこのタケ坊が
ここまでの苦労が回想される

敗戦で母と妹洋子と焼け出されて7年
一家はおじに呼ばれて一緒に暮らすがおばさんが厳しい
捨て犬を拾ってきたのを叱られて捨てに行かされるが、かわいそうで丘の上に犬と一緒にうずくまる洋子
話を聞いた母とはるみが向かえに行って、丘の上で一番星を見つける
おばはタケシに洋子と遊ぶなというが、同じ年の洋子と一緒に遊びたいタケシは外で待っていて出かける
洋子が越す前の友だちに会いたいというのでバスに乗る
タケシが違うバスに乗っていってしまったので大変
おばは洋子がたけしを誘拐したと夫に告げ、探しに行き、バスターミナルで洋子を見つける
心配するおばの後に運転手に送ってもらったタケシもやってきたのだが
はるみは家でその話を聞いて飛び出してさがしまわっていた
こんなことがあり、洋子・タケシは小学一年生
学校の先生をやっている洋子の母が二人の担任になる
遠足の時、川へ落ち流されたタケシ
洋子も助けようとして落ちる
母は川に飛び込んで、向かうと洋子はタケシを抱きながらまずタケシを助けてと母に言う
タケシをつかんで岸に戻ると、洋子は向こうの岩にしがみついている
流されたら滝があるので不安でならないが、運良く村の人たちが気付いて洋子を引き上げてくれる
さすがにおばも洋子たち一家への見方が変わり、親しく暮らすようになる

2016年10月20日 (木)

ぶどうの湯むき

P161017budou
日曜、かこむらの食事は値段のわりに品数が少ないと思ったが
あとあと考えてみると、どの材料も吟味されていて、出汁もよかった
八寸に出たいちじくの田楽という珍しい品も出汁が聞いている
茶碗蒸しはもちろん酢の物もいい出汁
茶碗蒸しのマッタケはこりこりして、やはり国産なんでしょう
揚げ物に白えびははじめてだし、金時にんじんの葉も珍しい
漬物の大根がすばらしく、そんな中でもデザートの巨峰にはっとした
自分で作る料理はデザートの果物はなんでも食べやすいようにむくのだが
巨峰は皮が分厚くむけて、果汁を含む部分がそげてしまうのが残念だったのが
かこむらのデザートは紫色がはげていない
いったいどうなっているんだろうと店主に尋ねると湯むきしていると教えてくれる
トマトの湯むきは知っているが果物にやるとは!

さっそくかえって試してみる 少しゆでて湯につけたまま一粒ずつ取り出してむく
簡単にきれいにむけました
喜んで、翌日はシャインマスカットで
マスカットは色はげはないが、でこぼこができる
湯むきすると、でこぼこがなく粒がきっちりでる
いろいろ手法があるとわかって参考になりました

土屋一平「天兵秘帖」55年

Doya_tenpei
ます美書房、あり文庫9/20発行、100円、A5判96P

天正9年、長門の青江灘を流れ、青海島に筏に縛られた少年が流れ着いた
銅八じいさんと千ヒロが拾い上げ救う
後醍醐天皇の家来で、戦に敗れ天の島へ流された侍の子孫、天兵
いまだに見張られていて、島から抜けだそうとしてつかまりフカのえじきとして流された
島の役人、南大膳は敵側のスパイで、天兵に剣を教える
庭の麻の実を飛ぶように言われ、しだいに成長する麻を飛び続けいつの間にか飛ぶほどの力を得る
大膳と脱出しようとして、関所で荷車が見破られ突っ切るが天兵たちは捕まる
千ヒロが縄を解いてくれ、大膳も救って逃げる
千ヒロは高松城主宗治の姪であった
天兵は京都に入り、盗賊石川車之助の車組と争い、役人に石川と思われ捕まりさらされる
逃がしてくれた見張り番の頼みで文助を改心させるため車組へ入る
川で争っている時、助けてくれたのが、千ヒロの実の父親
千ヒロは現在、秀吉軍に包囲されている高松城にいると知り、城へ食料を運ぶ決死隊に加わる
秀吉配下となった車組につかまるが、高松城からの切り込み隊に救われる
車之助とは水中で格闘し、先に水から顔を出した車之助が城へ飛び込み火をつけた
城はもちそうもなく、天兵が秀吉軍に使者として行く
秀吉も光秀討伐のため、毛利側との争いを止めたい
この事情を知らせようとすると、またもや車之助が邪魔に入り、天兵は車之助を討つ
この間に、宗治切腹ときまり、城堀へ小舟で出た宗治がその場で切腹する
天兵は千ヒロを救って物語も終わる

