アニメ・コミック

2017年9月19日 (火)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」63年

Noro6303suzuran
3月号最終回
魔城の外堀まで青空先生・伊太郎が来た時、丸平もやってきた
気づいたバッディ(大こうもり)がくもひめに伝える
水門から入ろうとするので、くもひめは黒い流れを満たそうとする
それは黒死病のもととなるねずみの群れだった
まるみがねずみから逃げたショックでお守りが二つに割れている
それは里見家の宝の鍵となるもの
パロットがせしめた三つのお守りも二つに割れていた
山から大きいうなり声が響き、まぼろしの犬が現れる
それを見たねずみたちは逃げてしまう
城に入った、青空先生はパロットを倒し、伊太郎はくもひめのところへ
くもひめが里見家の血を飲むのに一番よい時間三月三日の午前三時がやってきた
扉をまぼろしの犬が開けると、伊太郎が飛び込んでくもひめを刺す
病気で弱る伊太郎がまぼろしの犬と天にのぼる影が見えたところで
総監がすずらんの育ての母と産みの母、姉ゆりえを連れてくる
すずらんとまるがきょうだいの名乗りをあげるのも
青空先生がゆりえ姉さんの傷跡やママの目を治すのももうじきのことでしょうと終わる

「星の子」より幻想性は少ないものの、ストーリーはかっちりしている

永島慎二「愛犬タロ」57年

「少女」1月号より連載
山野井章太はいじめるのを捨て犬かばって学校へ持って行く
犬がいるのを知った担任は叱るが事情を聞いて許し、タロと名付けた子犬をみんなもかわいがるように
2月号
三ヶ月後
章太の家は貧しく、秋田犬を探している大臣が高く買ってくれると
金貸しの甚兵衛がタロをつれて行く
3月号データ無し
4月号

Nagasima57taro

甚兵衛と一緒に車で東京の大臣の屋敷までタロをつれて行く
途中でタロが逃げないように
娘みどりはタロを喜ぶが、章太は悲しくみどりにも反抗的な顔をする
5月号
みどりはタロを大事にするが、タロは食事を食べようとしない
庭に放し走らせるのは喜んでかけまわるが、やはり食事をしない
ある日、タロは大臣の屋敷から逃げ出して、章太の故郷をめざす
6月号はデータが無く、おそらくこの号で終了した様子

55年に単行本となった「愛犬太郎」に比べると絵はよりかっちりしている
頁数の関係で内容は簡略になっている
かつて「COM」の別冊で復刻が載ったが、併録の「二級天使」の印象が強い
別冊は処分したので今は内容を拾えない

2017年9月18日 (月)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」63年

Noro6302suzuran
2月号
黒死船は木曽川をさかのぼり魔城をめざす
近づくと城とマストに綱を渡し、すずらんを乗せて、オオコウモリがひっぱる
ほんとうはすずらんが好きだったトラコ
まるみと仲良くするのがくやしくていじめていた
青空先生に魔城へ連れ去られたことを告げると、回復しはじめた伊太郎も体を押して木曽をめざした

東浦美津夫「走れ朝風」59年

Higasiura6003asakaze
「たのしい五年生」4月号より連載
舞台は北海道
みや子は朝風という馬を愛しているが、おじが才能を見て競馬でかせごうとしている
馬買いはみや子をだまし、馬市でサーカスに撃ってしまう
東京へ連れ去られる朝風を追ってみや子は友達のけんじと船に
11月号
津軽海峡で連絡船が嵐に遭い、東京行きの列車に間に合わなかったので東京まで追って行く
駅でのらいぬグループに鞄を取られる
12月号データ無く
60年1月号
朝風を取り戻したみや子とけんじ
北海道へ戻る旅費がないと困っていると、本当の父母が名乗り出る
父は馬狂いで全財産を馬に費やし、子どもを養うこともできなくなった
知り合いにみや子を預け、競馬で成功し今はたくさんの馬を持った資産家となったという
新聞にみや子たちの話と写真が出たのを見てかけつけたのだった
父は、朝風が風の王の子と聞いて、競馬馬として育てたいという
みや子は東京で暮らすことになりけんじは北海道に戻って行く
朝風は春のレースに出るため調整を始める
2月号データ無し
3月号
レース前に倒れた朝風、しびれ薬を飲まされた
ライバルのダックグループのしわざで協会長が認めてグループを追放
その後、レースで優勝した朝風は、アメリカのレースに招かれる

