« 青木たかし「虹の中の瞳」58年 | トップページ | 上田栄「夜霧にぬれて」58年 »

2016年12月 7日 (水)

中沢しげお「おもかげを胸に」59年

Nakazawa_omokage01
「ひとみ」8月号付録「バレエ靴のひみつ」所収80P
前半64Pは岸本修「バレエ靴のひみつ」

中沢さんは55年頃のトモブックスでは面長で類型的な人物像を描いていておもしろみにかけるが
その後、少女雑誌ではなかなか美しい絵柄を見せる、読み切り作品ばかりだけれど
その終盤頃といえる59年では、丸顔だが描き方が類型的になってきている

ユウ子と正男姉弟は、母が離婚して父に育てられていたが、その父もなくなり父の弟宅で世話になっている
しかし、おばさんと息子は二人を嫌い意地悪い
正男が病気になってふせっているのでユウ子は気がかりばかり
Nakazawa_omokage02
雨の日、みな留守で姉をさがして階段からころげおちた正男は、近所の源さんに助けられる
源さんが正男をかついであがると仏壇に位牌があり、正男たちの父親が島田上等兵だと知る
戦時世話になった上等兵に報いるため源さんは、二人の母親を見つけてやろうと誓う

二人がお兄さんと慕うおじさんからは甥にあたる宮下さんは新聞社に勤めていて出張で四国へ行き、大学時代の友に会う
彼が住んでいた家の大家さんが歌う五木の子守歌から、ユウ子たちの母ではないかと思う
思い切って会ってみると、やはり二人の母とわかる
それも一時は有名だった歌手の淡路のり子
さっそく東京へ連れて帰るが、火事で二人は源さんが預かってどこかへ
源さんは京都の兄を頼って行ったとわかるが、兄も三人も泊めるわけにはいかないと話すのを聞いてゆう子は家を飛び出す
街に見えないゆう子を探すため、のり子は放送局へ行き、こどもを探すために子守歌を歌わせてもらう
その姿を見たゆう子が放送局へかけつけ、同じく源さんに正男も連れられてきて長い苦難が終わろうとする

ストーリーは西田靖が作っているが、それにしては貸本単行本時代のような古さ

« 青木たかし「虹の中の瞳」58年 | トップページ | 上田栄「夜霧にぬれて」58年 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 青木たかし「虹の中の瞳」58年 | トップページ | 上田栄「夜霧にぬれて」58年 »