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2017年9月

2017年9月30日 (土)

えのもとゆうや「山から来た猛者」56年


太平洋文庫6/30発行、130円、B6判128P

えのもとさんはこの兄の益子さんとほとんど同じ絵柄
アシスタントをずっとやっていたのでしょうね

青森からきた竜巻七郎は東京の太平洋中学へ入る
運送屋のおじさんのところでやっかいになる
クラスの荒井猛太がつっかかるが七郎は強くていなす
県大会で優勝もしている七郎は柔道部へ入り、猛太が敵視する
京都修学旅行で、河原を歩く七郎をやっつけようと待ち構える猛太一味
鼻緒が切れて手間取っているうち、先に橋を出てきたのが東海中の青木
青木も柔道の猛者で、荒井たちを投げる
東海中の仲間も来たので逃げてきた荒井たちを七郎が助ける
先生が来て、勝負は全国大会と別れる
大会予選で荒井は封じ手を使い失格となり、七郎が代表に選ばれた
大会では、七郎が青木に勝ち優勝するが、おもしろくないのが荒井
謝るとだまし、工場に誘い出して、空手でとびかかるが
これも七郎が制して、さすがに実力を認めた荒井が七郎に謝る

ストーリーは単純

三田牛ステーキと足赤海老ソテー

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実家にステーキ肉が二枚あるのでそろそろ使おうと解凍して焼く
よく焼けたのが好みの実家にあわせて、表をしっかり焼いて裏を少し
切り分けて赤身をほとんどなくして、アルミホイールで3~4分休ませる

これに明石の足赤海老が出ていたのでバター焼き
キャベツ千切りとトマト、アスパラガスとズッキーニの焼きをそえる
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飲み物は初めて作る栗のポタージュ
生栗をゆでてチキンスープで割り、生クリームを加える
かなりどろどろしたできになるので牛乳も加えた
栗の甘さがかって、桃の場合と同じでデザート風にみえるのが残念
P170930kuri
もう一品が母の好みで渡りガニを酢で食べる
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早見利一「てるてる姫」57年


「少女」7月号最終回
青空城が攻められ、姫は鷹に百万両のつぼをもって飛ばす
敵たちは鷹を追いかけて戦いはなくなる
旅館もはやらなくなったので困っていると、姫がおしばいをして人を集めようと提案する
白雪姫をやって、りんごを食べる場面で、救いに来た王子がおいしそうで食べてしまう
舞台裏で見ていた殿も出てきて食べるお笑いで長く続いた連載も終了する

2017年9月29日 (金)

石原慎二「メイコちゃん」55年


葵出版9/25発行、150円、A5判96P
甘井メイ子は姉がタンコ
父から電話で呼び出しがあり、行ってみると、たくさん買った骨董品を持たされる
かわりにちゃっかりデパートで買ってもらう

ドライブの巻はメイ子を轢きそうになった車の持ち主が社長さん
おわびにドライブに連れていってくれるというが、こどものことだから少し乗せて終わるつもり
ところが甘井家ではしたくをちゃんとして姉もついてくる
これはごまかしではすまないとはらをくくるが、部下から大事な取引があるといわれる
これを聞いた姉は仕事を優先してくださいと降りて、遊園地の観覧飛行機にメイ子を乗せることに

町へ出て迷子になる巻/かんちがい(狂犬騒動)
そそっかしいなの巻はメイ子の誕生祝にみんな同じ服を買ってきて、小さな人形を買った兄が喜ばれる
なかよしさんの巻、タンコの作文でメイ子のなかよしのよっちゃんの話
 同じ二年の男の子だが弱虫で、いじめっ子にメイ子がなぐられるとつっかかってかみつく奮闘をみせてくれる
よい子わるい子 メイ子の中でいいことをしようか悪くてもいいかと迷う気持ち
兄ちゃんのおもいやりの巻 映画に連れて行ってくれる代金が足りないので自分だけ見ずに帰りかけるが
 台風接近が街頭で流れているのでみんな連れ戻す
おみこしの巻、自分たちのみこしを作り、かつがれたメイ子が目を回す
いっしょに居たい 姉の学級旅行についてゆくメイ子 京都へきてメイ子だとわかる
大てがら 兄が京都へ迎えに行き、一泊泊まる
 夜、泥棒が入って兄がつかまえる手柄

短いユーモア譚がいくつも載っている
メイ子のちょっと大人っぽい風貌が石原さんの持ち味
長編ものでよりその絵柄が生きてくると思われる

早見利一「ナナちゃん」56年

「少女」連載
6月号は4P
新聞で親探しの記事を読んだナナちゃん
弟のくりぼうがお母さんがいないとないてくるので通りに探しに行ってやるとんだ親探し運動
お母さんは魚屋のさっちゃんはお母さんがいなくてかわいそうねというので友だちと相談
写真を借りてきて探そうと
小さいときの写真しかないので絵描きのまずいさんに大きくなった姿を想像して書いてもらい
ポスターで貼り出す
落書きされたり、勘違いされたりで易者先生に当たってみようと行くと
先客一人あるので待ってくれと言われた、その先客がなんだか似顔絵に似た人 次号へ続く


早見利一「るみちゃん」58年
57年からは学年誌に多く描くようになっている
「小学三年生」に「一ばんさんと一ばんくん」4P
何をやっても一番早く上手ななつこさんと、一番遅いのんびりやのはるおくんのユーモアもの

「小学四年生」58年4月号よりに「るみちゃん」
59年2月号5P
雪が積もったわとお母さんがいうので弟と通りへ出てみると
ごんちゃんが雪だるまを作るのにみんな持っていく
大学生が雪だるまをくれて戸板でかついでゆくが重くて通りにおくと
修理中のマンホールをふさいでおじさんに叱られる

また雪が降ってきたと外へ出るとごんちゃんに雪玉を投げつけられしょぼん
お父さんが豆まきをするからともだちを呼んでおいでという
大きなざるをかぶってみんなに連絡
ごんちゃんも福の神のお面をかぶって謝って入れてもらう
弟がさっきのしかえしだとお父さんからもらった袋を当てるとお菓子が入っていて
ごんちゃんはもっとぶつけてよと・・

早見さんの活躍は1955年までがはなばなしいが、絵柄は57年あたりはつらつとしている
1960年代はより低学年向けの漫画を描いてゆく

2017年9月28日 (木)

岩谷修「獣人雪男」55年


黎明社8/10発行、150円、A5判96P
香山滋原作
武野道子がホテルからヒュッテの兄に電話をしていると、悲鳴が聞こえとだえる
翌朝、仲間と捜索に出ると、ヒュッテが荒らされ兄たちがいない
山探しがはじまり、中田くんがやられる
大きな足跡からクマではなく、雪男探索隊が組織される
道案内人は不思議な山の老人と話していて何かいわくがありそう
道子も探索隊に加わり、山に入る
休息の道子を見下ろすのが雪男
仲間の呼ぶ声で道子が行ってしまうので、怒ったのか岩を落とす
飯島くんはあたりを探し、見世物にしようと雪男捕獲に四人組に谷に落とされる
それを介抱したのが山老人の娘チカ
山部落に住む者は雪男の存在を知っていて、あがめている
チカも湖で泳いでいるとき、クマに襲われ雪男が退治してくれたことがある
老人は部落の掟でよそ者を入れるわけにはいかないと飯島くんを連れ去る
探しに行ったチコが四人組に会い、飯島を探す代わりに雪男の居場所を教えろといわれ教えてしまう
雪男はこどもと一緒につかまり車に入れられるが
途中、おりをやぶって出る
銃を撃つ四人組のためこどもが撃たれてなくなった雪男は人間に復讐する
まず部落を破壊して探索隊を襲う、道子は雪男に連れ去られる

チカは崖につるされていた飯島を助け、二人は連れ去れた道子を助けに
山頂に雪男の姿、道子を抱いているので飯島は撃つことができない
チカは自分の責任だと、雪男に近づき、道子の身代わりになる
チカを抱きかかえた雪男は撃たれ、火口にチカとも落ちてしまう
雪男の暮らすほら穴を調べた博士は、奥に毒きのこを発見
多くある白骨はきのこを食べて死んだ雪男だという
最後に残った雪男も人間の介入で果てたというラスト

銀だらの西京漬け

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西京漬けはふだんさわらを買っているが
近鉄地下に新しく入った乾物屋が銀だらをおいているので買ってみる
一つが800円ほどして、さわらの倍の値段
一切れを半分ずつで食べる
味はおいしいが値段を考えるとさわらで十分か
身がころころしているのも好き嫌いがわかれそう

副菜にごぼうのコンフィ
かちかちになっておいしくない
120度であげるのが、レンジの都合で120度を超してしまうのがネックとなる
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余った蟹の缶詰を使って久しぶりに蟹と豆腐の中華風
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林栄子「いとこの三平ちゃん」60年

「なかよし」夏休み増刊号4P読み切り
60年になるとユーモア作で新境地の林さん
お母さんについて遊びに来た三平
お母さんどうしの話では退屈して、お腹いたと寝ているアコちゃんのところへ
もう治っていて二人で新しい冷蔵庫に入っている果物をたらふく食べる
留守のセッコ姉さんの部屋に行くとカステラの箱
あけると昆虫採集
生き物はかわいがれというおじいさんの言葉を思い出した三平は土に埋めて墓にする
戻ってきた節子姉さんはせっかくの採集がだいなしでかんかん

61年は「なかよし」に「花のお城のサクラ姫」を連載
こちらは少し絵が簡素になっている

2017年9月27日 (水)

司孝平「秘密の花苑」56年


泰光堂1月15日発行、130円、B6判128P

寛政年間のシャム
日本と外交がなくなり、困った日本町
両親がなくなったみどりはお寺の世話になっている
オランダ船が立ち寄って、次は日本へ行くと聞いた町長はみどりを日本に連れて行くよう頼む
長崎へ着いたみどり
オランダ町で楽しんでいると、迎えにウメ婦人がやってくる
遠い旅をして、山奥にあるおじさん八右エ門の大きな屋敷へ着く
お政さんがみどりの世話係、99もある部屋と花苑には入っていけないといわれる
思ったことはなんでもやるみどりは、小鳥の案内で鍵を見つけ花苑へ入る
きれいな庭でなぜ出入り禁止かわからない
99の部屋から声が聞こえるので入って、八右エ門の息子小六と会う
体が曲がる病にかかっていて歩けず寝たきりになっている
このため見せないのだとわかるみどり
屋敷のツナ婦人は出入りの医者木斎に小六を殺すようそそのかす
木斎は八右エ門の弟で小六が死ねば財産が入る
木斎は名医金斎を呼んで毒を配合してもらおうとしたが、金斎は善人でかえって叱られる

八右エ門は旅をするといって出てゆく
みどりは、春になると車をつくって小六を乗せ花苑へ連れる
親しくなった山のこども大吉が動物たちを連れてきて、小六もしだいに動けるようになり
ある日、立ち上がって歩く
花苑は、垣根に寄り掛かった八右エ門の妻が倒れて、それがきっかけでなくなったため、閉められたとわかる
アメリカまで旅をしていた八右エ門にお政の母から手紙が来て帰るよう促している
戻ってみると小六は歩けるようになっていて、木斎たちも許して楽しい日々が始まりそう

57年ころまでの司さんは絵もかっちりして、話も含みをもつうまさがある
とてもその後太平洋文庫の怪奇ものでへにゃへにゃな絵を描き続けた作家さんとは思えない

焼肉:いちぼ

最近よく出会う部位
スーパーでもランプと並んで売っているので塊を買って切り分けて焼肉にする
七輪の使い方に少し慣れてきたので、火の起こし方、片付け方も楽になる
大きな問題はガスレンジが一定温度以上になると止まってしまうこと
そのため、ある程度いこした炭がよく燃えるようになるのは自然に待つだけ
レンジで無理やり火を大きくできない
焼くのに適した火の大きさは調整できず、誤差は20~30分できること
ガスレンジの安全機能はありがたい面もあるが、はずせないなら困りもの

今回は焼く肉を柔らかくする方法を考えた
コーヨーの肉は硬いことがあったので、漬け汁にしませる
蜂蜜で柔らかくする方法がよさそうだったので、醤油と合わせて30分ちょっと
焼いた肉は柔らかく、おいしくいただけた

永田竹丸「空とぶもくば」55年


「幼年クラブ」4月号、読み切り縦2/3サイズ8P
森で遊ぶくろがねおうじとゆりひめ
弓で的を射ていたら、空飛ぶ馬が飛んできた
乗っている女の人がこれは私が作った空飛ぶ木馬ですと乗せてくれる

原一司さんが「幼年クラブ」に連載していた「ヨウちゃん」はこの年の5月号で終了する
その原さんの代表作「ロボットS1号」を5月号から永田さんが連載している
54年「中学コース」の「がんばれ兄妹」が連載もののはじめのようだが
一般によく知られる作品はこのあたりになるのだろう
単品では1952年に「幼年クラブ」で掲載があるから、トキワ荘メンバーとしてはかなり早い方
かっちりした絵を描く永田さんの作品の中でも「空とぶもくば」は美しい線でいきいきしている

この後も学年誌に楽しい連載をいくつも掲載する
59年の「山の子たあちゃん」は紹介忘れの作品

永田竹丸「山の子たあちゃん」59年
「たのしい一年生」12月号新連載5P
たあちゃんは元気な山の子
今日も熊とすもうを取っているとトラックがやってくる
道が悪くて動かなくなったトラックを、たあちゃんが山の動物を集めて押し出す
引っ越してきたみこちゃん一家
みこちゃんを連れてたあちゃんは山を案内
泳ぎだってできると川に飛び込んで魚を捕るが
寒さのためくしゃみをするたあちゃんをみこちゃんは家で温まろうと連れ帰る
テレビがあるので相撲を観戦して楽しむたあちゃん

