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2016年11月

2016年11月30日 (水)

辰巳よしひろ「33の足跡」55年

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日の丸文庫60番、130円、B6判128P
佐藤さんの「空手を使う男」が55年10月頃の出版なので、20番早いこの作品は55年前半とわかる
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赤いこうもりのいれずみに驚いた運ちゃんが車をぶつける
5日後、橋で男が殺され「赤いいれずみの男」と死に際に言い残す
風間探偵がその真犯人を暴く
東西大学教授のドブ川散歩氏が以前出した小説「鬼」が事件と全く同じ
風間が問い詰めると、教授は逃げ出し、屋上から飛び降りて死んでしまう
教授の残した「お前も呪われて悪魔になる」という言葉が風間から離れないのだが
興奮すると手の甲に現れるこうもり型の赤いあざ
なんと風間探偵の甲にもそのあざが・・

教授は死んだのに赤いいれずみ男事件が再び起こった
木の上サーカスの副団長が幕の後ろから刺される事件、ナイフを持つ手にはこうもりのあざがあるのをピエロが目撃した
幕の後ろにいた怪しい男は33の足跡を残した

風間探偵の友人、一本杉くんが探偵を訪れる
彼の姉英子さんが風間探偵と恋仲で特に親しい間柄なのだが、探偵の甲にこうもりのあざを見る
そこで見張っていると、変装して出てゆくので後をつける
一本杉が気づくと探偵が自分の後ろにいて、犯人がわかったとサーカスへ誘う
サーカスの猛獣使いが犯人、知られたと探偵に猛獣をけしかけるが
猛獣は警察官の着ぐるみ
図らずも犯行を自白した格好になる
自分を叱る副団長に腹をたて、赤いいれずみ男になりすましての犯行
サーカスに絞られないよう、夜にいれずみ男になって別の人を襲ったりして迷わせていたが
探偵が踏んだ水たまりに赤いインクが混じっていたので偽の赤だとわかったのだと種明かし
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ところが、このとき、探偵の甲に赤いあざが現れるのを、警察の面々以下、やってきた英子さんも見る
探偵のばあやが現れ、坊ちゃんはドブ川様の息子だと証言する
奥様がなくなり、ご主人が発作を起こすようになり、将来を考えてばあやが風間として育てることになったとわかる

後日談
赤いあざや異常な興奮は青春期になると出る遺伝だとわかる
治療で治る可能性もあり、彼はアメリカへ旅立つ
別れの時、英子はあなたを待つと伝える

絵はほのぼのとした絵柄だが、内容がすぐれている
探偵と教授の関係に全く気付かれないのは少し不自然だが、その他の展開はよくできていて
後日談もしんみりさせる
さらにこの話全部が映画の内容というしゃれた仕立てになっている
まだ劇画段階に入っていない時期だが、55年ころの辰巳さんは一等抜きんでた作品を発表し続けていた

辰巳さん生前に再販された「黒い吹雪」だけでは、このニュアンスがわからなかったのが残念

松美台のフレンチレストラン:ビストロ・ルノール

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実家に泊まっているので、時間があれば、生駒市のレストランものぞいてみようと探したのがここ
少し北に上がったところでランチを予約する
駐車場はジャパンの奥に三台分というので少し早目に行く
12時前なので空いていたが、すぐもう一組
しばらくして入った人は近くなので自転車で来たというので埋まらなかったが、満杯の場合も考えられそう
カウンター席が10ほど、調理に興味がある自分などは適した感じ
シェフが一人で切り盛りしている
ルーアンコースが一番安価なランチ
前菜は、自家菜園で採れた野菜にぶりのあぶりをアレンジしてあり、ぶりがいい味
次に、スープ、かぶのポタージュは濃厚で深い
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メインは魚を頼むとイトヨリのポワレにサフランのソース
 つく野菜はサトイモ・さつまいも・平茸・人参 さつまいも・平茸がおいしい
 さつまいもは焼き芋にしてから炒めるらしい
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デザートは、クレープシュゼット(オレンジ系のソースがかかる)にアイス
紅茶にはチョコとマカロンがつく

一皿にしっかり入っていて味付けも濃厚
メインの選択は、豚以外にプラス料金がいるがうさぎ、牛肉と豊富
ジビエもあつかっているようで素材が多彩
間にも、空輸のトリフが届いていた
丁寧な作りが見ていても楽しい、よいレストラン

関谷ひさし「お山の金ちゃん]56年

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「二年の学習」1月号5P
変則的に12月号から始まり56年3月号まで4回連載された
今年は猿年だといわれて、ぼくの年だと喜ぶモンちゃん
木々を飛び回っていると、お化けが枝の上にいておっかなくて金ちゃんに飛びつく
金ちゃんが見ると町から飛んできた奴ダコ
糸をつけて金ちゃんが上げると、ぶらさがったモンちゃんが空に上がって悲鳴を上げる
落ちてきたモンちゃんをなんとかキャッチした金ちゃんだが、モンちゃんはタコにはまって奴みたいになっている
(これは「少年なつ漫王 別冊7」で読む

学研の「○年の学習」シリーズはどの学年も連載漫画が一本程度で、新鋭を起用しないのでおもしろみがない
「四年の学習」で51年から連載された手塚治虫「地球トンネル」(単行本未収録)が一番の話題作か

2016年11月29日 (火)

「漫画少年」55年

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青虫にある「漫画少年」は五冊
うち四冊は既読のもので、1955年4月号を見せてもらう
残念ながら、うしおさんの「チョウチョウ交響曲」は3月号で未完となっている
この号で注目されるのは、森安さんの「宝島」

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絵は彼の独得さがなく、おもしろ漫画文庫、名作漫画シリーズでよくあるわかりやすい絵

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もう1作は小玉次吉さんの「楠の木仙人」4P
おじいさんから楠の木仙人の話を聞いた次郎
平家の落人が逃げてきた時、火をつけられ、仙人が雨を降らして火を消しとめ助けたという
次郎たちが帰ると浮浪者のおじさんが楠木のほらがすみかによいと落ち着く
翌日、やっちゃん、がんちゃんのけんかを収めようと、楠木仙人が怒るよと言いだした次郎
楠木の前に連れられて、仙人なんかいないじゃないかと今度は次郎がなぐられそうな勢い
聞いていた浮浪者はこれはかわいそうと煙を出して、仙人になりすまして出てくる
驚いたこどもたちはのびてしまい、これは大変と浮浪者も楠木から退散する
なかなか軽妙な絵に話

金田光二「たんてい かんたろう」59年

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「たのしい三年生」9月号新連載、10P
10月号とあわせて「顔のない男」の巻

散髪屋のマンボくんは、お使いの帰りマンホールから突然飛び出した顔のない怪人に出くわす
男は「赤い星」から来たと告げ、催眠術をかけられ、戻った時も夢うつつ
かんちゃんがついてゆくと男が再び現れ、かんちゃんたちと飛んで、赤い星へつれて行く
地上に戻った男は、マンホールの中へ下りて行く

かんちゃんの父(刑事)がやってきて、かんちゃんの拾ったびんに銀行の地図が入るのを怪しむ
かんちゃんは犬のごろうとマンホールへ入り、ごろうが鳴く壁の向こうでマンボくんと姉のジャズ子が捕まっているのを助ける
やってきた男をばねじかけの刀で倒し、穴を進んで上へ上がる梯子を登ると顔のない怪人が・・
追い詰められたところでお父さんたち警官がかけつけ、銀行ギャング一味が逮捕される

11月号から「底なし沼の怪物」
1月号から「生きている雪女」

2016年11月28日 (月)

「希望」創刊号

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東光堂、150円、192P

横山光輝「船頭姉妹」32P
谷悠紀子「ママ私を見つめて」26P
木内千鶴子「アイヌの娘」32P
志摩ゆき子「母さんが来るのに」34P
竹村かおる「小さな花」36P
水谷武子「あんずとうでわ物語」28P
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「船頭姉妹」
姉よし子の手伝いをしてみつ子も船頭をして、評判の姉妹
しかし姉には悩みがある
乱暴者の父が刑務所から出てくるのだった
そんな時、死んだはずと思っていた父の写真をみつ子が見つけて・・
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「ママ私を見つめて」
淳子は父がいず母は酒場で働き、娘をかまえない
淳子も母が酒場をしていることは学校で隠している
寂しい淳子、母は「ひなげしの君」という人から手紙が来ているのを見つける
そんなある日、淳子が車にはねられ大けがをする
入院している淳子のもとへひなげしの君から人形などのプレゼントが届く
医師は今の医学ではもう助からないと母に告げる
娘とようやく心が通うようになった母はひなげしの君の話をする
なんと、淳子が寂しさを紛らわせるため自分で書いて出していたのだった
プレゼントは母が替わってしてくれているとわかっている淳子は母の愛情を感じながら死んで行く
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「アイヌの娘」
ミツコはユリカがアイヌ人だと馬鹿にするので先生が怒って、ユリカをかばう
ミツコのいじめは止まず、ユリカを落とし穴へ入れてなんでもいうことを聞けと命じる
そんな時、先生が演芸会の主役にユリカを選ぶので怒りが頂点に達するミツコ
熊退治にミツネ山へ行けとユリカにいう始末
ユリカは目が緑色だからばかにされると目をつけばと考え、先生から弱虫と叱られ、自信を取り戻す
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志摩さんの「母さんが来るのに」は内容的に木村光久さんの「二人のねがい」と重なる
絵柄も似ているので、木村さんかその周辺と思われる
京都の舞妓、小藤ちゃんの物語
隣から火が出て家が焼けてしまい、母は入院し、とほうにくれた小藤は舞妓になって一年半
母と妹ゆき子が見学に東京から京都までやってきたが、おばさんは追い返す
その母が、京都で調子をくずして入院したという知らせが届くがおばさんは生かせてくれない
舞台をけって舞妓を止めて家族の元へ帰る決心をする
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「あんずとうでわ物語」
「少女」連載の「あんずちゃん」の一話を掲載したような内容
リリー洋裁店のおてんば娘あんず
まり子さんの腕輪を壊して修理に持っていくあんず
浮浪児良太がそれを取って逃げるのを追いかけてると、良太の姉七重も同じ物を持つ
七重はまり子さんがお姉さんかと思う
洋裁店にはまり子の家から腕輪は捨ててくれと電話がかかる
家に行くと、強盗が腕輪を取ろうとして逃げる
実は腕輪は密輸品、まり子は密輸団の女親分
昔、密輸団から七重の父が盗み出したのを見つかり、今では子分にさせられていた
七重・良太は父と再会することができた

石森章太郎「剣豪少年」57年

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「冒険王」夏増刊号8P読み切り
師匠の娘ユリがからまれているのを助けた疾風竜四郎
相手が名家の師弟たちとあって師匠は息子勝之進と修行の旅に出す
刀が触れたことで旅の武士と勝負して竜四郎は討たれる
天才の腕を持ちながら、相手が宮本武蔵だったことが不幸な巡り合わせとなった
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「赤いなめくじ」57年
「ぼくら」夏増刊号10P読み切り
夏休みにキャンプに行った不二雄君たち四人
山にねばねば光る筋があって硫黄のにおいがする
動物たちがひからびて死んでいるのも見つける
その夜、キャンプに何かが近づいてくる
みんな身を潜めているとキャンプを踏みつぶして進んで行く
夜が明けて山を下りると怪物を調べに来た生物学者が瀕死の状態でいう
放射能の雨によってなめくじが巨大化したと忠告して死んでしまう
不二雄がおとりになり、上から岩を落としてもらって一匹は退治するが
もう一匹いて崖に追い詰められる
つたを握って飛ぶと足下に吸い付いたなめくじ
なんとか振り落として危機一髪

「ぼくら」の方が年齢にあわせてあるようでこどもっぽい絵にしてある
内容は「赤いなめくじ」の方がおもしろい

2016年11月27日 (日)

「若草」創刊号 58年

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あずま社、150円、A5判144P

田中美智子「心は清く」36P
大竹昌夫「黒い紐」
山田広美「走れ嬢二」
三井美代「涙の小雨」
山中和美「まぼろしの妖精」
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田中さんの作品、絵が印象的
みどりは明るい少女だが、左頬にあざがある
母が不注意で幼い頃つけてしまったものだが、みどりは美しい心を持つ娘に成長した
母はそのしあわせを祈るばかりだった
醜さをそのまま描き、不幸な話にしないという作品はあまり見かけない
田中さんの絵が美しくいきた好作品
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大竹さんの「黒い紐」はシャーロック・ホームズ物の漫画化
山田さんの作品は66年2月の「りぼん」増刊号に載った泉ゆきお「ロミの7号車」と同じような内容
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レーサーの嬢二には心臓が弱い妹サヨがいる
兄はそれを心配してレースに勝てない
兄はレースを止めるとサヨに告げるが、嬢二は最後のレースに向かう
嬢二は奮戦し、ジャガーを抜いて先頭に立つが
兄が隠したラジオを聞いてしまったサヨは興奮のあまり死んでしまう
細部が違うので、この作品をもう少し進めて「りぼん」に書き直した様子

三井さんは素人っぽい絵柄
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山中さんの絵は整っていて、だれかの別名義だと思われる

牧美也子「緋紋の女」72年

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「女性セブン」連載、小学館文庫分2巻で読む
幕末、京都の北、大悲山で身分を隠した女が一人の子を産み、川へ流す
里で拾われた女の子はお緋沙と呼ばれ成長するが
人買いに売られ、その男をかんざしで刺し殺し、罪を養父母になすりつける
お緋沙には若い弥一という思い人もいたが、野心に富む坊主雲覚にさらわれ
華小路家に小姓として差し出される
緋沙が女と知った華小路が抱こうと迫るとき、
勤王の三日月党が朝廷を操る偽臣と華小路を討ちに侵入する

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なんとその一人に弥一がいて、討手に傷ついた彼を運び出す緋沙
緋沙は三日月党のため、華小路家に捕らわれている実川氏を救い出す役目を引き受ける
しかし、逃走の途中、緋沙を嫉妬する華小路の妻美祢が奪っていた緋沙のかんざしで実川にとどめを刺す
かんざしから実川殺しと疑われた緋沙は弥一と別れ、酒にまぎらす日々を送る
そんなある日、三日月党のアジトが役人に襲われ、連判状が何者かに持ち去られる

廻船問屋卍屋長兵衛(もとは盗賊)が犯人
切られた志士が握っていた手ぬぐいから卍屋を知った緋沙は大坂の店まで出向く
長兵衛の妻にはなんとあの美紀がおさまっていた(華小路からはお緋沙に罪をなすりつけて追いだしたと離縁された)
手ぬぐいを持参したお緋沙を長兵衛は離れにやり、手下に締めさせるがかえってかんざしに刺されて逃げてくる
手下からお緋沙の腕に緋紋があるのを聞いた長兵衛は、緋沙がわが娘ではないかと思う
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二巻目
お緋沙は弥一たちに卍屋が連判状を持つを教える
卍屋を襲った弥一は長兵衛が握った連判状の半分を奪う
残りは江戸へ向かった長兵衛を追って弥一が取り戻しに
お緋沙も弥一を追うが、敵だと思われ相手にされない
表街道を通れない三日月党員、山路をつたい、木こりの渡り箱で谷をこえるとき、、落ちそうになった
弥一が緋沙の手を握って支えるが重みで二人とも落ちると緋沙が手を離す
幸い下が深い川で助かった緋沙に弥一は再び愛情を抱く
ようやく結ばれた二人
横浜で異人娘に化けて長兵衛の懐へ飛び込んだ緋沙
腕の蝶の緋紋を見て娘だと確信する
連判状の半分を緋沙に渡し、二度と顔を見せるなと
危うく娘を抱くところだった内心苦しむ長兵衛

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勤王に理解のある井筒屋の世話になって、緋沙・弥一は江戸で暮らす
緋沙は妊娠するが、ある日、卍屋の正体がばれがつかまり獄門となる
その死体に蝶の緋紋を見た緋沙は自分が娘だと悟る
そうして生まれてくる子が代々呪われた悪性を持つ子かも知れないと弥一のもとを去ってゆく

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明治に改まる頃、緋沙は数歳になった娘と北海道で暮らしていた
そこへやってきた旅人が弥一で、自分の子とも知らず娘と話している
かげで聞く緋沙は弥一が樺太へ行ってしまうのを知るが
一人の心に弥一を秘めて見送るのだった