原作にもとづくため物語に自由な広がりが見えないのが残念

かわはぎの薄造り

P161019kaawahagi
水曜日はデパートで買い物
魚ははぎがでていて、小さい方のかわはぎを作ってもらう
あらは赤だしに入れて出汁を取る
それに大潮商店できんきの半干物、身がころっとして半干物は中途半端か
P161019kinki

2016年10月19日 (水)

岩明均「ヘウレーカ」02年

Iwaaki_heureca01
「ヤングアニマル」連載、白泉社単行本258Pで読む

紀元前216年、ローマと敵対するカルタゴの将軍ハンニバルは、シチリアのシラクサ市を手に入れようとエピュキュデスを味方につける
シラクサはローマ派とカルタゴ派に分かれている
有力家の娘クラウディアがスパルタ人ダミッポス青年と町はずれを散策して戻ると
下僕がローマ人が連行され、ご家族が連れていかれたと知らせに来る
エピュキュデスがカルタゴ派を扇動して武装蜂起に出たのだった
ダミッポスはアルキメデスを頼る(が、クラウディアはカルタゴ派に連行される)
Iwaaki_heureca02

そのころ、ローマはマルケルスが大艦隊を率いて港に迫っていた
エピュキュデスが頼るのはアルキメデスが発明した防御
鶴のようなクレーンからの投石が船を破壊する
岸壁に近づく船ははさみ型の起重機、回転する巨大な刃で壊される
ようやく防壁に上がったローマ兵は飛び石で殺され、退却をやむなく
今度は陸から攻めると、エウリュアロス要塞からの強力な投石で大壊滅

科学に詳しいダミッポスは要塞装置の起動に老アルキメデス先生のかわりに差し向けられ
勝利の街頭演説にも引き出される
その場で、クラウディアを返すよう要求し、エピュキュデスから町のために何かしろと応じられる
ダミッポスは町の女たちに鏡をもって丘に集まるよう依頼する
鏡の焦点を敵艦の帆にあてると燃え出す
さらに船の黒い印にあてると木材に火が付く
たちまち7隻に被害を与えてクラウディアを取り戻すが
彼女は郊外レオンティニに連行された家族が心配でたまらない
どうしても夜、小船で向かうと下僕と出る
下僕では船が漕ぎ続かないだろうと彼女を愛し始めていたダミッポスが代わりに乗る
岸壁を離れたところで、クラウディアはシラクサ軍からの弓で貫かれる
ローマ艦に助けを求め、クラウディアが治療を受けるがもうもたないと医師が呼ぶ
連行されたローマ人たちはレオンティニで埋められていたとマルケルスから聞いたダミッポスだが
クラウディアには解放されたと嘘をつく

Iwaaki_heureca05
マルケルス将軍に呼ばれたダミッポスは城壁の弱点を聞かれ、市民に手を出さないことを条件に教える
ただアルキメデスは許さないという将軍に、技術者に罪はないと猛然とくってかかる

このあたりの描写は異様に迫力があった

4か月ぶりの浪漫

体を壊して行けなかった浪漫に久しぶり
琵琶湖の大うなぎが入ったというので焼き物追加で1500円プラス

まず十割そば 北海道の白ねぎ添え
続いて柴栗おこわ 阿蘇のギンナンに白ゴマ、カマンベール添え
 もち米は塩水で洗うとねばりが少なくなるらしい
P161018roman02

お椀が岩手産の大まいたけとはものお清まし
八寸が さわらたたき(ゆぶりやっこに長芋)・子持ち鮎赤ジソ煮・越前くらげ菊の花菊菜あえ・うのはな
ここで琵琶湖うなぎの串焼き(酒を振っただけで塩とわさびで食べる) 歯ごたえが抜群で初めての食感
P161018roman05
そばがき きのこ合鴨のあんかけ そばがきは230度でさっと揚げる
卵かけごはん イクラととろろ芋がつき四万十川糸青海苔が乗る ラオス昆布とべったら添え
P161018roman08
デザートが胡桃まんじゅう 餡は白小豆

白小豆煮をお土産に買ってくる1290円

卵掛けごはんがおもしろい趣向
琵琶湖うなぎも珍しかったが、さわらたたきがとてもおいしかった

「夜光虫」2

曙書房、150円、A5判196P
川田漫一「鐘つき堂の凶弾」16P
浜田あきら「犯罪波止場」31P
長谷邦夫「指」縦1/2サイズ16P
神戸重司「独眼兄弟」32P
ヒモトタロウ「スリラア」縦1/2サイズ16P
大川あきら 20P
浜田あきら「ガリガリ博士」1P8コマもの
長谷邦夫「野獣が夜来る」24P
江戸川きよし「亡霊船」32P