「がらくた社長」(「小学一年生」63年1月~3月)は紹介していたが、画像を持っていないので、デジタルデータで再確認した

2017年9月26日 (火)

四橋フレンチ:コンヴィヴィアリテ

大阪に出る用事に合わせて昼食を
フジヤ1935が取れなかった埋めに予約したお店
チェックしたのがだいぶ前なので、実態がよくわからず来店する
公園前で、窓からの景色は殺風景だが、内装、外見と落ち着いた感じ
お店もこじんまりして期待をふくらませるに十分のはじまり

残念ながらカメラを忘れたので文章だけで料理を再現する
5500円のランチ 白ワインを頼むとドイツのものが出て、すっきりおいしい
アミューズグールが
殻込めスクランブルエッグ
 スクランブルエッグといっても完全に裏ごししてありクリームが卵の殻に入っている
 下にトマトとフォアグラの濃厚ソースが入る
 台の上に乗っていて、下の段にはハムとチーズの細長いサンドイッチ
 少し濃厚かな、出し方がとてもおもしろくお店の定番らしい
二つの目のアミューズがホタテとかぼちゃ
 ホタテは普通に焼いてある、その横にかぼちゃの薄切りがこれも焼いてある
 かぼちゃ薄切りは酢の味をきかせ、下のかぼちゃペイストも酢の味が
 上にはコリンキーという細切りかぼちゃ、ちょっと糸カボチャ風

前菜が剣さきいか
 いかの刺し身をこんもり盛って、前にガスパッチョ
 ガスパッチョにじゅんさいを浮かすあしらえが美しい
 よこにひよこ豆をいくつか乗せたスムールをそえ、豆苗で飾る
ホタテはそこそこだったが、いかのとても新鮮
ガスパッチョもよく、シュクレクール店のバゲットがすすむ
パンはもう一つ、チーズを練りこんだ柔らかいのが自家製とか
バターは発酵バターと普通の無塩バター二種つく
発酵バターもいい味だが、バターも普段使っているのより味わいがある

魚が鱸のポワレ
皮をしっかり焼いてあるが、下の身はほんの少しだけ焼き切らないで残した部分があるが
これも絶妙の残し方で、弾力ある鱸の身と合わさって味わい深い
鱸の横にそえられるのがムール貝むきみ一つ、にんにくのコンフィ
タコの小さな切り身、いくつかの野菜、下に濃くしたブイヤベース
向こうにアリッサという赤いとうがらしのすりつぶしが薬味

お肉も出て、スペイン産栗豚焼き
まわりに小ナス、芽キャベツ ソースは甘めにマデラ酒を使ったもの
スペインのものはイベリコ豚もそうだが滋味ある肉となる

デザートは小品一つに主品
小品が梨豊水にハーブのクリーム、最後は梨のジュレを固めて小さい梨にかたどったもの
梨のシャーベットが添えられている 一口で食べるよう指示がある

主品がババ
真ん中に二つ小さい丸パンケーキのようなババにラム酒を注いでくれる
左側にババをアイスクリームにしたものとパイナップルのシャーベット
右側に小さいババにクリームをかけたものが三つ並ぶ
底はパイナップルの刻み

お茶は紅茶を頼み、ここにもお茶菓子
ワゴンで運んで好きな種類を選ぶ
くるみのホワイトクッキーとラズベリーのゼリーを

肉魚とあり、デザートが豊富でお腹に一杯
今回の料理で、印象深いのがムール貝
こんな柔らかいムール貝は久しぶり
ムール貝がおいしいというのを思い出したほど

大友朗「珍術さくらの助」52年


太平洋文庫11月発行、90円、A5判96P
野球を忍術にいかした時代物というのが珍しい
本塁山のコーチ仙人と打撃を競ったさくらの助
大石を砕いて飛ばすわざを見て仙人に弟子入りする
木につるしたボールを落とせと命じられ、ちょとで打てない球を打つ
中の直伝をもらって珍術を授けられる
ここからさくらの助の武者修行

打撃入道をやりこめ弟子にして、花見でひと騒動
巨人宿ではすべてがビッグサイズ
一万メートル競走で優勝するが、賞品が米俵5つでとても持てない
大入道に化けたたぬきを退治して
馬泥棒をした弾丸雷兵と勝負して、ふっとばして終了

大友さんの絵はこの時点で完成してる

永島慎二「あっぱれ金ちゃん」55年

「少年」5月号4P読み切り
少年目明し金ちゃん
「こらまて」の声で止めた二人はまだ幼い姉弟
聞くと7年前働きに出た父をさがして江戸へ出てきたが
悪者に浅草の見世物小屋に売られてすきをみて逃げ出してきたが
空腹で人がおとしたおむすびを持って逃げ出したと
父の名前を聞くと五兵衛、なんとおむすびを落としたのがそのお父さん
涙の再会のところ、人売りの親分がやってくる
金ちゃんは強くて刀を持つ親分も投げ飛ばしてお縄にする
親子三人には路銀と少し包んで送り出す

倉金さんの「忍術小僧」休載で入った臨時読み切り

2017年9月25日 (月)

原一司「あっぱれ右左吉」38年

「少女倶楽部」4月号読み切り8P
竹馬で遊ぶ右左吉(うさきち)
追いかけられる泥棒を竹馬でからめて捕まえる
見事な二本使いを見込んだ荒木先生が右左吉を弟子にする
修行のかいがあって一流の使い手となった右左吉、すでに青年に達していた
江戸で道場を開こうと旅する時に同行となった小さなお嬢さん
仇討ちの旅とわかり、相手が見つかると助太刀する
江戸へ出て道場を開いたところで終わり

まだ原さんの絵ではないが、きれいな線で完成している
秋の増刊号15巻12号には「無敵二勇士」8Pの読み切り漫画も載る

桃のスープ

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今年は桃をよく食べた、シロップ漬けの桃ジュースというかソース・スープはよく作ったが
桃にブイヨンを加えるスープははじめて
浪漫とアバロッツで食べて試したくなった品

レシピはネットで見たもの
桃を熱湯で30秒ゆがいて、皮をむこ
これにチキンブイヨンのスープ30cc、生クリーム30ccを加えミキサーかけ
冷やして食卓に
味の微調整は胡椒などの薬味、薄めるのに水・牛乳少々を使う

日曜日夜の食事は、これにじゃがいもミンチのホワイトソースかけ
グリーンサラダ
桃のスープは甘さがかって、ブイヨンの味わいが薄い

中沢しげお「谷間さゆりちゃん」56年


「少女」正月増刊号6P読み切り
中沢さんはトモブックス社の単行本ではうりざね顔のヒロインが変な感じ
56年から57年にかけての短編で非常に美しいヒロインを描く

母とひっそり暮らす谷間さゆり
親しい青木先生の書いた絵が特選になった
モデルはさゆりで美術館で展示されるとおじいさんから連絡が入る
夫がなくなったあと、母は仲がよくない義理の父から離れて隠れて暮らしてきた
豊かな暮らしを考えて母は身を引き、祖父がさゆりをお屋敷に引き取る
さゆりが帰りたそうにしているのを見た祖父は、母に引っ越すよう電話をした
それを聞いたさゆりは身一つで飛び出して、金もないので線路伝いで家まで歩いてくる
祖父も二人の仲をさくのはよくないと知って、遠くで見守るという

中沢しげお「一番星のおかあさん」57年
「少女クラブ」正月増刊号11P読み切り
雪子の父は二年前になくなり、母もむりがたたって二か月前になくなった
おじいさんと妹の弓子の三人暮らしで、雪子は学校が終わると隣の人形店で働いている

母が死んだことを知らされていない弓子は母がいつかえるのかと雪子に聞く
あの山の一番星のところよと聞いた弓子
親しい真ちゃんが伝書鳩を飼っていて、一番星までいけるよと励ます
飛ばした鳩はふくろうに襲われ、絵を描いていた健一が拾う
健一は手紙を読み、母と相談して弓子に贈る人形を買って返事を母が書く
健一が買いに来たのが雪子が勤める店だったのでお礼に訪れる
健一は村長の息子で裕福そうな家
弓ちゃんになにもかもわかるまでこのまま一番星のおかあさんでいると言ってくれる

2017年9月24日 (日)

高畠華宵

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「少女世界」28年11月号に
しゅんだいろ作で「聖き母の御手に」高畠華宵絵8P読み切り
ここに絵物語と題してある
高畠さんの絵は文と対応していて(番号がついている)、絵に囲いもついているが
この時期に歴然と絵物語というジャンルがあったわけではない様子
絵が売りの物語といった程度でしょう
絵に囲いをつけるのは挿絵画家の好みによりついたりすることもある
昭和4年6月号の佐々木精「会津秘話 和田八郎の娘」は絵物語としてあるが
9Pに13の挿絵があり(2P見開きに3つ程度)、番号が振られているわけでない

「幼年倶楽部」38年6月号では野村胡堂作「鏡の行方」につける高畠華宵の絵が「ゑものがたり」と銘うってある
16P連載で12月終了
同じ「幼年倶楽部」の39年は濱田広介作の「たびの王子」で高畠華宵がつける絵にやはり「ゑものがたり」

あなごの甘辛煮

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三匹セットのあなごは天ぷらに二匹
残った一匹はぶつ切りにして山椒の実と煮る
みりんを多めにして汁をほとんどなくして出来上がり

穴子茶漬けでもメニューがあるくらいなのでうよさそうに思ったが
できあがりは幾分硬さ・生臭さが残る
はものようにはいかない

きのこの味噌天ぷらがおいしかったので、炒めきのこに味噌を加えたみた
こちらは今一つ、天ぷらにすると味がしみこむのか、焼きではいきてこない

手前の天ぷらはいちじく

天ぷら種々:きのこの味噌だね

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アナゴの天ぷらを中心にさまざまな天ぷらを試す
ごく普通に蓮根の薄切り
去年からよく作るとうもろこし
季節がらのさつまいも

金曜日の浪漫ではじめて食べたいちじくの揚げ物
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これは天ぷらでなく、薄い小麦粉ねりにそば粉をまぶして揚げたもの
そば粉がないので、パン粉を乾煎りしてまぶす
浪漫のより大きないちじくだったので水分が中に残りたいした出来にならず

よかったのが、NHK本の禅寺料理でみた、きのこの天ぷら
天ぷら粉に味噌を足してあげる
焦げやすいのでどうかと思ったが、味がぐっとよくなり、これは今後も採用したいレシピとなる

藤田茂「恐竜人ドンモス」55年

Fujita5510donmos
「少年画報」10月号付録48P
南極探検隊が、原爆を無効にする鉱石ⅹを求めて出発した
隊長は月形、少年探偵はやぶさ君もついてゆく
南極につくと、日比天博士が氷男を見つけて追いかける
それを追った隊長とはやぶさが銃で狙われる
鉱石を奪おうとする桃山ギャング一味と抗戦する
そのころ、日比天博士が追って行った先で、氷男たちが相談している
彼らは恐竜が進化したドンモスという生物
小型の人間みたいでしっぽがある
人間がこのドンモス世界に害を及ぼすからには、先祖の恐竜を生き返らせてやっつけようといっている
桃山たちは光る石を見つけて、ドンモスの円盤を奪って逃げる
一人のドンモスが恐竜を生き返らせ、暴れる恐竜は南極隊を襲い、海に入ってゆく
しかし恐竜を生き返らせた爆発で連鎖して火山が爆発し、ドンモス世界が壊れてしまいそうになる
ドンモスは円盤でほかの星へ去って暮らすことに
生き返った恐竜はこれで倒せとはやぶさたちに銃をくれる

そのころ恐竜は海を渡り、東京湾に上陸して暴れ出した
戦車隊でもびくともしない恐竜だが
はやぶさ君がドンモスからもらった銃を放つと溶けて消えていった

2017年9月23日 (土)

澤井一三郎 「ドウブツノケンジュツシアイ」38年

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「幼年倶楽部」6月号2Pの読み切り作
鼠・亀・蟹・鹿・象が剣術の試合をする
鼠は亀に負け、亀を蟹が負かし、蟹は負け、鹿は象に角を抑えられ完敗する
象は鼻にも竹刀を持ってとても勝てそうにないが
鼠が出てきて小さいながら飛び込んで面を決める
うまい絵で話もおもしろい
37、38年は読み切りをぽつぽつ掲載していた澤井さん
39年「幼年倶楽部」に載せた「ゲンキノゲンチャン」で人気を得る

あこの薄造り

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中華料理店シーフであこの煮物が出てから注目の魚
高級魚だが、中島水産では時々出てくる
土曜日は明石でとれた天然ものが豊富で楽しい
それでも一匹2000円もするとちょっとつらいのでパスしていたが
幾分安くなってきて、今回は大きさによって1000円前後
三人前が造りにとれる1300円くらいのをさばしてもらう
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前のスズキは厚くてがっかりしたが、あこはきれいに薄くなっている
ポン酢がついていて、それで食べるのが本式だろうが、一人七切れほどになる洗いを半分は醤油でも