68年まで少女漫画を描いていた牧さん
劇画調の大人向きは少し違和感があるが、ラストの娘との場面はしっくりきます

抹茶クリーム

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柚鹿の子を作った時残った甘納豆
とっかんも残っていることだし(こちらは乾燥させてあるのでもうしばらくもつ)食べてしまう
砂糖を加えゆで戻して、その上に抹茶クリームなるものを作ってかける
抹茶クリームというと、生クリームに砂糖を加え泡立てて湯溶き抹茶をまぜるものを思うが
それはどうもしつこそうで、ネットで見たレシピ
生クリームにヨーグルトを加えると泡立てなくてもねっとりしてくる
そこに砂糖、湯溶き抹茶を混ぜる
これはなかなかよくて、生クリーム苦手の妻には好評

2016年11月26日 (土)

木製の器

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近鉄系パラディカードのポイントが5000円ほどになり、一月で執行するポイントも多い
西大寺近鉄デパートの食器売り場も縮小したことだし、生駒のデパートをのぞいてみる
陶器は実習でできてくるもので収まり切れないほどなので、小器か周辺のものを探していると
格安で木の皿がでている
汁物には不適ながら、前菜、サラダ、お菓子など用途がありそうだからこの際、丸を三つ、楕円形を二つ求めておく
木のお椀も考えていたが、これはもう少し後に

木の受け盆や、置き台などもあればほしいところ

「風車」創刊号

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若木書房、160円、A5判

武田京子「ああ・・くたびれちゃった!」
せいじょう朗二「マコちゃんのよろこび」
小玉つぎよし「次女やっこちゃんね」
巴里夫「みんなのママ」

明るいホームドラマを並べた単行本雑誌
武田作が筆頭に来ている
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夫婦はノン子をおとなりに預けて映画に行く
ノン子は編みかけのセーターをいじって変にして困っている
ケンちゃんのおかげで自分がやったと言い出して謝ることができて、機嫌もなおる
おばさんの甥の竜夫がやってきてデパートへ連れてくれる
映画が終わった両親と出会って、なにか買ってやるぞと言われ、乗り物の本をねだる
ふだんのノン子に似合わないものだと思っていると、デパートへ来なかったケンちゃんへのお土産にというわけ
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もう一つは巴作
顔にぶつぶつができたと姉がいうので鏡を見てショックのチョン子
姉マリ子が鏡に赤えのぐを塗って脅かしていたのだ
ママはチョン子をなぐさめる
ママがお使いを頼むと、本を読んでいるところとチョン子がいうので、マリ子がすすんでお使いにいく
そうすると、自分もと追いかけるチョン子
なんだかママのといあいとなって、早起きしてマリ子がママを手伝うと、チョン子もとするが
間違ってせっけんを入れてしまう
毛糸玉をもどそうとして編みあがりそうなのをくずしてしまって怒られたチョン子
家出すると飛び出したのを姉が追って連れ戻し、ママと仲直り

イタリアン:ナチュラ

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学園前ロータリー近くのお店
並びに串カツのマスダ、フレンチのプレジールと気の利いた店がある
特にイタリアンの方は大和野菜と銘打ってあるので前から気になっていたのを週末に

昼は1500円からで、1800円のランチを頼む
狭いお店に客は満席に近く、25名ほどで人気のよう
メニューは
紫白菜のミネストローネ 少量のスープ
前菜に選んだのがバーニャカウダ、ローズマリーのフォカッチャが少し
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パスタは、さつまいもと鮭のタリアテッレ、クリームソース
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デザートは小品三つ
 ブラッドオレンジのゼリー、フランボワーズのアイス、りんごパイ

パスタはおいしかったが、バーニャカウダーが今一つ
これはチーズフォンデュのようなもので、出てきたのが野菜ばかり
これが大和野菜の売りなのだろうが、細工はなし、野菜もとくに味がよいわけでない
デザートは悪くないけれど、幾分ものたりず、これで税入れると2000円近いのでは

水樹和佳子「イティハーサ」86~99年

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「ぶーけ」に中断をはさんで連載され、最後は単行本に書き下ろされた
早川書房文庫版全7巻で読む

時代は古代、見えない神が姿を現さなくなった時代で人々は亜神か威神に頼って生きている
亜神は人々を癒し、平安を与える、威神は人々の欲望を引き起こし、暴力に快楽を見出させる

目に見えぬ神を信奉する小さな村で真言告(みことのり)の修行を積む青比古
腕力はないが静かに世界を見通す
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ある日、青比古とその弟分ともいえる鷹野は川に流れ去れる赤子を拾う
村のみなで真言告をとなえ命を救う
その赤子が成長して透祜(とうこ)という少女となり才能が認められ、青比古から真言告のわざを学ぶ
村は威神、鬼幽の一派に滅ぼされ、逃げ延びた三人は亜神、律尊に仕え威神を追って旅する桂(女武者)たちに出会う
一行の中で一番の剣の使い手一郎太が、力に頼り青比古を脅す不気味な人物

律尊様が留守をしている間に、威神の一団に襲われる
一団には透祜の片割れ、夭祜(ようこ)がいて、第2巻半ばで透祜はあっけなく刺し殺される
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ただ、透祜の魂が夭祜の中へ入り、透祜の意識がリードしていく
鷹野も傷を負ってつかまる

3巻目では、鬼幽一群から逃走した鷹野が青比古・桂たちと合流する
鷹野は背中から羽根が生え、特異な体質・能力が発現する古代の真魔那の末裔だとわかる
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威神の軍勢が青比古たちが世話になる村を襲い、青比古は陰石の真言告で守るが力つき威神軍に連れ去られる

4巻目、鷹野は桂たちとともに亜神天音(あまね)が治める不二をめざす
同じく威神の中心ともいえる鬼幽の一軍も不二をめざす
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5巻目、不二には強い結界があるため鬼幽の一軍といえども容易に近づけない
また、人でもなく神でもない夜彲王(やちおう)という龍に乗り、威神たちを消し去る者も彼等の妨げとなっていた
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6巻目、不二には空子都(くすと)という古代アスカ大陸の生き残りがいた
空子都は遺伝子操作によりさまざまな能力を引き出した人種(真魔那 まなま)で空子都の特異性は男と女を兼ねるという点にある
また空子都は文明を発達させたアスカを知っているので同じく滅びた大陸ながらムウの生産も破壊もない平安を求めた
そのため、鷹野に催眠のような術をかけ天音に仕えさせる
鬼幽は不二に入るため、鬼幽は透祜を潜りこませることに(そこには驚くべきからくりがある)
天音なきあと人はいきられるのかという鬼幽は悪を超えた先を見ているらしい
透祜は夜彲王から強い力を持つ陽石(あかいし)をもらって不二の原野へ入る
その陽石の力を使って彼女を縛る神鬼輪を破ってしまう

7巻目
威神の士を不二原野に行かせ、透祜を襲わせ剣を交わらせる
その音に引き寄せられた鷹野ははじめ透祜と認識できなかったが、ついにぼやけた像が鮮明となり透祜を思い出す
透祜は鷹野とともに天音に対面するが、平穏な世界だけでは何も見えないと天音の世界を拒絶する
鬼幽は威神やその士たちを不二に突入させる
その戦いで、威神のもとへ戻った一郎太は那智と呼ばれていたが、ライバル比々希(ひびき)と果たし合い討たれる
那智にとどめをさして魂を救ったのは青比古だった
「人は善神だけに救われるのではなく、それぞれの形で救われるのだ」と鬼幽が悟り、透祜の心中に伝える
そして、「それが心にかなうものなら、私の名を呼べ」と
透祜は鬼幽の神名を受け取っていたため、神名を呼んだとたん、鬼幽が結界を超えて天音の前に現れる
鷹野と透祜は「亜神を取るか、威神を取るか」選ばされ、鷹野が天音をちりとしてしまう
威神鬼幽の素顔は亜神だった
かつて善意では人は救えないと知り、あえて仮面をつけて威神となった神

透祜がトワダへの神路を開き、鷹野と鬼幽もトワダへ入る
そこは見えない神に通じる土地
透祜は夜彲王が迎えにきて、衰えた夜彲王を存続させるため合体することに
見えない神とは情報体の塊のようなもので、情報が拡散して宇宙が消えるのを防ごうとした
拡散する情報をつなぎとめるのは唯一、人間が自ら道を選び取ってゆくことが必要だった
亜神、威神を生み出し、夜彲王を導き手として、進みをとめる方向(宗教的境地による平安)も過激に進む方向(力)も拒み自ら進む者を待っていた
それが透祜と鷹野によってなしとげられたという
ただ、この未来1000万年後には平安を与える神が到来する
その日に、平安を拒絶するため透祜は夜彲王と一体化して、幾度も生まれ変わる鷹野を待つことになった

かつて不二のあった国では、桂がリーダーとなっていた
青比古は生きていたが、心は失ったまま
ある日、空から夜彲王が舞い降りて、青比古にすべての情報を伝えて飛び去る
その夜彲王を桂は、幼くみまかった弟のように思う
青比古は意識が戻り、すべてを伝えようと立ち上がる
ただ彼には桂に一番に伝えることがある(おそらく愛するという言葉だろう)

最初に全巻読んだときは、壮大な物語ゆえに圧倒されてしまった
新たに読むと、最終巻での世界像説明が意外性に富み驚かされるが、ふに落ちないところも
亜神、威神、夜彲王などを生み出すほどの情報体が、人間の進化にまかせるほかないのかという点
まかせるとしても、透祜と鷹野だけが対象となるのも変な感じ
未来に現れる平安をもたらす神とは、情報体以上の存在が宇宙にあると予感させ、説明されないものがたくさん残りそう
水樹さんの硬質な絵柄も物語を型にはめる要因になっている

2016年11月25日 (金)

ヨガ

リハビリのために入会したコナミだが難儀をわずらっている
水泳で耳をやられて、耳鼻咽喉科にいくがいまだに回復していない
お腹も冷えたのがよくなくて、潰瘍が戻ってしまった

走るのは無理だから、バイクをやっていたが、無理をしたのか、ももを痛めてバイクも中止
ウォーキングならとやってみたが、10分が限界でこれも脱落
ストレッチとマシーンだけと情けない状態なので、昼食時間とぶつかるがヨガレッスンを受けることに
月曜日に初めてでて、まずまずやれそうで、体にもきくので再度
昼に時間が都合つくのが、平日では金曜日くらい
体はそうかたくないようでレッスンにはなんとかついてゆけるが、バランスが極端に悪い
普段はバランスは悪くないと思っていたが、このところバランスがくずれているのかも

ボージョレヌーボー

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このところ、体調不良で酒類は飲んでいない
ワインも買ったまま開けないでいるが、ボージョレの時期になって少しお相伴する
空輸されるため、けっこう根が張る
いつものワインショップのものは値段の割に(さすがにボージョレだからか)おいしくないので
酒屋で求めることが多いが、今年は妻が輸入雑貨店で見繕ってきた
金賞を取ったというアントワーヌ・シャトレ
味わう程度にいただいたが、口が悪いのだろう、飲んでいて味気ないのが残念

「少女ロマンス」

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三井出版、150円、A5判172P
名前を聞かない出版社

菊村みさお「忘れな草」100P
島倉じゅん「ひばりは空へ」63P
この創刊号には二人の作品しか載っていない
いずれも知らない作者だが、絵は達者でなかなかの作品に仕上がっている
島倉さんは星城さんの絵柄に見える、菊村さんも完成した絵からするとだれかの別名義の可能性が高い
Uzroma02
「忘れな草」
田代美喜は白ゆり学園へ通うお金持ちのお嬢様
ある日、定期券を拾ってくれた和服の夫人が声をかける
その人は自分にそっくりなので驚くが、翌日も出会う
美喜は幼い頃の写真がないので、自分が拾われた子供ではないかと疑いを持つ
しだいに衰弱する娘をみて、父は原因をさぐる
おばさんがくれたというハンカチーフに中村屋のマークがついているので店員に尋ねると飲み屋の人とわかる
波子さんを見つけて、家に雇うと美喜もまた明るくなる
ある日、家族でピクニックに出かけたとき、美喜が川に落ちて流され、波子さんが救う
両親がお礼をしたいというので、波子さんは美喜が本当のお子さんかと尋ねてきた
実はもらい子だと答え、ここだけの話にしようと打ち切る
その夜、波子さんは置手紙を残して姿を消した
波子さんは結婚後、夫に死なれ、幼い子供を捨てて睡眠自殺を図ったという経緯があった
美喜は波子さんのこどもだとわかる
父母は置手紙を燃やすが、美喜が燃え残りを見て事実を知る
日に日に衰弱する美喜を見て、母親は波子さんを探し、親子の名乗りをあげてくださいと告げる
病室にかけつけた実母は美喜が回復するよう励ます

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「ひばりは空へ」
すりの少女照子、すったところ捕まったのが婦警の富田さん
妹として世話して学校へもやってくれるが、照子の親方が見つけ出す
照子が親しくなった淳子のお屋敷に泊めてもらった日、親方が警察に追われて逃げ込んでくる
照子が手引きしたと警察に疑われ、富田姉さんに迷惑がかかってはと照子は飛び出す
照子はすり仲間に連れられ、助けにきた姉さんが男たちに囲まれる
照子が警察に通報して、手下がつかまるが、親方が照子を追う
ビルの上へ逃げた照子は親方に落とされて命を落とす
すり一味は逮捕されたが、富田さんには悲しい結末となった

「少年マガジン 別冊」66年

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「ハリスの旋風」特集号1で130円、268P、5/5発行

ちばさんの作品は168P、もちろん「少年マガジン」連載を採録したもの
他に
滝田ゆう「ホンダラ小僧」16P
森田拳次「丸出だめ夫」50P
滝英二「少年スパイ タカ」16P
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滝田、滝作は書き下ろしのようだ
「丸出だめ夫」は「柔道はむずかしいな」「太平洋いかだ旅行」「工作の宿題」「とんだ一等賞」4編からなり本誌からの採録でしょう
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特集2では滝田作がジョージ秋山の「ガイコツくん」に代わる
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アクションもの書き下ろしも一編載り、「丸出だめ夫」4編というのはこののちも変わらない
森田さんの「丸出だめ夫」はコメディとして人気が高かった
おやじさんの発明家の風貌もおもしろく、だめ夫のつきそいに作ったボロット(ロボットの名前)もおもしろいが
相手役に決まったキャラクターがいないのが残念なところ

2016年11月24日 (木)

陶芸3回目

残していた器の釉薬かけ
全体に白マットをかける
次に透明釉をたらすのだが、少し濃いめのもを使うのがよいということで乳鉢で調整してもらった

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これをたらすと分厚く皿にのる

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焼くと広がって幅がでる 端の葉模様のところに織部釉を塗ろうと考えていたが透明釉の広がりを考えると塗りが難しい
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残り時間は、足がまだ回復しきっていないので、ろくろ引きはおいて、たたらをやる
前に二つしかなかったえび染めの笹の葉型器を模倣することに
器は下に高台がついているので、表側で曲げる形をなぞらなければならない
裏の高台はかなりつけるのが難しいのではと考えていたが
まず型を作りましょうというので、皿の形に合う大きな台を作る
これが土を足したり削ったりで大変、一時間以上かかってなんとか形になる
さらに削ってなめらかにするには乾かさないとだめで一週後に
それを素焼きにして、たたらで高台も付けるとなると三週後になるのかも

「純情」

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金園社発行、150円、A5判210P

だんひろし「彼の海の果に」96P
島ゆきお「白ちゃん」40P
芳谷圭児「小さな天使」49P
中川秀幸「母をよぶ海」17P
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このうち芳谷、中川作は雑誌の再掲載
「小さな天使」 「小学六年生」1959年7月号付録
「母をよぶ海」 「なかよし」1959年夏休み増刊号
中川作は複写で持っているので確認したところ、扉を替えているが他は全く同じ
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ここではだん作品を見る
那奈子がアメリカへ本当の母をさがしに汽船に隠れ密航する
船は密輸船で、香港で降ろされ、返されそうになったので
別の客船に乗ってエジプトへ
ここで、お調子者のトンキーとホーテの二人組と同行することに
三人でローマからドイツ、モスクワまで行って飛行機でパリへ戻る
密輸船の船長が追ってくるのをかわしてトンキーたちに付き添ってもらいアメリカへたどり着く
日本大使館で聞くと両親はイギリス大使館へ替わったと聞いてそちらへ向かい、ようやく親子の対面がなる

あまおうプリン

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最近、モロゾフが卵が入っていないプリンを出したのでうれしい
夏はゼリーなど、卵抜きのデザートが豊富だが、秋から冬になるとない
母のように卵アレルギーだと、和菓子系統に限られてくるのだが
今年はこれを見つけて気に入っている
前は、チョコプリン、これも卵抜きでとてもおいしかった
もう一種、あまおうプリンというのもでているので今回、求めてみた
なめらかな質感でなかなか
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ただ、自家製のいちごムースのいちごいちごした方が好みかも