夜光虫は初期のプラス画人会のメンバーの作品をあつめた短編誌
川田さんもヒモトさんも、神戸さんもファンだけど短編で収めると生彩を欠いている

2016年10月18日 (火)

再読の漫画本:久松文雄「ロボットけん ぎんがー」66年

Hisamatu_gingar
しばらくは初夏の閲覧旅行、上野国際こども図書館の本をあげて、青虫の赤本に触れる
レコード・CD整理が終わったあと、漫画本整理を始めたので再読してコメントをあげようと思う本が数ある
閲覧旅行本と併行してこういう本をあげてゆくことに
順はランダムに、一日一作品をのせる
まずは久松本

「小学一年生」4月号より新連載 10P
登場人物はとおるととなりのえみちゃん
とおるがえみちゃんを誘って洞穴へ探検すると向こうへ抜け、空き地に変な屋敷がある
入ると大きなオバQやロボット蛇が出てくる
みんな自分が作ったんだとひげの博士が自己紹介
博士の作ったろぼっと犬ぎんがーは時間を超える乗り物にもなり、これに乗って冒険が始まる

7月号、12P
中世の町が舞台、パン屋の妹をさらった一つ目大男
その元に運ぶ巨大パンに隠れて侵入したとおるたち
一つ目男は龍の怪物、正体を現し暴れ出す龍を退治してこの話は終了

9月号、10P
ぎんがーをタイムマシンにして昔の島へ向かった二人
けんかして別行動を取るが、えみちゃんは心細い
なんと宝を埋めた海賊が上陸して、えみちゃんがつかまる
とおるがぎんがーと助け出して海賊を退治して仲直り
これは「別冊少年なつ漫王」13号で読む 

10月号、10Pはアメリカ西部が舞台
沙漠で知り合ったトントの父たちが幌馬車を襲う
助けに入ってぎんがーが活躍するが、えみちゃんがさらわれる
取り返しに部落へ向かい、落とし穴でとおるも捕まる
トントが縄を解いてくれ、父と一騎打ちのとおる
反り返ったところ勢いあまった父が川に落ちてワニに食われるのをぎんがーが救って仲直り
これは「別冊少年なつ漫王」7号で読む、11月号は宇宙怪物と戦う巻と予告がある

12月号が最終回7P
映画館で「鉄腕トム」を見たとおるは未来に行きたいとえみちゃんと出発する
未来世界でぼおとしていると警官に迷子と思われ婦人ロボットに送ってもらう
家はどこと聞かれ、うみというと海中に車ごと入る
深海の魚が次々現れ、海の怪獣巨大あんこうに車ごとのみ込まれてしまう
とおるがぎんがーを出して中で暴れ回るとダウンしたあんこうが車をはき出して助かる
ここで連載が終了する

国会図書館のデジタルデータを読めば全回確認できるが、毎回読み切りの短い話なのでこれくらいで十分か

奈良の昼食:かこむら

P161016kako05
奈良町からはずれたおいしいお店と教えてもらって行ったのが二年前の11月
昨年はゆけずじまい
あの時の料理は八寸・土瓶蒸し・お造り・揚げ物・酢の物・かやくご飯・白いすまし・果物で3500円のコース
今回は5000円で頼んでおいた

八寸、土瓶蒸しは同じ
お造りが、あこにイタリア産のまぐろ
揚げ物が金時ニンジン(葉も)と白えび
P161016kako06
くずで溶いたきんきとゆりね、なす(煮浸し)の椀
P161016kako07
酢の物がカニ
ご飯が松茸。栗が少し入ったかやくご飯、吸い物にしらうおととろろ昆布 大根の漬け物が極上の柔らかさだった
デザートの巨峰がきれいにむけ、梨もおいしい
P161016kako11
お酒は、春鹿を一合