夕食は、メインが天ぷら
豆腐の味噌汁として、柿の白和え、茄子と枝豆の煮物

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東浦美津夫「マリアの剣士」65年

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「少女フレンド」連載
10/18号が第一回
天草島へ外国船が入ってきて波紋が広がる
美奈の母がキリシタンとわかり、はりつけになる
美奈はローマから金のマリア像を探しに来たクララと逃げる
10/25
役人に追われるのを、天草四郎たちが助けてくれ、手がかりのお杉ばあさんを訪ねる
10/31
ばあさんの娘おきぬが病で、その薬草を取りに代官の山へ入り役人に追われる美奈
助けを呼ぶ鈴を鳴らすと白馬が現れ、二人を教会へ連れてくれる
神父はマリア像はがけ下の海底に沈むという
美奈がもぐろうというと、神父は灯台に使う明かりを当てようという
11/8
難破船が出たため、明かりをそちらに向け、美奈は暗闇で行方不明になる
助けられた船員たちがおかえしに潜って美奈を救う
海を鎮めるため人身御供がいるという船員に美奈が反対したため
海を恐れてマリア像探しに潜ってくれない
仕方なく美奈が一人で潜り箱を見つけたが石しか入っていない
11/18
人買いのバラ太郎にとらえられた、美奈・クララ
弟次郎が身を犠牲にして二人を救ったことで、バラ太郎は人買いをやめるつもりになる
二人に白馬を返し、マリア像を探せと送り出す

12/8号
役人につかまった二人は短銃でどうしうちさせられるが、はじめは不発
次は白馬が来て、続いてキリシタンがやってきて二人は救われる
村人の話から沖に来ている高山右近の船に乗り込むが
話すうちに偽物と見破る
12/15・25合併号
二人はマストにつるされたが、天草四郎がやってきて救う
四郎が役人と戦うというので、美奈は奉行所に行って止めに行く
キリシタンを説得するといったが、すでに戦いが始まった
12/29
奉行所にキリシタンが攻め込んで、全面戦争となる
幕府軍が砲撃をはじめ、砕けた木の下からマリア像が現れる
キリシタンはこの像を掲げて戦いを盛り上げようというが
美奈はもとの持ち主に返すべきだと主張する
四郎も戦いは自分たちの力でやると、美奈の主張を認める
城から船へ向かう美奈・クララを役人も通す
島を離れるとき、四郎の城に火が上がっているのが見える

2017年9月22日 (金)

夜の浪漫

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9月の浪漫ははじめて夜の部に参加
6:30からワンクールの会席が10800円
皿数は一二増えるくらいで材料がよくなっているときく
まずはすっぽんのスープ
 塩だけで全くにごりもくさみもない澄んだお汁
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 じわっとくるが、すっぽんはなじみがないのでよくわからない
次にくるみの豆腐
 やわらかく、くるみの味が油気、甘みといきている
P170922roman02kurumi
次が十割そば、そばの外側だけを使ったしっかりした出来上がり
お造りが出るのが夜のメニューか
 鯛の造り、一日置いてあるためあっさりめになり、甘みが減っているのでは
P170922roman05tai
今回は八寸が逸品
一番上の皿が、合鴨、むこうで見えないがかぶらの焼き物、大徳寺納豆の味噌がのる
右がいちじくにそば粉をつけてあげたもの 
次んが菊の花にえちぜんくらげ 酢の物
次は小芋と卵の黄身熟成に四万十川の青のり
次がはもの子を黄身で練って冬瓜をまいて黄身餡をかけたもの
 合鴨がおいしい味、いちじくのパリパリ感もよく、はもの子もいい
八寸に、薄あげを揚げてシバ漬けの炊きものをかけた不思議な一皿

メインははもの焼き物か、そえる椎茸もいいがやはりはもが圧巻
P170922roman08
 皮をそいでうまい具合に焦がしてある
ご飯は白ごはんで、鯛のあらだきが付く
 あらだきは砂糖を使わない薄味だが活きている、れんこん、ごぼう、しょうがとつく

デザートは幸水なしをあげて皮をむいたものとコーティング巨峰、すだちのシャーベット
 なしの口触りが独特、巨峰のコーティングもおもしろい
P170922roman10
お酒一合飲んだこともあり、まんぷくとなる
値段が倍になったので、刺身には不満、お椀は松茸が出ないのが残念だが、はもと湯葉のしんじょうは素晴らしい出来
見た目のボリューム感はそう増えたわけでなく、値段とすれば8500円あたりかな

野呂新平「コユビちゃん」54年

「少女」54年の2月号から連載という変則的な始まりで56年5月号完結
完結の頃は和風の絵柄になっているが、連載開始では少女の鼻もつんとした洋風の絵柄が見える
53年の単行本でも野呂さんは洋風の絵柄を使っている

新連載の2月号はデジタルデータで補えた
4P
兄がツメオ、父が手々野ゲンコツという大学の先生
ゴルフに行くパパについてゆく兄妹
疲れて寝ているというパパをおいて川遊びをするが流されてしまう
二人を救った女が女中志願のトモエさんで手々野家で雇うことに

3月号4P
ヒラ子ねえさんの縁談の起こりの巻
ゲンコツ先生の誕生日祝いに花を買って届ける青年ヤブイ君
コユビに教えてもらった花屋は高いので道ばたで売る葬儀の残りを持ってくるそそっかしさ
医者の試験に合格したというので先生は、娘ヒラ子と結婚しないかと持ちかける
先生似と想像して逃げ出すが靴を忘れたのに気づきヤブイ君が戻ると
「玄関に怪しい男」と、剣道の練習から帰ってきたヒラ子がめんとやる
それでも美人と知ったヤブイ君は結婚することに
誕生日に栄養つけてと弟ツメオが買ってきたアヒルの卵はみんな孵っていてそのひよこが大きくなった頃二人の式が行われる
ヒラ子のドレスを母とコユビが持って付き従うが
お父さんにつきまとうのは親だと思いこんでなついてしまった10羽ほどのアヒルたち、ガアガアと・・

4月号4P(デジタルデータより)
母の日でパパが洗濯してくれ、コユビも母になにやかやもてなしを
そんな時、トモエさんの夫アシガラさんが戦争から引き揚げてくる
女たちは温泉にでもいっていなさいと、ルスはパパとアシガラさんが引き受けるが
帰ってきたら、囲碁に夢中の二人
いつの間にか育ったタケノコ群が二人の座る畳を持ち上げているのにも気づかない

5月号4P(デジタルデータより)
学芸会の出し物に珍平おじさんが脚本を書く、シンデレラ
担任の白ゆり先生が王子さまの役でコユビがシンデレラになる

6月号から3P(デジタルデータより)
友達マルコと高原にハイキングに出かけたコユビちゃん
山小屋に誰もいないのをよいことに泊まると
深夜とんまな泥棒が入ってきて追っかけて隠れ家らしい洞穴まで付けていく
もう一人仲間がいて二人は見つかり脅されるところで山小屋のベッドで夢から覚める

7月号が海水浴3P、8月号が祭礼3P

夏の増刊号にも載る
この辺りは55年風の野呂絵柄になって、コユビちゃんの鼻もとんがりではなくなっている
お中元にグラ子(スガちゃん風貌)から扇風機をもらって喜ぶコユビだが
箱の中にまた箱があり、結局はうちわが出てきてがっかり
お返しにアコーディオンを贈ってくるが、中からインクが吹き出して大あわて
怒ったグラ子は、コユビの背中に毛虫が迫るが黙っているとユーモアが続く・・

9月号6P(デジタルデータ)
隣のゲンバク坊や(元気なのでこんなあだ名)に絵本を読んでやるコユビ
坊やが持ってきたのが英語の本で、適当に自分で話を作って聞かせる
悪い王様に利用される力持ち王子をコユビが女神の力を借りて助ける話
兄さんが戻り、絵本が逆だと大笑い

10月号、3P
ねむりながら手袋を縫うコユビちゃんは指を一本多く作ってしまう
今度は座布団を縫うと、タマが魚の骨を食べ残して縫いかけの座布団にかくした
できあがった座布団に座ると骨がおしりにささってパパかんかん
機嫌直しにパパの好きなお風呂をわかすと風呂の栓がわからず木の枝で代用する
パパがいい気分で風呂につかっていると棒が出っ張っていて引き抜くがたちまちお湯が抜けてという笑い話

12月号になると2Pと縮小されている
山でスキーを滑るコユビちゃんは勢いあまって木のテッペンまで上がって降りられない
安い宿はないかお寺に泊めてもらうことになったコユビ
鐘突を手伝って引いた拍子に小僧さんをのしてしまう

55年1月号は13回目(夏の増刊号が一回分あるため)で2P
お盆を割ったコユビちゃんはノリでくっつける
お客さんに出した湯飲みがお盆にくっついてはなれない
取ろうとして力を入れると離れた湯飲みがお客の鼻をふさいでしまい抜けない
お客は湯飲みを鼻につけたまま帰るという話

正月増刊号14回目2P
とても寒くて二階からすてるやかんの水が下まで行く間に氷る
そこでゆたんぽを背中に結わえて学校へ
バスが揺れてゆたんぽが背中からはみ出て笑われ
学校でついていないというと、節分の日だから豆まきをしたらとやってみると
入って来た先生に罰としてチョークを二本頭に乗せて立たされコユビちゃんが鬼のふう
角で、野呂先生のお嫁さんが来る日だと思いだす
帰り道、会ったお嫁さんは先生より数十センチ高い
憤慨した先生は、足を出してもらってげたに氷りついた雪をはらうと同じ背丈に

2月号不明で3月号がデジタルデータより3P
ノロ先生の弟子になるコユビ、この回のノロ先生はいくぶん写実的な顔立ちをしている
写生に花というと赤鼻のおじさんを連れてくる
子供の写生をすると先生がいうと、風呂に入っているのに隣のこどもを連れてきて奥さんがかんかん
蝶をつかまえて先生に見せようと網をふるとおじさんの頭にはまって抜けずにそのまま持ってくる

4月号3Pデジタルデータより
長い画板をもらったコユビはそれでキリンを描いて入選する
美術館で見た人が高い額で買ってくれる
病気で寝たきりの息子に横にして見せるのにちょうどいいということ
思わぬ収入で、先生は読者を招待してごちそうしようと
ノロ先生がごちそうを作るが、4/1で誰も来ない
この回ではノロ先生の顔立ちはまんが風

5月号はタイトルが「小ゆびちゃん」3P
ノロ先生が女中さんを捜しているので、コユビは猿のチーコを推薦する
空き巣狙いが多発すると聞いたチーコは玄関に穴を掘って空き巣を落とそうと考えた
しかし落ちたのは戻ってきたノロ先生、これが最終回とは物足りない

中島利行「愛の荒野」70年

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「週刊平凡」連載
1960年代は「なかよし」にいくつも読み切りを掲載している中島さん
70年になると「週刊平凡」に描く
その絵は劇画的で写実的なもの

4月に数度「君は心の妻だから」を連載したあと5月より連載
建築士の三村と結婚した文子
7年目で妊娠したが流産
このストレスもあって三村は同居中の義理の妹洋子を妊娠させる
文子は家を離れて保母になる
洋子は子供を産んでなくなる
何度も悪さをする子を叱っていると、園長(尼)から「悪さをした子を叱るより許すことが大事です」と
教えられたことが自分の結婚生活にそっくり当てはまることを感じる
夫のもとに戻って妹の子を育てるというラスト

もともと絵がうまい人だから写実で描いても違和感がない

2017年9月21日 (木)

野呂新平「ピン子の探偵帳」56年

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「少女」「少女」1月号より連載
デジタルデータで全容がわかる

毎月完結の7P
ピン子はお父さんが警視庁の山田警部
友達キヨ子が身投げをしようとしているので助け出したピン子
キヨ子は父母がいず、外人宅で女中をしていたのだが
話を聞くと、幽霊が川に落としたダイヤを探そうとしていたのだ
昨夜、屋敷の宙に幽霊が舞い、ダイヤモンドを取っていったのを目撃したが、信じてもらえず盗みの疑いをかけられている
ピン子が見るとダイヤと見えたのはラムネの玉
落胆せず、屋敷に出向いて状況を確かめたピン子は身軽なサルに白い衣を着せて盗ませた犯行と見破る
犯人は近くを回る猿回しで、ピン子がつかまえようとすると銃を出す
サルがひどいとかばって犯人が捕まる
そのサルはピン子が引き取ることにしてモンちゃんと名付けてカルタ大会にのぞむと
サルだけにカルタをひっかいて取るのでみな負けそう
(140822)
「少女」冬増刊号6P
爪でひっかく怪盗黒ネコが荒らしている
琴ひきのバアさんに姿が似ているとピン子が怪しむ
野球ボールが飛び込んで、バアさんのカツラがはずれ男が化けているとわかり
ピン子はさっそく中村巡査に連絡をとる
見つかりバアさんに爪で襲われるところ、巡査が到着して逮捕に至る
(140823)
2月号6P
名画モナリザ盗難の大事件、ピン子が追いつきすがるが相手は大男
靴が脱げると鳥の足が出てきてびっくりするうちに逃げられる
犯人はジョージ宅へ逃げ込む
屋敷には別れた母を呼んで泣き続ける病気の妹マリ、それを介抱する優しい兄ジョージがいるだけ
庭を調べるとだちょうがいて、ピン子には犯人のめぼしがつく
ただ、ジョージが母の写真を出して妹を慰めている様子をみると、父に犯人検挙は待ってほしいという
新聞にクィーン号でピアニストのサリー夫人が来るという記事を見たピン子
夫人も我が子を探しているとあり、マリとジョージの母親だと知る
マリは母に再会できたが、ジョージは逮捕される、
母に似た像を病気の妹に見せたいという少年の動機はみんなの同情を買った
(090719)
3月号6P
兄を探して上京した娘が悪者にひっかかり、追われて線路で倒れたのをピン子が救う
警察の少年係中村さんに電話をしているうち、娘が中村さんの妹だと判明
ピン子は娘の格好をして駅に立ち、わざと悪者にひっかかって中村さんが密輸団を一網打尽
来月に続くとあるがこれ以降の掲載はない