ちばてつや「ハリスの旋風(かぜ)」65年

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「少年マガジン」連載
「少年マガジン増刊 ハリスの旋風」で読む
石田国松は、暴れん坊で、中学校の退学をくりかえし、父は東京に越して屋台のラーメン屋を営んでいる
学校へも行かず、草野球にむりやり割り込んで向かいの家にホームランをいくとも叩き込む
とめにきた男を投げ飛ばすと、老人が現れ止める、それがハリス学園の園長で投げられた男は国松の担任となる岩波剛三
乱暴のため鑑別所に入れられるのをハリス学園に入学することで許してくれるというのでしかたなく入学

暴れ者ながら運動能力の高さに各部が勧誘し、弁当を用意する条件で野球部へ入るが
あまりの暴投ぶりに部員たちは総スカン
発奮した国松は家で投球練習をして、三和田学院との伝統戦で主将を補助して好投し、敬遠球をホームランして勝利に導く
これが増刊2半ばまでの内容
国松は竹刀を持つ連中から闇討ちにあい、翌日剣道部へ乗り込むが彼らではなかった
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別冊3 相手は番長グループ、闇討ちを謝る番長をなぐったことでグループと対立
剣道部の先輩、盲目の柳が番長との対決を一月後にのばして、国松を剣道部に入部させる

別冊4ではそのしごきにたえ、冬合宿にも同行した国松は腕をあげて、主将を負かすほどの腕に
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選手権のメンバーにも選ばれるが、塩原に譲って、自分は番長との対決は早めて対決
番長を負かして仲がよくなる
その後はボクシング部、サッカー部で活躍し、サッカー全国大会で優勝を導く
最後はアメリカへ留学するという流れはのちの「おれは鉄平」に似ている

国松が背が低く、同級の朝井葉子(おちゃら)やメガネも小さくて、中学というものの小学生のよう
そんな背格好がちばさんの漫画にはぴったりで生き生きした動きは彼の作品随一というくらい

2016年11月23日 (水)

あんこう鍋

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昨年、両方比べてはげの鍋を試しにやってみた
今年も寒さが増してくる頃に新物の鍋を
具はふつうどおり、白菜・白ねぎ・人参・しめじ・えのき・とうふ・糸こんにゃく
庭から春菊を取ってくるのを忘れて暗くなったので、それは省略
1000円強のセット物、あんこうはたくさんあるようだが、煮るとコラーゲンを出すだけの部分が多い
身の方はあっさりして食べやすい
ふぐに比べて弾力がないのがかえってよいかも
水で煮て、ポン酢で食べているうちはわからないが
おじやを作って、味が淡泊すぎるのに気づく
やはり、ふぐ鍋が出汁がよくでる
はげの鍋はおじやで臭みがでたが、あんこうはそういうことはないが、濃くに欠けた
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鍋をすると湯気で体が疲れるため、副菜もあまりなくてよく、デザートもみかんくらいで十分

「魔剣」

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公楽出版、150円、A5判96P
吉田松美「月下の刃影」27P
黒沢正「まおろしの剣」20P
小山げんじ「満月無明の剣」15P
都島京弥「悲剣朧月」23P
緒方好美「飛閃左文字剣法」18P
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ここで注目されるのは小山さんの作品
めくら剣士樋口十三郎は師匠譲りの名刀をめぐって大藪幡軒に襲われる
しかし、剣の腕はさえ、幡軒おしりぞける
見ていた少年剣士丸目小次郎は十三郎にほれこんで門弟にしてもらう
吉岡道場で試合を申し込むと、目が見えない剣士をばかにして相手する
しかし十三郎は強く、弟子をことごとく打ちのめす
帰ろうとする十三郎を弟子たちが取り囲み襲いかかるのを戻った道場主吉岡が止める
その腕前を見てほめ無礼を謝るのだった
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緒方さんの作品も貴重
雪の城下町尾州を江木兵助が訊ねる
行友秩父から柳生極意書を奪うつもりだったが、その閃光剣に手も足もでない
城下を去り、伊吹山で相原源左とまみえ、相打ちとなる
兵助は1本となった腕で三年間修業を重ねる
そうして再び源左とまみえ倒し、行友先生を訪れる
左手でくりだす閃光剣、飛閃左文字剣は行友先生の袖を斬るほどになっていたが
勝とうと思う心を捨てよといわれもう三年修業しようと思うのだった
これも変な終わり方

公楽出版の住所は、大阪市住吉区桑津町3丁159

山本鈴美香「エースをねらえ!」73年

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「週刊マーガレット」連載、文庫版10巻で読む

県立西高テニス部のお蝶夫人(竜崎麗香)に憧れて入部した岡ひろみは、一年ながら地区大会出場の5名に選ばれる
コーチ宗方仁は強引に彼女を日本代表メンバーに選ぶが、一流選手ながら故障、病のため技術を教え込む逸材を探していた
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その逸材が未完成ながら、体力・気力とも優れた岡で、仁はお蝶夫人や、異母妹の加賀高お蘭よりひろみを優先した
春の関東大会では、お蝶夫人とペアを組んで優勝する
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夏、全日本ジュニア選抜の特別試合では、お蝶夫人、お蘭に敗れて2勝2敗のひろみ
大器を見込まれ、3勝の者を抜いてメンバーに選ばれる

正月を過ぎて、ひろみはオーストリア遠征に連れてゆかれる
アンジーとの対戦は惜しいながらの負け
関東大会は制して、夏のインターハイで優勝し、ジャッキー・ピントからダブルスのペアを申し込まれた
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6巻が山場
テニス協会が世界の有望な高校生を招待し、大会を催す
ひろみはジャッキーの妹(姉を奪われると怒っている)ジョージィに勝利するが、アメリカのキング夫人につくホープ、マリア・ヤングに敗れる
年がかわった15日、ひろみたちはアメリカテニス協会の招待試合に出発した
死を悟ったコーチは藤堂を呼んでひろみを託す
彼のメッセージは「エースをねらえ」だった

話はここで終わってもよさそうなものだが、、アメリカ大会で準優勝と健闘したひろみが帰国した後が大変

コーチの日記により死を知ってからふぬけのような毎日
仁にひろみを託された桂大悟は坊主となっていたが、寺にひろみを引き取る
しばらくして身障者施設をひろみを見せた大悟は、必死に動こうとするこどもたちにうたれたひろみから力が立ち上がるのを感じる
仁から預かった彼のラケットをひろみに渡す

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8巻目では、選抜ジュニアチームでテニス育成のため日本を巡行する、

ひろみの真摯なテニスは男子後輩の神谷をテニスに呼び戻す
冬には日本でのレディストーナメントに日本選手ただ一人出場し、キング夫人と闘い奮戦する
9巻、ダブルスでピントと組み、キング/カザルス組には敗れるが準優勝する

最終巻では、国際若手女子テニストーナメントが日本で開催される
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ひろみはお蝶夫人、お蘭、藤堂たちのサポートを得て、快進撃
打点を変えるという難しい手法をこなし、決勝でピントとあたるが破って優勝
ウィンブルドンに出場がきまり、コーチ大吾もようやく断酒を終え、ひろみから酒を受ける
羽田で送り出す、大吾の言葉はやはり「エースをねらえ!」だった

5巻はじめあたりででてくる、コーチがひろみに感得させようとした「ねらわずにエースをとれる境地」これが最後の決め手になるのかと思っていたら
最後は、打点の切り替えという技術的なもので終わってしまうのがものたりなかったところ

2016年11月22日 (火)

「剣1」

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三島書房発行、150円、A5判96P
社領系明「阿修羅鬼剣」26P、辻斬りの魔剣に挑む小太郎
入江修「刃影天狗剣」20P
金子晴夫「風雲鍬間流」15P
吉田松美「謎の少年剣士」10P
さいとうたかを「剣鬼敗れたり」20P
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 雨の中、戦って倒れている剣士早川を助けた小畑先生と新吾
乱れ糸の構えで無敵の南条に小畑先生が試合を申し込まれる
小刀を投げつけ、よけると太刀で斬ってくる
早川は恩返しと先生のかわりに果たし合いに出て、先生たちがかけつけた時には勝っていた
去る時、礼に渡した名刀白菊で一刀流達人真女男一郎とわかる

気になるのが金子さん
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侍になると百姓を捨て、江戸へやってきた勇太郎
侍とけんかになり、田舎で練習していた鍬間流をためす
二人は倒し、三人目に切られそうになったところを千葉周作が救う
独自の剣法を工夫した勇太を見込んで弟子にする
そうして深川神社の奉納試合に出た勇太郎は鬼塚流の息子と対戦して破る
試合前に会いに来ていた妹、美(よし)を試合に差し支えると先生は控えさせていた
試合に勝って、美のことをきいて一人飛び出した勇太郎はねたむ鬼塚一門に銃で撃たれて死んでしまう

ちょっと単純な話だが、絵はいきいきとしている

横山光輝「伊賀の影丸」由比正雪の巻 62年

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「少年サンデー」連載、 小学館コミックス3巻で読む

由比正雪は自害し、獄門に処せられたが、その首はにせものだった
世間を騒がすことになると、幕府は服部半蔵にひそかに小雪を追わせる
半蔵は影丸・むささび・獅子丸(鳥や獣を操る)・左近丸(縄術)・岩石入道(空蝉の術)・源心(比翼の術)の6人を送る
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正雪は大阪で多くの仲間と合流するらしく、影丸たちは東海道で決着をつけようとした
途上、若葉城で死んだはずの天野邪鬼が現れ、隠密たちのじゃまをする

正雪側の忍者はまず幻心入道(幻火術)・弥九郎(影縫い)・藤太(糸占い)がつきていて
藤原の宿で鉄扇・霧雨鏡月(水鏡)・如月文兵衛(火薬)が合流する
さらに五十鈴大作(鈴の音)・木枯らし竜五郎(幻術)・夜叉王(変装)・岩見幻斎(鎖分銅)・太郎坊(鉄球)たちとかなり大勢
これで邪鬼が伊賀忍者をはばむのだから、影丸たちに勝ち目がなさそうなのだが
隠密側が強いのでおもしろみがそがれる
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最後に小雪自身が忍者というのも苦しい設定、それならいっそう影丸を倒すくらいの腕前でないと納得しがたいところ

3巻に及ぶ量は、影丸シリーズでは長編で味が薄いといえるも、さまざまな術が出てくるのが見もの
中でも、が印象的

2016年11月21日 (月)

かやくご飯

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これも久しく作っていないので細部を忘れている
本をひっくりかえしてみるも、案外作り方が載っていないので、またネットで調べる
人参は下茹でしないのと、水のかわりに出汁が全部を確認してあとは適宜

こんにゃくとごぼう、人参、しめじを具に1.3合という間を取った量で炊く
出汁は濃いめ、しょうゆは薄めがおいしいのでは
なにか工夫をすれば、よい香りのご飯ができるかもしれないが
適当に作ってそこそこ楽しくいただけるので、これはこれで十分

取った出汁が思ったより余ったので、豆腐のおすまし風
きゅうり・かにかまぼこの酢の物
昨日作った、煮物がごごうと人参でご飯に重なるため、さやいんげんを加える
みりんぼしの残りを焼いて、だしまきはパス
果物は南水梨に、あずきの甘煮残りをかけて

「鉄人創刊号」

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第一プロ発酵、200円、135P
佐藤まさあき「白昼夢」37P
都島京弥「全員射殺」30P
みやわき心太郎「未知の世界」1P
辰巳よしひろ「最後の日」62P

表紙には4名の名があがるが、みやわきさんのものは1Pのイラスト風のもの
3作品では佐藤、辰巳作品が興味深い

「白昼夢」は
上野動物園でスケッチする佐藤
動物がいないオリがあるので不審に思い自分が入って通路をくぐると
22世紀末の未来世界へ入り込み、水星人や金星人、火星人の展示がある
再び通路をくぐると現実世界で、本当にそんな通路があったのかというラスト

「最後の日」は
50万円のダイヤを盗んだ男に金を見せ、これこれの品を取ってきてくれを紳士が依頼する
時間が止まるからなんのことはない作業といわれ紳士は実行する
本当にみんなとまっていて、貴重な美術品などを集めてくる
紳士は円盤にそれを積み込んで出発しようとする
男はなんでもし放題だから時間加速器をくれを頼むと紳士は「後悔するぞ」と言い残して置いて行く
次の瞬間、地上で大爆発が起こる
地球規模の核兵器使用が起きて、地球最後の日だった
紳士はその地球から大切なものを最小限運びだそうとした
男は、時間加速器を止めれば地球とともにたちまち滅んでしまう
止めたままだと地獄のような破壊を死ぬまで味わうだけだ
退屈に耐えきれず、時間スイッチを戻し、死の道を選ぶという内容
Uztetujin02
なかなかよくできた話でおもしろかった

佐藤史生「夢みる惑星」82年

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佐藤さんの長編第1作、おそらく彼女の代表作でしょう
文庫本3巻で読む
ずいぶんはじめに読んでいるのだが、コメントもしないままおいていたもの

アスタンカ国、中世風の谷の神殿にモデスコ王が呼ばれる
王は単身、飛竜に乗りかけつけると
愛したルキソーヤ姫が見つかったという

ルキソーヤは王が愛した女性だが、父を同じくするとわかった時点で姫は失踪した
谷が見つけた時はすでになくなっていて、一子イリスを紹介する
王は跡継ぎにもしたかったが、谷の幻視能力者エル・ライジアがイリスには幻視能力がり大神官にするという
大神官は王にも勝るほどの権威の持ち主、もう何百年も現れていない
残念なことに目が見えないライジアは崖から転落死し、イリスは大任を一人で背負わねばならない
(実は彼には本当の幻視はなく、大神官が必要だったライジアが仕組んだ)

二話で、成長したイリスは谷の学院を抜け出して、隊商都市イスファへ
戦に負けとらわれのベニ・アスラ族の王子カラを救い出す
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この騒動に紛れ、執政長官アヌイが王を暗殺し、カラたちのせいにする
イリスたちは光る飛行船を動かし脱出する
途中、舞姫シリンと出会い、ぜはアスタンカを訪れるよう誘う
カラを谷にかくまい、アヌイが引き取りに来た時、イリスは王暗殺を持ち出して黙らせるしたたかさを見せる

ストーリーは谷の権威と王権、周辺の都市とのせめぎ合いなど様々な展開を見せると見えたが
イリスが谷に戻ると、大陸が割れるほどの地殻変動が一年以内に起こるという研究成果がでてくる
悪いことにモデスコ王が病でなくなる
王子タジオンは自らの戴冠と、イリスの大神官就任が重なり、天変地異どころではない
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第2巻でイリスは戴冠式の場をかりて民衆に遷都をぶちあげ、新王タジオンの間は硬直してしまう
谷は他国からの神学生や周辺の部族を遠方に去らせる
この警護の任にカラの一族をあてると、イスファが竜騎兵を動かして襲う
竜騎団はアスタンカ王国の許可なく所持・実行できないのでうまいぐあいタジオンが兵を率いてイスファ攻勢に出向く
アスタンカの大衆は、シリンが躍りで導いて遠方への避難に向かわせることに成功
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谷の神官は地殻変動とともに消滅する道を選ぶが、シリンが戻ってきてイリスを連れ出す
彼女と生きようと、イリスは竜に乗って谷を去る
爆発、地震と地異が起こって王国や谷は滅びるが、多くの人々が逃れていた
人類が歴史に姿を現すのは数億年後とラストにあるので、逃れた人々の暮らしも普通には続かなかったと知れる

壮大な設定(人類は星の船でやってきた)、細部の人物の動きもなかなかすばらしい
絵は少々粗い、最後があっけなく終わるのが残念

ブラマンジェ

牛乳500mlでゼラチンが5gというレシピを採用
いつものゼラチン容量ではゆるめの固まりができるはず
少しこくを出すのに生クリームを加え、砂糖にメイプルシロップを少々
これで固めること1時間
できあがったブラマンジェは色合いは同じようでも味わいはことなる
あの微妙なこくがない、単なる牛乳プリンになってしまった・・

2016年11月20日 (日)

花垣

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四度目になる花垣
11月のメニューはぴんとこなかったがメインはふぐ、やはりすてきな内容でした

