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2017年1月 7日 (土)

西谷祥子「ジェシカの世界」67年

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「週刊マーガレット」4号~14号連載、白泉社単行本で読む

ジェシカの母親レッドフォード夫人パメラは芸術家のタマゴを集めてデビューさせる趣味を持つ
あらたにやってきた画家ハリー・デニスにジェシカはひかれてゆく
ジェシカは派手な母のもとで家庭ではお姫様、陽気な学校での暮らし、だれも寄せ付けない自分だけの世界と棲み分けている

その一番の世界にハリーが踏み入れようとするが
ハリーには秘密がある
本名はリチャード、パメラ夫人が結婚する前つきあっていたアメリカの大金持ちの息子という可能性も考えられる
夫人の顧問役をやっている有能な画商ドン・アダムズが調べて夫人のこどもだとわかる
ハリーの動揺ははげしい、ジェシカが彼を好くだけによけいに苦しむ
そんな折り、レッドフォード氏がなくなり、夫人に殺害の嫌疑がかかる
ドンも贋作絵を作っていたと警察がやってくる
夫人の地位を守るため機密書類を焼いたパメラは火災に巻き込まれ、ドンが助け出した時は、正気を失っていた
ドンは焼け死に、いまわの際にハリーにジェシカは自分の妹だと教える
レッドフォード氏と結婚にこぎつけるためパメラ夫人が二人のこどもだとだます材料に使って、両親がなくなったドンも顧問に使うと言うことだった
レッドフォード家の財産を譲り受ける資格のないジェシカのため、資産を作ろうと贋作に手を出したことも
ハリーは自分の世界に閉じこもったジェシカを連れて父のもとへ帰って行く
西谷さんの作品ではかなりシリアスな内容を持つ

この単行本には未発表「わるい妹たち」16Pが収録されている
内容はたわいないものだが、ういういしい西谷さんの絵がまぶしい
62年連載の「ふたごの天使」に似ているので63年頃の筆か
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ゆみ子が戻ると兄章夫(あきお)の漫画モデルにきれいなお嬢さんミチコが来ている
佐沢ひろみさんという美人の友だちがいるのにと、ゆみ子は機嫌が悪い
兄がひろみは嫌いなんだというのでゆみ子は荷物をまとめてでてしまう
弱った章夫はゆみ子の友だちに探してもらうよう頼み軍資金を巻き上げられる
二人がゆみ子を探して戻ってみると、けんかしていじを張り合っていたという章夫・ゆみ子が楽しそうに話しているという幕切れ

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