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2017年1月10日 (火)

学年誌の花村えい子

「霧のなかの少女」解説を読んでいると、59年貸本でデビューした花村さんは小学館学年誌で描いていた
それをマーガレット編集部がひっぱってきたとある

その学年誌は

66年

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花村えい子「わが愛は虹のかなたに」
「小学五年生」1月号21P(二回目)
佐伯浩子は父がなくなり母も病弱で貧しい住まいに移ることに
以前好きだった浅川勝美くんにも素直な気持ちを伝えられない
勝美は浩子が変わったと誤解してしまう
浩子は妹の共ちゃんと違う所へ引き取られそうになる

「小学六年生」10月号掲載
徹底的なすれ違い、自分の思いを最後まで胸に秘めて死んで行く浩子のありようはかなり時代錯誤
絵柄のりんとした雰囲気とあいまって悲話を無理やり作り上げたような作品になっているが
最終回、文字が多く混じる美しい誌面は清冽

北海道から東京に越してきた浩子はカリエスに冒されている
自分の気持ちを好きな浅川勝美に告げることができず、勝美が征子と親しくなるのも任せて東京へ
一家は貧しく病身の母親だけでは育てられないだろうと親戚がそれぞれ引き取るというが
東京にとどまりたい浩子は親切な老夫婦の世話になる
最終回はすでに病気で浩子がなくなってしまう
北海道に戻った勝美は浩子が自分をさけるようなのが気になるがもう一度会おうと手紙を出す
返事は浩子の母から戻ってきて、母もはじめて浩子の秘めた気持ちを知る
遺書を読み、痛切な思いがつづられているのを見た勝美も初めて浩子の真意を知りショックを受けるが
もうその浩子はこの世にいない

67年

Hanamura66suzurann

花村えい子「すずらんの丘」
「小学四年生」1月号新連載18P
父がなくなり、母とおじさんの住む北海道にやってきた北野美穂
学校へ初めて出る日、馬車がぬかるみにはまって動けない
車は素通りし、馬の少年が乗せてくれる
木原明夫という名前で美穂と同じクラス、汽車で行くより早いと学校まで送ってくれる
クラスの江沢サエは朝、素通りしたスポーツカーの少女だが、東京から来たというのが気に入ったのか、帰りは乗せてくれる
サエが金持ちぶるので美穂には居心地よくなく、向かえの作じいが来ていたので馬車で戻る
その後、サエは美穂に意地悪くなってゆく
美穂は学校の帰りにスケッチをしている少年に会うが、明夫そっくりな彼は朝丘真一と言い、ここが「すずらんの丘」と教えてくれる
真一は体が弱く・・始まりのみ読めたが「五年生」になってどういう展開か不明

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