まず、甘鯛とゆりねのくず蒸し 椀が有田の磁器、もとはお茶器らしい
次に、富田林えびいもの揚げ物 とても甘い
焼き物がふぐ 大きな身で柔らかい
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刺身が二皿 左がえびと鯛のこぶじめ(ポン酢系)、右がぶりと鮪のいぶり ぶりがすばらしい味
お椀が かにのしんじょう すりみは魚とか貝とか
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恒例の肉は尾崎牛赤身 和田ごぼう・はやとうり・なす・れんこん・カキがつく
ご飯はふぐご飯、香の物と松茸の赤だし
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デザートは、洋梨にいちじくのゼリー、牛乳のブラマンジェ
このブラマンジェがとてもおいしい

青虫閲覧の続き:春日次郎「謎のまだらぐも」

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病気でブログをお休みしたとき、青虫閲覧の本は終わったと勘違いして、東京閲覧に移っていたが
青虫は、A5判漫画・B6少年ものが終わっただけで、ガラス棚、B6少女ものが残っていた
これはB6の残り

島村書店92番、130円、B6判128P
絵柄からみてこれは若林哲朗さん

ふるさとへ戻ると農民たちは悪代官杉狂平の取り立てに苦しめられている
そこで怪盗まだら蜘蛛となり役人をこらしめる
百姓たちは蜘蛛の巣山へ逃げて抵抗する
代官の手下、荒巻は、まだら蜘蛛の知り合ったかえでの兄
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かえでも蜘蛛の巣山へ逃げ込んで、偵察に来た兄を説得する
人々の様子を見た兄は心を入れ替え、代官を倒すことを誓って白鳥城へ戻ってゆく
お城では代官が殿に山の様子を告げさせるが、荒巻は実情を述べ代官に抵抗する
部下を呼んだところでまだら蜘蛛が出て、代官を退治、殿に代官の悪事を暴く
殿があっさりまだら蜘蛛に感謝するなど、現実には起こりえない展開がちょっと残念だが

万里村奈可「「てっぺん」93年

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「マンスリーmimi」掲載、単行本7巻で読む

香港の一少女(天辺)が日本の大商社の社長(てっぺん)をめざすという話
商社らしく出てくる様々な取引に天辺が図抜けた商才を発揮するというちょっとありえない話になってますが

香港の九龍街城砦(貧民窟)で暮らす王天辺は置き引きで仲間を食べさせている
育てのおばあちゃんが、くずれ壁の下敷きになって大けが
天辺は日本人で加賀まひる、母冴子からのお守りもあると教えられる
ある日、日本三星商社の副社長石井につかまったのがきっかけで、一月後のパーティにレディとして認められたら日本へ連れてやると言われる
砦仲間には元大学教授や香港長官執事などがいて、まひるを補佐
みごとレディと認められ、三星に入ることに
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石井は気ばらし程度に、さえない部署をあてがうが
地下の食堂を立ち直らせ、掃除部門へ入ると巧みな連携で産業スパイをだしぬく
大高利貸しの土橋の心をゆさぶってアニメ事業を成功させた次は、中丸女史と余課に押し込まれた
ドーム型サッカー場を作る計画で、同じ三星の一匹狼立浪を味方につける
社長(まひるの祖父)がまひると接近しそうになると、社長を押して転落死させる石井
いとこの地位をいいことに石井は冴子との結婚をはかり、会社を牛耳ろうとする
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独立したまひるは、余課の仲間と香港へ向かい、ファースト中華料理店を日本で開こうと思いつく
その出資に、大事業家張天海と知り合うが、アイデアだけ取られそうになる
それをうまく切り返して、かえって張はまひるのよき協力者となる(それどころか、かつての冴子の恋人でまひるの父親でもあると最後にわかる)
まひるの会社にスパイにもぐらされた吉川さんを味方につけ、花事業を成功させたまひる
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中国人向け通信販売のため衛星を打ち上げる事業を起こし、三星と競う
三星が先に打ち上げたが、無理がたたりその衛星が軌道をはずれ、まひるの勝利に
やけになった石井は猟銃で冴子を撃とうとして、冴子は心に封印していた過去を思い出す
香港で赤子連れで男たちに強姦された記憶を失っていたのを
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天海が恋人であり赤子は彼との子供だったことも
記憶をなくして日本に戻った冴子に天海は会いに行ったが父社長はどこのものかわからない天海を追い返した
彼が努力して大事業家となったのはその後、そして大の日本人嫌いにも
まひるは狭い日本にとどまるのはおもしろくないと、まず香港の仲間へ会いに行く
冴子はもうしばらく三星の社長を務めるかというところで物語が終わる

2016年11月19日 (土)

土曜ディナー:鯛のムニエル バルサミコソース

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四年前に花垣を知ってから年に一度、両親を誘ってぜいたくをすることにしている
昨年は松茸を考え10月初旬
今年はカニ解禁以後にと11月中旬を予約する
それに合わせて娘も戻ってくるので、少し前から洋食を準備する

アミューズグール:カニとアボガドの和えもの
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前菜:鶏肝のテリーヌ、クリームソース添え
ポタージュ:じゃがいものポタージュ
 ブイヨンを火曜日に作って、木曜日にポタージュに
 二日おいて食べるのがちょうどよい
サラダ:プランターのルッコラを中心にトマト・ブロッコリー

魚:鯛のムニエル、バルサミコソース ブルーベリーを買って金曜に作り置き
肉:七輪炭火焼き焼き肉 フレンチから離れるがせっかくだから

デザート:柚鹿の子 果物も少し出し
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魚・肉だけ朝に買い物に行って夕方までにセットする

川田漫一「放浪の小鳩」57年

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曙書房、130円、B6判128P
父をなくし放浪の末、母を見つけた 子
しかし新しい家族がいるので親戚の子供として世話になる
子供たちからあまり親しくしないでと言われ、つらい気持ちで家を後にするというラスト

途中をさっと確認して複写に本を出して、内容を控えないで本を返してしまった
複写が一枚残っているが、記録を残していない
川田さんの57年ころまでの作品は絵もうまく、ストーリーもしっかりして読み応えがある

柴門ふみ「あすなろ白書」92年

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「ビッグコミックスピリッツ」連載、小学館単行本3巻で読む

陸上の推薦を断り普通に大学を受けようと予備校の冬期講習を受ける園田てるみ
一浪して青教学院大に入ったてるみは二年にいた取手くんと再会
高校で一番だった彼は早稲田を落ちて昨年ここに入った
取手は予備校仲間とあすなろ会を作っていて入会を勧められる

あこがれを持っていた掛居くんは東大をめざして2浪していると知る
なんと掛居と取手は学費をかせぐためホストクラブで働いていた
あすなろ会には他にブルジョアの松岡、大阪から来た変な女のこ、一見レズを思われる東山星香
てるみの合格祝いをやろうと、松岡のおごりでホストクラブへ繰り出す
掛居がまだトキエという彼女とつきあっているのを知ってショックのてるみは飛び出す
次に掛居から電話で呼び出され、舞い上がってかけつけた時もトキエを連れていて
なんと取手とつきあってやってくれと頼まれる
ホストクラブに入っていることを父に知られ勘当同然となった取手にてるみが引かれ始める
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取手がてるみのために買った30万円もする腕時計がもとで取手は借金地獄へ
返済のごたごたに関わるうちに取手のよさを理解したてるみは取手を恋人にしようと思う
二巻終わりころに、掛居が本心はてるみが好きだと打ち明ける
しかし掛居にはトキエがいて、放さない
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三巻目、てるみは掛居を選ぶが、3月の受験が終わるまで待とうと掛居
あすなろ会を支えていた松岡が二次試験の前日、自動車事故でなくなり、掛居は東大に失敗する
後期試験で京大に受かり、てるみと結ばれることになる、取手は海外の旅へ出る
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あすなろ会はもともと、「そのだてるみ」のアナグラムで掛居が名付けたというのがおもしろい
そして、松岡も星香も掛居にひかれていたという
ラストは必ずしも幸福全開の終わり方ではない、京都の大学へ旅立ち、一人残されるてるみが涙をこらえきれないシーン
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久しぶりのテリーヌ

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ガスオーブン付録本レシピでは豚レバー、豚肉、鶏ミンチが材料
豚レバーはスーパーでは売っていないので、鶏レバーで代用し、豚肉とあわせる
鶏レバー100gで豚肉200gくらい
中には、ナッツ類・ハムなど これをオーブンで焼く

鶏レバーは200gほどのパックで売っているのでかなり余る
今回は、鶏レバーを使って和風メニューを
「松風」という料理があって、鶏レバーをフードプロセッサーにかけて和風味に
中にナッツ類ときのこ類を入れる
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これだと似た行程で洋風・和風を作れるのでは
オーブンで焼くのも同時にできそうで初の試み
焼く時間は1時間20分くらい
松風をはやめに切り上げたのが失敗、まだ水分が残っている
それでまた10分ほどオーブン焼きして、一日冷蔵庫へ置いたが
おもうような味にならない
これは余分に作ったためレシピなしだから仕方ない

2016年11月18日 (金)

小料理八十八(やそや)

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買い物もあるし、無理を押してコナミに出向く
ストレッチをゆっくりやって、マシン
ウォーキングをやるが、あまり続かず、棒をつかったリラックスをやって終了

コナミをでると道路をはさんで小さな料理屋がある
前から気になっていて、評判もよかったので、お昼を作るのが面倒で入ってみる
ひるげは1030円となっていて
12時すぎ、カウンターには一組客がいて酒も飲んでいる
予約が二組あるので間に座ってと角につくと、すぐ来た一組も酒を注文する
お昼は完全に定食系だと思っていると大違いで飲むように合わせた料理らしい
予約ないためか待つこと少し
先付が、だし巻き・煮豆・酢の物
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続いてもうごはんが来る、香の物と煮物が一緒に
すぐに赤だしが来て、メインの焼き魚水かれい、皿にさごし酢漬けとゴボウのマヨネーズあえが乗る
赤だしにははまちのあらが浮かぶが臭みはない
水かれいはかなりおいしかった
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途中、よく来るような年輩が弁当(1240円)を持ち帰っていた
終わり頃に、常連とみえる女性が昼食に、この人はお酒をつけないみたい
気楽に飲むという食事には適したお店のようです

東浦美津夫「鳴神峠」54年

太平洋文庫、130円、B6判128P

幕末、天誅組が十津川で挙兵した
中山忠春がたてこもり、幕府軍と戦っている
たてこもり軍から抜けようとした玄蔵を忠春は斬るが戦局は厳しく忠春は落ち延びる
山を下りる途中、兄を斬ったと弟竜蔵がかたき討ちをしようとして果たせず、忠春に諭されて従者となる
伊勢の港で小船を見つけ、五百石船に乗り移り江戸へ入る
役人に追われ、奥秩父へ逃げ、竜蔵のふるさと鳴神峠を目指す
竜蔵とはなればなれになって、矢の市の娘しずくと出会う
鳴神峠では役人の山狩りが始まるとしずくが忠春を止め、小屋へ連れる
着くと父矢の市が切られている
父はこぶし岳の天狗党が宝庫のかぎを取りに来たと教える
再び現れた天狗の一味を忠春が追い返し、しずくと出発する
話すうちにしずくは玄蔵・竜蔵の妹とわかる
正直に兄を斬ったと伝えるがしずくは事情を理解する
穴倉で竜蔵を見つけ、山城の氷右衛門のところへへ進む
こぶし岳は天狗党が飛び道具で武装している
竜蔵は鹿の沢勢にとらえられ、鹿の沢とこぶし岳との戦いを始める
夜討ちをかけた鹿の沢勢のため、硝煙に火が付きこぶし岳が燃える
氷右衛門も天朝組として山住一族を集め、あがってきた幕府一隊と決戦し勝利する

山田保徳の絵物語

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「戦艦大和」後書きで山田えいじさんの本名が保徳だと知る
絵物語で1955年頃見た山田保徳はあの「えいじ」さんだったと感慨深い
戦後、挿絵画家をめざして上京して、1950年代の前半は物語にを描いていた

ネットで保徳名を検索すると、次の2作があがる
1953年10月号「野球少年」、河上清作「恐怖の幌馬車」
1955年3月(頃)「痛快ブック」の「海底兵団」

以前、「痛快ブック」を読んだ時のデータからは
53年「野球少年」夏の増刊号が「痛快ブック」となっていて、中山光義「怪神島の王冠」山田保徳絵16P
55年11月号、中山光義「猛獣とたたかう」山田保徳絵5P
57年1月号、楠田匡介「魔の25時0分」山田保徳絵10P(連載探偵小説)
同年、3月、4月号に「幽霊列車」
この内容だけメモしているので再掲すると
幽霊少女があらわれると、岩井探偵事務所に調査依頼がまいこむ
「探偵と助手の六郎少年は事件を追ってタンク島の海底に
真相は、調査の依頼をした社長が多額の遺産を独り占めしようとしたことが発端
社長は争い相手の娘木村波子を誘拐し、タンク島へとじこめた
母と妹は娘を取り戻そうと、似た姿の妹を波子に仕立てて、社長の息子をおびえさせていたというわけ
ここでの山田さんの絵は線がくっきりして人物が端麗」と書き留めている

ネットでは、71年10月号の「土曜漫画」にも1作あると知れた
大人漫画に移ってからも、本名を使ったこともあるようだ

今、手元には57年3月号の扉絵複写しかないが、挿絵の絵は漫画の絵とは全く違うもの
57年といえば、1月号では栗原たかみ名で同じ「痛快ブック」に「残月笛之助」を連載している
これは漫画風の絵
「なかよし」7月号で講談社に移ってからは漫画絵はもう少しシャープになる
57年は絵が洗練されてきた頃なのだろう
53年から雑誌に絵を描いているが、その頃は普通の粗い挿絵かも知れない
そのあたりは機会を見つけて確認したい

11月陶芸2回目

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足の痛みで一週お休みの陶芸
お皿に志野釉薬をかける行程から始める
志野は黒天目に対して直角にかけ、残る四分の一を火色で塗る
最後に高台についた釉薬をふいて本焼きに
もう一つ釉薬かけの皿が素焼きできていたが、こちらは次回回しにして前回三つのコップを削る
縦横比を間違えていて、練習がわり
かわきすぎていて、ここまで薄く削れるといったうまい練習にはならない
やはり高台が難しい
それに、はじめに中心を取って乗せるのもけっこう難しい

残り一時間でろくろを引くが、11cmくらいから伸ばそうとするとひずみができる
ひずみを取ってもらって一つ
次にやるとまたゆがみ、ひずみの取り方を練習する
これがなかなか難しい
だまができてゆがんでしまう
次のはやはり上が高さ違いになってしまう
できた一つも廃棄して、基礎から練習することに

力が入るのか、帰るとぐったり
少し休んでから夕食を用意したが、用意に疲れ果て、終わった頃には限界
なんとか食べてあとはふとんに倒れ込むという一日

2016年11月17日 (木)

煮豚チャーシューでラーメン

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今回のラーメンは市販のもの
ラーメンにはチャーシューというのでいつもオーブン焼きを作るが
かたくなるのが問題
お店では煮込むチャーシューが一般的だと知って、試してみる
レシピはつけて煮込むほどの汁を加えないので雪平鍋にふたをして煮込む
チャーシューというより豚の煮物風になって今一つ好めない姿
最後に煮詰まった出汁をからめて幾分そんな風になったが
やはり家で作る場合、煮汁を無駄にしなくないのでオーブン焼きが無難かも

尾山 大助「倭軍大陸に戦う」

曙書房7/10発行、150円、A5判96P
日本歴史漫画文庫4
卑弥呼に魏の国から使者がやってくるところから始まり、神功皇后、倭の三王たちが大陸を相手に戦う場面を描く
かなり文章が多く、学習本としての性格が強く出ていて、漫画として楽しむ要素が少ない

山田えいじ「癒し伝説 戦艦大和」98年

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K.M.S刊行(「大和」を語る会監修)、1200円、A5判251P
山田さん自身が広島の生まれで昭和17年には大和の整備に携わった縁で後年絵画化した本
話は資料をもとにしているので絵で説明した感じで躍動感が少ない
以前、本の紹介はしたが、内容にはほとんど触れていないのであげてみる
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昭和20年3月に呉軍港へ大和が入港した場面から始まる
第一上陸の井上兵曹は、幼いマリ子が入院で家には妻もいずマリ子の靴を片方だけ持って帰る
鈴木一水(一等水兵)は親友八木一水の実家で呉の歴史を祖父・父に聞いて楽しい一日を過ごす
帰還した鈴木は母が病という知らせを受け、ネズミ取りの功績で再び上陸するが、空襲警報で帰宅を断念する
両親を失った田島(一水)は親代わりに育ててきた妹君子に別れを告げて腕時計を渡して去る
金も節約して実家が田を買うのに全額を仕送っていた谷本一水のエピソードが出る
佐藤中尉は結婚式の日が大和発進の時となり、無念を飲んで礼子に別れる
村井一曹は、生まれるこどもの顔を見ることなく出航して心配な思い
松本一水は、母妻だけで畑をたがやす苦労を案じて上官に礼を失し、しこたまなぐられる
伊藤中将が妻へ遺書を書いているころ、艦内では無礼講の許しが出て兵たちは酒を飲んで歌っている
はぼ2/3が回想にあたって、いよいよ沖縄へ向かい決戦の場
4月7日午前から敵機の猛攻を受ける大和
飛行機も船の装備も絵が粗いので実感がすくなく、言葉で補われる
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午後二時すぎに大和が沈むのが235Pめ
一年後、鈴木一水がなき友、八木の実家を再訪し、墓に手をあわせる
八木の姉は学校の先生をしていて、国のためなくなった兵たちに祈りを捧げるために本にまとめるよう促される