鳴海三平「「おてんばルミちゃん」59年

「小学三年生」9月号巻末24P読みきり
「小学三年生」9月号24P読みきり
女の子ながら、ターザンのまねをして木から飛び降りたり、男の子と野球ばかりしたりのおてんば娘
打ったボールが屋敷に飛び込み、拾いに行ったとき、塀を乗り越えて逃げようとする泥棒とばったり
盗みのチョロ吉を捕まえる
盗みに入られたカミナリさんがお礼にルミちゃんを海に連れて行ってくれることに
海にはおじさんの別荘があり、娘のますみさんと泳ぎに行く
一番危ないところが気に入ったルミちゃんはますみさんが止めるのもきかず飛び込んで泳いでいたが
気がつくと潮に流されどんどん沖から遠ざかる
ますみさんが助けを呼んでおじさんが小船で迎えに来てくれ難を逃れる
ルミちゃんも怖い思いしていくらかおてんばに歯止めがかかりそう
「ルミちゃん」での鳴海絵柄はチャーミングでよいが、12月号の「ベレーのユリちゃん」23Pがもうひとつで
60年1~3月号連載の「とんま天狗」は内容にあわせるため絵柄は子供向けになる
Narumis60tonma
とんま天狗はもともと強くない男が、師匠におだてられ発憤し覆面をかぶって勤王のためにつくす
姉と京へ出てきた三吉、父は江戸へ送られたと知る
珍撰(新撰)組に追われ、三吉はとんま天狗に救われるが、姉が役人につかまってしまうという1月号の出だし
「とんま天狗」は次の「小学三年生」でも一年間連載される

2017年9月20日 (水)

コーンフレーク衣のエビフライ

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土井さんのレシピによってコーンフレークでエビをフライする
舌触りが変わっておもしろい
エビはいいエビでなくてもよさそう、衣がずいぶん主張があるので

暑さも脱したことだし、ポタージュを作る
コーンポタージュの手作り
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野呂新平「のん子ちゃん」54年

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「少女ブック」1月号より連載
「のん子ちゃん」は、1月号だけ読むと、日常・学園ものかユーモアものなのだがなかなかユニークな冒険譚

1月号
スキーをかついでアルバイト館へやってきたのん子
経営が細井久利(きゅうり)くんに丸山だん吾くん
二人にやとってもらうが、ベッドにはたぬきが入り込んでいるようなホテル
次の日、泊まりに来たのが作曲家の先生
どうしてもいい曲ができない
食事を作るのん子は、洗剤をまぜたものだから、先生の口から泡が吹き出しす
泡が電線に並んで楽譜のように見える
これをヒントに先生が名曲を作って、のん子はお礼に100万円をもらう
次号からこの金を使って不明の両親探しに出るのん子
キューリ・ダンゴ二人組もついてゆく
2月号は
アフリカの白バラ王子からの誘いで行方不明の父を探しにアフリカへ来たのん子
ライオン来るが、もっと大きな恐竜が現れライオンも逃げ出すしまつ
キューリくん・ダンゴくんと火をたいて食事の用意をしているその火に恐竜がお腹を焼いて逃げ出す
食事のオムレツが飛んで、遅いと迎えに来た白バラ王子の頭にのっかる
ユーモア要素は強いが、冒険ものになっている

3月号は不明なまま
4月号がデジタルデータで新たにわかった分5P
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蛮人につかまったパパ
救出に単身、野蛮人の洞窟へ向かった白バラ王子様もつかまってコンドルのえさにされそう
帰りが遅いとのん子はキューリ・ダンゴくんを連れて、ゴリラの皮をかぶって向かう
そうすると一匹本物のメスゴリラが、ダンゴゴリラにほれこんでついてくる
洞窟で三人は弱くてすぐ正体がばれるが、もう一匹現れたゴリラに野蛮人がかかると怪力でみんな投げ飛ばす
王子を救ってパパの居場所を聞くと崖に縄でつるしたという
崖にいくと一足遅く、パパはコンドルに連れ去られて行った

5月号付録66P
アフリカのコンゴ奥地をダンゴくん・キューリくんと白バラ王子とともに、コンドルにさらわれた父を捜すのん子
谷を進むほどに象が死んで行く
折しも、崖の上から矢が飛んで来て、敵の襲来かと思うと、矢に当たった魚が死んでいる
猛毒の魚を酋長の娘カンナが倒してくれたのだった
村に迎えられた王子一行だが、国の悪大臣が王子が駐屯の外人部隊を狙っていると騙してつかまえさせる
カンナの手引きで逃げ出したが途中王子とはぐれたのん子たちは、修道院を見つけて駆け込む
なんとその尼が生き別れになったのん子の母親
追っ手がやってきてみんな連行されるがのん子だけ逃げだし、王子と再会
外人部隊の隊長に大臣の企みを暴いて母も救うことだできた
母親は彼女を頼りとする人たちのため修道院に留まることにして、のん子たちは再び父親探す旅に

6月号6P
コンドルにさらわれた父を捜して、キューリくん・ダンゴくんと道中
ハンサムすてきなバラ王子のいるバラアの国と別れ、極悪なブック船長似の王のポン国へやってきた

7月号最終回
コンドルがのん子のパパをくわえて飛んで行く
小人にされたのん子たちだが、白ばら王子がブック船長を倒して、ラッパを吹くと元の大きさに戻ることが出来た
お礼にパパは王子にダイヤの山の地図をあげる
王子はそれよりのん子の写真をくれと頼み、地図はダンゴ、キューリさんに
二人は宝を見つけてアフリカにホテルを建てることに
コンゴで待っているママを連れて日本へ帰るとのん子の物語も終了する

なるみあきら「湖の少女」57年

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「少女ブック」正月増刊号読み切り

なるみさんの雑誌初出と期待して読み出すと
以前、貸本雑誌「宝石」で読んだ作品だった
「宝石」は高橋真琴さんの作品も再掲している
なるみさんの「湖の少女」は「湖のほとり」と題名が変わっている

湖畔の旅館丸池ホテルに療養に来た信弘
妹さなえが急死して精神がおかしくなって一日一度は正気を失う
信弘は旅館の娘あけびを、さなえと間違え、ずっとさなえと呼ぶ
「アーサー王物語」が好きな信弘は自分をランスロットと思い込んでいる
あけびをユリ姫と思ってユリを捧げる
ある日は、ユリ姫を救いにいこうと天候不順の中を森に出る
急に嵐になりあけびが探しに行くと、信弘は自分を大木に縛り付けている
雷が落ちそうで、急いで信弘を解いて避難させた時、木に雷が落ちる
このショックで記憶を取り戻した信弘、あけびのことは忘れている
次に湖を訪れたときは、女の子を連れ普通の大学生に戻っていたが
あけびのことは記憶から戻らないまま終わる

湖での狂気の信弘や、苦難に叫ぶあけびの場面が凄い
最後の設定は気が抜けてしまい、物語としてうまくいっていないような

2017年9月19日 (火)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」63年

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3月号最終回
魔城の外堀まで青空先生・伊太郎が来た時、丸平もやってきた
気づいたバッディ(大こうもり)がくもひめに伝える
水門から入ろうとするので、くもひめは黒い流れを満たそうとする
それは黒死病のもととなるねずみの群れだった
まるみがねずみから逃げたショックでお守りが二つに割れている
それは里見家の宝の鍵となるもの
パロットがせしめた三つのお守りも二つに割れていた
山から大きいうなり声が響き、まぼろしの犬が現れる
それを見たねずみたちは逃げてしまう
城に入った、青空先生はパロットを倒し、伊太郎はくもひめのところへ
くもひめが里見家の血を飲むのに一番よい時間三月三日の午前三時がやってきた
扉をまぼろしの犬が開けると、伊太郎が飛び込んでくもひめを刺す
病気で弱る伊太郎がまぼろしの犬と天にのぼる影が見えたところで
総監がすずらんの育ての母と産みの母、姉ゆりえを連れてくる
すずらんとまるがきょうだいの名乗りをあげるのも
青空先生がゆりえ姉さんの傷跡やママの目を治すのももうじきのことでしょうと終わる

「星の子」より幻想性は少ないものの、ストーリーはかっちりしている

永島慎二「愛犬タロ」57年

「少女」1月号より連載
山野井章太はいじめるのを捨て犬かばって学校へ持って行く
犬がいるのを知った担任は叱るが事情を聞いて許し、タロと名付けた子犬をみんなもかわいがるように
2月号
三ヶ月後
章太の家は貧しく、秋田犬を探している大臣が高く買ってくれると
金貸しの甚兵衛がタロをつれて行く
3月号データ無し
4月号

Nagasima57taro

甚兵衛と一緒に車で東京の大臣の屋敷までタロをつれて行く
途中でタロが逃げないように
娘みどりはタロを喜ぶが、章太は悲しくみどりにも反抗的な顔をする
5月号
みどりはタロを大事にするが、タロは食事を食べようとしない
庭に放し走らせるのは喜んでかけまわるが、やはり食事をしない
ある日、タロは大臣の屋敷から逃げ出して、章太の故郷をめざす
6月号はデータが無く、おそらくこの号で終了した様子

55年に単行本となった「愛犬太郎」に比べると絵はよりかっちりしている
頁数の関係で内容は簡略になっている
かつて「COM」の別冊で復刻が載ったが、併録の「二級天使」の印象が強い
別冊は処分したので今は内容を拾えない

2017年9月18日 (月)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」63年

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2月号
黒死船は木曽川をさかのぼり魔城をめざす
近づくと城とマストに綱を渡し、すずらんを乗せて、オオコウモリがひっぱる
ほんとうはすずらんが好きだったトラコ
まるみと仲良くするのがくやしくていじめていた
青空先生に魔城へ連れ去られたことを告げると、回復しはじめた伊太郎も体を押して木曽をめざした

東浦美津夫「走れ朝風」59年

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「たのしい五年生」4月号より連載
舞台は北海道
みや子は朝風という馬を愛しているが、おじが才能を見て競馬でかせごうとしている
馬買いはみや子をだまし、馬市でサーカスに撃ってしまう
東京へ連れ去られる朝風を追ってみや子は友達のけんじと船に
11月号
津軽海峡で連絡船が嵐に遭い、東京行きの列車に間に合わなかったので東京まで追って行く
駅でのらいぬグループに鞄を取られる
12月号データ無く
60年1月号
朝風を取り戻したみや子とけんじ
北海道へ戻る旅費がないと困っていると、本当の父母が名乗り出る
父は馬狂いで全財産を馬に費やし、子どもを養うこともできなくなった
知り合いにみや子を預け、競馬で成功し今はたくさんの馬を持った資産家となったという
新聞にみや子たちの話と写真が出たのを見てかけつけたのだった
父は、朝風が風の王の子と聞いて、競馬馬として育てたいという
みや子は東京で暮らすことになりけんじは北海道に戻って行く
朝風は春のレースに出るため調整を始める
2月号データ無し
3月号
レース前に倒れた朝風、しびれ薬を飲まされた
ライバルのダックグループのしわざで協会長が認めてグループを追放
その後、レースで優勝した朝風は、アメリカのレースに招かれる

2017年9月17日 (日)

台風接近のアバロッツ

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堀田シェフに代って初めてのアバロッツ
趣向が変わっているかというと、奈良産物を押し立てる方針は同じ
そこに一味違う料理を組み立てるのも同じ感じ

今回もお昼の3500円メニュー(上は5400円で二つメイン、夜も同じらしい)
丹波地鶏のコンフィタード いちじくのキャラメリゼ
(かぼちゃとセロリ スパイス 赤ワインのエッセンス)
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五条の桃のヴィシソワーズ レモングラスのシート

揚げた鰆 甘辛いオイル 大根胡瓜胡麻 赤玉ねぎのヴィネガードエアー

デザートがプティトマトのコンポートにフレッシュな巨峰ソース
バニラアイスに赤しそのグラニテ 

父も一緒だったが、やわらかく食べやすいメニューでよかった
前菜では、コンフィもいちじくの焼け具合もすばらしいが、かぼちゃの裏ごしに乗る種の揚げたものが食感がいい
桃のヴィシソワーズは甘さとスープの味わいが微妙、おいしいがちょっとむつかしい桃
P170917aba04momo
メインの鰆がすごい、揚げたものを切った断面のさくら色には参る
胡瓜のスライスも独特な見栄え、エアーはエスプーマのこと
P170917aba05sawara

デザートはミニトマトの風味が巨峰のソース味を消すかこれも微妙な出来
上にのる赤しその使い方には脱帽です アイスももちろんおいしい
P170917aba06tomato
どれも食べやすく、工夫を見てうれしくなる皿ばかり
堀田シェフのアバロッツは川島シェフ時代に負けず劣らずすばらしい

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」63年

Noro6301suzuran
1月号
トラ子が熊手を持って襲い掛かるのを舟で寝ていたキューちゃんが見て網でからめとる
網から出たトラ子はキューちゃんを覚えていて魔城のどれいだというのでしゅんとなる

