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2016年11月17日 (木)

山田えいじ「癒し伝説 戦艦大和」98年

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K.M.S刊行(「大和」を語る会監修)、1200円、A5判251P
山田さん自身が広島の生まれで昭和17年には大和の整備に携わった縁で後年絵画化した本
話は資料をもとにしているので絵で説明した感じで躍動感が少ない
以前、本の紹介はしたが、内容にはほとんど触れていないのであげてみる
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昭和20年3月に呉軍港へ大和が入港した場面から始まる
第一上陸の井上兵曹は、幼いマリ子が入院で家には妻もいずマリ子の靴を片方だけ持って帰る
鈴木一水(一等水兵)は親友八木一水の実家で呉の歴史を祖父・父に聞いて楽しい一日を過ごす
帰還した鈴木は母が病という知らせを受け、ネズミ取りの功績で再び上陸するが、空襲警報で帰宅を断念する
両親を失った田島(一水)は親代わりに育ててきた妹君子に別れを告げて腕時計を渡して去る
金も節約して実家が田を買うのに全額を仕送っていた谷本一水のエピソードが出る
佐藤中尉は結婚式の日が大和発進の時となり、無念を飲んで礼子に別れる
村井一曹は、生まれるこどもの顔を見ることなく出航して心配な思い
松本一水は、母妻だけで畑をたがやす苦労を案じて上官に礼を失し、しこたまなぐられる
伊藤中将が妻へ遺書を書いているころ、艦内では無礼講の許しが出て兵たちは酒を飲んで歌っている
はぼ2/3が回想にあたって、いよいよ沖縄へ向かい決戦の場
4月7日午前から敵機の猛攻を受ける大和
飛行機も船の装備も絵が粗いので実感がすくなく、言葉で補われる
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午後二時すぎに大和が沈むのが235Pめ
一年後、鈴木一水がなき友、八木の実家を再訪し、墓に手をあわせる
八木の姉は学校の先生をしていて、国のためなくなった兵たちに祈りを捧げるために本にまとめるよう促される

山田さんの後書きには書いていないが、鈴木氏のまとめたストーリーがもとになっているのでしょう
その後書きで、山田えいじの本名が保徳だと知ったのは大発見

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