山田さんの後書きには書いていないが、鈴木氏のまとめたストーリーがもとになっているのでしょう
その後書きで、山田えいじの本名が保徳だと知ったのは大発見

2016年11月16日 (水)

夢田ユメヲ「わたり鳥の少女」58年

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つばめ出版、130円、B6判128P
北陸の田舎町
正月めあての尾上馬五郎一座にママを訪ねる星野マリ子
9年ぶりの再会になるはずが、星野かおるはすでにやめていた
一座の五平はマリ子が30万円の預金通帳を持っていると知って狙う
中村座にかわったと教え一緒に向かう
安宿に泊まる一座にいた母子は明石さんという人と澄夫という子供
マリ子は手がかりを求めてしばらく中村座に同行することに
五平さんはパパと紹介するマリ子
マリ子が通帳を預かってくれと五平に差し出すのでちょっと盗めない気になるが
雪の降る山越えで明石さんはマリ子に手袋を貸してくれる、本当の母のようでありがたり
澄夫は足が悪いが男だからと座長から荷車をおさされて苦労しているのを心配する母
見ると五平がいない、探しに行くと逃げようとして雪の中で倒れている
かぜをひいたのか、次の町でマリ子が看病する
町での芝居にはマリ子も芝居をさせられる 座長は五平に金を払ったという
マリ子の芝居はさまになっていて、澄夫よりいいと澄夫は雑役係に
学校では、旅役者とばかにされるマリ子、澄夫が助ける
終演の日、学校のみんなが舞台を見てよかったといじめたことをわびにくる
澄夫は感化院にいたのを拾われたこどもだとわかり
預金通帳を持ち逃げしようとしたパパがマリ子にわびて、明石さんが君のママだと教える
マリ子は母の胸に飛び込みたく戻るが、澄夫と母の仲を裂くのではと心配で、涙ながら引き返す
マリ子はどこへ行くのか・・でこの物語が終わっている
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さすがに夢田さん、力のこもった作品となっている
しかしラストを見ると続編もあるような終わり方だが・・

なんきんはぜの紅葉

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今年は夏以来体調不良
出歩けないほどとても悪い
10月に回復してきたが、11月に入り再び足を痛めて、紅葉見物は無理な状況
そんなあんばいに合わせたかのように、今年は街路樹の剪定が遅く、家前の通りが紅葉している
日が当たる片側だけが紅葉して、片側は緑のままというあからさまな違いがおもしろい
あたりの紅葉を見るのは初めてかも知れない
毎年、10月そうそうに街路樹なんきんはぜは丸坊主にされてしまうから

水野英子「ハニーハニーのすてきな冒険」68年

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「りぼん」連載
朝日ソノラマ、サンコミックス2巻で読む
水野さんにしては珍しいドタバタコメディ

ウィーン、1907年
フローレル姫の誕生会で披露された宝石アマゾンのほほえみを少女ハニー・ハニーの猫ミミーが飲み込んでしまう
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ハニーは姫一派と盗賊フェニックスに追われ、気球に乗り込んで・・
落ちたところがベニス、ある発明家の自動車でパリまで行って、クレマンソー伯爵に招かれる
伯爵は実はフェニックスで、またも現れたフローレル姫
フェニックスに気があるようで、もっといい宝石カシオペアをもらいに英国王室へ向かうという
船にはハニーが眠っていて、宝石好きのフェニックスも追いかけて舞台はイギリス
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ミミーが手術され、アマゾンのほほえみは姫の手に
フェニックスがカシオペアを奪い空へ逃げ去ると、姫はハニーに用はないと海へ落とす
拾われたのがバイキングの船で、ハニーはプリシラ王国の姫だとわかる
そこへ飛行機で帰ってきたフェニックスは姫のお守りだったじいやの息子だとわかる
ところがバイキングたちは敵対するタチアナ公国の一味に爆薬で壊滅させられ、ハニーは連れ去られる
助けにきたフェニックスは捕らわれのプリシラ国陛下(ハニーの父)と姫と雪ぞりで脱出する
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第2巻
海でアラビアの船につかまって奴隷に売られてしまう
ハニーを買った王様は魔法好きで、使う絨毯に乗ってハニーは日本まで飛んでしまう
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絨毯をつけると身軽く、弟子にしてくれという姿三四郎と知り合う
三四郎は柔道大会で優勝し、アメリカ行きを獲得するが
パパがアメリカに売られていったので三四郎に替わってもらう
アメリカまで、フローレルやタチアナ公国のスラーグ長官たちが追いかけてきてインディアンをけしかける
騎兵隊で救いに来たフェニックスとシカゴへ逃げて、カポネを頼る
カポネは宝石に目がくらんで、二人をつかまえるが、逃げ出してナイアガラからニューヨーク
猫のミミーがまた宝石をのみ込んで、サーカスの二人組にさらわれる
二人組は猛獣を狩るため、アフリカへ向かう
これを追いかけて、ハニーやフローレル姫は土人につかまる
火をくべられ足に浮き出た模様からフローレルがハニーの姉とわかる
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フェニックスがふけたターザンに替わって助け出し、一年ぶりにウィーンへ戻って来るが
フローレル姫は求婚者をまくために結婚条件として必要だという宝石を放りなげ、今度は犬がのみ込んでまた大騒動が始まる

2016年11月15日 (火)

光山勝治「ビーナスの接吻」69年

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貸本時代の最後期の作品、作者は虫プロメンバーで絵は手塚マナー
曙書房、新書版207P、250円
歴史女伝3とあり、後の広告では1が「毒美人」2が「色道残虐史」
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タイトル作は22P
美術商につとめる海老原、さえない男
会社で取り寄せた有名なビーナス像が美しく一目惚れ
気がつくと、ビーナスが生身の人間になって海老原に寄り添ってくれる
ローマ時代の服装なので服を買って着せ替え、自分のアパートへつれて行く
ビーナスと暮らしたいと、高飛びするため会社の金庫から金を持ち出して
警察に追いかけられて車が街灯に当たって・・
気がつくと夢を見ていたようで、ビーナス像はそのまま
初めて恋人がほしいと思った海老原が選んだ女の子は、ちっとも美しくないのだが
彼には彼女がビーナスのように見えるらしい

レーサーものの「栄光と地獄の挑戦」12P
スパイもの「キッスは殺しのマーク」12P
に、エロティックな2Pずつの額縁ショーなる絵があって
この新書版の大作は勇壮なライオンの生涯を描く「ギャンプ」108P
リアルな絵柄で多少コミカルな動物主体の漫画という珍しいもの
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最後にまたスパイもの「ヘッド・ロビーを殺れ」28P
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柚鹿の子

今まで作った料理で一番手のかかるのは、和食でこれ、洋食でタブレ
それでもみばえがするので今年も苦労してみる
まず大納言小豆を買ってきて、甘納豆を作る
腹切りを免れているはずの大納言なのに、けっこう割れているP161115kanoko
続いて、白玉粉で柔らかい団子を作る
レシピ通りにやると柔らかすぎて丸めるどころか分離するのもたいへん
こしあん(これは市販のもの)230gを15等分して(実際は14等分になった)ひらたくし白玉団子をくるむ
こしあんは伸びず、団子は柔らかく、包むのが一番手こずった
ラップで支えることに気づいてやると手早くいく
白玉をつつんだ餡団子に甘納豆をくっつける作業が次
この作業はラップで包み、茶巾のように絞る
小豆がついていないところはあとで手作業で付ける、入らないところもある
きっちり小豆が覆っているのはできなかった、どうしても餡がのぞく

最後は、寒天をかけて透明膜で固めるのだが、寒天が固まらない
分量間違いか、仕方なくまた火にかけて水分量を減らして、冷ます
今度は固くなりすぎのようで、鹿の子にかけているうちに寒天が固まりだし、いくつかはざらっとした寒天皮が張り付いた
昨年よりはうまくいったと思うがやはり手間だった
柚鹿の子というのは、白玉に柚皮おろしを混ぜているから

まず、このままで食べて、いちごが出てきたら、花びら鹿の子に形作る

竹田 慎平「りんご姉妹 上」58年

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きんらん社11/15発行、150円、、A5判96P
時間の都合で下巻は読めず
なかなか好作品なので、機会を見つけて下巻も読みたい

青森の吉川りんご園、山手へ昼食を持ってゆく友子
りんごをもいでいる悠子姉たちに届けたかえり雨が降る
犬のコロがライバルりんご園の大城おじさんの兄し小便をかけてなぐられる
逃げた友子は吊り橋から落ちる
探しに行った家の者がコロが吊り橋に座っていて事故を知る
血清の車が遅れ、悠子が馬で取りに行く
それから4年
中学一年生になった友子は片足が不自由で松葉づえをつく
吉川りんご園では腐った樹木が見つかり、大城のパイプが落ちていて木にいたずらをしたのではないかと使用人が疑っている

運動会に出られない友子は、おもしろくなくて、朝、家を出て学校と違う方向へ向かう
学校の卒業一回生、東京医大を出た先生がやってくる
友子を診察して、治らないというのでショックを受ける友子
そんな友子の松葉づえを取っていじめるのが大城りんご園の息子弘吉
良太が友子をかばい、弘吉から「みなし子」と言われ、怒って松葉づえでなぐってしまう
父親がねじこみ、学校への寄付をやめると騒ぐ
入院費も請求するので吉川の父がかわりに払う
父は昔は盛大にりんご園をやっていた良太の家の木を引き取って育てる
村では選挙がはじまり、大城、吉川がライバルとなって争う
新聞の成田記者が大城に友子が実の子でないと教える
実の母は人殺しで刑務所に入っているというので、吉川追い落としに使おうと大城が考えている
これを知った和尚が、吉川父のところに相談に来て、漏れ聞いた友子が知ってしまう

なかなかの感動編

2016年11月14日 (月)

高野文子「黄色い本」02年

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単行本アフタヌーンKCデラックス
タイトル作74Pに続いて
「CLOUDY WEDNESDAY」12P、二人の子を育てるママの一日、出張のパパが帰ってきて幕
「マヨネーズ」32P、会社の少し困ったくんであるスネウチ氏に対抗するかにみえたたきちゃんだが、いつの間にか結婚に
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「二の二の六」30P、ヘルパー里山まり子、いつも行くおばあさん宅に息子(おじさん年齢)が帰ってきてちょっかいを出すので担当を変えてもらうが
 里山さんに気があったりして、まり子は一つチャンスを逃すという台詞で終わっている
を含む(どれも変な作品)
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さて「黄色い本」、副題はジャック・チボーという名の友人
新潟の高校生田家実地子(たいみちこ)は5巻本の「チボー家の人々」を借りて熱心に読んでいる
両親と弟基根夫に、おばさんが入院しているので留美ちゃんを預かっていて5人暮らし
三年の実地子は編み物の才能があって、卒業したら大久保メリヤスに就職しようと思う
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父が本好きなせいか、実地子も本が好きで、チボー家にはのめりこみ、一言一言身にしみている
テレビで見たフランス映画の主人公がジャックに重なって、自分のそばを歩んでいるような感覚を覚える
彼女の生活はジャックたちの生き様と寄り添うように進む
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しかしジャックたちの革命がついえたように、実地子の革新も就職・生活という波に呑まれてしまいそう
鋭敏な感覚は残って行くだろうが、卒業間近に5冊の本を図書館に返す

周りとは少し違う少女の思春期が、小説の主人公と重なるように描かれる
おもしろいのは実地子が服飾をめざすだけに衣服がポイントとなる
それもファッション感覚ではなく、母の着る夜具のちゃんちゃんこや父、弟の夜具のメリヤスシャツ
実地子ははじめズボンの寝間着を着ていたが、途中からふくよかなネグリジェを着ている

片岡 芳太郎「青きダニューブ」56年

つばめ出版、150円、、A5判96P
9/1納本の印がある

西紅子バレエ団の公演は「青きダニューブ」
大道踊り子に扮した紅子、柱の下敷きになり踊れなくなる
この公演を見ていた深山ゆかりと道子が入門する
素質のあるゆかりが紅子先生に引き取られ指導を受けるとどんどん上達する
同じくバレエ生徒相原雪子の母は紅子先生のあとがまを狙っている
母はゆかりのカバンに大友先生の落としたイヤリングを潜ませ陥れようとしたが
大友先生はゆかりを信じる
紅子先生が教えられなくなったので大友先生がゆかりを教えることに
ゆかりの母は原爆症でなくなったいたが、父も同じ病でなくなってしまう
田代さんは雪子とけんかして、スタジオで預かってもらうことになり、残った雪子も病気で入院
紅子先生のもとに生徒がいなくなり、ゆかりが戻って先生の世話をする
台風が来た夜、病院が火事になり、ゆかりたちは雪子を救い出し、雪子も和解する
紅子先生の兄で海外で活躍していたレオニード西が帰国し、ワガーノワ女史を伴う
ゆかりの素質が認められ、ワガーノワ女史について練習が始まる
プロとしてデビューするゆかりの公演演目は「青きダニューブ」
あの紅子先生の踊りが再現されるような見事さとなる

2016年11月13日 (日)

ボルシチ

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レストランで時折供されるビーツが気になり、探してみるがデパートの食料品にも入らないらしい
輸入雑貨店で缶詰を見つけて買ってみる
かなり大量にあるので、ビーツの代表料理を作ってみることに
缶詰はくせがあり、スープにそのまま浮かすのはいただけない
ネットのレシピでパセリだけ省いたがだいたいその通り作ってみて、どうもごった煮の感じ
赤色が思うほどさえないのも生ビーツではないからだろう
ビーツのくせは煮込んで抑えられたが、キャベツなどと混ざってうまみがましたかというと?
どちらかといえば、トマトピューレの色がかった疑似ボルシチができあがった

肉を煮込んで味わい豊かになるのは、ドゥミグラ系のソースしかなさそう

三町半左「さかなやの三ちゃん」53年

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「小学三年生」5月号付録10P~17P、30こま
これが所有する一番古い作品
国会図書館デジタルデータでは「中学生の友」52年9月号で「QQQ物語(さんきゅう)」が最も古い
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魚を売り歩く少年三ちゃん
「いわし、たこ」とかけ声を出していると、たこに似た顔の侍が怒る
三ちゃんに謝れというとたこが怒って頭にひっついて離れない
三ちゃんが引っ張ると、侍の髪はカツラで取れてしまう
追いかけられて下ろされている鯉のぼりの中に隠れるが、侍しつこく入ってくる
口から出た三ちゃんはさっそく鯉のぼりをあげて、侍をやりこめる というもの

この付録は、数頁ずつの短編を束ねた128P、B5判の半分の大きさだが
夢野凡天、はらやすおの中堅に並んで、木の実かず、竹山のぼるの作もある
絵物語も数編あるが、絵師は知らない人ばかり
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同じ付録中、「とんちばなし うまのにもつ」8P(狭山比与志作)の絵も三町さんがつけている

凡天太郎「白孔雀」55年

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中村書店1/15発行、130円、B6判128P
二つの流れ星がくじゃく党の宝の鍵だと天狗山仙人のお告げがある
てんぐ党党首はお城の殿さま、玉をさがしに行けと若丸の父左門に命令が下る
ライバルの黒鷹党に奪われないように若丸も追って山へ
黒鷹黒べえに襲われた左門は谷へ落ちていた
玉はけむり丸が拾い、そこへやってきた若丸は幻術婆につかまり、けむり丸が救う
二人の帰りが遅いので、若様小太郎が名刀しぐれ丸を借りてゆく
名刀の力で、はいよるマムシを幻術婆と見破り撃退する
小太郎は若丸の父に会い、池に赤い玉を拾いにもぐる
半魚人のような怪物が現れ口に赤い玉をくわえているので追いかけるが逃がす
そのころ、けむり丸にまかれた若丸は仙人について修行をしていた
若丸たちがいない間に、城は黒鷹党に攻められ燃える
それを見た、若丸は馬に乗ってかけつける
小太郎もしぐれ丸を持って加勢するが、父殿は切腹して果てていた
若丸は逃げたが、小太郎は黒鷹につかまる
若丸はしぐれ丸を持って、怪物ギルマン(半魚人)を退治する
それは幻術婆に呪われた武士であり、持っていた赤い玉を受け取る
若丸は天馬に乗って、けむり丸を破り、先に乗り込んでつかまった小屋の女の子とその父(けむり丸の妹と父とわかる)、小太郎を救いに二人で向かう
白玉、赤玉とそろうと宝となり人々に分け与えた