2017年9月17日 (日)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」63年

Noro6301suzuran
1月号
トラ子が熊手を持って襲い掛かるのを舟で寝ていたキューちゃんが見て網でからめとる
網から出たトラ子はキューちゃんを覚えていて魔城のどれいだというのでしゅんとなる

丸平がガメ松家の二階に青空先生の影を見つけて総監に報告
迎えに行こうとしたとき、浜に黒死船が近づくと警鐘が鳴る
総監は青空先生とくもひめを対決させようと考え警官を動員する
そこへ五井総長がやってきて、くもひめが事件の真犯人であることは知っているという
某大国のひめぎみゆけにとらえるわけにいかないと大臣の命令があったことを教え
青空先生は犠牲にせよと命じる
一方、ガメ松はくもひめにすずらんを差し出す役目がある
トラ子が仲直りしたいといっていると誘い出し浜に連れてゆく
キューちゃんが見つけて止めようとするがくもひめの吹き矢で倒れる
丸平がキューちゃんを見つけて黒死船にすずらんが連れられたことを知る
悲しいことにキューちゃんは死んでしまう

はがたかし「森のクマ王」56年

Hagat5506kuma
「小学四年生」4月号連載開始、毎号5P

デジタルデータを使いながら、残した複写資料を補っている
野呂新平「星の子」最終回を確認したのをきっかけにナ・ハ行の作家をあたっている
はがさんは戦前から動物絵で活躍する作家
人物絵がじみで、この動物話は生き生きしている
7月号しか読んでいなかったのを全容を見ると、前半が特によい

4月号
舞台はアメリカ西部
二匹の子熊と母熊が遊んでいる
5月号、牧場の者に母子が撃たれ、一匹の子熊が逃げる
6月号、狼と出会い、スカンクに追われる
7月号
アライグマの巣に入ろうとして追い返される
夜が明けお腹がすいた子熊は匂いのする木の穴に近づくが
リスが巣を守ろうと「どろぼう、どろぼう」と叫んで引き下がる
クマの足跡があるのでついてみると、川で知らないおじさん熊が無理に何か食べている
皮膚病をなおすための苦い薬草らしいが
かゆいとつらがるのを笑っていると思われおじさん熊に追いかけられる
8月号、川に落ちた子熊は牧場の親子に拾われる
9月号、飼い犬を見て驚く
10月号、蜂の巣を取って川に落ちるなどやんちゃな子熊
11月号、犬が来て、今度は木に登ってやりすごし、下で寝入った犬をぽかりとやる
12月号、納屋で食べ物を食べるので、父は山へ戻す
1月号、いのししと遭遇して逃げる
2月号、冬眠から覚め、大熊のこすり木に近づき追い払われる
3月号、夏になって一回り大きくなった子熊に狼も逃げる
兎を追ってきたピューマと吠え合うところで終了している

もう少し続くはずだったが、話がさえず次の学年までいかなかった様子
人間に拾われるまでの絵は緻密で美しいのだが

2017年9月16日 (土)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

Noro6212suzuran
12月号
父は少女がすずらんとそっくりで名前が自分が捨てた双子の片割れと同じ名前なのに驚く
総監の話を聞きながら、丸平は重吉事件にはできるだけ協力するというが
まるみが拾ったこどもであることは言い出せないでいる

ガメ松が青空先生たちを泊めたのはすずらんをおびき寄せる材料にするため
ガメ松の娘トラ子はクラスでもいじめっこ
すずらんがおとなしいのをよいことに言いがかりをつけてくるとまるみが憤慨していると
トラ子がやってきてくってかかる

