« つげ義春「暁の銃声」 | トップページ | 赤塚不二夫「お母さんの歌」58年 »

2016年12月 4日 (日)

関谷ひさし「侍っ子」08年

Sekiya_samurai01
双葉社単行本、作者が70歳代に書き続けた時代物で212P
死後刊行された

ハッタリでなんとか世過ぎしている浪人服部遁兵衛
剣の腕はなくて血を見るとだめとあれば用心棒にもなかなか雇ってもらえず腹を空かしている
Sekiya_samurai02
ある日、小さいお堂で夜を明かそうとすると先客の子供剣士がいる
独(ひとり)狼之介は同姓同名の遁兵衛を探していて、用心棒を探しているという親分屋敷で仇と遭遇してひと騒動で逃げられる
それから二人は同行するが、どちらが守り手かという感じ
狼之介は腕前はすごいが人を切らず、着物を着るなどして敵を追い払う
「ストップ!にいちゃん」のボスのような犬とも道連れになって、お尋ね者の女武者とも
(父はお城の指南役だったが、殿の奸計で家族ともども火あぶりになった復讐を誓っている)

名前はわけあって言えないという、最後まで清水一角の娘としかわからない(以後、お姉さんと呼ばれる)
関所は裏道を通過して城下へ入ると立札はあるは、大警戒
家老が雇った忍者隊では頼りないと、自ら申し出たのが仇の方の遁兵衛
Sekiya_samurai04
城へ侵入して切りあいとなると、狼之介の剣が冴え、殿様も遁兵衛も丸坊主に切ってしまう
殿が死ねば、御家断絶、侍たちが露頭に迷うという家老の懇願で許すことに
狼之介も遁兵衛の頭を丸めたことで決着をた
浪人遁兵衛についていても何にもならないというお姉さんの勧めもあるが
自分がついていないとやっていけないのではと、剣之介は遁兵衛に同行することになり
お姉さんも、遁兵衛についていくことになり、変な旅が再び始まるというところで幕

絵はつやが減っているが、往年のまま
設定が人を殺さないとしてあり、ギャグ調になったのが不満

« つげ義春「暁の銃声」 | トップページ | 赤塚不二夫「お母さんの歌」58年 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« つげ義春「暁の銃声」 | トップページ | 赤塚不二夫「お母さんの歌」58年 »