2016年11月12日 (土)

夢野凡天「白狐頭巾」56年

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「おもしろブック」2月付録「怪竜寺の決闘の巻」
白狐頭巾は10年前、佐渡の金を隠匿する上役本庄重四郎に同調しなかったため暗殺された父、水島伊織の仇を討つため覆面して江戸に現れた少年剣士
家来になったむささび小僧たちと立ち向かうが、白狐を仇と憎む黒面騎士も現れ、いっったん引く

むささび小僧は本庄の家来横川平馬の屋敷に忍び込み、見つけられ逃げ出す
役人にも追われ、怪竜寺の竹藪に逃げ込んで、黒面騎士に捕らえられてしまう
むささびがいないので横川屋敷に乗り込んだ白狐
ここにはいない、おおかた怪竜寺の黒面だろうと言われて馬で向かう
ここぞと本庄、横川、小野寺が家来を連れて追いかける
吉兵衛がもう一人の白狐になって現れたので、ひるんだ黒面からむささび小僧を救い出せたが
Yumeno_byako02
こんどは本庄たちが大勢で現れ、白狐も窮する
むささびが黒面に捨てさせられた短筒を拾って渡してなんとか脱出する

それから一月、本庄たちが13年前の事件を回想している
佐渡で見つけた金塊をごまかそうと仲間の役人水島をだきこもうとして拒否され殺して金塊を持ち出した罪をなすりつけた事件
そこへ現れた白狐は覆面をはずして、えらく幼い顔つきだが、一子水島金弥と名乗る

青山凡児「緑色の天使」56年

Aoyama_midori

つばめ出版、150円、A5判96P
56年9/20納本の印がある

ちかちゃんは馬の白が売られると聞いて田毎(たごと)さんに頼みに行く
ひごろ白と仲が良かったことを知る田毎さんは白をくれる
ちかちゃんは白を調教して見事に乗りこなすようになる
将来は騎手になりたいと思うようになるちか
白(このころはシルバーと呼んでいる)が弱り、肺炎だと獣医も見放すが
父は薬草の本を見て、白を治す
春になり、知り合った絵描き賢三さんが騎手の友達早見を呼び寄せる
白を見た早見さんは競馬で勝負ができると東京へ連れて練習を始めた
ちかも一緒に東京へ出て、白について世話をしてりう
ブラックを勝たせたい一味が早見さんの車を闇討ちし、けがでレースに出られなくなる
それを知ったちかが騎手をかってでる
シルバーが出ないと思っていたブラック側が驚く
開始のピストルでおじけづいたものの、シルバーは猛烈にダッシュして巻き返す
ブラックの騎手は落馬して、ちかが一位でゴールする
ちかも落馬して、規定により優勝を逃すが、敢闘賞をもらう
東京はこりごりだと、たくさんの契約の誘いが来たがちかはシルバーと牧場に戻りのんびり暮らす

この話は、石川球太さんの単行本「夕やけの駒」と同一
石川さんの本では馬は死んでしまうのだが、こちらのほうがわかりやすい
このように同一素材で漫画にされるのは元ネタの映画か小説かがあったのだろう

2016年11月11日 (金)

古沢日出夫「鉄腕太郎」56年

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「おもしろブック」1月号付録64P
この付録から新連載
青空体育学院附属中学校の剛田太郎
オリンピックをめざす運動の精鋭
機関銃を積み込むギャングを目撃し、戦うが逃げられ警察は信じてくれない
声をかけたのが保坂探偵
家に誘われ、相手が探偵が追っている巨大な密輸団だと教えられ、協力を申し出る
娘ルミ子が密輸団にさらわれ、太郎は探偵に変装して敵のアジトへ連れられる
入れられた牢でルミ子に会った太郎は鉄腕太郎と名乗ることに
Furusawa_tetuwan02
夜になって、小さな穴から抜けて海へ飛び込み警察へ連絡する
逃げたギャング団をビルで退治して、翌日は新聞で太郎の活躍が報じられる
級友は剛田が鉄腕太郎に似ていると噂をしているところで第一回が終了する

高校生がマントをつけて機関銃と対決するというのはなんとも飛んだ内容

ゆきしいち 「テネシーの人気者」58年

兎月書房12/4発行、100円、A5判96P

国会図書館の1950年代漫画単行本の作家を調べていると
「幸 始一」という名前が見える(作品は兎月書房58年の「危機一髪」)
いろいろ閲覧しているうちに、これが「ゆきしいち」さんと同じ絵柄で漢字がゆき・しいちと読めることがわかった
絵は1960年初頭くらいによくみられるユーモア漫画のたぐい
登場人物が猫を擬人化したというのがおもしろい
絵は達者で、男たちは品のない感じなのに、少女猫、娘猫が色っぽいのがおもしろい
「テネシーの人気者」は三章
牧場の人気者に始まり、ふるさとの道、大空のギャング
「牧場の人気者」は
ブラック、ガンの乱暴ものたちとけんかしたドル
じいさんがかわりに相手して二匹をのすと
姉ご猫が縄でじいさんを落として去ってゆく

ドルに銃を教えるじいさん
体を倒してブラックを撃てと
ドルが出かけて三匹を相手するが手ごわい
ドルを追いかけてきた、じいさんの娘ジャコちゃんが投げ縄で三匹を倒してしまう
ドルはテネシーの母に会いに旅に出る ここで二章へ続く

話は他愛ないゆかいな物語だが、姉御やジャコちゃんの姿がなかなかいい
ゆきさんの単行本は割れそうになっているので複写不可で示せない
ジャコちゃんの姿だけ模写したので、あげておく
これは表紙で、ジャコちゃんが馬に乗っている場面

2016年11月10日 (木)

栗入りきのこちまき

中華風おこわに栗を入れてみる
栗がまだでていた(韓国産の利平栗)ので三度目の渋皮煮
少し余して、おこわにする

お汁は昨日のせこがにで取って味噌汁
豚肉と白いんげん豆の煮物
みりんぼしの残りと、練りもの天

桑田次郎「ジャングルZ地点」53年

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「少年少女漫画と読み物」7月号付録15P
「少年なつ漫王 絵物語特集号」で読む

天文学者ラフト博士がジャングルZ地点へ来いという手紙を再三もらい、娘メリー、甥のヘンリーとともにヘリで向かう
森からの光線でヘリは墜落し、ジャングルの中に基地を見つけて入り込むと
そこは金星人の円盤でワトという男が紹介する
ワトは地球を破壊するといって三人を閉じ込める
ヘンリーが抜け出して一味になりすまして基地をさぐる
ワトが博士に研究協力をさせようとメリーと連れ出し基地内を見せている
ヘンリーが正体を現し、ワトに銃をつきつけるが蹴り上げられ、敵の一団と肉弾戦(円盤内ではZ光線を使えない)
地響きが起こり、地震の前触れだと博士たちは地底自動車で逃走する
岩が落ちて倒れたワトも運んで戻ると基地のみなは全滅していた
助けてくれたことを感謝して、ワトは円盤で金星へ戻って行く

話はかなり単純、絵も白黒線画のみであまり迫力がない

島 のりひこ「牧場の夕月」54年

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きんらん社5/30発行、150円、A5判96P
古賀さと子の歌と副題がある
みどり牧場のミル子はがき大将どんちゃんにいたずらされている長太を助ける
長太の父はどんちゃんの家のどんぐり牧場に雇われていて、母も病でいいつけられない
牧場へやってきた青空詩人と名乗るおじさん
雨が続くので、みどり牧場の軒下に宿らせてもらっていた
魚泥棒と間違われてつめよられるが、猫のしわざだった
どんちゃんが青空詩人のカバンを開くとお金がたくさん入っている
怪しんでいると、車に乗った息子がやってきて、戻ってくれと父にいう
青空詩人は会社暮らしがいやになって放浪してきたが、重役だった
どんちゃんもミル子たちと仲良くなって安心したのか、青空詩人も戻ってゆく

ずいぶんのんびりした話

2016年11月 9日 (水)

せこガニと太刀魚の南蛮づけ

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カニ解禁でせこガニがでていました
せこガニを一匹買ってきて、身をとる
今回は、味噌汁だしを取るように足など残して置く

太刀魚は久しぶりに南蛮づけ
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東浦美津夫「地獄の顔」57年

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「冒険王」付録スリラーブックの第一話36P読み切り
大嵐の夜、運転手銀次に車ごと谷へ落とされた鳴海不二雄
出入りの医師蛇川が鳴海家の宝を狙っての陰謀
不二雄を山鬼洞の墓場に埋めて、弟、狂二に不二雄そっくりの面をさせて屋敷に送り込む
その頃、山ノ湯温泉に遊ぶ刑事野々宮が退屈しのぎに入った山鬼洞で生き返った不二雄に遭遇した
不二雄は落ちた時の記憶がなく、銀次の故意かどうか調べるため野々宮の力を借りる

ベッドで療養する不二雄を妹波子が看病しているが、そこへ地獄から来た少年というのが現れる
次の夜も現れ、ノイローゼ気味になる不二雄(狂二)に蛇川は自分の療養所へ行こうと誘う
蛇川の悪事を小耳にはさんだ波子も着いいき、不二雄にニセ者だろうと問い詰める
知られたからにはとナイフを出すのを助けたのが、本物の不二雄
狂二から、鳴海邸が危ないと教えられ、かけつける
押し入った蛇川と手下の前に野々宮が立ちはだかり、不二雄も現れると蛇川の悪事が明らかに
撃ち合いの末、蛇川は宝箱を持って車で逃走するが、雷に打たれて命を落とす

スリラーにしてはひねりがなく、絵も一番ゆったり甘い時期でスリラーには不適

小峰 秀夫「幻の魔術師」57年

Komine_maborosi

曙書房5/25発行、130円、B6判128P
宝石商丸井さんから相談を受けた花村探偵
ダイヤを買ったかえり、義足の怪人が現れ、車からダイヤが浮いて男とともに消えてしまったという
続いて山之井良平さんのところに幻の魔術師と名乗る怪人からダイヤ七色の星を奪うという警告が舞い込んだ
原警部が呼ばれ、鑑定に丸井さんも
その日は一家のこどもたちエミ、正一もダイヤを見つめながら寝ずの番
原警部は、間借り人白井さんが義足だと知る
時間が来るとダイヤがいつのまにか取られていて、白井さんも消えている
今度は、お隣の細井さんの皇帝ルビーを狙うという予告が舞い込む
原警部は花村探偵に応援を求める
幻の魔術師の正体を丸井さんと見破る
最初の怪人の話は作り話
怪しい雰囲気をみんなの頭にうめこみ、予告時刻に注意をむけさせ、その前に宝石を盗んでおくという手口
山之井家と細井家の庭は抜け穴でつながっていて、細井家の使用人梅吉じいさんが丸井の手先
怪しまれた白井さんは梅吉じいさんの小屋につかまっていた

2016年11月 8日 (火)

11月の浪漫

昨年春からよく利用するようになった和食店
8月、11月、1月とまだ行ったことがなく今回はその11月

まず、このところ恒例の10割そば
続いて、鴨肉の塩ゆでに北海道白ネギ
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おもしろいのがお汁のれんこんすり身焼き
 ただ香ばしさがかって、出しの味が消える

八寸のしたうけがなかなかの四角い木、そのため今回のお膳は丸でなく横長
右から
富有柿ととんぶりの和え物(甘め)・ぶり・カニとカニみそ・
一番左が複雑で、レーズン・松の実・くるみ・ごまをあぶら肝で固めた物
菊の花とむかごのおひたし、ぎんなんの素揚げをくるみあえ
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茶碗蒸しが天然すっぽんの卵とじ すっぽんはやはりくせがある 縁側はあっさりとしているが
ご飯は白ご飯で、香の物、鯖の八丁系味噌煮、鯖骨アラだけで取ったすましがつく

デザートが栗善哉とおもしろい
 下が白小豆の薄い善哉で、栗のチップ、栗甘露煮、焼き栗と混ざって豪華
これが一番気に入った
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器揃えがよくて感心した一席

関谷ひさし「竜虎疾風城]57年

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「冒険王」正月増刊号付録64P
アップルBox復刻版「背番号X」に併録する作品

竜之助、虎之助は血気盛んな兄弟
競い馬をして、沼の鬼が岩を見つけて泳ぐ
カッパのような怪物がいるが退治して、鬼が岩から二刀の名品を持ち帰る
それは抜けば嵐を呼ぶ不思議な刀
父殿が叱るので弟虎之助は憤慨して城を出る
父は虎之助がでていったのくいて病になる

竜之助は刀を抜いて空が嵐のようになるので虎之助の身に大事が起こったと知って救いにでる
山熊、海野の争いで正義心の強い虎之助は弱勢の海野を味方して敵勢に追い詰められていた
逃げて山にひそむ虎之助を見つけた竜之助は刀で嵐を起こして脱出する
城へ戻ってみると、父の病につけこんで隣国明智右近が攻めている
名城ながら大砲で攻められてはもたないと、逃げてきた家臣に聞いて
敵陣へ潜り込み弾薬を爆破する
兄弟が活躍しているのを知った父は元気を取り戻し撃ってでて明智勢を追い散らした

こちらは「背番号X」に比べて単純なストーリー

新田昭治「涙のやぐら太鼓」56年

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太平洋文庫、130円、B6判128P
村の相撲自慢、孝吉
夫が相撲のけががもとでなくなり相撲きらい
しかし旅の金兵衛さんが母を説得して江戸の石浜部屋に紹介する
江戸へ出た孝吉は厳しいけいこを耐えて不動岩と名乗る
実力がつかないと悩んでいるときに、鬼の面をつけた男が現れけいこをつけてくれる
そうして三年、連日勝って5日目がライバル鬼瓦と対決
親方のけいこは一層厳しさを増し、額にきずをつけられ恨む不動岩
親方の人形に五寸釘を打ち付けて、その木にぶつかってファイトを燃やす
鬼瓦を破って、千秋楽は汐鯨との対戦
汐鯨部屋は荒熊親分にすがり、用心棒平手隼人を差し向ける
闇討ちにあって切られそうになるが、あの鬼の面が不動岩を救ってくれる
しかし足に傷を負った不動岩は汐鯨に敗れる
相撲世界で一定の地位を得た不動岩は、親方の厳しさを批判して、部屋のみなとどちらかが部屋を出るまでだと抗議する
親方は娘おしなを連れ長屋で暮らす
暮らしをささえようとしたおしなが病に倒れたころ、ようやく金兵衛さんが江戸へ戻る
借りていた金がようやくたまったと金を返す
これを知った荒熊一家が乗り込み、金兵衛は試合中の不動岩を呼びに行く
鬼の面が親方のものとわかった不動岩、かけつけて剣客平手に必死で立ち向かう
陰ながら不動岩を守ってくれていたのが親方だとわかって涙の再会を果たす

牛骨のブイヨンによるポタージュ

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週末、奈良の料理店など下見に行ったついでに西大寺近鉄に寄る
福寿館で牛骨を仕入れて、すじ肉、薄切り、いつもと違うのは網焼き用を買ったこと
それは炭火焼を始めるからで、まずはいつも通り、ブイヨンを作る
骨は6本もらって半分の200g程度で、1.5リットルの水を足しながら味だし
6時間半煮つめて、800ccから1リットルのブイヨンを作る
玉ねぎ・人参・セロリ・香草類・にんにくと加えてまずまずの香りとなるが
600ccでまずじゃがいものポタージュを作る
ミキサーにかけ味を見ると、1リットル取った出汁ではポタージュに仕上げると少し薄いか・・
一二日寝かせると味がまったりしてくるので日曜に作ったのを月曜晩に

前回、6本使ってあまりおいしく仕上がらなかったのと、生協の野菜ブイヨンを使うとけっこうおいしいので骨は遠ざかっていた
今回は香草類が多めなのと、にんにくを入れたのが効いたのか、よい味わいとなった