丸平がガメ松家の二階に青空先生の影を見つけて総監に報告
迎えに行こうとしたとき、浜に黒死船が近づくと警鐘が鳴る
総監は青空先生とくもひめを対決させようと考え警官を動員する
そこへ五井総長がやってきて、くもひめが事件の真犯人であることは知っているという
某大国のひめぎみゆけにとらえるわけにいかないと大臣の命令があったことを教え
青空先生は犠牲にせよと命じる
一方、ガメ松はくもひめにすずらんを差し出す役目がある
トラ子が仲直りしたいといっていると誘い出し浜に連れてゆく
キューちゃんが見つけて止めようとするがくもひめの吹き矢で倒れる
丸平がキューちゃんを見つけて黒死船にすずらんが連れられたことを知る
悲しいことにキューちゃんは死んでしまう

はがたかし「森のクマ王」56年

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「小学四年生」4月号連載開始、毎号5P

デジタルデータを使いながら、残した複写資料を補っている
野呂新平「星の子」最終回を確認したのをきっかけにナ・ハ行の作家をあたっている
はがさんは戦前から動物絵で活躍する作家
人物絵がじみで、この動物話は生き生きしている
7月号しか読んでいなかったのを全容を見ると、前半が特によい

4月号
舞台はアメリカ西部
二匹の子熊と母熊が遊んでいる
5月号、牧場の者に母子が撃たれ、一匹の子熊が逃げる
6月号、狼と出会い、スカンクに追われる
7月号
アライグマの巣に入ろうとして追い返される
夜が明けお腹がすいた子熊は匂いのする木の穴に近づくが
リスが巣を守ろうと「どろぼう、どろぼう」と叫んで引き下がる
クマの足跡があるのでついてみると、川で知らないおじさん熊が無理に何か食べている
皮膚病をなおすための苦い薬草らしいが
かゆいとつらがるのを笑っていると思われおじさん熊に追いかけられる
8月号、川に落ちた子熊は牧場の親子に拾われる
9月号、飼い犬を見て驚く
10月号、蜂の巣を取って川に落ちるなどやんちゃな子熊
11月号、犬が来て、今度は木に登ってやりすごし、下で寝入った犬をぽかりとやる
12月号、納屋で食べ物を食べるので、父は山へ戻す
1月号、いのししと遭遇して逃げる
2月号、冬眠から覚め、大熊のこすり木に近づき追い払われる
3月号、夏になって一回り大きくなった子熊に狼も逃げる
兎を追ってきたピューマと吠え合うところで終了している

もう少し続くはずだったが、話がさえず次の学年までいかなかった様子
人間に拾われるまでの絵は緻密で美しいのだが

2017年9月16日 (土)

くりご飯

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ようやく栗が出始めて、一袋980円のりっぱな栗
丹波ぐりはさらにりっぱで1500円
ご飯に使うからそこまでよいものでもいいかと

熱湯につけて鬼皮をむくのは簡単
そこから渋皮はまた板に向けて包丁をおろしながら削る
6つあまして、それはゆでて割ってそのまま食べる

前に買ったむき栗は甘目に煮て、くだいで白和えに使う

夕食は
さわらの塩焼き・鮎の塩焼き
ささみときゅうりの酢の物
いちじくの胡麻和え
栗の白和え
デザートは桃

さわらがとても新しい
鮎も秋ものでもとてもよい
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内臓のあたりまでおいしくいただいた

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

Noro6212suzuran
12月号
父は少女がすずらんとそっくりで名前が自分が捨てた双子の片割れと同じ名前なのに驚く
総監の話を聞きながら、丸平は重吉事件にはできるだけ協力するというが
まるみが拾ったこどもであることは言い出せないでいる

ガメ松が青空先生たちを泊めたのはすずらんをおびき寄せる材料にするため
ガメ松の娘トラ子はクラスでもいじめっこ
すずらんがおとなしいのをよいことに言いがかりをつけてくるとまるみが憤慨していると
トラ子がやってきてくってかかる

板井太郎「白百合咲く頃」57年

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曙出版5月発行、130円、B6判128P
板井さんは曙出版に多く単行本を書き下ろしているが、ちょっと話がごちゃごちゃしているものがある
このころになると、板井レンタロウ流のすっきりした絵になってきて、話もまとまっている

主人公は父がいず、母が牧場に雇われている少女ひとみ
白ゆり牧場の主がかわり、東京から一家でやってきた金賀有三
意地の悪そうな男で、娘ヒス子が輪をかけていじわる
有三が使うごんぞーが山の材木運びまで牧場の者にさせる
子を産む牛にもひかせ、「のんびりおばさん」は死んでしまう
カキ平・くり助と ひとみはほおづき沼から百合を運んでお墓にささげる
その百合をヒス子がきれいだと持って行ってしまうので、反目するが
東京から遅れてやってきたヒス子の兄さんしんじはとてもよい人でみんなとも親しくなる

そんなある日、納屋から火が出て、付近にいたひとみが放火犯と疑われる
沼へ逃げてきたひとみは狼に囲まれ、熊撃ちのくまさんに救われる
犯人が落としたとひとみが出したナイフを見て、くまさんが牧場へ
みんなから聞き出すとごんぞーが持っているのを見た者がいる
金庫から50万円なくなっているのもひとみのせいにされたが
しんじが調べて、ごんぞーが前科三犯の悪者だとわかってごんぞーを問い詰める
窮したごんぞーはヒス子を人質にとって逃げようとする
ひとみがとびかかり、ヒス子を助けて、しんじがごんぞーを投げ飛ばしてとらえる
身を挺した行動にヒス子も感謝して、有三も反省して牧場の改善に乗り出す

2017年9月15日 (金)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

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11月号
青空先生(医師重吉)が伊太郎を助けるが、前科者の刺青がある先生を泊めてくれる宿がない
今では議員になったガメ松が泊めてやろうという
そのころ、すずらんの屋敷に五井検事総長がやってくる
この人の強い押しで、すずらんの父(総監)は青空先生を有罪にしたのだった
重吉の事件を調べなおしているらしいが、無罪となれば総監も地位を失うと脅して去る
戻ってきた父総監は当時の刑事丸平が事情を知っていると、すずらんを連れる
お家を訪ねたすずらんは、丸平の娘がまるみだとびっくり

川田漫一「嘆きの舞姫」55年

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曙出版発行、130円、B6判128P
支那に使節として三年渡っていた、さくら城主の息子愛之助が戻って来る
その船で、愛之助は父が家老に毒殺された夢を見る
心配していると、船に家老の手のものが乗り込んで斬り合いに
そこへ嵐が起こり、船が壊れて愛之助は他の侍たちとともに浜へ打ち上げられた
大阪の金持ち田辺源エ門が野党はやぶさ団から財産を守るため武士を集めていて世話になる
はやぶさ団の襲撃は愛之助の活躍で退けられたが
娘の鶴代に身分を明かしたのを店の番頭が聞いていて、役所に通報
さくら城は家康に攻められ、今は家老が城主になっていた
役人に追われた愛之助は山へ入り、はやぶさ団のアジトへ行き着く
首領は豊臣方の翼友部之守で、妹峯菊も砦に身を寄せていた
はやぶさ団を組織して金を集めているのも、城を取り返すため
翼は自分の居城であったはやぶさ城を攻め、愛之助はさくら城を攻めることになる
軍勢が少ないので勝てるか心配な愛之助は、妹と芸人に化けて町をさぐる
祭りの最中、城では芸人を集めていると聞いて潜り込むが
正体がばれていて牢に入れられ、父母と牢で再会する
じいが猿回しになっていたので、猿に鍵を盗ませ牢を抜けるが
城の兵に見つかり戦うのは勢力が少ない
うまい具合に味方が攻め込んできて、元家老を天守閣で討ち取る

2017年9月14日 (木)

カナダ産松茸ご飯とかわず海老のからあげ

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土曜日でデパートの買い物
カナダ産の松茸はあいかわらず高い
先週は一盛り3000円、今週は切り身2000円
一度は食べようかと買ってご飯にする
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先付けにいちじくのごまあえを作る
 少し煮たのが工夫だが、ごまを汁に入れないで、ごまだれを上にふんわり乗せたほうが合いそう
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おかずはカキフライ、かわず海老(とびあら)のからあげ
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煮物に茄子と蓮根
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お汁がしじみの味噌汁を少し目で

もう一品、三枚おろしさんまの酢醤油焼きを試してみる
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デザートは今年はじめてのシナノスィーツと栗の渋皮煮

さんまは手間のわりにあと一歩、塩焼きにはかなわない
海老のからあげはおつまみ程度だが、おいしい
カキフライがかりかりあがって上出来
松茸は格別とまではいかないが、こりっとして香りもそこそこ
家で作るのではわりとうまくいった方
シナノスィーツはさわやかで食べよい

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

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8月号
キューちゃんとすずらんを小屋に入れて扉をしめる
外では伊太郎がねずみの犠牲となる
伊太郎はみんなに地下道から逃げろという
出島からは船で逃げるのを一匹大ねずみが追ってくる
これをなんとか退治する
くも姫はゆり姫がすずらんに成り代わっているのを見破るが、ゆり姫がふけ薬シワクチャリンを出したので逃げてしまう
出島に伊太郎が現れ、群がるねずみを撃てという
みんなをひかせて、桐之進が見事、伊太郎にあてずにねずみを撃ち落とすが
愛馬にまたがり立ち去った伊太郎もペストのために命がつきる

この後二か月分は紹介ずみ
9月号
浜辺の小屋に閉じこめられた母にペストねずみの群れが襲いかかるが伊太郎に救われる
まだくも姫は船から狙っているので、帰国した警視総監は警備を1000人にして守っている
いそがしく動き回る総監の車にぶつかりそうになったのはまるみ(「りぼん」のまるみちゃんが特別出演)
小学校に入ることになり、すずらんと並ぶと双子のよう
木曽谷のそば屋ガメ松娘トラ子も入学してきて
すずらんを見つけると女中にしていた子供だとさげすむ
10月号
伊太郎は母を助けた時、ねずみにかまれて死んでしまう
死に際、重吉に沼田城主が県令となり、現在は警視総監になっていると告げる
一方すずらんは姉ゆりのくもあざを消すことが出来るのはかつて罪にした重吉という医者だと教えられ
それが青空先生だと悟る

大槻きよし「親なしかもめ」57年

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曙出版4月発行、130円、B6判128P

横浜でサンドイッチマンをしている三平が父親を捜している山野ゆり子に出会う
母がなくなって父は、ゆり子を母の弟に預けていなくなる
おじさんは父は船員をしてなくなったという
父が生きていると信じるゆり子は手がかりの横浜へやってきて、悪者に騙され
人買いの船に乗せられる
新米の少年岡部四郎が売り飛ばされるところ救ってくれ二人で逃げ出す
四郎の住まいはおばさんのところ、世話になるのが悪いとゆり子は出てきて三平と出会ったというしだい

そのころ、四郎は人さらい船の船員四人に囲まれ殴られて気絶していた
抱き起こした老船長が船に連れていって介抱してくれる
10年前に船が沈没、南方で救われ、南方スマトラの船長になって日本へ立ち寄ったという
話すうちに船長がゆり子の父だとわかる
人さらい船の船員四人のうちしこたま四郎になぐられた不良の双子は仕返しを狙っている
ゆり子をさらって船に積み込もうとしたところ老船長に見つかりなぐりあい
銃を出した双子に船長が撃たれるが傷は浅くて二三日で出航できる
ゆり子と再会した船長は今の船を送り届けたら一月くらいで戻ってくると幸せな別れをして出る

2017年9月13日 (水)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

Noro6207suzuran 7月号
すずらんの母は町を去らず、葛飾の花屋の売り子となっていた
今は、海岸の出島の小屋に住んでいるが、くも姫はねずみに母を襲わせる
ねずみは噂に聞くペスト船のねずみだと町の人も怖がって救いに行かない
さらにねずみが町に入ったらと大騒ぎ
くも姫がねずみを引き上げさせるかわりにすずらんはスパイダー魔城に行くことを同意する
ゆり姫がひそかに入れ替わってついて行く
その頃、出島が隠れ家だという伊太郎が戻ってきて、キューちゃんに事態を聞いてすずらんの母を救いに行く
この奮闘で伊太郎はペストねずみにかまれてしまうのだった

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

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7月号
すずらんの母は町を去らず、葛飾の花屋の売り子となっていた
今は、海岸の出島の小屋に住んでいるが、くも姫はねずみに母を襲わせる
ねずみは噂に聞くペスト船のねずみだと町の人も怖がって救いに行かない
さらにねずみが町に入ったらと大騒ぎ
くも姫がねずみを引き上げさせるかわりにすずらんはスパイダー魔城に行くことを同意する
ゆり姫がひそかに入れ替わってついて行く
その頃、出島が隠れ家だという伊太郎が戻ってきて、キューちゃんに事態を聞いてすずらんの母を救いに行く
この奮闘で伊太郎はペストねずみにかまれてしまうのだった

小船純「幻の化身」59年

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曙出版9月発行、130円、B6判128P
これはまた不思議な幻想的作

青居湖へキャンプに来た真二たち
楽しい食事のあと、いつの間にか眠った真二が目を覚ますとあたりはもや
もやの中を歩いて太郎やひとみたちを呼ぶが
変な植物や岩がある場所に来て、出会った少女がここはムムの国という
少女は赤い丸族のキキ、今は991年だと聞いて過去へ迷い込んだと真二が驚く
矢が飛んできてチコ族に連れ去られそうになるキキを真二が救う
赤い丸族の町へゆくと、男たちが真二を取り囲み裁判になる
よそ者の真二は処刑されることになり袋へ入れて矢で射って焼き殺す
キキがともだちのビーチに頼んで人形を袋に入れ真二を救う

