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2016年11月23日 (水)

山本鈴美香「エースをねらえ!」73年

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「週刊マーガレット」連載、文庫版10巻で読む

県立西高テニス部のお蝶夫人(竜崎麗香)に憧れて入部した岡ひろみは、一年ながら地区大会出場の5名に選ばれる
コーチ宗方仁は強引に彼女を日本代表メンバーに選ぶが、一流選手ながら故障、病のため技術を教え込む逸材を探していた
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その逸材が未完成ながら、体力・気力とも優れた岡で、仁はお蝶夫人や、異母妹の加賀高お蘭よりひろみを優先した
春の関東大会では、お蝶夫人とペアを組んで優勝する
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夏、全日本ジュニア選抜の特別試合では、お蝶夫人、お蘭に敗れて2勝2敗のひろみ
大器を見込まれ、3勝の者を抜いてメンバーに選ばれる

正月を過ぎて、ひろみはオーストリア遠征に連れてゆかれる
アンジーとの対戦は惜しいながらの負け
関東大会は制して、夏のインターハイで優勝し、ジャッキー・ピントからダブルスのペアを申し込まれた
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6巻が山場
テニス協会が世界の有望な高校生を招待し、大会を催す
ひろみはジャッキーの妹(姉を奪われると怒っている)ジョージィに勝利するが、アメリカのキング夫人につくホープ、マリア・ヤングに敗れる
年がかわった15日、ひろみたちはアメリカテニス協会の招待試合に出発した
死を悟ったコーチは藤堂を呼んでひろみを託す
彼のメッセージは「エースをねらえ」だった

話はここで終わってもよさそうなものだが、、アメリカ大会で準優勝と健闘したひろみが帰国した後が大変

コーチの日記により死を知ってからふぬけのような毎日
仁にひろみを託された桂大悟は坊主となっていたが、寺にひろみを引き取る
しばらくして身障者施設をひろみを見せた大悟は、必死に動こうとするこどもたちにうたれたひろみから力が立ち上がるのを感じる
仁から預かった彼のラケットをひろみに渡す

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8巻目では、選抜ジュニアチームでテニス育成のため日本を巡行する、

ひろみの真摯なテニスは男子後輩の神谷をテニスに呼び戻す
冬には日本でのレディストーナメントに日本選手ただ一人出場し、キング夫人と闘い奮戦する
9巻、ダブルスでピントと組み、キング/カザルス組には敗れるが準優勝する

最終巻では、国際若手女子テニストーナメントが日本で開催される
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ひろみはお蝶夫人、お蘭、藤堂たちのサポートを得て、快進撃
打点を変えるという難しい手法をこなし、決勝でピントとあたるが破って優勝
ウィンブルドンに出場がきまり、コーチ大吾もようやく断酒を終え、ひろみから酒を受ける
羽田で送り出す、大吾の言葉はやはり「エースをねらえ!」だった

5巻はじめあたりででてくる、コーチがひろみに感得させようとした「ねらわずにエースをとれる境地」これが最後の決め手になるのかと思っていたら
最後は、打点の切り替えという技術的なもので終わってしまうのがものたりなかったところ

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