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2017年2月 8日 (水)

滝田ゆう「寺島町奇譚」


「ガロ」連載の69年9月号までの8話を集めた作品集

「ぎんながし」68年12月
「おはぐろどぶ」69年1月
「げんまいパンのホヤホヤ」2月
「日和下駄」3月
「エジソンバンド」4月
「花あらしの頃」6月(5月号は休載)
「うぬぼれ鏡」7月
「萬古屋事件始末」8月

それに書下ろしの「どぜうの命日」26Pが冒頭につく
銘酒屋(めいしや)で一夜過ごした学生、つれの男が「いうなれば昨日がお前の命日だ」と
筆おろしの相手をした女はお昼に川魚屋の桶から逃げたどじょう一匹をもらってゆく
ついていた女が、どじょうを見て「ゆうべのぼうやの・・」とからかっている

きよし少年はきよしで、ともだちとミミズに小便をかけると腫れるぞと脅かされ、家でひそかに注視する
どじょうとミミズは並行して話のタネとなる
その夜、どじょうどうしたと聞かれた女はあっさりと死んじゃったと
ただそれだけの話で味があるにしても、書下ろしにもってくるには地味な話

内容としては、はぶりよい遊び人だが、女房に逃げられて泣き荒んでいる家をきよしが目撃する「ぎんながし」
義太夫の後家と親しくなるのが原因で夫婦喧嘩に発展するきよしの両親を描く「日和下駄」がおもしろい

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