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2017年8月11日 (金)

もりやすじ

Moriy54okoringo
あまり名が知られていないかもしれないが忘れられない作家さん
1952~62がデジタルデータに見える掲載年
最後は「小学館の幼稚園」8月号
低学年向けに描いていた作家だが絵がかわいい

雑誌を読んでいた時、特に印象深かったのが「おこりんぼむし」
54年「少年クラブ」1月号より一年間の連載
顔はねずみで背中が亀、足はうさぎのような手毬くらいの生き物
怒ると3メートルほどにもなるのでおこりんぼむしと名付けられるが
猿回しのおじさんが山中で拾って、町で見世物にしたら暴れ出す
2月号
山へ戻ったおじさんは冬の時期、食べ物を取るため鉄砲をもってでて足を滑らせおおけが
雪の中、猿だけでは運べないのでおこりんぼむしを大きくして運んでもらう
3月号
町へ出たおじさん、牛の力比べで、牛がかかってきておこりんぼむしは大きくなって投げ飛ばすが自分も逃げ出してしまう
4月号
山奥で一人暮らす少年に拾われて暮らすようになる、嵐で飛ばされて少年が探すと猿回しのおじさんと会う
5月号
蝶と楽しく遊ぶおこりんぼむしを学者が見つけて、動物園の人ととりあいになる
6月号
騒ぐので里へ下りてきたおこりんぼむしを、見つけた金持ちのおじさんが火に入れたので怒り出す
7月号
少年がおこりんぼむしを見つけ、旅に出る
8月号
港へ着いて、仮装競争で一等になる、これを見た魔法使いが虫ほしさに少年ののぞみごとをかなえるという
9月号
里が雨がなくて困っているので少年は雨を望み、ふりだしたのはいいがその間に虫は逃げ出して
10月号
追った少年が川に流され、虫は大きくなって助ける
少年は魔法使いに文句を言って、許しになくなった両親を今一度見せてもらう
そこへ、猿回し、学者、動物園の人がやってくる
11月号
少年は虫を動物園に譲ることに
園では猿たちにいじめられ、大きくなったおこりんぼむし
猿たちが恐れて許しをこうと小さくなったので、猿は虫を投げ飛ばす
12月号
虫は飛んできた梟に食われ、様子を見に来た少年が梟を見つけ、動物園の人へはき出させてもらう
おこりんぼむしは生き返るが、父母のところへ帰りたいと鶴に乗って山へ帰って行く

アイデアがおもしろい話だが、展開は今一つで最後はあっけない
森さんの描く絵がとてもよくあっている
初出は52年「小学一年生」8月号のフィルム漫画、こちらも動物絵がかわいい

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