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2017年2月15日 (水)

牧英三郎(望月三起也)「戦国忍法帳」64年

「少年キング」連載、12号~29号
TV放映の内容をまんが化したもので第一部作者は久留見幸守
第二部「紅の城」の巻で牧さんになってから動き、人物の陰影など凄みなる作品になった
「最前線」などで見られるよう動く人物・物体をすべて描ききらず動線に託す手法は忍者ものでいっそう映える
以前、元雑誌であたっただけでは抜けがあったので、若木書房の単行本から補って全体を概括する

12号
一色城太郎は一匹狼の武芸者、甲賀忍法帳を手に入れていて、甲州一揆で立ち向かう農民の武器にしてやろうと考えている
その巻物を狙う大和の家老峰伝十郎に雇われた野火五忍組(火炎法師・竜馬・雷魚・四死・鬼首)が襲いかかる

忍者にあこがれる少年ホースケは城太郎を家にまねくが竜馬が先回りしていてホースケの母は手裏剣を受けて瀕死
医者を呼んでも千両もする薬がいると聞いて、家老に払わせようと出向いてゆく
伊賀忍者黒十兵衛は敵の手に忍法帳が渡らないよう、甲州まで守ってやろうと部下に指示する
黒十兵衛もなかなか味ある人物

家老の屋敷に乗り込んで千両箱を奪い取るが、家老の息子暗四郎が剣の使い手で悪役として存在感あり
腕を切られ、逃げる途中、鬼首に忍法帳を奪われる
鬼首は倒すが、下忍が持ち去り、城太郎は四死と対決
枯葉地獄という術は一陣の枯葉舞う風が人間に斬りつける不思議な技
実は枯葉模様の服を擬装した下忍が仕掛けていたのを見抜いて四死に迫る
樹下で待ち受ける四死の様子がおかしいことに気づいて木を両断しながら落下する城太郎
案の定木の中で待ち受けていた四死を破ることができる
20号
伊賀忍者の雲の陣左が参戦、身代わりの術を得意とする
四死(実は四人おなじのがいる)と火炎法師で両がかりにし、傷ついた四死が陣左にしがみついて火炎法師にともに焼かれる
21~23号
ホースケ宅で待ち構える暗四郎
火炎法師が出るが、井戸の水をかぶせてもろくなった鎧を割って倒す
出てきた暗四郎は伊賀の鬼風が眠らせる
動けない人間を切るのはいやだと城太郎が殺さず、縛るだけにする
医者を操って四死が巻物を奪う

24~26号
四死は城太郎と鬼風に追われ橋の両側からはさみうちとなる
仕方なく手裏剣が切れている鬼風に挑むが草をほおばりつぶてとして倒す
忍法帳は橋の上に残り、取りに行くと水中から雷魚のつぶてが恐ろしい
毒を池にまき雷魚を脱出させる戦法に出るが、長く息が続く雷魚は家老の家来が来て城太郎たちが気をとられるすきに逃げ出す
雷魚を追う途中鬼風は水たまりだと気を許して雷魚の水から飛び出すつぶてにやられる
死に間際忍法帳をくわえた雷魚の口を例のつばきで封じてしまう
忍法七夜縛りに会うと七日間くっついたものがはがれない
家老の屋敷にたどり着いた雷魚は死んでしまい、口から忍法帳はとれない
屋敷に忍び込み見張りをかたづけながら、じれて屋敷から忍法帳を運び出さそうと狙う城太郎達

27号28号
伊賀者、影の三郎左が家老屋敷に忍び込んでは見張りを倒し家老の不安を誘う
三郎左は相手の影の中に忍び込むことができ影に手裏剣を打っても当人が痛くなるだけという術を使う
家老はここでの警備を信用できず七夜待てずに紅城に忍法帳を運び出させる
かごはおとりで暗四郎と四死が雷魚の首ごと持ち出す

29号
おとりかごを開けた三郎左は爆薬でふきとぶ
かごについていた竜馬は黒十兵衛が倒す
かんじんの忍法帳は、城太郎が向かい、残りの四死を切り、暗四郎との一騎打ち
間に剣を突き刺し、相手の注意をそらして抜いた刀で暗四郎を倒す

白土漫画に比べて、手・表情の描き方が細かくリアルな描写になっている

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