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2017年2月 2日 (木)

永島慎二「フーテン」67年

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青林堂72年発行「フーテン」上巻
67年頃「COM」に掲載されていたのを読んでスランプな漫画家と新宿に巣食うヒッピー的青年たちの出会いを新鮮に感じた
「COM」以外にも関連漫画を描いていて、全体像を知ったのは青林堂からの上下本を入手した40年後のこと

冒頭「春の章」、作者の自画像長暇貧治(ダンさん)がトップ社のくま編集長から借金して新宿へ繰り出す
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夜はジャズ喫茶へ入ると、トランペットを売ってフーテンになるというあきらがやってきた
かあさんが死んだのにと訪ねてきた弟と大けんか、けんかと聞いたやくざがなぐりこんできたのをダンさんが収める
(やくざの兄貴が実はダンさんの同級生だったから大事にならなかったのだが、ダンさんは同級生とは知らないまま)
翌日、仕事人生にあきがきた社長さんをスポンサーに薬パーティへ繰り出し、翌日は湘南の浜辺で遊ぶ
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社長さんは会社に戻るつもりつもりはないらしく、ダンさんは漫画を描こうと戻ってゆく、61年の春

「春の章」は「COM」連載のものでまとまりがある
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「夏の章」は一章が旅出る軍平、三章がフーテンになった学生だが父の死を契機に社長を継ぐ話
第四章が漫画を描き始めたがまだフーテン暮らしから抜けない不安定なダンさんを描く
これらは「COM」掲載だが、第二章はコソ泥の相棒となった青年の話でここに収まる違和感が強い
ともかく、「夏の章」はばらばらでフーテンの物語が破たんしているのがわかる

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