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2017年1月22日 (日)

つげ義春「古本と少女」60年

Tuge_furuhon

若木書房「迷路」掲載26P、双葉社現代コミック8より

青虫の館長さんにどういう漫画がいいのか聞いたとき、この「迷路」にのった作品が好きだという
貧乏学生が古本屋でどうしてもほしい本があって何度も開いているが金が足りない
本を戻した帰り際、千円札が落ちて黙って拾ってもどる
返そうかと古本屋を訪れると、もとの持ち主が買い戻したいと来ていた
なりゆきであの千円札を出して買うといったが
おやじは高く値を付けた者に売るというので、学生は買えずじまい
しばらくふてていたが、千円札は持ち主に返すべきかと住所を訪ねてゆくと
持ち主はその千円は自分のものじゃないという
驚いたことに、あの本は君のところへ行くものだとすでに郵送したとまで聞いて
戻ってみると、あの本にはさんであったメモですべてがわかった
古本屋の娘さんが同情して、この本を買ってくださいと本に千円をはさんでくれたのだった

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