岩山からラジゴという怪獣が現れ町の人々を襲う
真二が火薬岩に誘ってラジゴを倒すと人々が処刑したはずなのにと驚いている
地獄から生き返ったのだというと人々は真二を恐れ手を出さなくなる
そのうち、チコ族との闘いが始まる
キキはさらわれ真二が救い出す
真二の発案で火薬砲を作ってチコ族をやっつける
やけになったチコ族の一人が火薬岩に火をつけ、爆発
このショックで火山が爆発してあたりが大被害に
気絶した真二が目を覚ますと現代に戻っている

2017年9月12日 (火)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

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6月号はコメント済みだが流れで紹介すると
港にはパロット船長の黒死船が接近している
船にペストねずみがいるのを発見した母がさらわれてしまう
くも姫はパロットと組んですずらん・ゆり姫を襲おうと企んでいる
すずらんのお披露目舞踏会が近づいてきたが、「招からざる客」というくも姫からの予告状が届く
すずらんはゆり姫が着替えをする所を見て首にくもの形のあざを見る
かつてくも姫に吸われた跡でこのため結婚もせず男装で通していたらしい
母ふじ子がすずらんに打ち明けたのは、くも姫に狙われる血筋であることを知られたくなくて重吉が処罰されるのに事実も告げられなかったし
もう一人の娘も犠牲になることを恐れすずらんを預けたのだという悲しい事実

大江よしまさ「宝石を追う影」56年

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曙出版10月発行、130円、B6判128P
横浜の丘にある孤児院若草の家に暮らす大助・まり子
くつみがきをしている大助に婦人が預かってくれとこけし人形を渡す
そえられた名刺には「東京都何戸加区 緑川春子」とある
ガード下で人形を狙うギャング一味に襲われるがまいて戻ると
まりちゃんも同じ人形を持っている
彼女の姓も緑川、ひょっとしてお母さんではと何戸加区を訪ねてゆく
若草の家で行き先を聞いたギャングがやってきて二人を追い詰めるが
ギャングの一人が大助の兄の青田一郎
弟とわかって助けようとして、親分に撃たれそうになる
そこへ現れた、顔全体をマスクで覆った覆面男が銃を出して救う
ギャングは人形二つが集まればいいとまりちゃんをさらって逃げてゆく
一郎は戦中、緑川氏の部隊にいた
緑川隊長が現地の土人を助けてもらった宝石を日本に送り、隠し場所をこけし人形に記したという
同じ部隊の黒井源太がギャングになって狙っている
一郎はこれだけいうと自首して、二年の刑に服す
一郎の通報でアジト淡路ビルへ警官が乗り込んだときは別のアジトへ逃げ去った後だった
その車のトランクに若草の家のケン坊が隠れていて第二のアジトから逃げ出してきた

そのころ、こけし人形の暗号を解こうとした黒井、わからなくて名案を思い付く
警察に記憶喪失が戻ったと緑川氏が警察へかけこんできた
警察に妻を呼んでもらって、再会するのだが、油断のすきに賊が入って
緑川氏をなぐって妻をさらって逃げる
戻る緑川氏と大助の前に逃げてきたケン坊がやってきた
緑川氏に警察へ連絡してもらい二人はアジトへ向かう
気になることがある大助はアジトへ着くとケン坊を先にたて自分は木の上で見張ると
ケン坊に襲い掛かる手下を倒してしまう
ケン坊に警察へ走らせて、自分はアジトへもぐりこみ、まりちゃんとお母さんを助ける
脱出の時、三人の敵に応戦するが不利になってきたとき、覆面男が現れ助けてくれる
覆面男は撃たれるが、ケン坊が呼んできた警察が来てギャングは逮捕される
かんじんの黒井がいないが、あわてず緑川宅へ戻った大助
家が荒らされているので緑川氏が黒井が変装した偽物と断定する
銃をつきつけるが、覆面男が現れつかまえる
男は遅れて日本へ戻ってきた緑川氏
黒井が狙っているのを知って、すぐに家に戻らず見張っていたのだった

2017年9月11日 (月)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

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5月号

母は花売りの仕事をして町にとどまることに
産みの母は、すずらんはさらわれたことにしていたのをざんげしようと教会へ行く
警視総監でイギリス視察に出ていた夫桐之進が戻ってきて妻の後ろ姿を見てつけてゆく
教会ではすずらんを横に、なぜ捨てたのかを告白する
代々母の里見家は吸血鬼に取りつかれていた
それを黙って伯爵に嫁いだ母
一人目の娘ゆりえが血を吸われる事件が起こって、二人目のすずらんを捨ててしまった
ゆりえの事件では係医の重吉(青空先生)が重い刑を受ける
神に裁きの声をお聞かせくださいという母の言葉に、桐之進が現れ、
「夫と一緒に迷惑をかけた人々を探しておわびしょう」と妻をいたわる

西田静二「ふしぎなしろ」55年

Nisida5506fusigi
「一年ブック」2月号より「二年ブック」へ連載
青山岩男作でつづきえばなし
4月号
悪者につかまったゆり子を探してしろへ潜入したあきら・はる子
ベッドに横たわるゆり子を見つけたところで足音がした
ベッドの下に身を隠す二人にぶきみな覆面をした悪人は気づかず
二人はゆり子を連れて外へ出て鷲を見る
鷲の音に悪人が出てきて、ゆり子はまた捕まる
鷲が悪人にとびかかり、犬の太郎も来て二人は太郎について逃げ出す
5月号
小さな洞穴について、はる子が穴を抜けて旅館に知らせる
あきらは悪人につかまってしまう
はる子はお父さん・警官を連れてしろへ戻って来る
6月号
城へ入ってゆり子が見つかる
そこの鎧にみんな入って隠れていると悪人が戻ってくる
あきらは縛られて一緒に連れられている
ゆり子がいなくなっているのであきらに白状させようとなぐろうとするところ
鎧から警官が飛び出して悪人をつかまえる

しろ(館)で行われた犯行が何の目的だったのかわからないまま終わってしまうのが変
西田さんの絵も漫画の時に比べておとなしく物足りない

2017年9月10日 (日)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

4月号
すずらんはいなくなった育ての母を探して飛び出し、くも姫につかまる
そこへまるみから逃げてきたパロットがやってくる
パロットは元スパイダー家に仕える下僕だったので、くも姫に従うことに
伯爵家の名犬ルッシーがやってきて、こうもりを防いですずらんを救い出す

すずらんの母親は口入れ屋で仕事を探して、すずらんとすれ違い
町に職がないので地方へ行こうかと考えている

今橋さとし「からてチョップくん」55年

Imahasi
「三年ぶっく」6月号縦2/3サイズ8P読み切り
靴磨きをしている小森くんに沖への合図を指図しているギャング
家出した兄が乗っているぞと無理矢理やらされることに
見ていたチョップくんが様子を見に行くと
荷積みをしている兄と会えた小森くんだが密輸に手を貸すなといい鞭でたたかれる
兄がかばうと裏切るのかと数人とやりあうことに
チョップくんが加勢して密輸団をのしてしまう

2017年9月 9日 (土)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

3月号
襲われた倒れている伯爵夫人をキューちゃんが見つけてすずらんに告げる
捕り物名人のまるみがパロットを追いかける
伯爵家では、すずらんの母の退院祝いに会を開こうと考え、すずらんにドレスを着せる
それにあう首飾りをと言うとすずらんが持っているものを出し、伯爵夫人の実の娘であるとわかる
これを窓から見た母は、すずらんの幸せを思って去って行く

魚伊うなぎ

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大阪に出て帰りに高島屋へ寄る
体がぼんやりして、食器売り場まで行く元気がないので食料だけ買ってくる
やはり魚伊でうなぎを2家族分
両親の方は弁当で、うちは小を一匹
いつも通りここのうなぎはおいしい

松茸ごはん

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中国産の松茸、切り身が1パック1500円のもの
香りがよく松茸ごはんにしてみたが、香りが飛んでまあまあ

おかずにつけた鯛の切り身を刺身にしたのがとてもおいしかった
珍しいはもの造りも買ってみたが、こちらは骨が残って今一つ

小宮小次郎「若王と山女」55年

Komiya5506wakaou
「三年ブック」掲載の「つづきえものがたり」
4月号5P
若王、山女は大山主から忍術の巻物二巻(山の巻・海の巻)を授けられる
それをねたんだ海ひこが海の巻を横取りして逃げる
鷲を出すと海ひこは大蛇を出して鷲に巻き付く
鷲は蛇を破って飛び立つ
これで海ひこは海へもぐってシャチの姿になる
若王は大ナマズになる
若王が留守の間に、海ひこの部下たちが船に乗って浜にあがり山女を攻める
5月号5P
気づいた若王が忍術で家来をなぎ倒す
驚いて船に戻ろうとするのを竜巻を起こして船を壊してしまう
油断している若王から山の巻を取って、大蛇で二人をからめてしまう
6月号4P最終回
巻物を二つとも取られて忍術が使えない二人
蛇にからめられ力を失ったところを海ひこが刀で刺そうとする
命乞いをする山女も押し倒す海ひこに竜が現れ口から火を吐く
海ひこは大山ぬしの使い竜に加えられていく
若王たちのもとには二巻の巻物の他に、山ぬしが授けた天の巻が落ちていた
二人は三巻をほこらに収め、忍術に頼らず生きていく誓いを立てる

2017年9月 8日 (金)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

「りぼん」2月号
すずらんの実の母は華族病院の副院長ゆり姫の母親、伯爵夫人
目が見えないまま、通りですずらんと出会うがすれ違い
すずらんの声をまねた海賊パロットが話を引き継いで、ゆり姫に続いて狙われたすずらん・まるみを捨てた経緯を話し出す
パロットは伯爵夫人が持つクラブの首飾りをまんまと盗む

武内つなよし「ベルちゃん博士」55年

Takeuti5506bell
「三年ブック」
「二年ブック」1月号でロケットを盗まれた回を読んでいた作品
三年にも続いていて、泥棒を追って月まで行ったらしい
4月号4P
月の世界へ出発したベルちゃん
そこは原始怪獣が暴れている世界
ギルバという大恐竜が襲ってきて、ロケットに乗って逃げるベルちゃんたち
ロケットに二匹ギルバがしがみついて日本の山中へ落ちる
5月号
箱根に怪獣現るの報告を受けた警察隊が戦車を出動させる
砲弾の嵐でギルバを退治したと思ったら、それは小さい方
大きいギルバが現れ火をふくと戦車も壊滅する
ベルちゃんは東京へ戻って退治する薬を研究する
6月号最終回
ギルバが東京へ迫る
迎え撃つ戦車でもかなわない
ベルちゃんは風船を持って向かう
その中にはギルバをやっつける薬が入っていて、頼りなげな風船だがギルバの回りで破裂して退治できた

2017年9月 7日 (木)

秋サケの幽庵焼き

秋になって魚介類はなにが出るのだろうとコーヨーをのぞくと
秋サケのきれいな切り身が並んでいる
「今日の料理」9月号でみた幽庵焼きを作ってみる

サケ二切れに塩をして5分
幽庵地(醤油大匙1、みりん・酒小2)を少し舞茸に塗って、残りはサケにして10分
サケの幽庵地をふきとり、横に切れ目をいれチーズをはさみ
耐熱容器に舞茸・サケを入れて魚焼きグリルで8分

柳原さんのレシピ
サケとチーズは相性がよく味がしまる
副菜は、白菜と厚揚げの煮物・なすとししとうの甘辛炒め

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

「りぼん」1月号
「星の子」連載と同じ頃「りぼん」に掲載されていたのが「すずらん」
こちらは最終回まで読んでいたが、62年の掲載は6、9、10月号しかコメントしていなかった
抜けていた号は北海道立図書館で閲覧して複写もとっていたが・・

時代背景は明治初期
官軍の侵攻で飯田町を離れたすずらん母子
すずらんがくも姫に狙われ、逃げる途中川で破傷風にかかる母
町の華族病院に入院させることができたが
その副院長ゆり姫が実の姉、伯爵夫人が本当の母という筋立て

1月号
病気の母に果物を買ってやりたいと新聞配達のアルバイトをするすずらん
犬に襲われた小犬を救うが、そのペロの飼い主がどうやらキューちゃんのおじいさんらしい
おじいさんが仕える屋敷は「スパイダー」と表札がある
その頃、伊太郎とキューは町へ向かっていた
くも姫も血が不足して倒れていたが、白川警部の息子太郎がそうとは知らず馬に乗せて町まで連れる
くも姫は町へ来て華族病院に自分の求める血のにおいをかぐ

益子かつみ「さくらんぼ姫」55年

Masuko5506sakuranbo
「三年ブック」
以前「二年ブック」連載を2月号まで確認し、3月号所蔵がなく、4月号に掲載がないとしていた
考えてみると学年が上がって掲載が続くので次は三年ブックの4月号
8P
アメリカでインディアンにつかまった騒動は無事終わった様子
姫・殿は日本のわが城に戻っている
そこへアメリカからレモンくんが訪ねてきた
お城を案内して、床に座って食べられないというレモンくんのため小姓のやまいもをイスにする
料理にある山いもを食べようというのを自分のことと思って山いもが立ち上がりレモンはひっくりかえる
パパ(殿)はおみやげのせっけんを食べ物と思って泡をふく
蓄音機に乗って回り出すしまつ
5月号
黒猫魔人がさくら城の日かぎ月かぎを盗みに来るという
魔人は強いが突如現れた三日月頭巾が助けて追い払う
残していった書き付けに夕立城が攻めてくるとある
準備をして、夕立軍勢と戦いが始まる
殿は山いもにかぎを持って姫と逃げさせる
道中、魔人が現れ、再び三日月頭巾が加勢してくれるが、落とし穴にはめられる
6月号
三日月頭巾を助けようとして山いもも穴に落ちてしまう
幸い、山いもの帯が木にかかって二人ともでられる
連れ去られた姫を助けるが、山いもと船に乗るとまた魔人一味が襲ってくる

