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2017年6月19日 (月)

武内つなよし「風の次郎吉」63年

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「週刊少年サンデー」46号、16P
週刊誌での活躍が少ないので当時は注目しなかった月刊誌時代の御大、武内さんの時代物
義賊ねずみ小僧が登場するが主人公は彼を助けることになる少年剣士、剣(つるぎ)四郎
三角屋より出歯野曽利蔵が盗んだ金をねずみ小僧が取り返し人々にばらまいている
曽利蔵側では剣客(ねこ頭巾)をやとって向かわせる
ねこ頭巾、剣を抜くと不思議な火の玉が飛び出してねずみはつめよられる
ねずみの正体は長屋の長さんと見破ってどうどうと目隠しせず立ち回ってほしいと言った四郎がここで助けに入るが
やはり火の玉に幻惑される
そこに入った夜桜天狗と名乗る剣士、ねこ頭巾を退けてしまう
彼の種明かしは、火の玉は暗示にかかって見せられているだけだということだった
絵は達者で、動きもシャープ、切れがよい
TV世代が求めた絵が大柄なものだったから人気を博せなかったのだろう

47号、ねこ頭巾の火の玉が剣四郎に襲いかかるところ
48号、15P、ねずみをかたって福兵衛を斬った仕業にこらえきれず出歯野屋敷に乗り込んだ次郎吉
 どうどうと正面門から入って刀の腕もなみでない、しかし用心棒熊坂が出てきて逃げ出す
 男谷道場の四天王が味方になってくれると聞いて、今晩屋敷に忍び込むと伝える
 屋根裏で様子を見ると、なんと目付横上が出歯野の後ろ盾だとわかる
 気配を察した熊坂の剣が天井にとび、刺さった先から血が流れてくる

49号、15P、血はねずみを身代わりにしたもの
 家来たちがだまされたすきに二千両を盗み出した次郎吉、追いかける武士達に男谷四天王がたちはだかる
 次郎吉を待ち伏せする熊坂には四天王の秋月が相手するが、熊坂の魔剣飛竜に敗れてしまう
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50号、16P、秋月を斬ったのが騒ぎにならないよう出歯野はにせねずみ小僧を仕立てる
 逃げ去るにせ小僧を追った四天王の一人桜小天治が熊坂の待ち伏せをくい犠牲になる
51号、15P、吹雪一平太まで飛竜の犠牲になり、とうとう剣四郎が熊坂と対することに
52号、13P最終回、夜桜天狗の忠言で小刀を投げる飛竜の魔剣を防いで熊坂を倒す剣四郎
 かつらが取れると熊坂は父の仇山上岩兵衛であった
 夜桜天狗は道場の男谷先生で、出歯野も偽ねずみ小僧を使って一万両強奪を紛らわそうとした犯行がつきとめられ捕まる
 万事収まって剣四郎は妹加代と故郷に戻る
 本物のねずみ小僧は偽が捕まったことで足を洗っておとがめも受けず物語りも終了する

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