焼き肉で食べて、残ったのを朝のスープに、パンはアッシュのりんごのパイ、果物はやはりりんごで秋映

2016年11月 7日 (月)

炭火焼き焼き肉

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火起こし器は近くには売っていなくて、アルミざるで代用することに
炭の量が少ないと七輪の火が弱いとわかり、多くの炭をいこすのに金網では頼りないため
かなり強火で長く燃やさないと炭はいこらないのでアルミざるでは少し不安、やはり火起こし器はいるかなぁ
おこしている最中に灰が飛ぶのもキッチンでは問題
いったん火ができれば七輪を食卓においてじかに肉を焼くのもうまくゆく
消すのはトングで炭を金属箱に入れてふたをすればよいから大丈夫
やはり、一番の難所は早くきれいにいこすという点に尽きる
肉は少し厚めだが、自分の見ている前で焼けるので好きな加減で食べられるから良い
脂が落ちておいしく食べられました、炭火焼肉は何十年ぶりか

野菜はエリンギとピーマンも焼く
たれは醤油とみりんと酒・砂糖を適当に混ぜてみる
とろみがないので吉野葛を加える

飲み物をじゃがいものポタージュにして、春菊の和え物と手作りおから

手塚治虫「魔神ガロン」59年

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「冒険王」連載、秋田書店サンデーコミックスで読む316P
「冒険王」は7月号から62年7月号まで3年間の連載なので1巻で収まる分量ではない
手塚治虫全集では2巻本となっている
ただ2巻目は手塚以外の手になる絵で、はじめの単行本はまとまりある1巻で止めた様子
元雑誌「冒険王」は読んでいなかったのでその事情を知らず、はじめて読んだ単行本が全部だと長い間思っていた

後楽園に落下した鉄の塊を俵博士が組み立てると巨大なロボットのようになる
どういても動かないガロンは10年してはじめて動き出すが、頭のない巨人
止めようとして下敷きになった博士は助手の敷島に脳みそにあたるピックを見つけろと託される
ガロンをちゃんと動かせないと異星人のテストに失敗したことに也地球は消滅させられる
10年前、山奥へ落ちたピックはケン二少年の弟として育てられていた
ピックの秘密を知ったタランテラ一味が狙って、敷島・ケン二との争奪戦となる
タランテラは催眠術師を雇ってピックを操るが、報酬金をめぐり仲間割れしてタランテラも最後を迎える

一時は政府側の対応で人間を敵視したピックもケン二の説得でおとなしくなるが、政府は危険だとガロンを解体する判決を出す
あらたな敵、海龍王がそのガロンを強奪して、今度は海底、竜宮城で戦いが始まる
その海底で火山が爆発しはじめ竜宮も壊滅
敷島・ケン二たちは自衛隊の艦艇に拾われるが、残ったピックとガロンは渦巻きにのみ込まれ海底に沈むラスト
Teduka_garon2

北条 秀夫「あしたの夢」58年

Houjyou_asita

東京漫画出版6/30発行、130円、B6判128P
酒田市、初夏、紙芝居を自転車で押す少女
虎さんが縄張りを荒らすなと乱暴をふるう
こどもたちが怒って石を投げ追い返すが
少女は森田屋に泊まるみどり、母が病で父は車に轢かれて入院している
もとは父は東京で役人をやっていたが、上役の汚職に連座して職を失い、行商を始めた
一月前、酒田市に落ち着こうと行商の父とやってきたが当てにしていた山車さんは引っ越していた
立ち売りしているところにイノシシの虎に売り上げを取られ、母が病になり、父は車にひかれる
居合わせた刑事が入院費用を民生委員に頼んでくれる
民生委員の北原さんの世話で森田屋に落ち着いて、山車さんの父親を見つけ、そこがやっている紙芝居をみどりが始めた
父は新潟の病院へ転院して・・百十頁で話が冒頭に戻る

ひき逃げは花岡さんの自転車を盗んだ虎とわかる
これが機縁で花岡さんが東京の会社で父に働かないかと誘い、病がいえた母とみどりも旅芝居について東京へ向かう

2016年11月 6日 (日)

おでん:煮込み時間の試行錯誤

昆布をまず入れ、あとで袋に入れた鰹節で味を足す
醤油・酒・砂糖・みりんを適当に加えての調整で味はなんとかできるようになった
(それまではおでんの素を使っていたから)
おでんは作って三日目くらいが味がしみておいしくなるので、今回は四日目に食べることに
これで味はしっかりついているのだが、ネットのレシピをみると煮込み時間が短い

うちでは最初に2時間ほど煮込んで、練り物を入れて1時間
翌日、翌々日に温め直しに30分くらい

どうも練り物から味が出るからと煮込んでいたのは間違いらしい
出汁は出るが、練り物の味が損なわれるという

煮込み時間短縮には大根の下ゆでと、こんにゃくの隠し包丁が必要だった

山上たつひこ「光る風」72年

Yamagami_hikaru01
朝日ソノラマ単行本2巻で読む、原作は「少年マガジン」連載

出島、藻池村での奇形の民祭りを潜入して調査する大杉教師、高校生たち三人を連れるが、帰りにつかまり、大杉は刑務所へ
Yamagami_hikaru02
その一人が募金運動をしていて特別警察に追われ、射殺する
それを目前に見た同級の六高寺弦
父は元陸軍将校、兄光高も国防大学エリートという家風に違和感を持ち、弦は家を出て独立し、夜学に替えて小さな出版社に勤める
ベトナムで戦争をしている米軍の加勢に出陣する兵に兄も選ばれる
出陣の兄に反対する弦は近所の人たちから石を投げられ倒れてしまう
それを助けたのが大杉先生と島へ行った高校生たちという縁で、出島からの船を迎えに行く
藻池村リーダーの堀田は武器も蓄え政府転覆を企てているだけに無断で他人を連れて来たと腹をたて彼等と別れて行く
弦と級友は、不審船調査に来た国防隊に連行され、強制労働させられる
秘密の目的工事をするこの施設は浮浪者など身よりない者を集め、最終的には工事人を処分するというひどいところ
それまで知らないにしても圧政に耐えられない弦は知り合った男と脱走する
そう手段が汲取り式トイレのパイプの中を息を止めて潜って脱走を図るという壮絶なもの
Yamagami_hikaru03
家の様子を見に行った弦は、兄光高が手足を失くしたダルマ状態で女中雪に世話されているのを知る
光高は雪に迫って拒否され池に身を投げて死ぬ
Yamagami_hikaru04
その頃、邸にはアメリカ軍の将兵が来て光高を引き取りたいと申し出る
アメリカ軍に替わって日本兵が化学兵器運送をしていてその事故で息子が被害を受け、あとわずかの命と知る
さらにその体を検査材料にすると聞いて憤った父は将校を斬り殺してしまう
光高家は政府に反抗の罪で、切腹した父、父が道連れした母、自殺した兄の遺骸がさらしものとなる
弦は遺骸を埋めて雪と奔走し、アパートで同棲するが・・
国が軍国化するなか、大地震が起きて、弦は死んだ雪の遺骨を抱えてぬけがらとなったようにさまよう
Yamagami_hikaru05
町を行く軍のパレードにかつての級友を見たように思ったが、もう弦には意味のないこと
道路に倒れた弦のわずかな意識をはげしい風が一条の光をともなって吹き飛ばした

30Pの短編「回転」がついている
戦争で恋人を失った堂本さん
中年となった今、目立つこともなく暮らしているが
駅のホームの前に、テレビで見た新四谷重工社長がいることを知り
近づく列車に押し倒した
それだけ重い苦しみが彼女の中に流れていたのだった

卵をつかわない(カキ)フライ

土曜は実家で食事を作る
今回も洋食系、カキが出てきたのでフライにするが、母は卵が全くダメ
小麦粉、とき小麦粉(スキンミルクを加える)、パン粉の順につけているが
どうもスキンミルクを溶いた液はどろりとしていて、できあがりもパンチにかける
何か風味をと、ネットを調べると、卵のところを牛乳だけというパタンを見つける
もう一つが、酒をまぜた小麦粉とパン粉というやり方
小麦粉を酒だけで溶くのは強すぎそうで少し水を足して試してみる
わりといい感じなので、次は牛乳というのもやってみよう

フライは、しいたけとししとうを加え
新聞でみた長芋すりおろし団子を里芋に替えて作る(里芋はねばくおろしにくい)
副菜はポテトサラダ、こちらもマヨネーズを使わないので、バターと牛乳で味つける
いわゆるじゃがいものピュレを下地にきゅうりを加えたもの
前菜として、柿と甘栗のしらえ

デザートは紅玉の甘煮

松戸武「六連発どくろ面」57年

Matudo_rokurenpatu

太平洋文庫11/20発行、130円、B6判128P
浪人秋月金四郎、本当は松平長七郎という名旗本
品川にいかだに乗った死体が流れてくる
それは六連発銃で撃たれたもので、調べていた役人もドクロの仮面に銃で撃たれる
長崎屋の娘千草をさらおうとするドクロから岡っ引きが救おうとするのをまた六連発銃を出す
止めたのが金長四郎
博多屋も殺され、次は黒木と長崎屋の番だと推測される
ドクロ面の残したクルスから見て天草党の残党に関わりがある
クルスにはローマの宝の秘密が隠されている
天草四郎を討ち取ってクルスを奪い取った一連の仲間たちが襲われていたのだった
四郎の弟天草七之助が江戸に出てきて、黒竜寺をアジトに動いていた
金四郎に眠り薬を持った医師の玄斉も仲間
玄斉が長崎屋へ入って、見つかり殺されそうになった時、救い出したドクロ面は金四郎が化けていたもの
千草をさらった本物のドクロ面と対決して倒す

2016年11月 5日 (土)

藤子不二雄「ひっとらぁ伯父さん」71年

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朝日ソノラマ単行本、390円、A5判190P
タイトル作以外に
「水中花」20P、人間を水中花にする弱気男の菊坂
「恐喝有限会社」20P、ゆすりを仕事にする丸目だが、やくざ会社に無理矢理リクルートされる
「黒イせえるすまん」32P、
「ブレーキふまずにアクセルふんじゃった」22P、うるさい教習所教官を車のアクセルに縛り付け復讐する男
「マグリットの石」20P
「北京ダック式」20P
「ひっとらぁ伯父さんの情熱的な日々」24P
ひっとらぁ物はすでにコメント済みなので他では「北京ダック式」がおもしろい
Fujiko_hitler04
香港にツアーの達男はおじさん剛田が元陸軍将校でいばっている
北京ダックの飼育を見学すると、戦中、南京で現地人を土埋めしてぶったぎったのと同じだとひどいことを
ツアーガイドの仁さんは最後の夜、九龍街には行かないよう釘を刺すが
剛田は威勢良く繰り出して拉致される
達男が気づくと北京ダックのように土の中に埋められている
仁は土地の顔役で、人を太らせて食べてみたいというのだ
おじさん助けてという達男の目の前に仁が差し出す皿にはおじさんの首だけが乗っていた
Fujiko_hitler03
「マグリットの石」も変質的な絵がおもしろい
古書店で美術書のマグリットの石を見た鏡二はショックを受ける
それがなくては生きていられないほど魅せられた彼は、仕送りがくると金をもってかけつけるが
本はすでに売れていて、狂った彼は拾った石で店主をなぐって、飛び出したところ落ちてきた巨石に踏みつぶされる
実際はいきなり車の前に飛び出してきたというオチ

大槻 きよし「湖上の嵐」57年

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曙書房6/20発行、130円、B6判128P
キャンプに来て、湖でボートに乗るひろ子ととし子
嵐となってオールを取られて困っているところにもう一隻ボートが近づいて乗っている青山和子が助けてくれる
和子は暁ホテルに泊まっていて人を待っているという
父が一月前になくなり、後見人がやってくるので待ち合わせているらしい
和子が恐いというので、名探偵ひろ子が二人で様子をホテルに見に行く
やってきた大月三郎という後見人は感じの悪い男で、ひろ子を邪魔者のように見て、和子を三時間もかかる別荘へ連れて行く
帰り道は嵐になり、車を止めて一時間穴でやりすごし、車へ戻ったところ、逃げてきたという和子と会う
ひろ子は和子を東京に連れて来て家でしばらく世話をする
和子の話だと、三郎は和子を女中扱いして、別荘のものをかってに使う
ひろ子は一人車で別荘の様子をさぐりに行く、途中、三郎が古い屋敷に入るのを見かける
出てきた三郎に和子からの後見人を断る手紙を渡すが、和子のことを聞かれ、暁ホテルに一時逃げ込む
その後、こっそり別荘に入り、様子をうかがうと、三郎がやってきて金庫を開けて金を持ち出そうとしている
自分はたぬきの三吉とだとうそぶいている
そこでひろ子はあの古い屋敷に戻って捕まっている本物の後見人山田さんを見つける
あいにく、三吉がやってきてひろ子も縛られ閉じ込められるが
山田さんは足かせで動けないが手が自由にきく、ひろ子の縄を解いて、ホテルに連絡し警察がやってくる
逃げ出した三吉は車で崖から落ちて死んでしまうという終わり方

桜エビご飯・いちじくのごまあえ

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いちじくを始めて料理に使う
うちでは初めてだが、実家では果物として食べるよりこの作り方が多い
ネットで調べたレシピだが、少し醤油を足す

これを前菜として、主菜は、ミートローフ
ポテトサラダをつけて、ご飯は桜エビとしょうがの炊き込み
余った桜エビは、白ネギと合わせたお汁に使う
レシピは出汁なしだが、やはり桜エビだけでは心もとない
次からは薄い出汁を加えなければ、味気ない

2016年11月 4日 (金)

はじめての七輪

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料理店浪漫などでは炭火でいろいろ焼いている
その微妙な焼き具合はガスコンロでは無理
コーナンで小形の七輪がでていたのを買っておけばよかったが、今では大きいのしかない
そこで実家に残っているほとんど新品の普通型の七輪をもらってくる
炭は木炭だけどまだ使えそう
試してみて二つ問題点
かなり炭を入れないと火が弱くてなかなか焼けないこと
松茸を少し焼いたが時間がかかったし、焦げ目がつかなかった

もう一点は、火をつける道具
火起こし器というのがあるそうだが、ホームセンターにもコーナンにも見かけない
ネットでこれだけ取り寄せるのも面倒だけど、これはたびたびの問題となるので
バーベキュー用の火起こしなら売っているのでそれで代用するか(少し大きい)
昨日はきのこ類を焼いたので、今日は肉を少し焼いてみる

消すのは、今のところ、蓋のある缶に入れて消している

大和和紀「ひとりぼっち流花」74年

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札幌宮村家の流花は次女、長女みさは美人、弟はやんちゃもの
ところが父の別れた元妻(彩花)の子、島崎シオンが同じ高校に転校してから一変
流花が彩花の子供とわかる、シオンは絵の才能を買われたもらい子ということも
父が急逝し、流花は旭川で画商をしているという実母を訊ねて行くが
育ての母は元妻のことを嫉妬して流花に辛く当たるようになる
資金がなく、父の愛したリラの邸も手放し悲しい流花
姉も大学を断念せねばならなくなり、流花を厭い出し、流花のあかがれる加賀美京一を奪ってしまう
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ショックでリラの家をふと訪ねるとシオンが買い取ったと暮らしている
懐かしく一晩過ごしたことが母から誤解を受け、家を飛び出すはめに
みかたは惣おじさんだけだが留守で、本当にひとりぼっち
リラの家で暮らさせてもらい、アルバイトも始める

シオンが自分から離れていくので、彩花は流花を離そうとするが
流花はかえって、書かされている贋作をシオンに止めさせようとする
シオンは母と手を切って画材屋で働くが、母が手を回してくびになる
町で似顔絵を描いて稼ぐようになり、評判もよかったのに、所場代をせがまれやくざとけんかになる
手を砕かれたシオンは絵が描けなくなる
絶望から流花が救い出し、二人で生きる決意が生まれたのもつかの間
母の贋作容疑で警察がシオンの絵を調べに預かって帰った(流花を描いた絵)
母に知らせようと雨の中、無理に動いたため、シオンは死んでしまう
今度は流花が絶望することになるが、警察が絵を戻したときの「輝きのある絵だ」とほめた言葉に救われる
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シオンの存在を心に感じながら生きてみようと、リラの家をあとにする流花
今までの流花に決着をつけ新しい人生に踏み出せるようになれば、リラの家に戻ろうとおじさんに語って

