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2017年4月11日 (火)

白土三平「忍者武芸帳」59年

Sirato_ninjya01
62年まで貸本単行本16巻が発行された、71年小学館発行のデラックス版で読む
(はじめの4巻はゴールデンコミックス)

物語は、家老坂上主膳の謀反で討たれた城主の息子結城重太郎の脱獄から始まる
重太郎は城を乗っ取ろうという影丸の誘いに乗り山賊たちと攻める
影丸の狙いは百姓たちを支配する城を壊してしまうことにあったのだが

逃げ延びた主膳は忍者であり、妹蛍火とともに明智光秀の影武者となる
重太郎を慕う明美も忍者の素質があり、重太郎を追いながら戦乱の世を切り抜けてゆく
最後は重太郎と結ばれるが、その子を宿して、主膳の配下に討たれる
主膳は影丸のせいに見せ、以後、重太郎は影丸を仇と狙う

影丸は7人の優れた仲間を持っていたが、うち6人が蛍火の捨身の作戦であっけなく毒に倒れる
一向一揆の形勢が悪くなって、影丸は単身、教主顕如に信長と妥協しないよう説得に向かった
信長側はすでに手をまわしていて、さらに重太郎を顕如になりすまさせ、多数の忍者で囲まれとらわれる
Sirato_ninjya16
はねられても不気味に笑うような雰囲気がある首は処刑の夜、消え去る
唯一生き残った影一族の蔵六がさらっていったのだった

影丸の師匠、無風は味のある人物
賞金首をはねて金を作って必要な人材に与えようと影丸も狙うが
人間を変える金では解決にならないことを悟って即身成仏してしまう

粗い絵柄だが、書き進む意欲がこれほどみなぎった作品は類をみない

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