板井太郎「白百合咲く頃」57年

Itai5705sirayuri
曙出版5月発行、130円、B6判128P
板井さんは曙出版に多く単行本を書き下ろしているが、ちょっと話がごちゃごちゃしているものがある
このころになると、板井レンタロウ流のすっきりした絵になってきて、話もまとまっている

主人公は父がいず、母が牧場に雇われている少女ひとみ
白ゆり牧場の主がかわり、東京から一家でやってきた金賀有三
意地の悪そうな男で、娘ヒス子が輪をかけていじわる
有三が使うごんぞーが山の材木運びまで牧場の者にさせる
子を産む牛にもひかせ、「のんびりおばさん」は死んでしまう
カキ平・くり助と ひとみはほおづき沼から百合を運んでお墓にささげる
その百合をヒス子がきれいだと持って行ってしまうので、反目するが
東京から遅れてやってきたヒス子の兄さんしんじはとてもよい人でみんなとも親しくなる

そんなある日、納屋から火が出て、付近にいたひとみが放火犯と疑われる
沼へ逃げてきたひとみは狼に囲まれ、熊撃ちのくまさんに救われる
犯人が落としたとひとみが出したナイフを見て、くまさんが牧場へ
みんなから聞き出すとごんぞーが持っているのを見た者がいる
金庫から50万円なくなっているのもひとみのせいにされたが
しんじが調べて、ごんぞーが前科三犯の悪者だとわかってごんぞーを問い詰める
窮したごんぞーはヒス子を人質にとって逃げようとする
ひとみがとびかかり、ヒス子を助けて、しんじがごんぞーを投げ飛ばしてとらえる
身を挺した行動にヒス子も感謝して、有三も反省して牧場の改善に乗り出す

2017年9月15日 (金)

野呂新平「ひとりぼっちのすずらん」62年

Noro6211suzuran
11月号
青空先生(医師重吉)が伊太郎を助けるが、前科者の刺青がある先生を泊めてくれる宿がない
今では議員になったガメ松が泊めてやろうという
そのころ、すずらんの屋敷に五井検事総長がやってくる
この人の強い押しで、すずらんの父(総監)は青空先生を有罪にしたのだった
重吉の事件を調べなおしているらしいが、無罪となれば総監も地位を失うと脅して去る
戻ってきた父総監は当時の刑事丸平が事情を知っていると、すずらんを連れる
お家を訪ねたすずらんは、丸平の娘がまるみだとびっくり

川田漫一「嘆きの舞姫」55年

Kawata55maihime
曙出版発行、130円、B6判128P
支那に使節として三年渡っていた、さくら城主の息子愛之助が戻って来る
その船で、愛之助は父が家老に毒殺された夢を見る
心配していると、船に家老の手のものが乗り込んで斬り合いに
そこへ嵐が起こり、船が壊れて愛之助は他の侍たちとともに浜へ打ち上げられた
大阪の金持ち田辺源エ門が野党はやぶさ団から財産を守るため武士を集めていて世話になる
はやぶさ団の襲撃は愛之助の活躍で退けられたが
娘の鶴代に身分を明かしたのを店の番頭が聞いていて、役所に通報
さくら城は家康に攻められ、今は家老が城主になっていた
役人に追われた愛之助は山へ入り、はやぶさ団のアジトへ行き着く
首領は豊臣方の翼友部之守で、妹峯菊も砦に身を寄せていた
はやぶさ団を組織して金を集めているのも、城を取り返すため
翼は自分の居城であったはやぶさ城を攻め、愛之助はさくら城を攻めることになる
軍勢が少ないので勝てるか心配な愛之助は、妹と芸人に化けて町をさぐる
祭りの最中、城では芸人を集めていると聞いて潜り込むが
正体がばれていて牢に入れられ、父母と牢で再会する
じいが猿回しになっていたので、猿に鍵を盗ませ牢を抜けるが
城の兵に見つかり戦うのは勢力が少ない
うまい具合に味方が攻め込んできて、元家老を天守閣で討ち取る

より以前の記事一覧