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2016年11月 2日 (水)

高山和雅「奇相天覚」91年

Takayama_tengaku01
講談社単行本上下巻で読む
もとは「コミックモーニング」連載で、下巻は書き下ろし

辻占に来た天覚を襲う若者、額には角が生えていた
落とした免許証から訊ねて行くと、大学付属病院の先生と出くわす
角が生えた赤ん坊が生まれ、人間にないホルモンを含むので助手の菊地に移植して調べていると
その菊地がおかしくなって飛び出したという、天覚を襲ったのはその助手

天覚に心当たりは、赤ん坊の母親の里、鬼無里
向かうと、家伝の独鈷杵(どっこしょ)が盗まれたと騒いでいる
家系に男の子が生まれた暁は独鈷杵を渡すことになっていた(男の子は龍童という)
神社の入り口で菊地と闘い独鈷杵を取り返すと、この地の霊験者市蔵がイズナを使って攻めてきた
イズナとは霊力で動物(この場合は狸)を妖怪化させたもの
Takayama_tengaku01b
イズナの群れから守るため籠目の結界を張るが、それがかえって鬼無里の裏、戸隠山のコンガラを起こしてしまいそうになる
天覚はあわてて、里から退散し、師匠にあたる葛城修験道の九鬼参蔵を訪問する
話を聞いた九鬼は、部下を集めて皇居に結界を張って独鈷杵を守るが
独鈷杵はイズナに奪われ、参蔵は巨大な蛇型の化け物となった龍童に殺されてしまう
いまわのきわ、九頭竜山(戸隠)へ行って役行者の助けを借りて龍童を倒せと言い残す
Takayama_tengaku01e
九頭竜山の地底で龍童と出会う天覚はコンガラの根幹へ連れられる
そこは日本のフォッサマグナをはずす装置(カゴメ)となっていた
スイッチが入った時、役行者の幻影が現れ天覚に独鈷杵を持たせ、それにより龍童を切って地異が治まる
Takayama_tengaku02
第二巻
九鬼は自衛隊ともつながりがあり、この危機に軍の援助を受けている
イズナを使って独鈷杵を奪いだした菊地(第二の龍童)は飛鳥でコンガラの封印を解く
突然、ヘリで現れたアイスランドから来た四人の霊能力者が龍童の力を抑え
再び現れた役行者が手渡す独鈷杵で龍童を刺して退散させる
龍童の行き先はアイスランドだと、四人の筆頭ナージャが教える
政府に要請が行っていて自衛隊機でアイスランドに天覚が向かうことに
龍童の手先が現れ四人と闘い、一人は天覚乗る飛行機に飛びつくのを天覚が振り落とす
コンガラの波動を受けて体にウロコができ、鬼のような形相に変わりつつある天覚
ナージャは、7世紀、龍童を追ってアイスランドから飛鳥へ渡った役行者の二人の弟子の末裔に天覚があたるという
アイスランドの火山アスキャ付近につくと、人々は鬼に変化した状態で死んでいる
コンガラは動物の発展をうながす波動を起こし、たえられないものは壊れて行くのだった
本物の龍童となるのだと菊地は龍童の仮面をつける
コンガラの波動を受けて、兵士たちは壊れてしまうが、天覚は鬼の姿となっても平静を保つ
龍童はコンガラを使ってカゴメをはずす
Takayama_tengaku02c
とたんにあふれ出すエネルギーは龍童をも打ち壊すほどのものだった
それは地球が与える変化をうながす巨大なエネルギー
鬼たちもたえられないため、かつてカゴメによって封印したものだ
天覚はナージャたちの力を借り、カゴメの呪法で封印する
封印の中で龍童も消滅して、カゴメの封印のため、人類の進化ものぞめないとわかる
それでも現人類を滅ぼすことはできないと物語の終りに天覚がつぶやく

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