ちょっと活劇っぽくなったところで続きの号がなく不明

2017年9月 6日 (水)

野呂新平「星の子」63年

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「少女ブック」12月号
セシリアさんに内容を教えてもらった最終回をデジタルデータで読むことができました
(ここまでのあらすじは
南海の紅島に降り下りたような女の子キララ
おすぎおばさんの家で世話になっていたが
キララの噂を聞きつけて売り飛ばそうとする二人組
遠い星からきたキララ王女を守るため侍従長ゴーレムが円盤で来るが
二人組のため撃たれ悪人も一緒に海に沈む
キララは知らない土地に落ち、病で死にそうな少女クララを助ける
その兄、太郎と知り合うが、地球の水を盗みにきた怪人の引き起こす事件に巻き込まれる)

日本は水けがあるので、日本人を皆殺しして征服しようとする植物人間エンガチョ
エンガチョはキララをつかまえて印刷工場のシャッターを閉める
エンガチョは力を貸せと迫るが断るキララを鎖で宙づりにする
大学生の太郎はキララを救出するため、印刷工場の窓が開いてるのをチャンスと
横づけに止めた消防車のハシゴ車をよじ登り、窓から侵入しキララを救出する
キララのアドバイスで水道を止め、ボイラーに燃料をスコップでドンドン入れ、焚き続ける
熱さで参った鯨怪獣とエンガチョが水の奪い合いで争いはじめ、鯨怪獣がエンガチョを食い始める
太郎が暑さをがまんして炊き続けると2体共に燃え上がり死滅する
太郎とキララが屋上へ行くと空には円盤が飛んできていた
太郎には「僕の妹にならないか」と誘われるけれど
「お母さんが呼んでる・・お迎えにきたんだわ・・」
そう言ったと思ったらフイと消えて、きれいな円盤も上昇していってしまった
「あの子やっぱり星の子かなぁ・・僕キララが好きだったんだ・・」という太郎 で完
Noro6312hosinoko2

コーンフレーク衣によるフライ

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8月の土井レシピはフライの衣に工夫がある
コーンフレークを一袋買ってきて、適量をくだいて衣にする
ささみのフライはまずまず
衣は確かにしっかりしているが、普通のパン粉でもよさそうに思う
ささみがフライにしても味が薄くてうまみが少ないのが一番の難点

前日はかぼちゃコロッケを作り、オーブンで焼いた
この時、パン粉を油でこがしてから具につけたがまだらになってよくない
普通につけると焼き具合がゆるくて物足りないのだが
ここでコーンフレーク衣を使うとかりっと仕上がって感じがよい

河本長鳩「嘆きの賛美歌」57年

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曙出版、130円、B6判128P

五十嵐民子は両親がなく叔母の世話になっている
叔母はけちん坊で民子の修学旅行費用も出してくれそうにない
そんな民子にうれしいことは三年前に家出した兄が帰ってくるということ
叔母の金を無断に使おうとしたのをとがめられ飛び出したので叔母は戻ってこないという
兄隆司は自衛隊に入っていて射撃の名人と安定していた
近くまで来て交通事故で入院したが記憶を失った
事故相手の車に乗る社長が引き取り別の顔に仕立て仙太郎と呼ぶことに
社長は裏で悪事に手を染め、仙太郎を使おうと考えた
同じように使われている松造は、民子の叔母から金をうばって逃げる
民子と同級の妹に非難され悪事から手を洗うことにした
社長は松造を処分するように銃を仙太郎に渡すが、自分の腕を撃って戻って来る
それ以来、仙太郎は社長の片腕として銃の腕前をいかし、銀行強盗などを始める
警察に囲まれ撃たれてしまう仙太郎
民子と会うようになってから少しずつ記憶を取り戻してきた仙太郎は
最期に民子に身分を明かす
家出以来、修道院に入っていた妻のふさえも駆けつけ最期を見取る
おばは帰ってきたら金は隆司に使わせるつもりだったのに後悔する
民子の修学旅行も出してやり、母も修道院から戻ってくる

隆司の妻まで叔母のところにやっかいになっていたというのは変な話

2017年9月 5日 (火)

石川球太「ザンバ」64年

5月号本誌8P  (デジタルデータ)
途中いたるところで人や動物の死骸
どれにも不気味な斑点があり、流行病(ドクロ病)だと思われる
部落に入ると人が見えず、ともかく井戸でのどを潤す
そこへ部落の人たちが現れるが、みんな斑点がある
水を飲んだザンバたちは病にかかるのか ここで付録へ続く
病は火山灰が原因とあとでわかる

6月号本誌25P  (デジタルデータ)
ザンバがはまったアミノ罠の上からのしかかる勇壮な戦士ナイロビ
その上からさらに怪物がのしかかる
ナイロビが怪物に襲われるが虫寄せの術を使って逃げる

その頃、グレタ大酋長に会いにガルボ婆がやってくる
チョムガが部族につかまりザンバが救いに出る
谷に岩が落とされる

7月号本誌22P
ナイロビが前の貸しをちょうけしにするためザンバを救う
ナイロビがグレタ酋長のところへ行くとチョムガは石の花のおかげでドクロ病が治っていた
石の花のありかを問うナイロビに酋長はどうしたことか素直に谷へ案内する
石の花が見つかると酋長は一目散に逃げ出す
そこは一つ目のカラベロが守る場所だった 付録へ

8月号本誌15P
石の花を持ち帰ろうとするザンバたち
カラベロが背後から迫るが、深手のナイロビが突進してカラベロと相打ち
ザンバたちに石の花を持ち帰らせる
火山の噴火が始まり、ブウエ族たちも逃げ出す
ドクロ病のもととなる黄色い霧は火山噴火によって噴出が止まってなくなる

ベニン王に勝利した4月号で白王が親子の対面をしたらよかったのに
ジンバブエまで進んだのは連載を引っ張るためだけだったのでは

薬師寺裏イタリアン:アムリット

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サンスクリット語で不老長寿を現す言葉らしい
NTTでポイントがたまって食事券にかえてランチを予約
薬師寺駐車場のとなりにあって、喫茶や小物の店も併設した大きな店舗

ランチは3800円相当のものに飲み物が一つついてくるセットのペア分
前菜はイタヤ貝とパパイヤのタルタル仕立て
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パスタが生うにのクリームソーススパゲッティ これはプラス800円
メイン料理がスズキのソテー、赤ワインとミントのソース
デザートが林檎のつめたいシブースト
これにコーヒー
飲み物はノンアルコールビール(サントリー)にした

前菜のイタヤ貝が新鮮でパパイヤもよくあっている
うにのスパゲッティはクリームソースが重いけれどよい味のソースになっていた
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メインのスズキは愛知産、鮮度はそこそこだが、うまい焼き具合
手前のきゅうりくらいの輪切りは黄色いズッキーニだそう、これもおいしい
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デザートがこのランチでは一番では
シブーストはスポンジケーキの上にカスタードとメレンゲ合わせが乗っているが
りんごの甘煮がその上に乗ってまわりをぱりぱりの焼き皮で包んでいる
この皮がまた風味よく、とてもおいしい
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一般のシブーストと比べてもよく作り上げられた逸品だった

揚げないフライ:かぼちゃコロッケ

お昼にレストランで食べたので、コロッケは揚げない形で
かぼちゃはもらいものの大きなのの最後
それをゆでてつぶして、ポタージュでもよかったがまだ暑いので

パン粉を大匙6、オリーブ油小さじ2でレンジ一分半
パン粉のこがしはフライパンでもよいそう
たねにまぶして、230度のオーブンで10分間焼く
香ばしさは不足するが、なんとか・・

これに小松菜のお浸しと冷ややっこ、甘酒のスムージーをつけて夕食

大江よしまさ「山彦の歌声」56年

Ooe56yamabiko
曙出版、130円、B6判128P

馬のタケルにまたがり山野をかけるはるみ
山で火事にあうが、男が火をつけたのを見ている
火事から脱出するのが大変だが、母もかけつけなんとかでる
放火を指図した阿奈倉は、はるみの兄五郎を放火犯として訴える
五郎は無実をはらすため警察から逃げる
警察も真犯人のめぼしをつけていてひそかに密偵しているのだが

母が火事のため入院し、費用がかさむ父はタケルを阿奈倉に売る
はるみがかけつけるともう東京へ向かったという
案内してもらって東京まで行くというはるみ
これもはるみをおびきよせる罠だった
それを知った五郎は、阿奈倉の手下と東京へ向かうはるみを追いかける
列車で手下が話しているのを聞いたはるみは列車からとびおり追いついてた兄と村へ戻る
同じ列車に乗る若者がピストルを持っているようなので心配だが
村の駅を下りると、阿奈倉が待っていって車で屋敷へ連れ去れる二人
列車の若者は東京から呼んだ鉱山技師だと入って来た
ウラニウム鉱が見つかり、火事で値打ちが下がった山をかいたたくという筋書きだった
はるみはタケルに乗って逃げ出し山へ阿奈倉を追う
銃をつきつけられるが、技師は谷村刑事で形勢逆転
窮した阿奈倉はダイナマイトに火をつける
爆発が避けられないという時、タケルがダイナマイトを口でくわえて走り去り、爆発で命を落とす

馬が救うというちょっとありえないラストだが、大江さんの絵がうまく読ませる
大江さんがこんなにうまい作家だと認識を改めた作品

2017年9月 4日 (月)

石川球太「ザンバ」64年

1月号本誌8P
王軍に火矢を射られて小屋が燃え出す
出てくるところを仕留めようとした軍だが、みんなは地下道を通って逃げ延びる
一気に勝負に出ようとタブー谷で白王勢が集合する
ザンバは白王が父だと気になり、まず白王の所へ急ぐ
ザンバの行方を崖の上から見つめる人影、タブー谷の結集も王軍には知られてしまっているというところで付録へ
1月号付録が32P
黒ヒョウ団を指揮する白王が自分の父ではないかと思ったザンバは総決起にもかかわらず白王の隠れ場所に向かう
ガルボ婆につけられ岩の中から入り込む所を見られて王の軍隊が向かう
白王は自分は父親ではないと断言する
落胆したザンバは帰り道、油断していてベニン王につかまってしまう
人質となったザンバの身代わりとしてベニン王は白王を要求するがそれに応じるところを見るとやはり実の父かも知れないとまわりの者たちが思う

2月号本誌12P  (デジタルデータ)
白王と交換に解放されたザンバは途中、寝ているところを王兵に襲われるが
寝ている様子を装っていて兵たちを倒して白王・黒ひょう隊の秘密基地タブーの谷へ着く
ダムレに頼むが、全体の戦いを待てといわれ、ザンバ一人で白王を救いに行く
ベニン王は捕らえた白王を拷問して隠れ家を聞きだそうとする
白王が口を割らないので巨大ワニ、ガビラに食わせようと

3月号本誌28P  (デジタルデータ)
イグアナもシバ、チョムガまでつかまったと聞いてザンバの加勢に向かう
ガビラの沼へたどり着くと、ちょうどザンバがガビラと戦っている
苦戦の末にのどをついてガビラを倒す
イグアナも加わりベニン王と戦い、白王を救ってタブーの谷へ戻る
翌日がいよいよ決戦の時
イグアナは白王に迫り身分を明かすようにいう
白王が仮面を取ると日本人の顔、確かにザンバの父親南一郎だと明かす
ただ今は決戦で気が緩まないよう黙っていてほしいとイグアナに語る

4月号
いよいよベニン王城を攻める大決戦
城からは新兵器、カブトガニのような戦車が次々と出てきて苦戦する
じっくりと見ようと言う戦法で、鉄の中に二匹ずつ馬が入って動かしているだけのものと知れる
粉砕塔を使って城へ入りこむ白王軍
王は城壁をくずし、付近の地面をくずして混乱させる
次々に繰り出される兵士に白王軍は退却
戦利品として捨てられた木製の巨象ローグを城に運び込んで酒盛りが始まる
夜になって木像の中にひそんでいたザンバたちが出て城門を開け戦闘を有利に
ベニン王は巨大化するが大部分はまぼろしと見破った白王が切る
魔王とガルボ婆は混乱に乗じて宝を持って逃げようとするが城全体が沈んで行くのにのまれる
王は滅び白王は去る
自分の父と思っていたが、白王の口から別に父はいると教えられさらに探す旅を続けることに
シバはバッシ族の母親と再会して国に戻る
シバもザンバと同じお守りを持っていたはずだが、それはザンバの父からもらったものだったのだろうか
4月号の最後数頁でザンバ第四部へ
ジンバブエに向かったザンバは至る所でドクロの死斑が出て死んでいる動物を見かける
恐ろしい病が流行っている土地へ進んでいるというところで次号へ

オーストタイガー海老のフライ

春に好評だった海老フライをひさしぶりに
暑さが一段落していて、本格的なフライも料理する気分になる

今回は海老を一人二匹、他に貝柱のフライ
副菜はサラダとアスパラガスの牛肉巻
スープはまだ

楠高治「仇討ち新影流」56年

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曙出版、130円、B6判128P

無実で島流しになった椿菊之助、名月城家老の息子
同じく島流しになっている43号老人がなくなり、いまわのきわに宝の地図をもらう
老人は脱出用に穴を掘っていたが、老人を入れる死体袋にかわりに入って菊之助が脱出する
海を漂って、海賊ブックの船に拾われる
宝の地図を持っていると知られて、出すように迫られる
そこに落雷があり、船は沈んで島へ流れ着く
なんとそれが地図の島で、同じく流れついたフーさん、テンさんと探すことに
二人は気が良いので宝を探しても安全だと行動している
見つかった時、火山爆発が起こり、もてるだけもって脱出してそれぞれ別れて行く

