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2020年5月 5日 (火)

昭和漫画館青虫 045 少女向けB6単行本

貸本単行本に描いた漫画家は、月刊漫画誌に描くことは少なかったので名前はあまり知られていないかもしれない
そんな中でも
彩田あきら、小坂靖博、高木康之は優れた書き手
彩田さんは58年の「マドロス乙女」を読む、港で暮らす少女キッキの物語
小坂さんは58年の「仮面の女王」、ダイヤ国の謀反に、王女を助けて活躍するルミ子の物語
少年向けのストーリーをヒロインがこなすところがおもしろい
高木さんは57年の「涙ふたたび」、貧しさからの盗みで刑務所に入れられた母と娘アケミが再会する物語
続いて読んだ中島利行は絵がさらにうまい
月刊誌でも活躍し、週刊誌でも連載を続けただけの力量が見える
57年の「はるかなる心」

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舞台は西部劇時代のアメリカ
エミ子の父若木伍郎は牧師をしているが東部へ行こうという、妻が無事なら見つかるかもと
エミ子が四つの時、母キャサリンと兄イサムも連れ西部へ向かい、途中インディアンに襲われ父母が行き別れとなっていた
東部への旅で、ワイアットアープと出会いエミ子は拳銃を習う
一年で上達するが伝染病で父が死に、ワープと別れて東をめざす
父は遺言で、日本は幕末時代、先生とする横井氏が開国の暴徒に殺され、遺児勇次郎を連れて日本を離れたという
キャサリンを妻に西部へやってきたと形見を渡される
その形見を途中で盗まれたエミ子は、とある町にやってくる
その町でイサムがシェリフをしていた

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母をおいて父を捜す旅に出た途中、この町でギャングを倒したのがきっかけで請われてシェリフを引き受けてから忙しい毎日を送っていた
盗人が落とした黒髪が入った形見袋を拾ったインディアンの娘サリーを追いかけているエミ子を見て、兄のシェリフが悪者と間違う
戦う時にエミ子が叫んだ「日本人として戦う」という言葉にようやく兄が妹とわかって分ける
二人は母のところへ向かう

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