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2016年12月 8日 (木)

上田栄「夜霧にぬれて」58年

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島村出版129番、4/5発行、130円、B6判128P
この表紙は、東京漫画出版でもよく見る人の手になる
だいたい57年後半から58年にかけての絵
作者の上田さんは、島村にもう一作描くくらいで他にみない
都会に父を捜す姉弟の物語、少しくせのある絵だがきっちりした線でうまい
こんな人が数作しか出していないのも不思議

九州の姉弟みどり・あきら、台風で家がながされ母は死に際に、東京に生きているという父の住所を教える
列車で金と所書きを取られ、菊坂町を訪ねれるが、人が変わっている
列車で落とした父の写真をみどりに見せる男はやくざ風で二万円出せという
働くところを紹介するというが、あきらが止めるので男は逃げて行く
車で通りかかった紳士が弱っているみどりを医者に連れて行って治療費として一万円くれる
みどりは女中として住み込みで働くようになったが
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あの男がみどりの兄と偽り、家から金をせびり取ったので女中もやめさせられる
あきらは父の会社、佐藤鉄工所へ直接会いにいくが、守衛が電話をすると現在の妻は知らないと切ってしまう
後で父は前妻のこどもたちだとわかった会いに行く
その頃、みどりは男に旅館勤めにつれて行かれ、一年分の給料を前渡しで自分のものにしてしまう
あきら(途中からたけしになっているのだが)は不良仲間に入って、その親分がみどりを食い物にしているあの男
手下を佐藤鉄工所に忍び込ませ、みどりに手引きさせようと餅かけれる
みどりは料亭へ来て守衛と話している佐藤社長を見て、父とようやく出会うことができた
男たちの企みを話し、逮捕につなげる
魔の手も及ばなくなり、姉弟は父の庇護のもと明るい暮らしを始めることができた

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