大迫保介「犯人はきっとくる」57年

Oosako_hannin
東京漫画出版7月発行、130円、B6判128P

西海村の原子力研究所をねらう物語
研究所で、湯河博士が甥のタケシに狙われていると打ち明ける
その時、排気ポンプが落ちてきて、博士は危ないところ
ロープを切った男がいるとタケシが黒マントの怪人を追いかける
一度組み伏すが、逃がして、飛び込んだ部屋からは副所長の海山博士が出てきて
犯人が逃げ込んだのは隣の部屋だと去って行く
研究所に何の用があるのか、いついてぶらぶらしている源氏新太郎も海山博士をさぐっていて、博士の吸っていたたばこがオセアニア製のものと見る
海山博士はオセアニア国のスパイ、ラストモロフと通じていた
一週間以内に設計図を奪うようラストモロフがせかすので、湯河博士を殺してでも所長になるつもり
彼等は研究所の下にいつの間にかできている小屋を拠点としている

最後は、ラストモロフが本国から設計図を奪えないと死刑だと言われ応援を呼ぶ
やってきた三人、一人はハムエッグのような顔立ち
ウラニウム倉庫を爆破して研究所へ侵入する
海山博士は周囲の真剣さに心を入れ替え、ラストモロフに銃をつきつける
あいにく背後に三人組がいて撃たれる
源氏さんは警察の警部で、警察隊に小屋の周りを囲ませる
窮したスパイたちは所長の娘ナオミを人質にダイナマイトを研究所に投げるが源氏警部が消しとめ
それでナオミを撃とうとしたのを海山博士がまだ生きていた最後の力で銃を撃ち落として守る

あくのつよい人物像は、少女ものを描く大迫やすしさんと近い
こちらは小粒な人物が動き回り、やすしさんの58年作はやや硬直したポーズなので同一人物か断定はできない

2016年10月17日 (月)

牛肉の春巻

夕食に作ったチンジャオロースの肉が余って、春巻皮も4枚余っているので春巻に仕立てる
れんこんを少し細切りして、牛肉細切りとねぎをあわせて巻く
れんこんからはとろみが出るのか、小麦粉をまぜなくてもねっとりして春巻によくそぐう
これを220度のオーブンで10分焼いて仕上げるのが、ガスオーブン付録本のレシピ
春巻にサラダ油を塗っておくとべとつかず乾きすぎず油をおさえた副菜ができる

もう一品の副菜は大根と厚揚げの炊き合わせ
おろし大根にするのがあまりそうなのでついでに作ったが、これが一番おいしい
出汁も白だしを代用する適当な仕上げなんだが、大根がよかったのか、驚く
牛肉も輸入ものの安いものだが、ステーキ用の国産もも肉よりずっと柔らかくおいしかった
値段に必ずしも比例することがないと知る献立となった

奈良町散策

P161016tamura01
9月下旬、用事で大阪へ出て、なんとか1kmは歩けた
気候も肌寒くなり、冷やしたお茶もそろそろ終わりで温かいお茶をいれる時期
それで奈良田村茶舗までお茶を買いに出る
メインは番茶だが、この頃好みがほうじ茶、それと上煎茶も100g
この買い物の前に、お昼をかこむらですまし(予約済み)
ぜいたく豆屋で、小豆などを求めるるつもりが店を閉めたようでローソンに替わっている

奈良町からもちいどのの間で通りかかったギャラリーたちばなで陶器を見せてもらう
近鉄奈良駅地下の売店、天極堂で葛粉を一袋

まだ公園の方まで足を延ばす力はないが、歩く買い物くらいは持つようになりました

中川 組太郎「ドンちゃん 1」57年

Nakagawak_don
きんらん社12/10発行、150円、A5判96P
中国新聞連載の四コマ漫画を単行本にしたもの
一頁に二回分、一冊で半年強の連載が収録されている
4集まででているので、2年は掲載があった様子
両親とドンちゃんの三人家族
父はめがねをかけた典型的なサラリーマン
母は専業主婦
こどもは一人で新しい家族タイプのもとでの日常を描いた
絵もかわいたタッチで、強い印象は残さないが、毎日の軽い読み物に適していたのだろう

2016年10月16日 (日)

10月の陶芸

P161006
あとひと月通えば、陶芸教室も一年になろうとする
皿などは一応形になって、釉薬をあれこれ考える状態
削りは始まったばかりで、まだしっかり押さえられない

そんな中、9月に引いた20cmの皿を釉薬お願いしてできてきたのがこういう感じ
釉薬はコバルトにそば天目
白萩を二か所に吹き付ける要領がむつかしく釉薬かけは先生に頼む
コバルトはそれだけでは単調な色合いだが、そば天目を合わせることで深みをます
それに白萩の流れで美しいお皿に変化する 
こういうのが三枚できたところで、本当に置き所なくなり、キッチン台上に放置したまま