菊之助は自分を陥れた黒川悪之介とその弟半之助に復讐を
かつての藩に戻り友人二人と出会って、屋敷へつれて行く
二人は100万両もする売り家だとおかしがるが、菊之助が見つけた宝で買い取っていた
お女中をたくさん雇い、豪華な御殿になっている
それを怪盗はやぶさ一平が狙うと予告状を送ってきた
女中に化けたはやぶさを見破り、見事な立ち回りではやぶさを手下にする
忍びのこころえがあるはやぶさを使って、黒川屋敷に幽閉されている妹かさねを取り戻す
菊之助が黒川一味と果たし合う
雇い浪人五治良を倒すと、黒川兄弟は石を落とそうと持ち上げ
かえってそれが自分たちの上にのしかかり崖から落ちて最後を遂げる

絵柄がいいのに、話が落ち着かないめつれつぎみ

2017年9月 3日 (日)

石川球太「ザンバ」63年

7月号本誌15P  (デジタルデータ)
ザンバはベビ族の少女に救われる
少女はザンバのいろんなことを聞きたがり、髪の毛が弱点であることも教えてしまう
少女は女王が化けていてたいへんなことに ここで付録へ

Isikawa6308zamba
8月号本誌16P  (デジタルデータ)
つかまったザンバをイグアナが救う
森のゴリラはいつの間にかザンバたちの味方になっていて、戦いの歩が悪いと魔王は金を持って逃げる 付録へ

9月号本誌19P ベニン王国編へ
女王はブーラを鏡で脅して手なずけていたが、その鏡をなくしてコントロールがきかない
目をやられたザンバはブーラを湖の方へ誘い出し、ともに水中に落ちる
目つぶしのききめが消えて自由に見えるようになったザンバはブーラを倒す
女王にだまされ髪の毛を切られて力を失ったザンバだが、毛長族の信仰を信じて力を失ったと思っただけで
力はザンバの中に備わっていたので力を取り戻していた
女王は幼い時、魔王がさらってきたとわかり、父を殺した魔王を仇と追う
魔王は金を持ち逃げしガルボ婆とベニン王国へ入ったらしい ここで付録へ
9月号付録が48P
ベニンの町にやってきたザンバたち
入り口には見張りがいて容易に入れてくれそうにない
先に来たボアーは金をつかませて通過したが
すもう大会で勝つと金をもらえると知ったザンバは試合に出て、力持ちのダムレと分ける
ダムレに長老の所へ連れて行かれるが、こっそり見ていたガルボ婆がダムレが黒ヒョウ団の一味だと役人に密告して長老の家が兵士に囲まれる

10月号本誌6P
ザンバは逃れたが女王とチョムガが王兵に捕まりザンバは王宮へ忍んで行く
王宮に近づくと仮面をかぶったような獣が現れる
10月号付録32P
場面はベニン王国
宮殿に近づいたザンバたちに人頭獣身蛇尾(ピオ)の二匹が襲いかかる
コンゴがやられ笛を吹いて黒ヒョウ団の助けを呼ぶ
そのころ、王国にやってきたブラックボアは国王ベニン六世に謁見する
ボアは国王を手なずけられると考えていたが、巨大化したベニン王に恐れ入りボアが従う
宮殿の牢屋に近づいたザンバはとらわれの女王を救い、逃げだそうとするとピオが入ってきてザンバを見つける

11月号  (デジタルデータ)
Isikawa6311zamba
ベニン王が現れベニン王と戦うザンバ
ダムレがつけてくれたものかげにひそむことができる影男が魔王を倒してくれベニン王もくぎづけに
牢の窓を見るとピオが顔を出す ここで付録に

12月号
ベニン城へ入りとらわれたシバたちを助けたザンバ
ベニン王が巨大化して力をふるう
追われて谷に落とされ上から岩が雨のように降る
巨象に乗るローグの使者と名乗る白王が現れ王と一戦交えベニン王も退散する
黒ひょう隊のダムレが白王の配下だと知ったザンバは白王に従うことにする
白王はサムライの術という拳法をザンバに教えてくれる
白王のかぶる仮面はザンバの持つ般若面と似ていてひょっとすると父ではないかとザンバが思う
ベニン王の行列をさぐっているのを悟られ、ガルボ婆につけられたザンバ
ダムレの隠れ家でイグアナ、チョムンガ、シバと再会するが

赤塚不二夫「嵐の波止場」56年

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曙出版、130円、B6判128P

こけし人形を拾ったヤス子はサングラス男にからまれ、ター坊にパスして逃げ延びる
探偵気質のミドリに見せると一日貸してと、虫眼鏡で書いてあることを読んで事件を知る
フジオに相談して、次の日、こけしを返してもらったヤス子が公園でサングラス男にさらわれる
密輸団のアジトに連れて行かれ、こけしを開けると中は警察の住所が書いてある
ミドリがフジオと付けていて、警察に通報し、乗り込むまでに密輸団を倒してしまう
こどもたちの立ち回りがいきいき描かれている、この話は54Pまで

続いて「腕時計失踪事件」
ミドリがお隣でなくなった腕時計の犯人を突き止める話
箪笥の上に置いた時計がわずかの間になくなったので家の者が犯人
動機をあげていき、ヒデ坊が腹いせに隠したと推理する 71Pまで

ここからが「嵐の波止場」、ミドリ主演の三話目
ミドリがカメラを買ってもらい、フジオ、ヤス子と写真を撮ったあと、フジオが一日借りて帰る
公園で車から男が撃たれて、フジオがかけつけるとT大の糸山博士に届けてくれとカメラを渡される
糸山博士を訪ねると、ロケット設計図を盗んだスパイ団を調べてもらっている探偵だという
そこへスパイが入ってきてピストルをつきつけたカメラをうばって逃げた
同じカメラだから間違ったのが、ミドリのカメラをうばっていった
探偵のカメラを現像して、スパイ団が逃亡する波止場へ向かう
これもフジオたちの活躍で事件を解決する

話がそれぞれ短いのが残念だけど、すぐれた構成、アクションが興味深い

2017年9月 2日 (土)

石川球太「ザンバ」63年

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1月号号本誌24P
神としてベビ族にあがめられる若い女王が登場(シバ)
1月号付録へ続く

2月号本誌
赤毛族は敗れ、占い婆ガルボと酋長は砂漠を逃げ落ちる
シバ女王率いるペピ族が二人をとらえるが、日食を利用してガルボ婆はすっかりペピ族を手なずけてしまう
ペピ族の標的はザンバたちとなり、数多くの豹をさしむける
豹を倒すと、ブーラという巨人が登場、これはザンバ以上の怪力
さらにザンバが投げるたびにブーラに力を吸われるのか相手が力付いてくる
象のテンホーが助けに来てくれその場を逃れることが出来る

2月号付録が32P
女王国の使う怪物ブーラがザンバに負けて傷ついて戻ってくる
ガルボ婆はブーラを操る鏡を出すように女王に要求するが催眠術の掛け合いで女王にまける
ザンバは泉で以前会った女王に再び出会う
彼女が落としたお守りを見るとなんと自分が持っている形見と同じ般若の模様がついたものだった
自分も同じものを持っていると語ると「父のかたきだ」と斬りつけてくる
逃げる女王を追ううち魔王ボアーがザンバの前に現れる(女王は魔王に従っているらしい)

3月号本誌  (デジタルデータ)
魔王ボアは電気の出る鞭を使うのでザンバが倒れてしまった
女王はお守りを取り返すが、間違ってザンバのものを拾ったようで中味は自分の知らない字で書いてある
「父 南一郎 母 南雅子」と
縛られたザンバにブーラがかかる ここで付録へ

4月号本誌8P  (デジタルデータ)
ライオンをけしかける魔王
これはザンバが次々針の出た落とし穴へ落とすが
今度はブーラに落とされたザンバ 死んで当然だが
前に落としたライオンの上に落ちて助かる
地面におりて穴の様子を見ると、横から腕がザンバをつかむ ここで付録へ

5月号は本誌なし

6月号本誌14P  (デジタルデータ)
女王はザンバの隠れ家をダイバに教える
森を進むダイバの兵はイグアナが仕掛けた罠に落ちてしまう
ダイバは森に得意なゴリラを使うよう魔王に頼む ここで付録へ

伊藤すみ子「涙の母子草」55年

Itous56hahakogusa
曙出版、130円、B6判128P
朝日村で繁盛している茶店まで旅してきた倒れた男
親切なおかみさんに看病してもらうが、娘光子に実は妻は生きていると言い残してなくなる
光子が幼い時、夫婦げんかの果てに妻を追い出したのだった
一度田舎の旅役者になっていると聞いて探したがわからなかったとも
光子は茶店で世話になっていたが、夕日村の祭りで芝居がかかり、行ってみる
母はいなかったがそのパール一座について母を探そうと村を出る
せっかく親しくなった富士男は別れを悲しんだ
その後、国のダム工事で村が沈むことになり、みんなばらばらに親戚を頼っていった
富士男は母より一足先に山形のおじのところに向かう
途中、パール座のポスターを見て下車して光子を探す
一座は解散していて、旅館で姉御さんが光子の看病をしてくれたいた
富士男が来たので先を急ぐという姉御を見送ったバスの看板に、光子が父から渡された母親の写真に似た役者が出ていた
中村劇場とわかって富士男と向かい、座長は母親らしいが自分から明かさない
光子は座に入れてもらうが、仲間からはいじめられる
座長がとりなして、あれこれ面倒をみてくれる
そんなある日、座長の知り合いという不良男サブが訪ねてきて、座長から金をねだろうとしている
指名手配のサブは警察が来るので、一座の金を持って逃げる
光子が取り戻そうとサブをビル屋上まで追いかけるが銃を出されて困っていると
座長がかけつけ、光子をかばう
撃たれた傷は浅く、ようやく光子に母であることを伝える
一座は解散することにして、富士男の山形おじのはからいで駅前に食堂を出し、光子と富士男の母が切り盛りすることに

2017年9月 1日 (金)

石川球太「ザンバ」62年

8月号本誌8P  (デジタルデータ)
ダイバは谷の下を探すように兵隊を差し向ける
追い詰められたザンバはコンゴと出くわす(この時点ではコンゴが仲間かわからないのでザンバは警戒している) 付録へ続く

夏増刊号は「クレムリンの鉱脈」
ウラン鉱脈を狙うA国・B国の争いに巻き込まれるザンバたち
兵隊を追い返し森の平和を守る

9月号本誌18P  (デジタルデータ)
イグアナは赤毛族につかまっている
ザンバは目を治す水をこっそり届けて、イグアナの目は見えるようになる
目が見えると知らない酋長ダイバはゴンゴロとイグアナを戦わせる

10月
つかまっているイグアナだが、ザンバがひそかに治す水を与え回復している

ゴンゴロと戦わされるが、両側から弾の出る鉄棒を武器にゴンゴロを倒す
赤毛族が襲いかかるが、チョムンガが機転をきかせ、しまうまの檻をあけ部落へ追いやると大混乱
これに乗じてみんな逃げ出し、大門を間一髪抜けてる
イグアナたちは七つの部族長と会談し、今まで自分たちを押さえつけていた赤毛族へ反乱を企てることで同意する
赤毛族はゴンゴロの遺言に従い死体を死の谷の火の水へ沈める
毛長部落へ戻ったザンバは自分がピオ川の岸辺でかごに乗って流されてきた赤ん坊だったと知る
その時、星の声がして、この子が部族を救うことになると予言し、髪の毛に力を与えると言い残した
ザンバの怪力は髪の毛に秘密があるらしい

11月号本誌23P  (デジタルデータ)
会合での奇襲作戦を赤毛族のスパイ遠耳に聞かれる
追うが逃がして、イグアナは奇襲作戦を変えようという
そのころダイバ率いる赤毛軍も進軍を始め、誰もいないはずのアカビの丘に煙が立つのを不思議に見る
11月号付録に続く 付録未見で煙の正体はわからないまま

12月号付録32P
赤矢族の圧政に耐えかねた7部族が立ち上がるが最大の難関は生き返った無敵の力持ちゴンゴロだった
ザンバはゴンゴロの怪力が硫黄谷火の泉にあると知り力を補給しに来たゴンゴロを泉前に迎え撃ち倒す
ダイバ大王と占いばばは辛くも逃げおおせる
勝利の宴の席でザンバは長老からザンバが身につけていたというお守りを渡される
その中にはザンバが日本人で太郎という名前、父母の名も記されてあった
それを見たイグアナはその守りについた般若飾りを持った日本人に会ったことを思い出す

大槻あきら「まり姫物語」55年

Ootuki55marihime
曙出版、130円、B6判128P

お城のまり姫は社会見学にと、三太夫山田ゴン左右衛門をともに城下へ出る
これをよい機会に、家老が殿様を幽閉、姫も町で暗殺しようとする
悪だくみの手紙を拾った三吉は寺子屋の先生青山に見せる
まり姫の危機と聞いて先生が、まり姫たちの仮住まいを訪ねるとかつての仲間ゴン左右衛門
青山はもとは藩の指南役だったが家老の陰謀で城を去っていた
ゴン左右衛門と青山剣の助が相談し、荷物の中に入ってお城に忍び込む
一挙に天守閣をめざし家老を退治して、剣の助もお城に戻るという単純なストーリー

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