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2017年8月 5日 (土)

藤形一男

Fujikata55yukihime
 1951~60 「少女ブック」3月号「心に花のさく日まで」
少女誌中心に描いた挿絵家
学年誌には移行しなかったようで活躍時期は短い
その中では55年「少女ブック」連載、沙羅双樹「雪姫七変化」が印象深い
この時期の藤形さんのふっくらした少女像は美しさにあふれている
56年「少女ブック」連載の「母の呼ぶ声」も同様
Fujikata56hahayobu
「雪姫七変化」は3月号まで加藤敏夫さんが絵を描いていたのを引き継いだ
由井正雪がとらえられ、一時は正雪のもとにいた雪姫が狙われることに
正雪がかくした軍資金のありかを隠した鼓を雪姫が持っているためだ
大阪にいた雪姫は京都見物から帰る途中、襲う一味を蛇遣いのお蝶が救い、家来の熊谷弥太郎たちが合流する
雪姫は自分の素性を知るため今一度江戸へ帰ろうと若侍に姿をかえて船に
船で役者の胡蝶と知り合う
雪姫を追うのは一度襲った玄々斎一味と紀州の侍たち 3月号までの内容

4月号
姫が胡蝶の芝居を見物している間に大津の宿に紀州侍が入り、女姿をしていた月之丞が姫を間違われ連れ去られる
5月号、江戸役人都築幻蔵が役人を連れ、姫を召し取りにくる
6月号、胡蝶一座にまぎれこみ、雪姫が江戸、牧野じいの屋敷をめざす
 その牧野じい(兵庫)は紀州の侍たちと会い、姫は紀州の姫とわかるが行違う
 一座がもうからず、鼓をあけた姫は秩父中津川渓谷に三万両埋まってあるのを知る
7月号、胡蝶と江戸へ入るが、牧野じいの屋敷は人手にわたり、姫は中津川をめざす
8月号、鼓は玄々斎の手先に盗まれるが、てんぐ岩まで覚えている姫は秩父へ
 蛇つかいのお蝶がやってきて玄々斎一味も秩父に向かったと教える
9月号、紀州の殿と会った兵庫は、裏切りの弥太郎、玄々斎、幻蔵三組が姫を狙っていると教える
 家老と兵庫が姫を助けに手勢と向かうことに
10月号、てんぐ岩の周りは毒蛇がいっぱいいて、玄々斎一味に囲まれるが
11月号、蛇つかいの名の通りお蝶が蛇を投げつけ洞窟へ入り、姫は軍資金を見つける
 外では弥太郎の一味が来て玄々斎と手を組むことになり、姫を出口で待ち受ける
12月号、出たところを一味が囲むが、のろしが上がり、それをみた兵庫たちがかけつけ姫を救う
 山男になっていた熊谷がのろしをあげたという、紀州へ帰る姫を見送り終わる

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