10月一回目は、9月に引いた大皿二枚を削り、底面が平たい皿を引こうとして失敗
10月二回目は、五つの中鉢の釉薬掛け
 二つは全体に白萩を施し、外側にコバルトを吹き付け
 三つは中と外側縁に白萩、外側は黒天目を吹き付ける予定が
  外側半分ほど白萩にして、黒天目は下側ずぶつけにしようと変更
  白萩をかけたしたので、次回かわいてから黒天目掛けをやることに
この後のろくろ引きは前回の底平ら皿だが、底を二つも切って、一つだけ削り候補になるだけ

太田道雄「笹野名槍伝」54年

Oota_sasano
6月初旬に行った青虫の旅は、ブログ休憩までまとめている
ここから今年の閲覧旅行で青虫をあとに、東京上野の国際こども図書館での二日間

太平洋文庫、130円、B6判128P
槍の権三郎の自伝
種田五郎左衛門に父を殺された権三郎少年
権太夫おじがかたき討ちに失敗、母も病でなくなり、おじの元に
権三郎が魚を竹やりで仕留めるのを見て槍を教える
その後、諸国に修行に出て、世に名前が知られるようになったころ
立花家に種田一青軒という槍術の侍が召し抱えられたとおじが聞いて権三郎に知らせる
出向いて仇とわかり、果し合いの末、父の恨みを晴らす

これが後の太田三千雄さんとしたら、55、56年の消息が不明

2016年10月15日 (土)

ミラノ風カツレツ

土曜で久しぶりにディナーを作る

アミューズグールが栗の渋皮煮
 NHK大原さんのレシピによっておいしくできたので第二弾
 利平栗を使ったところ、出来上がりは硬め
 利平栗が実が締まっているとあるから、もう少しゆでないといけないか
 半分、甘露煮風にしたがこちらも硬め
 食前には二種類並べた
P161015a
前菜or魚 が エビのカレーソース
 フィヨンティーヌのレシピをクリスティンに変えて、ほうれん草ソテー・エビグリルの上にそえる
 ソースはホワイトソースの牛乳を水(牛乳より少なめ)に替えて、カレー粉を加える

スープが人参のポタージュ 今回はじゃがいも・玉ねぎ 生協の野菜ブイヨンで
P161015b
メインがミラノ風カツレツ
 パン粉・溶き卵(パルメザンチーズとオリーブ油を加える)・パン粉の衣
 チーズの痕跡がわからないがさっくりできて、食べやすい
P161015c
デザートは時折作りたくなるブルーのゼリー
 むいた巨峰のぜりーを薄く染め、固まったら上にいちじく赤ワインコンポート
 いちじくが濃厚になっているので、あんこを乗せた感じでマッチした
 色合い的にはココナツミルクを上にしたかったが、味の相性が違いそう

ごはんはなしで、ロールパンを一つ
体調のかげんでワインはこのところなし

新海誠「君の名は」

Kimino02

いくらか歩けるようになって、ブログも更新しようかと
リハビリを兼ねてジムに入ったが、プールがよくなかったのか、胃と耳をやられた
そのほかもあって現在は四方面の薬を服用するという残念な状況
まだ病人を抜けていないが、更新を考えたのは久しぶりに映画を見て(先週末)感想を書きたくなった

新海さんはデビュー作くらいから知っているのに、最近映画館から遠ざかっているので新作がでたことを知らない
新聞の映画、文化面以外で取り上げられるようになって気になり始めた
奈良市には映画館がない、大阪まではつらいところ、高の原イオンに映画館があると聞いて行ってみる
初めて行くところなので地図を確かめ、ナビも入れていたのに、ナビくんは一筋違うところを導いた
なんとか駐車場に入って、朝一番の上映は割安になる
さすがにとても空いていてゆったり見ました、その映画は

期待以上のできです、パンフレットを買うまではいかなかったが満足
不満な点が二つ
はじまってすぐに、キャラクターは新海イメージと違うのではと違和感が強い、見進むうちに治まりましたが
音楽があっていないのでは、全部同じグループに任せて単調になった

詳しい内容はまたの折に触れるとして、一つだけわからなかった点

三葉は父である町長に避難を迫った時、胸ぐらをつかむ娘に父は、何かが娘に乗り移っていると感じるのですが
父は何を感じたのでしょう
瀧とかわけのわからないものだったら、避難勧告を出さないはずだから
父はなくなった妻の面影からご神体のお告げを感じとったということなのでしょうか
このあたりパンフレットを買っていないので確かなことは
(写真はネットから借用)

« 2016年8月 | トップページ | 2016年11月 »