11月陶芸1回目

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10月の終わりからマグカップを引く
前に引いた二つが縦横比を間違っていたとわかったので練習に削ってみる
底が難しい
あらたにカップを五つほど引いたが、底が広く、高さが少し足りない
どれも形が今一つなので、一応三つ削りに残すが全部練習で終わりそう

今回はスープカップ仕様皿残り三つが焼き上がってきたが
そのうち二つ、口が割れている
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これは削りの時、台に押しつけすぎて土の密度がいびつになったので焼いて割れたらしい
スープカップとしては小さいし、釉薬も思うようにでていないし、割れまで入ったら、そのうち廃棄分だろう

城 てるお「怪傑海の隼」55年

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鶴書房3/20発行、130円、B6判196P
この本は二冊合本でもと96P単行本で発売されたものが二作収録されている
表紙は城(じょうとふりがながある)さんのもので、広範囲中島利行「海底帝国」52年(コメントすみ)が収録されている

アンティール諸島へ向け、イギリスを出航した船の副長が裏切り、海賊を手引きした
船に積むイギリスの金を狙ってのことで、船長は島の牢に入れられ10年になる
その時の副長が今はウォッカ船長となり、メリー姫をフランスへ送り届ける
その頃、海軍だけを狙う海賊「海の隼」が出現していた
船出前に、姫が襲われ、救った少年ジムが実は隼の船長
無実の父のため海賊となってイギリス海軍をたたいていた
姫はウォッカの船に乗って出港したが、海賊を手引きして姫をさらわせる予定
少年ジムも下働きとして乗り込んでいて、海賊の船をたたき、自分の海賊船を引き寄せ、ウォッカ船を乗っ取る
海賊のタイガー船長からマラカイボ島に父が閉じ込められ生きていると聞く
ウォッカはすきをみて姫をさらってタイガー船長と小舟で逃げ出して、島のタイガー船長の屋敷へ逃げ込む
追ってジムも入るが銃でつかまり、鎖でつながれる
タイガー船長の娘アンナ、隼が父を撃たなかったのに免じて逃がしてくれる
船長たちを追って、隼ジムも動く
敵船に乗り込むが、またも捕まり、アンナが逃がす
海の隼と海賊どうしの闘いが始まると、ジムはタイガー船長と一騎打ちで勝負をつけようと申し出る
ナイフの試合でタイガーを組み敷く
その時、仲間割れしたウォッカが火薬庫に火をつけみんな逃げ出す
大爆発のすえ、倒れたアンナを前に、船長はジムから心を入れ替えたらアンナは息を吹き返すといわれ、心入れ替え海賊を止めると決意する

2016年11月 3日 (木)

松茸・いさき:水曜デパートの買い物

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今年は豊作なのか、スーパーでもデパートでもいつまでも松茸がでている
そこでもう一度というので一箱買って、実家と分ける、中くらいなのが一本1000円
これで、二人分のご飯と少々の焼き物ができる

水曜日は、お昼のお寿司残りがあったため松茸ご飯はやめて
残り物といさきの塩焼き、あさりの味噌汁で食べる
いさきはお造りで食べたが、塩焼きは初めて
あっさりしてそれでいて水っぽくなくてわりといける
実家からもらってきた七輪の出番は木曜日

木曜日の献立が、松茸ご飯とキノコ類の焼き物(松茸少々と椎茸)
ここで初めて七輪が登場する
主菜は、イカの煮付け
デザートは渋皮煮とマスカット
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手塚治虫「世界を滅ぼす男」54年

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「冒険王」10月号付録124P、全集MT71で読む

日本は欧州と戦争をしていて、戦闘機の正太は敵機のアンタレスに撃墜される
弟の良一は軍に志願し、丹下少佐に鍛えられて一人前のパイロットとなり初陣でアンタレスに激戦
互いに戦闘機が落ちて無人島へ不時着し、アンタレスのパイロット、ルノー中尉と生活をともにするうち戦争がうそのように思える
もう二度と戦争には出ないと誓う二人だが互いの国に救われてゆくと

ルノーはLP爆弾の実験のためにネオ・アンタレスに乗るよう命令を受ける
拒否すれば裏切り者として母もつらいことになると聞いて、いやいや出撃する
一方一ノ谷(良一)もネオ・アンタレスが来ると聞き、出撃を余儀なくされる
戦場で顔を合わせるルノーは一ノ谷に撃たれ散ってゆく
ラストのばかばかと泣き崩れる飛行機のコマが印象的

ひじきとアマランサスの佃煮

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ひじきは薄揚げと炒める調理法のみ
それに人参か豆かレンコンかなどを加えることはあるが
雑穀料理の中で気に入ったのがこれ
炒めず、しょうゆ・みりん・砂糖でひじきを煮詰めて、ふやかしたアマランサスを加える
一度目はアマランサスの固さが残ってあまりだが、いい具合にふやかせばぷちぷちした食感がおもしろい
味もよくて、昆布の佃煮ほどからくなく副菜にOK

苅谷 敬一 「怪力孫悟空 1」58年

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兎月書房、130円、A5判128P
128PでA5判というかわりだね

墓の中から現代に甦った孫悟空・八戒・沙悟浄
和尚がなくなった時、一緒に墓に入ったのだが
悟空がきんとんうんを呼ぶがやってこない、皆神通力を失っていた
歩くうち、怪盗0団と出会い、その車に入り込むが、見つかってつかまる
三人は客船の荷物室につみこまれる
その船は、ロケット研究家の花井博士と夫人・こどもたち一郎・雪子がシンガポールから日本へ帰るのに乗っている船だった
船の余興にサーカスが始まり、その幕間に悟空たち三人が売られ、一人10万円でとりひきがある
同情した一郎たちの願いで悟空は花井博士が買い、悟空はライオンや虎は着ぐるみで強盗が入っていると耳打ちする
博士が警戒するようにお客に伝え被害を防ぐことができたが
怪盗団が怒って博士をつかまえ、火を付けて逃げ出す
悟空は天のお釈迦様に頼むと、神通力が戻る
その力で花井博士を取り戻す
沙悟浄の博士に引き取られたが、八戒は赤木博士(0団の一味)に買われていった
花井博士の発明薬により、馬力が戻った悟空
ついでにロケットもつけてもらって怪盗0団を追跡する
その頃、赤木博士はテレビに出て、花井博士にまけたとピストル自殺をする事件が起こっていた
(実は捕らえた刑事をみがわりにしたのだが)怒った八戒が花井博士をさらってゆく
八戒からは「悟空が出たら、花井博士を殺す」と連絡があるので手出しできない
悟空たちは一郎と博士の研究を引き継いで続ける
魔法電波装置が完成すると、博士の行方を電波で捜し出すことができる
また電波で小さくなった悟空は飛んで行き、0団から花井博士を救い出す
出てきた八戒と戦った悟空は一度敗れるが、魔法ボタンを二つ押すと、八戒がのびてしまう
着ている服を脱がすと、それが操る装置になっていたようで悪人の手先になっていた状態から八戒も覚める
0団首領が悟空をさらって逃げ出すが、ボタンで小さくなって口の中へ入って大暴れ
覆面を取った首領は死んだと見せかけていた赤木博士だった

2016年11月 2日 (水)

鶏モモ肉のぱりぱり照り焼き

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ブレゼを作った鶏モモが半分残っているのでNHKきょうの料理によって照り焼きにする
鶏モモの皮付きは苦手で、オーブンローストくらいだがブレゼで気にならなかったので今回も皮を残す
トングでフライパンに押しつけて焼くのでこんがりして、さらに醤油だれでしっかり味付けするので、これもいけます

やはりブレゼで残ったさつまいもをポタージュにして、前菜にじゃがいものピュレ
先週、NHK「あさイチ」でたまたまみたジョエル・ロブションさんのレシピ
あんなにきれいに型はつかないが、味はまずまず
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照り焼きもピュレも作って置いて直前に温められるので楽

高山和雅「奇相天覚」91年

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講談社単行本上下巻で読む
もとは「コミックモーニング」連載で、下巻は書き下ろし

辻占に来た天覚を襲う若者、額には角が生えていた
落とした免許証から訊ねて行くと、大学付属病院の先生と出くわす
角が生えた赤ん坊が生まれ、人間にないホルモンを含むので助手の菊地に移植して調べていると
その菊地がおかしくなって飛び出したという、天覚を襲ったのはその助手

天覚に心当たりは、赤ん坊の母親の里、鬼無里
向かうと、家伝の独鈷杵(どっこしょ)が盗まれたと騒いでいる
家系に男の子が生まれた暁は独鈷杵を渡すことになっていた(男の子は龍童という)
神社の入り口で菊地と闘い独鈷杵を取り返すと、この地の霊験者市蔵がイズナを使って攻めてきた
イズナとは霊力で動物(この場合は狸)を妖怪化させたもの
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イズナの群れから守るため籠目の結界を張るが、それがかえって鬼無里の裏、戸隠山のコンガラを起こしてしまいそうになる
天覚はあわてて、里から退散し、師匠にあたる葛城修験道の九鬼参蔵を訪問する
話を聞いた九鬼は、部下を集めて皇居に結界を張って独鈷杵を守るが
独鈷杵はイズナに奪われ、参蔵は巨大な蛇型の化け物となった龍童に殺されてしまう
いまわのきわ、九頭竜山(戸隠)へ行って役行者の助けを借りて龍童を倒せと言い残す
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九頭竜山の地底で龍童と出会う天覚はコンガラの根幹へ連れられる
そこは日本のフォッサマグナをはずす装置(カゴメ)となっていた
スイッチが入った時、役行者の幻影が現れ天覚に独鈷杵を持たせ、それにより龍童を切って地異が治まる
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第二巻
九鬼は自衛隊ともつながりがあり、この危機に軍の援助を受けている
イズナを使って独鈷杵を奪いだした菊地(第二の龍童)は飛鳥でコンガラの封印を解く
突然、ヘリで現れたアイスランドから来た四人の霊能力者が龍童の力を抑え
再び現れた役行者が手渡す独鈷杵で龍童を刺して退散させる
龍童の行き先はアイスランドだと、四人の筆頭ナージャが教える
政府に要請が行っていて自衛隊機でアイスランドに天覚が向かうことに
龍童の手先が現れ四人と闘い、一人は天覚乗る飛行機に飛びつくのを天覚が振り落とす
コンガラの波動を受けて体にウロコができ、鬼のような形相に変わりつつある天覚
ナージャは、7世紀、龍童を追ってアイスランドから飛鳥へ渡った役行者の二人の弟子の末裔に天覚があたるという
アイスランドの火山アスキャ付近につくと、人々は鬼に変化した状態で死んでいる
コンガラは動物の発展をうながす波動を起こし、たえられないものは壊れて行くのだった
本物の龍童となるのだと菊地は龍童の仮面をつける
コンガラの波動を受けて、兵士たちは壊れてしまうが、天覚は鬼の姿となっても平静を保つ
龍童はコンガラを使ってカゴメをはずす
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とたんにあふれ出すエネルギーは龍童をも打ち壊すほどのものだった
それは地球が与える変化をうながす巨大なエネルギー
鬼たちもたえられないため、かつてカゴメによって封印したものだ
天覚はナージャたちの力を借り、カゴメの呪法で封印する
封印の中で龍童も消滅して、カゴメの封印のため、人類の進化ものぞめないとわかる
それでも現人類を滅ぼすことはできないと物語の終りに天覚がつぶやく

中野 正治「青い鳥」51年

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曙書房5/20発行、75円、B6判80Pハードカバー
お祭りの夜、おとなるのベルラングおばさんがチルチルとミチル兄妹のところへやってくる
娘の病を治すため青い鳥を探しに行ってくれとの頼み
おばさんが手をふると、兄妹の服が美しく変わる
心の目が開くと兄妹にはおばさんが若い娘に見える
二人はバッグに牛乳の精、砂糖の精など妖精たちをお供にいれて出発
青い鳥は貧しい家の正直なこどもにだけ見つけられるのだとおばさんが教える

思い出の国、魔法の花園と進んで、森では柏の大王と対面する
青空の国で青い鳥を見つけてもらってくるが
戻るとおばさんの娘ジューイちゃんはもう直っている
二人の家にいた青い鳩のおかげとわかって、鳩を空に放してやる

原作に少し手を入れ、子ども向けの童話漫画に仕上げている

2016年11月 1日 (火)

曽根富美子「もぎたてのシンデレラ」83年

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「親なるもの断崖」で圧倒的な表現を見せた曾根さんのごく初期は普通の少女もの
「ひとみ」連載、秋田書店ヒトミコミックスで二巻で読む

第一巻
中学生になった染井よしの(「ガラスのキス」では小三)の愛物語
体育祭リハーサルの競走に一人よしのは逆方向へ駆けて行く
新しいブラが上へずれて困ったあげくに逃げ出したわけ
そこへ現れたのがまたも同じくラスになったのか御所車蘭子
胸はしっかりあるという出だし

クラスでかっこういい男の子、栗林純
彼が好意を寄せるのがよしのという設定はできすぎなんだけど
中学では蘭子の威光は前よりは減っていて栗林くんはよしのを積極的にかばってくれる
その気持ちを受け止めるのが恥ずかしいよしのはなにかとすれ違い
蘭子のいとこ、尾形くんは病気で一年遅れの同クラス
落ち着いていて学級委員長で、かっこよくて、やはりよしのを好いている
蘭子は栗林くんを狙っているが、よしのは純とファーストキスを
小学校なじみの月見草太も訪ねてきたり
波瀾の種を満載して、よしのの恋はどうなるんでしょうと
「ガラスのキス」の異種性がみじんもなくなりフツウの少女マンガになってる(でも楽しめますが)
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第二巻
草太の出現でちょっと気にしたのか、ジュンはよしの手製のマフラーを喜ばない
彼の従妹が贈ったセーターを着ているのがショック
そんな時、写真集を出して好評という蘭子が二冊目の撮影をするというので東京までついて行く
雰囲気がよいからとよしのも一緒に撮る場面もできたりして、帰りの電車に乗り違える
純が探しに来て、また仲直りができる

蘭子は芸能界づいて、東京の学校へ越すという
その送別会で一時電気が切れた暗闇で蘭子は純に抱きつくんだが
純があとで電話をすると、純は好きだし、よしのがもっと好きで、よしのになりたかったという不思議な告白を残す

バレンタインデイや三年生の送別会を過ごし、いよいよ二年になる
同じ「い組」になって、よしのはどんな女の子になるんだろうと終わっている

サバ天のおにぎり

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NHKきょうの料理より杉本節子レシピ
季節のサバで何かと考えていて、これを採る
サバは二匹パックで、一匹は塩焼き
レシピを見て塩サバとあるので、多めの塩をまぶしてしばらくおいて、ふきとり八等分
炊いたご飯に紅しょうがみじんぎりを加えまるめてサバの天ぷらをのせる
最後は海苔巻き、400gのごはんで8つでき二人分
ちょっと変わっていていい、他のおかずも準備するためできたてを食べにくいのが難

中沢しげお「名笛桔梗ケ原」57年

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ます美書房6/10発行、150円、A5判96P

狩り場で矢を射って切られるトン吉少年
家老刀田金べえがここは藩の領地だというが、見ていた藩医師東庵は普通の野原だと抗議する
藩の実力者に侍たちは逆らわないが、医師ゆえに、人を虫けらのように扱う家老が許せない
文句があるなら勝負すると立ち去る家老
鉄木一平は東庵に家老は剣の腕がたつと自重をうながすが
桔梗ケ原で相手をして東庵先生は切られ、一平は悔しがる
三日月城世継ぎの持つ名笛が盗まれる事件が続いて起こる
藩をわがものにしようと企む家老が忍者伊賀次郎に盗ませた
ひそひそ話しに一平が事実を聞いて、もどると、笛の見張り役だった父が責任を取らされて切腹
家族も責任をとわっると息子一平に去るよう促す父
家老の息子皆之助と松沢が一平を追う
その一平は伊賀忍者次郎と戦っていた
皆之助が一平を切ろうとしたのを突然現れたおんぼろ剣士(飛天六次郎)が救う
おんぼろ剣士のすみかを突き止めた忍者次郎は毒入りの酒を飲ませて襲う
薬が効いて剣士は次郎と相打ちとなる
剣士は次郎から笛は家老が持つと聞いて一平に伝えてなくなる
松沢は時勢がら、藩につくすことに嫌気がさして官軍に入って、そのうち進軍してきた官軍の一人として三日月城へ入ることになる
一平は家老と試合し、勝つが、家老の娘白萩が吹く笛の音で切れない
白萩が笛を一平に返して物語は終了する

父の仇、城の跡つぎなどいろいろ盛り込んだ要素を官軍による権力代わりですべて消し去ってしまうラストはどうも物足りない

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