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2017年3月24日 (金)

山岸凉子「アラベスク」


キエフのバレエ学校で学ぶノンナ・ペトロワ
レニングラードの学校から見学にして、てっきり踊りのうまい姉イリーナが選ばれると思っていたらノンナをほしいと連れてゆく

最優秀舞踏家賞をとった若きミロノフがノンナを厳しく指導する
それはレニングラードが挑む野心的な新作「アラベスク」の相手役を大きく動けるノンナにかけたから
初舞台は大成功
モスクワのばボリショイバレエ団から二人が招待され、「アラベスク」を含めてバレエ映画を撮るという
男役はミロノフに決まっているが、相手役をボリショイの天才ラーラと競うことに
はでな踊りのラーラに気おされて自分の踊りを失ったノンナは敗れ、故郷へ逃げ帰る
家の扉をたたこうとすると、敗れたことがもう伝わっていて、姉は若いから耐えてくれると思うといっている
そんな中へ入ってゆけるはずもなく、バスに乗り、夜中、知らない街で降りる
バレエ劇場があってオリガという先生に泊めてもらい、ノエラと偽り劇場の雑役係りをやらせてもらう
オリガ先生は体力の衰えで踊りきれないところがあるが、バレエの芸術性をよく理解していた
ジゼルの公演で先生が足をくじいた時、ノンナが代役に指定された
相手役はばかにしてトゥの支えをしてくれない

神聖なバレエをけがされたくないとノンナは一人でトゥを成功させる
うわさを聞いたミロノフがかけつけ、もう一度ラーラと踊るとボリショイのメンバーが選ぶのに投票は互角に
あきらかにノンナの優位を知ったラーラは自分からおりて映画界へ入ってしまう

4巻目では「アラベスク」の成功でミロノフとパリに呼ばれたノンナ
フランスではロシアより現代的な踊りがなされている
その天才的な踊り手マチューがノンナのライバルとなるかと思われたが
マチューは白血病でなくなり、独創的な踊りミラージュをノンナたちに残す

ここまで第一部四巻、第二部ではミロノフ先生が見つけてきたヴェーダがノンナに迫る物語
ヴェーダは一度見た踊りはなんなく踊れ、アラベスクでさえノンナのようにこなす

頼りなげなノンナのため第一部前半は今一つだが、ラーラに敗れ失意の中、バレエの芸術性にめざめる第三巻中ごろからすばらしく盛り上がる
支えなしでトゥを始める場面は感動的

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